EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

BRAIN SALAD SURGERY  CMRCD201盤

2016-01-30 15:35:59 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
BRAIN SALAD SURGERY  CMRCD201盤

2002年に英castleよりリリースされたプラケース入りCDですが、
SANCTUARYのマークも見えるので、
この時点で既に英castle 傘下のSANCTUARYでリリースをしたという事なのでしょう。

どうやら、トンデモ盤と呼称されているCDらしいです。

私はこのCDに関しては全く無知だったのですが、
キース・エマーソンファン専用掲示板に、
ベストCDに収録された「悪の教典#9第1印象PART2」の音について投稿した時に、
掲示板の先輩から教えていただいたのでした。


プラケース裏側


裏側番号部拡大


ジャケットは、
折りたたみ式
6つ折りで両面カラー
途中まで広げた状態


詳しい経緯はわかりませんが、
時系列で考えると、
まず、Rhino Recordsが、「プログレッシヴロックでは、初めて」と呼ばれている頭脳改革のDVDAudioを制作しました。

その時の音源を元にして、制作したCDという事になるようです。

そのため、長いこと、頭脳改革に浸って来たファンには、
やや驚きの音模様が展開していると事になるわけですね。

これもリイシュー盤の一つの在り方として捉える事もできますし、
「これはオリジナルの頭脳改革とは異なるので認められない」
という意見のファンもいるかと思います。

「悪の教典#9第一印象PART2」の間奏のキーボードのメロディーの展開が、
ちょっと異なっている等、細かい部分の違いもありますが、

私としては、

「アルバム恐怖の頭脳改革をグレッグ・レイクのヴォーカル強調ヴァージョンに仕上げた。」

というように感じますね。

「聖地エルサレム」なども、
「グレッグ・レイク フィーチャリング キース&カール」みたいな印象を受けます。

熱烈なグレッグ・レイクファンが、この「CMRCD201」盤を、
聴いた事がないとして、
入手して聴く事ができたら、
なかなかサードアルバムがリリースされない不満が、
少しは癒されるかも知れないです。

以上。

ランキングに登録をしています。
更新の励みになりますので、下記バーナーをPCからポチッとお願いします。
本ブログは、私自身のEL&Pに関連する思い出、所持物の観察日記、妄想、関連している品物の紹介等、EL&Pにまつわるアレコレを思いのままに書き綴っております。
世代を越えたEL&Pファンのちょっとしたお楽しみになればと思います。

にほんブログ村



FMレコパル 1992年 No.13

2016-01-27 13:00:38 | FM誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
FMレコパル 1992年 No.13



この時期のFM誌としては、既に「FMfan」を2冊取り上げていたと思います。

これらFM誌に関して以前、どこかで目にした傾向性として、

「週間FM」はジャズ系
「FMfan」はクラシック系
「FMレコパル」はポップス系とか
(「週間FM」と「FMfan」の傾向は記憶が曖昧なので逆かも知れません)

FM誌ごとに特徴を備えていたようです。
ただ、ジャズ系だからと言って、
それ以外の音楽に関しては取り上げないという事も無いようですし、
読者が勝手にそのように思っていたようなところもあるのかも知れないです。

また、売上が確保できなければ、内容の傾向も変わる事もあるでしょうから、
特にジャンルの垣根を設けずに編集をしていたとも考えられます。

この「FMレコパル」では、EL&P再結集の記事を取り上げていますが、
ポップス系と認識されていた「FMレコパル」とはいえ、
「FMfan」とは異なり、このようなモノクロの記事、1頁で終わっています。



この時期のインタビューの内容は、
取り上げている雑誌のどれもが、
おおよそ似たようなものなので、
あえて触れる必要もないのですが、

この記事は、冒頭から、あやしい記述が見られます。

著名なプログレバンドを列挙して、

「その中でも最もプログレッシヴなのは、EL&Pだった!」

なんて出だしで始まるのです。

そりゃ私はEL&Pが好きで、このようなブログを綴っていますが、
そんな事を書かれると、
このライターは、
「プログレッシヴ・ロックを聴いていない人か?」とついつい思ってしまいますね。


そして、
最後の方でキースが、

「おーい。寿司を持ってこい!」

とインタビュアーか誰かに言って、

カールが、

「英国で食べる寿司も美味しいけど、日本で食べる寿司は格段に美味しいんだよね。」

みたいな事を言ったので、
食べ物の嗜好まで一致しているので、
バンドの仲の良さを妄想するような
適当なまとめ方で、文章は終わります。

まぁ、それはそれとして、
EL&Pの再結集によるブラック・ムーンのリリースは、
誌面に取り上げるに値すると判断された事の証であります。

以上。

ランキングに登録をしています。
更新の励みになりますので、下記バーナーをPCからポチッとお願いします。
本ブログは、私自身のEL&Pに関連する思い出、所持物の観察日記、妄想、関連している品物の紹介等、EL&Pにまつわるアレコレを思いのままに書き綴っております。
世代を越えたEL&Pファンのちょっとしたお楽しみになればと思います。

にほんブログ村


スティル 紙ジャケットCD 国内盤

2016-01-25 11:44:08 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
スティル 紙ジャケットCD 国内盤


CD盤
レコード盤が光に反射しているようなデザイン


スティルの紙ジャケットCDに関しては、
水色ジャケットのSHM-CD盤を既に取り上げていますが、
こちらの方は国内で初めてのCDという事になります。

帯を見ると、世界初CD化との記載がありますね。
世界初CD化という事は、
日本初CD化であり、
初めてのCDが紙ジャケットとしてリリースされたという事になりますね。

但し、2014年に取り上げた、
プラケース入りで、水色のジャケット、
レーベル名もナンバーも表記されていない、
私家盤と思われるCDがありまして、
そちらの方が先にリリースされていたとも考えられます。

ビクターエンタテイメントのEL&Pの90年代の紙ジャケットCDは、
ワーナーのアナログ国内盤のジャケットを模倣していましたので、
このピートの紙ジャケットも、それに準じたものになっている感じです。


ツルツルじゃない和紙風


帯部拡大

リリース年は、1999年ですので、
ちょうど、EL&Pがバンドとしての実質的な活動をしなくなっていた頃になりますね。

グレッグの声も入っているので、
CD化を待っていたEL&Pファンもいたと思いますが、
意外とCD化が遅かったとも言えますね。

この時に、
アナログ時代にマンティコアレーベルからリリースされていた一連のアルバムを、
紙ジャケット化して発売したようです。
バンコ、PFMなどと共に紙ジャケット化されていますね。

一目でわかる特徴としては、
EL&Pの90年代にリリースの紙ジャケットCDと異なり、
「被せ帯仕様」ではなく、「たすき仕様」にしています。
「被せ帯」だと背の部分日本語でタイトルが入るのですが、
「たすき帯」だと、背表紙を覆う部分が無くなります。

そのため、
洋楽アルバムの紙ジャケットの場合、
背表紙は、英語表記のみがほとんどなので、
立て掛けて収納すると、国内盤か輸入盤かの区別が付きにくくなります。

但し、番号で見ると日本のビクターエンタテイメントであるとすぐに解りますけどね。

それにしても、
ピートもグレッグもソロアルバムを出すとか言って、
なかなか、形として現れて来ないミュージシャンです。

仮に、ピートとグレッグがタッグを組んでアルバムを制作したにせよ、
2人の過去の栄光に押しつぶされないほどのアルバムが出来るかというと、
何とも言えないところもあります。

以上。

ランキングに登録をしています。
更新の励みになりますので、下記バーナーをPCからポチッとお願いします。
本ブログは、私自身のEL&Pに関連する思い出、所持物の観察日記、妄想、関連している品物の紹介等、EL&Pにまつわるアレコレを思いのままに書き綴っております。
世代を越えたEL&Pファンのちょっとしたお楽しみになればと思います。

にほんブログ村


ライヴベスト盤 POMP AND CEREMONY その2

2016-01-21 08:53:26 | EL&Pのベスト盤等
ライヴベスト盤 POMP AND CEREMONY その2


「その1」は2ヶ月前に書いていたのですね。

もともと、スリーヴケース入りなのに、
スリーヴケースが付属していないという品物を取り上げたのですが、
その後、スリーヴケース入りの品物を手に入れる事ができました。

同じ品物には手を出さないようにしているのですが、
その1で取り上げたスリーヴケース無しの品物より、
破格で売り出されていたのでカートに入れました。

手にしてみたら、
プラケースのスリ傷もなく、状態が良い。

こういう事がたまにありますね。

スリーヴケースの表側はアルバム名で検索すると出てきますので、
裏側を載せてみます。



そして、DISC1はこんな感じ。



見慣れている衣装と格好でありますが、

知らない人が見たら、
一体何をやっているのかという事でございます。

「なんで、鍵盤のフチのあたりに足が乗っかっているの?」

この疑問を解消するために、
今だと、ネットで調べたりしていくのだと思います。

オルガンを弾くだけでなく、
オルガンに乗る男。

今にして思えば、
このオルガンに乗るというパフォーマンスを知った事も、
キースにしびれた要因だったとも思いますし、
演奏とは直接関係のないパフォーマンスであるが故に、
印象に残るともいえます。

(オルガンの鍵盤のフチあたりに、片足をかけて、演奏する方は、キース以前にもいたようですね。)

蛇足ですが、先日、ある国内の著名バンドのギタリストが、
実はエアギターであったというエピソードをテレビ番組で公開したようですが、
(このブログでもそのバンドのCDを取り上げていますけどね。)
もし、また、ツアーをやる時には、どうするつもりなのでしょうね。

ステージ上で、キーボードプレイヤーが2人という形で演奏をしていた事もあるようなので、
キーボードプレイヤーが2人いるというスタイルをとるのかも知れないです。

以上。

更新の励みになりますので、下記バーナーをPCからポチっとお願いします。
本ブログは、私自身のEL&Pに関連する思い出、所持物の観察日記、妄想、関連している品物の紹介等、EL&Pにまつわるアレコレを思いのままに書き綴っております。
世代を越えたEL&Pファンのちょっとしたお楽しみになればと思います。

にほんブログ村


湯川れい子氏の心の琴線に触れなくなったELP

2016-01-16 16:38:19 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
湯川れい子氏の心の琴線に触れなくなったELP
ニューミュージック・マガジン 1976年5月号




以前、キース・エマーソン・ファン専用掲示板に、
湯川れい子氏が、
エマーソン、レイク&パーマーに関して、
心に響かないアーティストとして論評していたような事に触れた書き込みがありました。

これはちょっとショックであり、
湯川れい子氏が、一体、いつ、どこで、そのような事を述べたのか、
ずっと気になっていたのですが、
一昨年あたりに、それが書かれている雑誌をようやく見つける事ができました。
ちなみに入手したのはごく最近の事です。

なんと、このニューミュージック・マガジン誌上で、
述べていたわけですね。

ニューミュージック・マガジンと言えば、
鈴木慶一氏のEL&P評にまつわる話を、
2つほど、このブログで、思い出と共に取り上げているのですが、
時系列的には、
湯川れい子氏の論評が先ですから、
鈴木慶一氏が、EL&Pをブッタ切る以前の話という事になりますか。

この湯川れい子氏の論評ですが、
「私ほどEL&Pの展覧会の絵を聞いた者もいないだろう」
という感じで始まります。
とても気に入っていて、EL&Pの展覧会の絵を携えて、国内を飛び回り、
その宣伝に一役買ったぐらいであったわけですが、
この論評の時点では、EL&Pの音楽は全く心の琴線に触れなくなり、
もうターンテーブルに二度と乗せる事はないだろうという言葉で結ばれているわけです。
(最後に、それでも、生のコンサートに接する機会があれば見に行くとは言っておりますけどね。)

EL&Pの演奏技術、そのアルバム等について、とてつもなく絶賛しているのですが、
それを越えて、心に響くものが無いと、ニール・ヤングの音楽との比較から言い切っています。

以上のような事を、
「ELP四部作」の発表以前に、何のてらいもなく、述べられていた事を知る事ができました。

この論評は、あくまでも、湯川れい子氏の個人的な感覚に基づいて、
率直な意見を言っているに過ぎないので、
音楽評論家の一つの感想と言ってしまえばそれまでです。

しかし、中学生の時の私でさえ、湯川れい子氏の名前は存じておりましたので、
とりわけ洋楽愛好家の中での知名度の高さは群を抜いているはずですから、
熱烈なEL&Pファンであれば、この論評を読んでさぞかしショックを受けた事でしょう。
テクニックやアルバムそのものを誉めちぎっている分だけ、
「心の琴線に触れない」という言葉が余計に際立っている感じです。

「EL&Pは底の浅いバンドなのだ!」
と言っているようにも受け取れますね。

湯川れい子氏にとって、
EL&Pが心に刻印すべきアーティストではなかったというだけの話なのでしょうが、
彼女に言わせれば、
EL&Pの爆発的な人気が衰退したのも、
多くの洋楽ファンが彼女のように思っているからだと言う話になるでしょうね。

以上。

更新の励みになりますので、下記バーナーをPCからポチっとお願いします。
本ブログは、私自身のEL&Pに関連する思い出、所持物の観察日記、妄想、関連している品物の紹介等、EL&Pにまつわるアレコレを思いのままに書き綴っております。
世代を越えたEL&Pファンのちょっとしたお楽しみになればと思います。

にほんブログ村


レディース&ジェントルメン Rhino Records盤のジャケットの特徴

2016-01-12 11:00:48 | 「レディーズ&ジェントルメン/Ladies and G ~」
レディース&ジェントルメン
Rhino Records盤のジャケットの特徴


Rhino RecordsのCDに関しては、幾つか取り上げて来ましたが、
今日は、邦題「レディース&ジェントルメン」を取り上げてみたいと思います。



下地の色は、ヴィクトリー盤と同じ、
またまたモヤッとしたね


これまで取り上げて来た、
「レディース&ジェントルメン」の幾つかのCDのジャケットですが、
アナログ時代のレディース&ジェントルメンのジャケットを、
プラケースCD内に収納した時に、
EMERSON LAKE & PALMERのバンド名が、
向かって右上方から流れてくる箇所が、
枠からはみ出しているか否かというところが、
素人目に見ても解る違いとしてありました。

さらに見ていくと、
「welcome back, my friends, to the show that never ends~」
の文字の色ですが、
アナログ盤ジャケットの銀色文字とは異なる白文字のケースがあるというのも、
特徴の一つでした。

Rhino Recordsは、この文字を白文字にしました。



こうしてみると、
Rhino Recordsは、
「WORKS Volume 1」を真っ白なジャケットにし、
「LOVE BEACH」の文字も真っ白にしていますし、
結果として、「白くするのが好き」な傾向性があったと見るべきでしょう。

このアルバムタイトル、邦題「レディース&ジェントルメン」なのですが、
海外でのタイトルは、
「welcome back, my friends, to the show that never ends~ Ladies and Gentlemen」。

ジャケット内での文字が小さいとはいえ、アルバムタイトルであるにも関わらず、
オリジナルジャケットの文字の色を変更してしまうケースがあるという事ですね。

以上。

更新の励みになりますので、下記バーナーをPCからポチっとお願いします。
本ブログは、私自身のEL&Pに関連する思い出、所持物の観察日記、妄想、関連している品物の紹介等、EL&Pにまつわるアレコレを思いのままに書き綴っております。
世代を越えたEL&Pファンのちょっとしたお楽しみになればと思います。

にほんブログ村


RIDE THE TIGER 雑感

2016-01-06 16:41:05 | Greg Lake関連
RIDE THE TIGER 雑感

本年も宜しくお願い申し上げます。

キース・エマーソン・トリオのCDをネタに少し書いたので、
こちらの方も少し書きますね。


CD盤

一言でいうと、

このCDは、

「新鮮味を欠きながら、あっという間に終わる」

という印象です。

本CDには、エイジアやEL&Pで使用された元の曲も入っており、
グレッグのアンソロジーや、
未発表音源の寄せ集めアルバムに収録された曲もあります。

アンソロジーの「フロム・ザ・ビギニング」に収録された
「 MONEY TALKS」

エイジアのアルバム「アクア」で使用された、
「LOVE UNDER FIRE」

ブラック・ムーンで使用された
「AFFAIRS OF THE HEART」

フロム・ジ・アンダーグラウンド Vol.2
に収録された、
「CHECK IT OUT」
「BLUE LIGHT」

となると、
残った曲は、
「STREET WARS」
となるわけですが、

ひょっとして、
この曲の歌詞はタイトルが同じである、
「In the Hot Seat」収録の10曲目と同じかも知れないですね。

「LOVE UNDER FIRE」は、
ヴァージョン違いで2曲入っています。

この曲は、
EL&P時代のグレッグのソロ曲と比べると、
それほど惹かれるわけではないのですが、
このプロジェクトで制作した曲の中では、
かなり良い出来なのだなと思いました。

「AFFAIRS OF THE HEART」は、
ブラック・ムーン収録時に、
歌詞が加えられて、曲の展開が少し異なっています。

キースのアルバム、「CHANGING STATES」に収録された、「Another Frontier」は、
「CHANGING STATES」とタイトルを変えてブラック・ムーンに収録されたわけですが、

この「AFFAIRS OF THE HEART」も「Another Frontier」と同様、
ブラック・ムーン収録時には、とても洗練された作りになっている感じがしますね。

こうしてみると、
「RIDE THE TIGER」ネタは、
あちこちで切り崩されて収録され、
それが一段落したので、
満を持して、一つにまとめて、発表したという事になりますかね。

収録時のグレッグとジェフリーのツーショットの1枚もあれば、
ちょっとは味わいもありますが、
デジパックのジャケットは、
どこかの岩壁に描かれた壁画調のデザインのみで仕上がっています。

まぁ、この岩壁からちょっとずつ削って、
それぞれアルバムにネタを持ち込んだという事なのでしょう。

以上。

更新の励みになりますので、下記バーナーをPCからポチっとお願いします。
本ブログは、私自身のEL&Pに関連する思い出、所持物の観察日記、妄想、関連している品物の紹介等、EL&Pにまつわるアレコレを思いのままに書き綴っております。
世代を越えたEL&Pファンのちょっとしたお楽しみになればと思います。

にほんブログ村