EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

プログレ三首脳とは何か

2016-10-31 16:31:57 | Emerson,Lake&Palmer関連
プログレ三首脳とは何か

ヤプミーさんのブログによると、
某ロック雑誌にプログレ特集が組まれたようです。

そのブログを見て、
早速ググッて見たところ、
表紙が出現しました。
特集記事のタイトルの上に「プログレ三首脳」という言葉を用いた表現が出てきました。

いかにもメインの特集であるという印象を受けましたので、
プログレを聴く人であれば、
書店で見つけたら、
思わず手にとってみた事でしょう。

私が考えるに、
いわゆる普通のプログレファンというのは、
プログレッシヴ・ロックと称される著名バンドのアルバムは、
一通り聴いていると推定されますし、
その中でどの著名バンドに最も惹かれるかは、
それぞれの嗜好によって分かれていくのだと思います。

そして、いつの頃からか、
プログレに関しては、
4大バンドとか、5大バンドとかいう呼称も生まれて来たのでしょう。

これなども、
ロック音楽の雑誌やあらゆるプログレバンドのアルバムのライナーを、
隅から隅まで読んだりしていれば、
誰が最初に4大バンドや5大バンドとつぶやいたのかも、
解る事もあるでしょうね。

いずれにしましても、
4大バンド、5大バンドとか、
あるいは昨年シンコーミュージックから発売されたTHE DIGでは、
言い方を替えて「四天王」と称している事もあります。

4大バンドが、「四天王」と言い方を替えて表現されているぐらいは、
プログレファンの共通認識として違和感はないと思われます。

バンドのデビューからの年月や現況を考えると、
遙か彼方の伝説になりつつも、
新譜をリリースしたり、新たな活動をしたりしている事もあって、
敬意を込めて「四天王」という言葉を用いたと受けとめています。

しかし、
今回の「プログレ三首脳」という言葉は、
なんだか、触れられたくない現実を突きつけられたような感じがしたわけです。

書き手の嗜好が三首脳を決めて特集記事を組んだのでしょうが、
プログレ書籍を企画する側であっても、
その企画内容から「EL&P外し」をしたいような方もいるようなので、
なんだか、それに近い感じを受けましたね。

仏事にあてはめると、キースの他界から一周忌も経たないわけですが、
これを機にEL&Pをプログレの傍流へと追いやる流れが始まっているのかも知れないです。

今後、三首脳という言葉が定着するようになってくれば、
今ここで言った事は、ただの邪推とも言えなくなりますね。

以上。
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マンティコアレーベルのハンソン

2016-10-28 11:36:51 | マンティコアレーベル
マンティコアレーベルのハンソン


帯付も含めてあまり出回っていない
本品物は美品を通常価格で入手
hansonについてはもう一本ぐらい書くつもり


マンティコアレーベルにまつわるものとして、
ビクターエンタテイメントさんがリリースした、
2007年に発売されたボックスがあります。

これには、3つのバンドのアルバムがそれぞれ2タイトルずつ、
そのまま収納されているという事ですが、
実際に手にとって確認をしていないので、
説明通りの品物なのかは解りません。

その販促広告を見ると、
マンティコアレーベルからは、EL&Pを含めて、
24枚のアルバムがリリースされていたようです。

このブログでは、
PFMとバンコとストレイ・ドッグは既に取り上げていますが、
ハンソンは初めてですね。

マンティコアレーベルからリリースされていた作品群に関しては、
ワーナーさんは、そのほとんどを国内盤としてリリースしていたようです。

PFMとバンコはプログレ愛好家の中では著名だと思われますが、
それ以外のバンドは、プログレでない事もあってか、
マンティコアレーベルからリリースされたという事以外は、
あまり多くの情報もないようです。

この国内アナログ盤の解説には、
3名のメンバーの略歴が紹介されているのですが、
中心メンバーである25歳のジュニア・マービン・ハンソンがオルガンを弾くようになった少年時代の事などが、かいつまんで述べられているのですが、
「ジミヘンの再来」と言われていたギターのプレイに関しては全く触れておりませんでした。

ちなみに、バンドのメンバー紹介には、22歳のキーボードプレイヤーを別に紹介しているのですが、
曲によってはジュニア・マービン・ハンソンがキーボードを弾いている場合があるかも知れないです。

解説の裏には4名の写真が載っているので、
1名の略歴が何らかの理由で、書くことができなかったとも考えられます。

一方、ディスク・ユニオンのマンティコア・ロック・ボックスの解説には、ハンソンは、4人組と記されていますね。

ググッてみると、このハンソンに触れてあるブログにヒットするのですが、
それによると、このアルバム「ハンソン・デビュー」はバンドのアルバムではなく、
ギタリストのジュニア・マービン・ハンソンのソロであるという記述もあります。

数ヶ月前に仕入れたCDを数回聴いてみたのですが、
味わい深さが増してくるアルバムで、
しつこく聴いています。

個人的には、あまり購買意欲をそそるようなジャケットデザインとは言えないと思うのですが、
こんな感じのデザインが好きな人もいるでしょうから、
あくまでも好みの問題ではあります。

聴いていると、Moogのソロが入ってくる曲があるのですが、
それはキースが貸したMini-Moogを使用しているようです。
海外の中古盤販売店の解説にそのような記述がありました。

以上。

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タルカス「ロックエイジ7帯盤」入札の戦いレポート!

2016-10-26 09:39:54 | EL&Pにまつわるオークション等について
タルカス「ロックエイジ7帯盤」入札の戦いレポート!

つい先日、なかなか熾烈なオークションの札入れが行われていました。

5年に一度出品されるか、されないかの、
タルカス「ロックエイジ7帯アナログ盤」ですね。

この「ロックエイジ7帯」に関しては、
ディスクユニオンさんの販促品として作られた、
ミニチュア再現帯を取り上げた事がありますが、
ロックエイジシリーズに選ばれているアルバムの帯に、
共通の「ロックエイジ7用紙」を貼り付けているという、
遣り方としては簡素なものですね。


四角の用紙の貼付の位置が、
全て統一されているかは不明


そのため、
「ロックエイジ7用紙」の貼付よって、
帯に記された邦題やアーティスト名が隠れてしまうという、
無茶苦茶ともいえる仕様になってしまうわけですが、
その無茶苦茶加減が70年代のロックな感じの象徴の1つかも知れませんし、
時代が経過すると、マニアにとっては、
1つの味わいに映ってくるのだと思います。

70年代の後半に、廉価盤を制作する際に、
シリーズの帯のデザインを統一しつつ、
それぞれのタイトルの帯を制作して販売していたワーナーさんの細やかな販売姿勢とは対称的ではあります。

最終的には、サインもの商品でないにも関わらず、
¥25,600-で落札されました。

入札に向かったのは、8名の方々ですが、
2万円を超えた時点で、争っていたのは、2名のみ。

3番目の方は、最終¥8250-で降りているので、
1体1の熱のこもった駆け引きとなったわけですね。

評価ポイント691の方が落札したのですが、
次点の方は、評価ポイント4820で、ストアでない限りは、
かなりのオークション玄人なのでしょうが、
最終札¥25100-で諦めたようでした。

「ロックエイジ7帯」という事で、
必ずしもEL&Pファン間での争いとは言えないところもありますが、

特殊な仕様の帯によって、
コレクターやマニアの中での付加価値があがっている事は確かです。

帯と言えば、
最近になって、トリロジーのアナログ銀帯付属盤が、
かなり安価でオークションで出品されるようになり、
お手頃価格で入手しやすくなりましたね。

以上。
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Ladies and Gentlemen SONY アナログ盤

2016-10-24 14:07:19 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
Ladies and Gentlemen SONY アナログ盤

これまで取り上げてみたSONYの制作のアナログLP盤は、

1.First fiveのピクチャーレコード5枚組
2.BRAIN SALAD SURGRERYのSUPER Deluxe Edition (薄目のボックス)
3.BRAIN SALAD SURGRERYのアナログ盤1枚組のちょっとした情報

でした。

CD時代になってからも、他国においては、
時々、アナログリイシュー盤が制作されており、
70年代のリアルタイムアナログ盤の他にも時々取り上げたりしていましたが、

リイシュー盤に関しては、

ファースト、
タルカス、
展覧会の絵
頭脳改革が、
よく制作されている印象があります。

上記の4枚に続くのが、
トリロジーですね。

いわゆる「良い時」時代にオリジナルが制作されたものが、
アナログリイシュー盤の対象となっていました。

一方、アナログリイシュー盤が全く制作されていないのが、
スタジオ盤としては、
ELP四部作以後のタイトルなのですが、
3面開きで採算が取れない事も懸念しているのか、
「レディース&ジェントルメン」のアナログリイシュー盤も、
制作されていなかったわけです。

そんな中、SONYは、意外にも、レディース&ジェントルメンのアナログリイシュー盤を制作してしまいました。

省略が好きなSONYにしては、斬新なチャレンジだったと思います。

レディース&ジェントルメンのアナログ盤ジャケットの色合いには、
2種類ある事を以前に綴っていますが、
SONYはイタリア盤のジャケットのようなマイナー色の方を制作しました。


左 SONY盤ジャケット
右 70年代米国盤ジャケット(デザインと色は英国と同じ)


また、このブログにおいては、プラケースCDのジャケットの、

「Welcome Back My Friends,to the Show That Never Ends~Ladies and Gentlemen」

のオリジナルの銀色の文字が白色になっている事にも
触れていますが、
アナログリイシュー盤において、SONYはタイトル文字を白色にしてしまいました。


上 SONY盤ジャケット
下 70年代米国盤ジャケット


結局、白色にすると、それに伴って、
ジャケットデザインの二重線の枠の色も白色になる感じですね。

意外にも、
ELPマークのエンボス仕上げは英国オリジナルジャケットを踏襲しておりまして、
SONYにしてはよくやった感じがあります。


SONY盤内ジャケットマーク部と
E部のインナースリーヴ


内ジャケットの文字部に挟み込むインナースリーヴは白色を用いています。

結局、SONYって、頭脳改革の内ジャケットもそうですが、
結果として「白色」にしてしまう傾向があったように思いますね。

トリロジー以後のBMGのアナログリイシュー盤3点セットが、
届きましたので、それを取り上げる前に触れておくべき事項として、
綴りました。

以上。

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音楽専科 1974年 7月号

2016-10-19 14:27:36 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
音楽専科 1974年 7月号



グレッグ・レイクがキース他界時に述べていた追悼の翻訳の中に、

「人生で最も良い時を一緒に過ごしました。」

という言葉があったように思います。

音楽専科誌のこの号も、
その時を象徴させるカラー頁が1枚あります。

1頁でありますが、
表紙をめくると半ページの目次の上に、
いきなりカールが出現します。



そして、
目次の半ページをめくると、
3人のステージの配置が解る写真が載っているという具合です。



当時の熱心はEL&Pファンは、

「なんだ!この1頁で終わりか!」

と思ったのかも知れないし、

頁をめくるなり、
本誌を携えてレジに向かった人もいた事でしょう。

私の中高生の頃は、
田舎という事もあったかも知れませんが、
中高生が、
小遣い銭から、一月(ひとつき)に、
ミュージックライフ誌と音楽専科誌の両方を買うという事は、
ほぼあり得なかった事です。

好きなミュージシャンが、
どちらに掲載されているかをよく見て、
どちらを買うかを決めている感じでしたね。

また、他に洋楽の情報誌が店頭にないという事もあり、
好きなミュージシャンが載っていなくても、
どちらかを購入して楽しんでいた覚えがあります。

(中学2年の秋ごろから、ザ・ミュージックという洋楽専門誌が、小学館から創刊されていましたね。
毎月の販売か隔月の販売だったかは、しっかりと覚えておりません)

ラヴ・ビーチの後になって、
ロッキンオン誌を田舎の書店でも見かけるようになりましたが、
それまでは、どの音楽誌のカラーグラビアでも、
必ず説明文が載っていたので、
ロッキンオン誌の説明無しカラーの頁は独特の印象がありましたね。

いずれにしましても、
私がEL&Pのカラー頁が掲載された音楽誌をリアルタイムで購入したのは、
1977年からです。

そのため、グレッグのいう「人生で最も良い時」に、1977年が含まれていなければ、
私は「良い時」には間に合わなかったという事になります。

私より後に熱心なEL&Pファンになった人には、
ラヴ・ビーチをリアルタイムで聴く事ができなかった方もいらっしゃるかと思います。
そう考えると、頭脳改革には間に合いませんでしたが、
1977年にEL&Pファンになれたのは本当に幸いでした。

以上。

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アット・ザ・ムーヴィーズ 国内初回盤

2016-10-17 16:14:46 | Keith Emerson洋画等映像音楽担当関連
アット・ザ・ムーヴィーズ 国内初回盤



このアルバムの輸入盤のCD盤面を1度だけ取り上げました。

数年ほど前から、
著名ミュージシャンの輸入盤CDで、過去のアルバムを紙ジャケットに収納し、
3枚組とか5枚組にセットして、箱に収めた品物が安価で発売されています。
EL&Pも現時点で入手可能な安価なライヴ3枚セットがありますね。

輸入盤の最初のアット・ザ・ムーヴィーズがリリースされた頃は、
3枚組なのですが、
薄目のプラケースにCDを収納し、
3つのプラケースを、薄い紙製の箱で覆うという仕様になっていました。

ビクターエンタテイメントさんも、
その仕様にならって、国内盤を制作したようです。

ザッと見た感じの箱の体裁は、
輸入盤も国内盤も、ほとんど同じだと思われます。

熱心なファンは、
ジムコから90年代に発売されていたホラー系の洋画のサントラ、
ポニーキャニオンの幻魔大戦のサントラ、
ビクターエンタテイメントさんのゴジラファイナルウォーズ等、
リリースされた時に、買い揃えていきます。

そのような中、
「ナイトホークス」だけは単品でCD化がされていなかったので、
国内において、その音源が初めてCD化されたのが、
このアット・ザ・ムーヴィーズという事になりますね。

国内盤は輸入盤よりかなり高い価格がついているので、
輸入盤を最初に手にしてしまうと、
「ハイ!次は国内盤ね!」
と気軽にカートに入れられるものではありません。

少し、余裕が出てきた時に、購入しようと思ったのですが、
既に廃盤になっておりました。

そうなると中古盤を探し求める事になるわけですが、
オークションなどでも、
最初から¥5,000-以上の価格を設定しているので、
おいそれと札を入れられるものではありません。

ファンとしては、
国内盤の解説の情報に、
如何に未知の内容が含まれているかを注視しているわけです。

今後、キースの口から最新のインタビューが出る事はないでしょうし、
版権の関係で日の目を見ていない未発表音源が今後出る事があったとしても、
未発表インタビューというのは、ほぼ、無いのでしょうから、
過去のインタビューのコメントを1つずつ拾い集めて行くしかない感じですね。

このアット・ザ・ムーヴィーズは、
初回盤が発売されてから、10年以上経過していないのですが、
キース他界後を含めて、取扱者が異なる国内仕様盤が、
2度ほどリリースされました。

追って、それぞれの違いも綴って行く予定です。

以上。

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2005年10月15日(土)キース・エマーソン・バンド、無事、来日!

2016-10-15 14:27:54 | Keith Emerson関連
2005年10月15日(土)
キース・エマーソン・バンド 無事、来日!




1990年代、
EL&Pは1992年と1996年に来日をしてくれました。

それから、数年して、グレッグ・レイクがEL&Pを離れた等の情報もあり、

「今後、EL&Pとしての来日は、ほぼ、ありえないのではないか」

と思っていたのでした。

キースは自らのバンドを作りたいとか、
ヤマハ主催の来日コンサートを予定しているとか、
80年代の末頃、インタビュー等でつぶやいてはいたのですが、
実現された試しがなかったわけですね。

そんなキース・エマーソンではありましたが、
自らのバンドを率いてツアーをやるようになったというニュースが入って来た頃、
来日公演も実現する事になりました。

大阪ブルーノートの前年のコンサートが、
中止になった経緯がありましたが、
この時はキースの体調がどうのこうのという事は、
あまり聞こえてきてはいなかったのと、
腕の手術後の経過は良好であると思っていたので、
ドタキャンを懸念する思いは微塵もありませんでした。

この日に購入した幾つかのグッズに関しては、
既に取り上げておりますし、
チケットが郵送されて来た時の青い封筒も、
既に取り上げていますが、
本日、2016年の10月15日も、
たまたま土曜日となりましたので、
チケット半券を取り上げてみた次第です。

ラウンドガールが曲目を記したプラカードを持って、
それぞれの曲の開始前に登場したところが、
ちょっと変わっていましたね。

キースは、
ファンサービスで、
コンサートの途中で、
何か日本語のローマ字表記の文字を読んだりしたのですが、
その時は眼鏡を用いていたので、
いつまでも若くはないのだなと思いました。

こういうのは、DVDが出たりしたら、
その時々のコンサートの特徴が出たりするので、
CDでは解らない部分も見えてきたりするので、
面白いと思いますね。

以上。

キースは他界してしまいまいしたが、
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AFFAIRS OF THE HEART COLLECTORS’ DOUBLEPACK

2016-10-13 10:47:58 | 「ブラック・ムーン / BLACK MOON 」
AFFAIRS OF THE HEART COLLECTORS’ DOUBLEPACK

2013年の11月に国内盤のマキシCD、
2014年の10月に米国のプロモ用CD、
2014年の11月にドイツ製のマキシCDを取り上げています。

本日取り上げるのは、英国製の2枚組マキシCDになります。

国内で発売されているマキシCDの2枚組というのは、
私の所持している国内ミュージシャンの製品を見ると、
CD+DVDという組み合わせになっています。

それが一般的であると思い込んでいるのですが、
この品物に関しては、2枚ともCDです。

収録されている演奏時間からすれば、
CD1枚に充分収録できるのだと思いますが、
それをわざわざ2枚組にしてしまうところで、
「COLLECTORS’ DOUBLEPACK」
という売り文句が生きてくるのでしょう。

ジャケットのデザインは、ドイツ製を除いては、
ブラック・ムーンのジャケットの一部を流用しているところは共通しています。


ペラ紙1枚が差し込んである
裏側には本品作成の所以が簡単に表記


国内盤は、英国盤とジャケットデザインは共通しているので、
CD盤のデザインも踏襲しているのではないかと思い込んでいたのですが、
全く異なったデザインになっていました。

CD盤面は、円の縁の側に沿って、収録曲を配置しており、
色違いになっていますね。


黄色盤収録曲
Affairs of the Heart
Better Days
A Blade of Grass
Black Moon



黒色盤収録曲
Affairs of the Heart
Black Moon
Fanfare for the Common Man
Jerusalem


Fanfare for the Common Manは、
アルバムヴァージョンではないのですが、
シングルヴァージョンでもないと思われますが、
きちんと比較していないので解りません。

以上。

キースは他界しましたが、
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High Voltage 2010 CD 国内仕様盤

2016-10-10 10:16:49 | 1990年以後に発売されたEL&PのライブCD等
High Voltage 2010 CD 国内仕様盤


赤丸はシールではなく、
デジパックに印刷されています
デジパックは、最近は2枚組でも3面開きを見かけるが、
見開き2面仕様


2010年にEL&Pが取りを務めた英国でのフェスティヴァルを音源としているCDです。

順序が逆になってしまいましたが、ビクターエンタテイメントさんの、
紙ジャケット盤の方をリリースされた頃に取り上げています。

当初、ディスクユニオンさんが、国内仕様盤として、
輸入盤に帯と解説をつけたものを発売してくれたわけです。

解説は、赤岩和美さんが書いて下さっているので、
国内仕様盤とは言っても、単なる帯付き盤ではなく、
きちんとした解説が入っています。

解説を読むと、
このHigh Voltage Festivalに限らず、
最近ではコンサートの終了後に、
その音源をCD-Rに焼いたモノを参加者に配るという、
参加記念とも言えるセット企画もあるようですね。

確かに当時のネット上のサイトでは、
ライヴ録音のCD-Rの注文を受付しており、
発売日が当日になっていたのを思い出します。
そもそも音源の収録日が発売日という事が、
何を意味しているのかよく解らなかったのですが、
技術の進化がもたらした新しい商法である事を知りました。

その時に、きちんとしたパッケージまで付属しているのかまでは、
解りかねますが、
音源としての「おみやげ」を頂戴できた事は確かなようです。
(送付先をサイト上に登録して近日中に送付という遣り方かも知れませんが)

本日取り上げたのは同じ音源をCD化して販売したものと思われます。

結局、この時の演奏が、
バンドとして公の場に登場した最後のものだったわけですが、
それでもバントのメンバーが生きている限りは、
本当の最後とは言えないと、
多くのEL&Pファンは、期待しないまでも、次の再集結演奏を願ってはいたと思います。

この時の演奏に関しては、
キースのミスタッチがどうのこうの、
グレッグの体調がどうのこうのという、
大手通販サイトでのコメントもあるわけですが、

参加した人達にとっては、本当の見納めになってしまいましたし、
参加しなかったEL&Pファンにとっても、
本当のラストコンサートとして心に刻まれる事となりました。

DVDと復刻ミュージックライフ付きのセットに関しては、
このブログを始めた頃に取り上げて、
ちょっとした説明を加えていますが、
(カテゴリーはEmerson,Lake&Palmerに入れています)

本当のラストコンサートになった以上は、
もっときちんとしたメモリアルボックスでも制作する事を望むわけです。

以上。

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Hang On To A Dream シングルレコード 西ドイツ盤

2016-10-07 14:41:51 | Keith Emerson THE NICE関連
Hang On To A Dream シングルレコード 西ドイツ盤

ドイツではEL&Pのシングルレコード盤も再発されたりしているので、
このナイスのシングルレコードが、初回盤かどうかは解りかねます。


レーベル面
IMMEDIATEの印刷の真ん中の下部が、
若干カットされている
ちなみにB面は丸穴スレスレに印字


このジャケットのデザインですが、
金庫あるいは机の引き出しが開いている状態の写真のようでもありますが、
その周辺に配管らしき物体もあったりして、
何を写しだしているのかよく解らない感じです。



リリース当時は、こんな一目見て意味不明な感じのデザインが、
流行っていたのかも知れません。

裏側に掲載されている、
数人のミュージシャンのレコードのジャケットには、
全てEMIの文字が入っていますね。



ImmediateとEMIとは、
この当時、何らかのつがなりがあるのかも知れませんが、
そうでなければ、
このシングルレコードをドイツで発売するにあたり、
Immediate側がEMIから広告掲載料をとって、
制作したとも考えられますね。

以上。

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WORKSの事を知っていた英会話教習所の先生

2016-10-05 10:57:21 | EL&Pにまつわる少年時代から20代の頃の思い出
WORKSの事を知っていた英会話教習所の先生

大学のキャンパスに英会話教習所への誘いで来ていた人達がいました。

大学の許可を経て、学食の隅の方に、
横断幕のようなモノを掲げており、
関心を示した学生をキャッチして、
説明をするという段取りのようでした。

学友は私のような田舎モノではなく、
東京都出身でしたが、
あまり英語が得意でないという理由と、
その教習所の授業料が安価だったので、
申込をしたのでした。

その時、
教室に通う事にした学友から私も誘われたのですが、
早朝に稼いでいる給与から、
何とかまかなう事ができそうだと判断し、
私も通う事を決めてしまったわけです。

特に英会話が出来るようになりたいと思っていたかは、
かなりアヤシイところがあります。

今にして思えば、本当に勢いですよね。

結局、途中で頓挫してしまう事になりましたけど。

教習の途中、途中で、ステップアップのための試験があって、
ほんの少ししか知らない単語を駆使して、
先生と話をしたりするわけです。

その中で、趣味とかを尋ねられた時に、
「music」とか返答をしていた際に、
好きなバンドとかグループの話になったのだと思います。

それで、
「Emerson,Lake&Palmer」
と返答したのですが、

「Oh! Emerson,Lake&Palmer is good group」

という応答が返ってきたのでした。

正直、ビックリしましたね。

日本に来ている英会話の先生が、
EL&Pを知っているとも思わなかったし、

しかも、
その先生が、

「PICTURES AT AN EXHIBITION」

のみならず、

「WORKS VOLUME 1」
のみならず、
「Piano Concerto No.1」

等を口に出したのには、
さらにビックリしたわけです。

その教習所にいた全ての英会話の先生が、
EL&Pを知っていたわけでもないでしょうが、
たまたま、その試験を担当された先生が、
知っていたのでしょうね。

その英会話も予習と復習をきちんとやっていれば、
発音はともかくとして、
簡単な会話ぐらいは出来るようになっていたかも知れませんね。

以上。

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書籍 聖夜 佐藤多佳子 2010年

2016-10-03 10:04:37 | 関連書籍Emerson,Lake&Palmer
書籍 聖夜 佐藤多佳子 2010年  



ご存知の方も多い事と思いますが、
私がこの小説の存在を知ったのは、
今年の春でした。

小説とかは、このところ、全く読むこともできない状態ではありますが、
気になったタイトルの小説を、
「将来いつかは読むだろう」という理由のみで購入したりはしない事にしています。
結局、将来も読まずに終わるかも知れませんしね。

現時点では、資金的には中古レコード等の買いだめだけで目一杯ですが、
EL&P関連事項が掲載された書物となると、
買わざるを得なくなります。

この小説も、その中に入ります。

ようやく、9月の始め頃に、
読み終える事ができました。

鍵盤楽器を弾ける人には、
ひょっとしたら突っ込みどころもあるのかも知れませんが、
それでも、EL&Pマニアであれば、
EL&Pやキースの名前も出てきますし、
物語の中での扱いも決して低いものではありません。

これが、中学生向けの課題図書というのが、
驚きでもあり、世相を反映しているのかも知れませんね。

私は小学校の時など、
読書感想文を書いて下さいと、
担任の先生が説明するのですが、
一体何を書く事が大事なのか、
全く理解できませんでした。

解らないので、
あらすじを書いてみたりしていたのです。

というより、
読書をして何かを感じるという感性が、
自分の中に全く育っていなかったのだと思います。

ところが、
中学2年になって、
それまではろくに読みもしない課題図書を、
たまたま夏休み中に読破する事ができ、
感じた事をそのまま書いて国語の先生に提出したら、
とっても良いので、
町の賞に応募するとか言ってきたので、
かなりビックリしたのを覚えています。

その受賞式を町の公民館でやる際に、
石川啄木の研究者の講演もあったのですが、
今でもそのおおよその内容は覚えておりまして、
とある短歌の中に、
啄木が折に触れてお世話になった女性、
あるいは人生の途次でご縁のあった女性を、
その歌には全て折り込んであるのだというものでした。

その時は、ただただ、研究者が言ったことを知識として、
頭に入れたに過ぎませんが、
自分の作品に人生の女性遍歴(?)のようなものを、
短い歌の裏に全て折り込み潜ませる事が出来た
啄木の天才性を紹介する事で、
啄木を讃えたいという主旨のものであったかも知れません。

キースのELP四部作のピアノコンチェルトには、
家が火事で焼けてしまったので、
その怒りが込められているという話があったように思いますが、
それなどは、本人がそのように言ったので、
受け取る側も、「そうだったのか!」と認識できたわけです。

一方、この啄木の研究者は、
文章の裏にある隠されたメッセージ、
あるいは、「遊び心」といったものを、
長年の研究から導き出す事が出来たわけですが、
たどり着いた研究の結果が、果たして本当にそうなのかは、
他界した作者に確かめる事は出来ずに終わったようです。

この「聖夜」という小説を読んで、
EL&Pを聴いてみようと思った中学生もいるかも知れませんが、
この小説の背景にあるものをさらに探ろうとしたら、
登場するクラシックの音楽も一通りは聴かなくてはいけないのかも知れませんね。

それはそれとして、
この小説を読んで、中学生が、一体、どんな感想文を書くのであろうかは、
全く想像ができないわけでして、
優秀と称された感想文を読んでみたいものです。

話がアチコチに飛びましたが、
EL&Pファンで、なおかつ読書好きの方は、文庫本も出ていますので、
購入して読む事をお勧めいたします。

以上。

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