EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

センス・オブ・ワンダー シングルレコード

2022-09-30 09:18:44 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
センス・オブ・ワンダー シングルレコード

「センス・オブ・ワンダー」に関しては、
確か、CDを2枚、
真・幻魔大戦のイメージアルバムCDを1枚、
取り上げています。

シングルレコードを取り上げるのは初めてですね。

そもそもシングルレコードが発売されていた事は、
ネットをやるようになってから初めて知ったわけです。

「センス・オブ・ワンダー」名義で、
音楽ショップに流通していたオリジナルアルバムは、
80年代にリリースした「シンフォビート」と「アクアプラネット」なのですが、
それぞれのアルバムからシングルカットをしていたわけです。

「シンフォビート」からは「Rain」、
「アクアプラネット」からは「7 1/2 (SEVEN HALF)」が、
それぞれシングルカットされていました。




ペラ紙ジャケット



レーベル面
受け取るまで見本盤とは知らず



ペラ紙ジャケット



レーベル面
こちらも見本盤

特に「7 1/2 (SEVEN HALF)」に関しては、
全く知らなかったのですが、
ペラ紙ジャケットを見ると、
A面、B面(DUNE)の2つの曲ともCMに使用されていたようです。

「7 1/2(セブンハーフ)」は「東京IGIN」CFイメージソング、
「DUNE」は「昭和シェル石油」CFイメージソングとの事。

また、シングルレコードにはなっていないと思われますが、
「アクアプラネット」に収録されているインストの勇壮な楽曲が、
ホンダの車であるアコードのCMに使用されていたのは記憶しています。

CMの映像と合っていてとてもかっこよかったですね。

当時は、「えぇ!こんな車のCMに使用されるなんて、すごいや!」

と思いながら見ていました。

このシングルレコードを入手した事で、
レコード会社が、
少しでも「センス・オブ・ワンダー」の知名度をあげようとしていた痕跡を知る事ができました。

以前にも触れたような気がしますが、
アルバム「アクアプラネット」収録の楽曲は、
とてもポップだと思っていたので、
聴きやすいとは思っていました。

これはあながち間違った受け止め方ではなかったようで、
社員寮で同室だったロックが好きな先輩と、
仕事終了後に夕飯を食べるために車で外に出た時に、
ちょうどリリースされたばかりの「アクアプラネット」を、
カセットに録音したのを流していたのですが、

「もっと、もっとプログレしていてコッテリしているのかと、
思っていたけど、意外と聞きやすいのだね。」

という感想を頂戴しました。

今にして思うことは、
その方は、「ザ・フー」とかも聴いていたので、
シンセの音も違和感なく響いたのでしょう。

ただ、秋田に戻ってから、
洋楽はビートルズぐらいしか聴かない、
同年の音楽ファンと車の中で聴く機会があった時は、
普段聴いている音楽とは全く異質のモノを感じたようでしたね。

「なんだこれは!」

と言われてしまいました。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

「プはプログレのプ」は聴けないまま終わりそう

2022-09-28 09:14:00 | EL&Pのロゴについて
「プはプログレのプ」は聴けないまま終わりそう

HNK・FM放送の特番で、
「今日は一日、プログレ三昧」
という特番が流れたのは、
2010年の事でありました。

これは、HNK・FM放送の「今日は一日○○三昧」という特番企画の一つであったようなのですが、
私の知っている限りでは、4度目まで続いていたわけです。

2010年8月8日(日)午後0時15分~翌日午前1時
「今日は一日“プログレ”三昧!」

2011年10月10日(月・祝日)午後0時15分~午後10時45分
「今日は一日プログレ三昧再び」!

2013年9月23日(月・祝日)午後0時15分~午後10時45分
「今日は一日“プログレ”三昧3」

2015年9月21日(月・祝日)午後0時15分~午後10時45分
『今日は一日“プログレ”三昧 The4th』

番組の放送の間に夕方のニュースがあったりするのは共通しているのですが、
開始時間は同じでも、第1回目だけは、翌日の午前1時までだったようです。

主なリスナーの年齢層を考慮したのか、リアルタイムで夜通し聴くのは、
体力的にきついという判断がされたのかも知れません。
2回目からは、午後10時45分に終了する事にしたようですね。

私の場合、祝日というのは出社日なのですが、
社用で外にでる事もありましたので、
いずれも、ところどころ、聴いたりする事はできました。

クリス・スクワイヤが他界された年である、
2015年の『今日は一日“プログレ”三昧 The4th』を最後として、
特番は無かったように思いますが、
翌年は、キースとグレッグの他界、翌々年はジョン・ウェットンの他界と、
プログレの重鎮の他界が毎年のように続いている事が、
関連しているのかとも思っていましたが、本当の理由は解りません。

それぞれの番組にタイトルとタイトルロゴがありました。

長いことプログレファンをやっている方々にとっては、
一目見て解るロゴですね。



初回



「再び」のコレは、このバンドのジャケットを
つぶさに観察はしていないけど、
「究極」だと認識できた
やはり10代に見た画像は脳裡に刻まれると実感



3度目で別のアルバムを持ってくるのかと思ったら、
ロゴの仕様だけ「3」に取り込んだようです



これは言わずもがな
企画デザイン担当がこのバンドを好きだという事は解る

先日、放送された「プはプログレのプ」は、プログレ三昧の後継特番と位置づけしてよいのかも知れませんが、
基本の「プログレロゴ」を継承しつつ、新たなデザインが加わりました。

「イエス」以外の要素が加わったわけですね。



基本は踏襲



前後に他のバンドの要素をちょいと入れる

これを考えられた方に感謝いたします。

残念ながら、23日の夜は、家内が仕事で不在で、
母の世話もあってラジオを聴く余裕は無かったのですが、
番組終了後のブログやレポート等を読ませていただくと、

プログレ三昧からずっとパーソナリティーを続けていらっしゃる山田さんが、
「聖地エルサレム」が本当に好きだという事は解りましたし、

満を持して登場した感のある難波弘之さんが、
やはり「PFM」を押している事を再確認しました。

難波さん登場を勝手に祝して、
「SOW」のシングルレコードを取り上げようと思いましたが、
本日は、番組のタイトルロゴだけに注視して、
「SOW」は、次にしたいと思います。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

プレイヤー誌 1994年 10月号

2022-09-22 16:32:45 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
プレイヤー誌 1994年 10月号



表紙

「イン・ザ・ホット・シート」から、
28年も経過したのか

多くのEL&Pファンは、
「イン・ザ・ホット・シート」の音に肩を落とし、
このプレイヤー誌に掲載されていた、
グレッグ・レイクとキース・エマーソンのインタビュー記事を、
目を皿のようにして読んだと思います。

インタビュー記事は、
「イン・ザ・ホット・シート」がリリースされて間もない事もあり、
グレッグは、アルバム全体に対して、
すこぶる肯定的な考えを述べています。

「これはビッグなアルバムだ!」

と考えているようです。

一方、キースですが、
レコーディングの作業自体は、
良いモノを制作しようとして、
真摯に取り組んだわけですが、
自分の意見が多数決で通らず、
途中からどうでもよくなったような事を述べています。

結局、思い通りの音楽を作るには、
ソロアルバムしかないという事に落ち着いたようでした。

出来上がったアルバムを批判したりはしていないものの、

「新・ラヴ・ビーチ」と位置づけ、

「評価は聴いた人達が決める事」としていました。

キースとしては、EL&P再集結に到る経緯から
自分名義のバンドでアルバムをリリースする困難さも、
体感しているので、
このアルバムで思い通りの事が実現していないにせよ、
EL&Pというバンドが存続している以上は、
ファンが求める音楽を作る機会は訪れる可能性はあると、
思っていたのでしょう。

グレッグは「EL&Pは組織的」とどこかで語っていましたが、
このアルバムに関しては、
キースのインタビューを読むと、
プロデューサーの意見を踏まえつつ、
スタッフとメンバーを合わせた多数決で決めている事もあったようなので、
そのような在り方を「組織的」というのであれば、
そうなのでしょう。

結果としてアルバムは売れなかったので、
この路線はバンドにとって経済的な利益をもたらさず、
継続しても仕方がないという事はハッキリしました。

しかし、その後は、キースとカールの、
「グレッグをプロデューサーに据えたくない」という意見が勝り、
次のアルバム制作ができないまま時間は経過し、
「イン・ザ・ホット・シート」は、
最後のスタジオアルバムになってしまいました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

THE NICE ALL THE BEST

2022-09-19 10:50:39 | Keith Emerson THE NICE関連
THE NICE ALL THE BEST

1999年にリリースされたナイスのベストCDです。

このアナログ盤を取り上げた時には、
ドイツ盤でカラーレコードという事以外は、
あまり気にとられていなかったので、
レーベル面のマークが、
雄鶏を意味したアトミック・ルースターを表現しているのだと、
漠然と思い込んでいたのですが、
これはドイツのハンブルグにある、
「REPERTOIRE RECORD」というレーベルのマークだったようです。

ジャケットはML誌に掲載されていた、
この写真を元にしてデザインされていますね。



肖像画に見えるような感じで、
元の写真を処理しているようです
リーの顔の向きが異なっており、
ブライアンの顔の傾きも微妙に異なっているので、
連写で何枚か撮ったのでしょう

プラケースの裏側は、
4人ナイス時の写真
最終的には3名のバンドでしたが、
音源は4名のモノも含まれているので、
妥当な選択ともいえます



プラケース裏側

CD盤面はとても鮮やか
ナイスのCDでこういう色のはあまり見た事がないですが
アナログ盤のジャケットでは、
濃いピンク色の品物は存在しています。



CD盤面

全般的な印象としては、
このレーベルは、
きちんとした製品を作ろうとする姿勢が見える感じです。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

マンティコア・ロック・ボックス 解説書

2022-09-16 16:42:25 | マンティコアレーベル
マンティコア・ロック・ボックス 解説書

「マンティコア・ロック・ボックス」に関しては、

こちらは、ボックス内に収納されていた解説書です。

割と厚めなので、背表紙もあるブックレットになっています。



表紙と裏表紙を除いて、
全55頁
その多くは歌詞とその翻訳に頁を費やしています

音楽評論家の片山伸さんが解説を担当しています。

マンティコアというのは、
EL&Pの最盛期に作られたレーベルである事は、
プログレファンであれば誰もが知っている事なのですが、
誰がどのような形で関わって、
アーティストを発掘していたのかというところまで、
言及したりしているのは、
国内においては、「ストレンジデイズ誌」と、
この解説書のみではないかと思います。

マンティコアレーベル時のアーティストですが、
プログレファンには良く知られていている、
「PFM」とか「バンコ」あるいは「ピート・シンフィールド」とかは、
ビクターエンタテイメントでも、
単品の紙ジャケットCDをリリースしていました。

これらのアーティストは、
品物によっては、シングルレコードのジャケットサイズの、
「プラチナSHM-CD」になっているタイトルも、
幾つかあるようでした。

それ以外のロックとしては、
「ストレイドッグ」のファースト以外は、単品でのCD化は、
ほとんど為されていなかったようです。

(精査はいたしておりません。)

ただ、このブログでもアナログ国内盤を取り上げている、
「ハンソン」のファーストとかは、ストレイドッグのファーストに匹敵するような、
良質なサウンドであると私は思っていますので、
ビクターエンタテイメントさんとしても、
アルバム単品のリリースまでは踏み切れないまでも、
マンティコア・ロック・ボックスを制作してセット販売をする事で、
EL&P関連物マニアが購入するであろう事を目論んだとも言えますね。

追って、続きのレポートを、そのうちに書く予定ではありますが、
基本的には、マンティコアの運営とアーティストの発掘に関わっていたのは、
グレッグ・レイクとスチュワート・ヤングのみとの事。

とは言っても、「バンコ」のレコーディングの時は、
キースも立ち合っていたようなので、時間がある時は、
アーティストのフォローもしていたようではあります。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

「SINGLES」を受け取る

2022-09-12 09:59:29 | Emerson,Lake&Palmer関連
「SINGLES」を受け取る

発売予定日がやや延びていたシングルボックスセット「SINGLES」。

11月10日に帰宅したら届いておりました。

いろいろとあわただしかったので、
昨夜、開封してみました。



このレインボウカラーに写っている部分はシルバー色ですね
ファンファーレボックスと同じで、
ブラックをベースにシルバー色



シュリンク上のシール



パッケージ側面



パッケージ上部

パッケージの仕様は、
告知映像ではハッキリと解らなかったのですが、
菓子折箱仕様でした。
ファンファーレボックスと同じですね。

このパッケージのデザインの意味するところは、
よくわからないのですが、
これだけ、シルバー色の部分が多いと、
傾けたりする度に虹色に輝く事は確かです。

それだけが狙いだったのかもね。

パッケージを観察しただけで、
私が知らなかった情報も含まれておりましたので、
追ってレポートしたいと思っています。

それにしても、このような企画ボックスが出てきたとなると、
今後のマニア向けの企画モノは、
本当にアイデア次第だなと思ったりします。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

I Believe In Father Christmas 2022年盤

2022-09-07 14:31:57 | Lake&Sinfieldによる夢みるクリスマス関連
I Believe In Father Christmas 2022年盤

ついこの間、ホワイトレコードが発売されたと思っていた、
グレッグの「I Believe In Father Christmas」。

今年の10月28日にアナログ盤が発売されるとのメールを受け取りました。



通販サイトより頂戴した、
ジャケットになるかも知れない写真

収録曲は、

1. Believe in Father Christmas 
(2017 - Remaster)             

2. Humbug      

3. Closer to Believing 
(Final Version, Recorded in 2016)
              
4. I Believe in Father Christmas
 (Instrumental Version)

となっており、
LPレコードとの表記がありますが、
ホワイトレコードと同じサイズのモノかも知れません。

マニア狙いなのでしょうか価格がとても高いです。

¥3800-から¥4000-の価格になっています。

4曲目が今回の売りという事になりますかね。

最近はカートに入れるのも躊躇するようになりまして、
購入していないリイシューアナログ盤が幾つかあります。

「展覧会の絵」のホワイトレコードとか、
「トリロジー」のピクチャーレコードとかね。

これは、ジャケットも新装ではあるので、
関心はありますが、なんで、こんなに高いのでしょう。

これは悩みますね。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

Affairs of the Heart CD 米国 プロモ盤 告知シール付 2

2022-09-06 11:14:01 | 「ブラック・ムーン / BLACK MOON 」
Affairs of the Heart CD 米国 プロモ盤 告知シール付 2



ジャケット

昨年の5月に取り上げた「来日告知シール付」の別ヴァージョンになります。

リンク先の自分のブログで、シールの告知間違いをレポートしておきながら、
ブログの内容も、9月14日(月)を9月15日(月)と間違って書いております。


こちらの告知シールは、公演会場の訂正が為されていますので、
後から気がついて訂正したヴァージョンという事になるかと思います。



告知シール

1992年は、バンドとしての初来日から、20年目でした。

今月は、その2度目の来日から、30周年という事になりますね。

だからと言って、
日本では何もあるわけではないのですが。

1992年、
今の勤務先に勤務しておよそ1年ちょっと経った頃、
平日の2公演を見るために、

「都内の友人の結婚式」とか言って休みました。

「仏滅」が入っているなんて思いもしなかった。

一般的には「仏滅」に結婚式はやらないのでしょうが、
僧侶の友人もいたりするので、
適当に嘘をついたとは思われず、
善意に解釈してくれたようです。

11日(金)の東京厚生年金会館の公演終了後、
夜行列車で秋田に戻るつもりが、
前もって切符を購入していなかったため、
当日の切符が取れず、
土曜日の朝一番の新幹線に乗る事にしました。
(盆正月ではなかったので油断をしていたわけです。)
帰宅してすぐに会社に向かったように思います。

現在、来日中のイエスの存在を、
ちょっとうらやましいと思いつつ、
このCDの告知シールを見ながら、
当時の事を思い出した次第。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

インフェルノ 英 テストプレス盤

2022-09-03 14:13:32 | Keith Emerson洋画等映像音楽担当関連
インフェルノ 英 テストプレス盤

実はこの品物、
購入時には写真等は全く無くて、
説明事項にプロモ盤とだけ記されていました。

海外のキースのサントラのプロモ盤は、
1枚も所持していなかったのと、
価格も安かったので、
求めてみました。

受け取ってみたら、
プロモ盤ではなくテスト盤だったというわけです。



ジャケットは白色の厚手のスリーヴ
その上に薄手のペーパースリーヴをのせて撮った
スリーヴの片側は斜めカットしてあるのですが、
なるほど、この方が、盤を取り出しやすい



ジャケット上部に手書きのアーティスト名と、
レコード番号のスタンプ



薄手のスリーヴの下部



レコード盤全体
レーベル面には落書き等もなし



写真には写りませんでしたが、
この文字の下にレコード番号も彫られています

ご覧のように、テスト盤は、
おおよそ、こんな感じなので、
見た目で楽しませる要素というのは、
ほとんどありません。

もし、これが、EL&Pの70年代のテスト盤であれば、
「ファースト」から「レディース&ジェントルメン」までは、
例外を除けば、万単位の価格で取引されるのかも知れません。

但し、EL&Pのメンバーの個々のアルバムとなると、
ほとんど見向きもされない感じもありますね。

「インフェルノ」に関しては、
イタリアのシネヴォックス盤が、
オリジナルと考えた場合、
イタリアの初回のテスト盤であれば、
もっとも希少だという事になるのかも知れませんが、
「英国のテスト盤」という事もあって、
¥1,500ぐらいで発売されていたとも考えられます。

そもそもテスト盤ではなくプロモ盤で扱われていたので、
テスト盤とプロモ盤の区別が曖昧なまま、
中古品発売のルートにのったのでしょうね。

アナログ盤の用語等のサイトでは、
テスト盤でもアセテート盤と称するモノは、
通常盤と異なり、数回再生すると音が悪くなるような記述もあり、
本品がアセテート盤かどうかまでは解りかねます。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。