EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

エイジア アクア カセットテープ

2019-12-30 11:03:54 | Carl Palmer関連
エイジア アクア カセットテープ


ブログを始めた頃に、
エイジアのアクアの国内盤CDを取り上げた事があります。

カールが参加しているエイジアの作品というよりも、
グレッグとジェフ・ダウンズの共作が入っているという事で、
着目したわけです。

このグレッグとジェフ・ダウンズの共作の音源は、
グレッグが他界する以前に、
日の目をみる事になったのですが、
この時に制作した歌詞や楽曲の一部を、
再集結EL&Pで用いてみたり、
グレッグのオフィシャルCDに収録したりしていたので、
せっかくのリリースではありましたが、
やや新鮮さに欠けるものではあると、
以前、述べました。

このカセットテープは、
米国製なのですが、
かなり安い中古品が売られていたので、
入手してみたわけです。

インデックスは、
以前、取り上げた、「3(スリー)」や「ブラック・ムーン」の、
米国製のカセットテープのような感じで、
折りたたまれて入っています。




画像① インデックス表紙と本体
カセット本体に印字したタイプ


インデックス全体としては、
ジャケットの空想的な絵柄を、
少しでも反映させようとした感じに仕上がっています。




画像② インデックスをひろげた状態
メンバーのカラー写真も見えますね
裏側は白地で収録曲の歌詞が黒字で掲載


国内版のカセットテープが出ていたかどうかまでは、
解りかねますが、
もし出ていたとしても、
これまで取り上げた国内版のエイジアのカセットテープを見た限りでは
割とシンプルなインデックスになっていたので、
それに準じたものになっていたと思われます。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ワイト島 ビデオCD 告知チラシ

2019-12-25 11:08:30 | チラシ(フライヤー)類、EL&P関連
ワイト島 ビデオCD 告知チラシ


映像作品「ワイト島 1970 -輝かしきロックの残像-」にまつわる品物を、
時々取り上げていますが、
この告知チラシもその1つになります。

VHSとLDが、ほぼ同時期に発売されていて、
後年になって、DVD化されているようです。

これはビデオCDの告知チラシです。




画像① 告知チラシ 裏側は真っ白



画像② 説明部 拡大

このビデオCD自体、中古盤が出回っているのを、
一度も見た事がないのですが、
この告知チラシによって、製品化されていた事が解りました。

希に、告知だけして、製品化されていない事もありますが、
その辺りの事は解りかねます。

表記を見ると、国内盤というよりは、
輸入盤を国内流通盤にしたようなものなのかも知れません。

チラシの価格を見ると、
税込み2枚組で¥5900と、
VHSやLDと比べてかなり安価になっているからです。

もし、輸入盤だとした場合、
欧米ではなく、
アジアのどこかの国の製品である可能性が高いですね。

となると、字幕も付いていないという事もあるかも知れないです。

以前、取り上げた映画上映用の告知チラシも、
特にEL&Pの写真はありませんでしたが、
これも同様です。

ビッグネームが多すぎますし、
その後の人気の凋落を踏まえると、
EL&Pの演奏が含まれただけでも、
ラッキーであったと思います。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

The Christmas Present -DeluxeEdition- Robbie Williams

2019-12-23 15:06:01 | Lake&Sinfieldによる夢みるクリスマス関連
The Christmas Present -DeluxeEdition- Robbie Williams


12月15日のamassの記事に、
ロッド・スチュワートのアルバムが、全英第1位を獲得したとの記事が、
ありました。
このアルバムは、
邦題「ロッド・スチュワート・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団」というタイトルですが、
過去のロッドの作品をオーケストラが演奏して、ロッドが歌唱しているものと推定されます。

第1位が、ロッド・スチュワート、
第3位が、ザ・フーのスタジオ録音のニューアルバムですね。

第2位が、このロビー・ウィリアムズのクリスマスアルバムです。

ちなみに、第1位と第3位の差は、
わずか750(枚)との事だったようです。

現在は、CDの売上枚数だけでカウントするわけではないので、
(枚)という言い方はしないのかも知れないです。

このブログでは、キース参加のロッド・スチュワートのファーストアルバムと、
ザ・フーのグレッグ参加のアルバムを取り上げていますが、
ロビー・ウィリアムズについては、名前すら存じ上げていなかったというのが、
正直なところです。

ロビー・ウィリアムズが所属している「テイクザット」に関しては、
売れているバンドとして、名前だけは知っており、
ホームセンターで購入した中古CDが未開封のまま我が家に眠っています。
90年代から台頭してきたバンドですね。

ロビー・ウィリアムズは、私が知らなかっただけで、
圧倒的に売れている英国の国民的歌手のような位置づけのようです。

私がこのアルバムに関する情報を知ったのは、
発売前の先月の事だったのですが、
微妙な価格変動に躊躇しているうちに、
amassのニュースが飛び込んできて、
英国のチャートで第2位になっている事を知りました。

それで、あわてて購入をしてみたわけです。

このアルバム、
ボーナストラック入りのものと通常盤がありまして、
いずれも2枚組なのですが、
お目当てはボーナストラック入りの「Deluxe Edition」と称されていたヴァージョンですね。

これに「I Believe in Father Christmas」がボーナストラックの1曲目として、
収録されていたわけです。

アルバムは全編を通じて、
音の厚みを感じさせるアレンジの曲が多いのですが、
その中では、シンプルな曲として異彩を放っています。
時間も「3分と数秒」と、
とても短いものですが、アルバムの中では、
一息つけるような曲になっていると思います。

ちなみに、このアルバムには、
冒頭に挙げたロッド・スチュワートをフューチャーした楽曲が、
ボーナストラックも含めて、
2曲ほど収録されていますね。

「Deluxe Edition」でないCDの仕様は解りませんが、
こちらは、薄い絵本のような仕様になっており、
紙ジャケットとはいえ、頑丈な絵本仕様ですね。
分厚い表紙と裏表紙の裏側に、
それぞれCDを挟み込むようになっています。



画像① ジャケット表側



画像② ジャケット裏側
DISC2収録曲記載箇所


他のアーティストによって演奏された、
「I Believe in Father Christmas」が入っているCDは、
以前から所持しているものも、
まだありますし、
年月が経過してから取り上げる場合が、
ほとんどでしたが、
今年は、リリースされたばかりの、
先般のU2の演奏が収録されているアナログ盤と、
ロビー・ウィリアムズのクリスマスアルバムを、
取り上げさせてもらいました。

グレッグのステージ衣装や機材が、
オークションに出品された今年ではありますが、
「I Believe in Father Christmas」は、
時代時代のトップアーティスト達に歌い継いで行かれる事を、
望むものです。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

エマーソン、レイク&パウエル 音楽専科 切り抜き記事より

2019-12-19 17:45:04 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
エマーソン、レイク&パウエル 音楽専科 切り抜き記事より


エマーソン、レイク&パウエルに関する記事が、
音楽専科誌に掲載された時は、
カラーグラビアではなかった事もあり、
書店での立ち読みで済ませました。

カール・パーマーが、

「エマーソン、レイク&パウエルは、ELPを名乗ってはならない。」

と主張して来て、
その主張は受け入れられたようなのですが、
音楽専科誌の表紙には、
「ELP」か「EL&P」と記されていたように、
記憶しています。

その中古雑誌を入手する前に、
インタビューが掲載されていた切り抜きのみが、
手に入りました。              
1986年10号の掲載だったようですね。

これまで幾つか取り上げた音楽専科より、
サイズの大きいものになっています。
A4ぐらいで紙の質は、
以前の専科誌よりも厚めでツルツルです。

コージー・パウエルとキース・エマーソンへのインタビューが、
38頁と39頁に掲載されています。
キースとコージーの白黒写真も1枚づつ。

コージーのインタビューの中から、
気になる事をかいつまんだ概略と抜き書きは、

○ アルバムが仕上がった時に、「レインボウ・ライジング」を作り終えた頃と、
同等の満足感を覚えた。
本当に久々の感動が甦ったような気分だった。

○ 今のところアメリカではチャート28位をマークして上昇し続けているし、
オレ達はバンドの音楽に絶対的な自信を持っている。

○ オレ達は現在までにLP2枚分のマテリアルを書いて来たんだ。これからはノン・ストップでやってゆくよ。とりあえず予定されているアメリカン・ツアー、うまくいってジャパン・ツアー(笑い)のあとにセカンドLPを制作したら、さっきも言ったようにワールド・ツアーだ!

キースへのインタビューの内容は、ファンであれば良く知っている事ですが、
トラクターが突っ込んだ事件について答えています。

○ ロンドンでグレッグとインド料理店で食事(ランチ)をしている時に、
妻から電話が入り、「とにかく急いで帰って来て!」との事。
彼女は半狂乱状態で、キースが尋ねたら、
機材が置いてあるスタジオにトラクターが突っ込んだとの事。
本当に悪夢のような出来事で、トラクターのドライバーもケガをして、
あたりはメチャクチャになった。楽器も何台か修理に手間取った。

この信じ難い事件が起こったために、アルバムの発売がのびてしまったようです。

いずれにしても、バンドは一発離散となったわけですが、
日本公演があれば、コージーの人気も加わって、
間違いなく武道館で開催された事でしょう。

また、
仮に2枚目のLPがリリースされたとしても、
ドラマーがコージーで、どこまで続いたかは、
未知数と言えます。

一発解散にコージーの責任はないようですし、
このバンドが続かなかった事で、
キースは音楽誌でグレッグへ不満を述べたりしていましたが、
今にして思えば、
それもキースの主観であって、
客観的なものではなかったと思われます。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

タルカス~ザ・ベスト・オブ・ELP 雑感 その2

2019-12-17 16:18:04 | EL&Pのベスト盤等
タルカス~ザ・ベスト・オブ・ELP  雑感 その2
 
 

画像 プラケース裏側
 
 
このベストアルバムはプラケースCDの2枚組である事は、
先般述べましたが、
ジャケットがブックレット仕様になっています。
 
このジャケットブックレットには、
EL&Pのメンバーの顔写真が、
全く登場していないのも、
特徴の1つですね。
 
このような特徴も、
メンバーの顔写真なども、
検索すれば幾らでも解る時代なので、
簡略化の1つかと思われます。
 
さらに注目すべき特徴として、
帯にも解説にも記されてはいないのですが、
収録されている「悪の教典#9」の音源が、
2002年に英castleよりリリースされたCMRCD201盤
をベースにしている事が、
第一印象パートⅡの間奏のキーボードソロのところで、
解りました。
 
Rhino Recordsで、
「プログレッシヴロックでは、初めて」と呼ばれている、
頭脳改革のDVDAudioを制作したのですが、
その時の音源を元にして、
制作したCDであるようだと2016年1月30日のブログで述べました。
 
その際に、CMRCD201盤の特徴として、
グレッグのヴォーカルが前面に出ている事を書きましたが、
特に「聖地エルサレム」においては、
前面に出ているキースのキーボードソロの音が、
奥に引っ込んだ感じになっている展開があるわけです。
 
但し、このベストアルバムの、
「聖地エルサレム」は、
CMRCD201盤の音源を使っていない、
EL&Pファンが馴染んでいる音になっていたので、
「悪の教典#9」の音源だけを、
CMRCD201盤の音源をベースにしたものにしたようです。
 
そのため、
今にいたるまで、
飽きるほど「悪の教典#9」を聴いているEL&Pファンが、
 
「あれ?何か違う!」
 
と直ちに反応してしまうヴァージョンなのですが、
アナログ時代に「悪の教典#9」を聴いており、
当時を懐かしんで、このベストCDを購入した人達は、
当時より、「音が良い」とか「当時、聞こえなかった音が聞こえる」等、
の感想を持ってしまうのだと思われます。
 
ビクターエンタテイメントさんとしては、
CMRCD201盤の音をベースにした方が、
久々に聴く人達にとってインパクトがあるだろうと考えて、
選択したのでしょうね。
 
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

エマーソン・レイク&パーマー 衝撃のロック・トリオ伝

2019-12-16 15:36:51 | 関連書籍Emerson,Lake&Palmer
エマーソン・レイク&パーマー 
 衝撃のロック・トリオ伝

本日のブログは、
EL&P図書室2号における引っ越し予定の記事としては、最後になります。

yaplog!では、2020年の1月31日で、
ブログサービスが終わるのですが、
その日までは、
思いついた事などを、
少しだけ書いてみたりするつもりですが、
それらの記事の引っ越しはしません。

yaplog!卒業にあたり、
最後に何を取り上げようかと思いましたが、
ちょくちょく話材に出してはいたものの、
書籍そのものは一度も取り上げた事がない、
シンコー・ミュージックの、

「エマーソン・レイク&パーマー 衝撃のロック・トリオ伝」

を、今朝、ふと思いついたので、それに触れてみる事にしました。

同書を、あわてて5冊ぐらい重ねて写真を撮影してきたのですが、
出社してから写真を見てみたら、
書籍名も解らないほどブレておりました。

写真は改めて、
来週早々にも載せる事にします。

(表紙の写真だけなら、ネット上で入手はできます。)




同じ書籍を重ねると、
カバー日焼けのものとの違いがわかります


本書籍は、1997年の3月頃に出版されました。

私は秋田県大館市の又久(またきゅう)書店というところで、
この書籍を求めました。

当時、この書店は、
秋田県の北部では、もっとも大きな書店でした。

住んでいた町には、2つの書店があったのですが、
その2つの書店に置いてない書籍も、
又久書店に行けばあるだろうというほどの
とてもたくさんの書籍が並べられていました。

そこに、この書籍が、2冊ほど置いてありまして、

そのうちの1冊を求めたわけです。

この書籍が欲しくて、
それをわざわざ買うために、
赴いたわけではなかったのですが、

ちょうど、このブログで取り上げた、
この書店の近くの電気店で、
初めてEL&Pのアルバム「恐怖の頭脳改革」を購入した後に、
立ち寄る流れになったわけです。

レコードを1枚求めた後に、
書籍を1冊購入する事は、
母親にとっては負担だったと思いますが、
中学2年の時に書いた読書感想文で、
町から賞を頂戴した事も加わったのか、
気前よく買ってくれましたね。

ロックを聴き始めて1年とちょっとの少年にとって、
この書籍で綴られている内容は、
とても刺激的でした。

この書籍を読みながら、
「恐怖の頭脳改革」を何度も聴いて、
熱烈なファンへの第一歩を踏み出すわけですから、
これもご縁というものです。

書籍の内容は、
「ELP四部作」が出るまでの、
バンドのヒストリーなので、
自伝で言えば、「半生記」みたいなものです。

私は幾つかの版を所持していますが、
確か、1982年ぐらいの時点で、
第3冊までは、出ていたと思います。

今にして思えば、
この書籍は絶妙のタイミングの発刊であったと思います。

この書籍の発刊以降も、
プログレファンの意識の中では、
色濃く根付いているバンドだと思いますが、
ロック全体として見た時に、
書籍発刊後のバンドの人気は、
急激と言って良いほど落ちていった印象があります。

そのため、
「ELP四部作」リリース以降に、
ヒストリー本が出る事自体、難しかったと思います。

この書籍は、
EL&Pが70年代に圧倒的な人気を博していた事の、
証とも言えるべきものです。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

2019年12月13日 yaplog!

恐怖の頭脳改革 国内アナログ盤 P-8395M その3

2019-12-16 15:27:59 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
恐怖の頭脳改革 国内アナログ盤 P-8395M その3

前回(その2)の出品者様の認識は、

「恐怖の頭脳改革のアナログ2000円盤に関しては、
ポスターが3枚で、それぞれに、丸穴が空いており、
2300盤からポスターが1枚に変更になった。」

との事でした。

しかし、実際は、アナログ2000円盤にも、
丸穴が空いている1枚もののポスターが付属していた事が、
解りました。

推定ですが、
これがレコード番号P-8395M2000円盤の、
 初回出荷盤のみに付属していたヴァージョンであると思われます。



画像① 一部開いた状態


画像② 完全に開いた状態


画像③ Printed in Japan 記載箇所

この丸穴ヴァージョンは、
遅れてきたEL&Pのレコードの収集者にとっては、
希少価値の高いものであると思われます。

リリース当時、
EL&Pの新譜を聴いてみたくて、
たまたま初回出荷盤を入手された方は、
丸穴ヴァージョンが普通であると認識されていると思いますので、
現時点で興味が無ければ、
普通に手放す可能性はありますね。

中古レコードを取り扱うお店でも、
アーティストごとのマニアックな情報を持っていないお店では、
この初回出荷盤のジャケットとレコード盤とポスターの劣化具合のみを、
観察しているだけで、
特に高い価格を設定していないケースもあります。

反面、
大雑把に初回盤と称して販売しているため、
内容物の全ての写真がアップされていない場合、
入手してみないと初回出荷盤かどうかは、
解らないところもありますね。

ちなみにこの品物は、
専門店と言っても良いところで入手しましたが、
自宅で開封するまでは、
初回出荷盤かどうかまでは全く解りませんでした。

帯付きの品物を¥2,500以下で入手したのですが、
丁寧な説明文を書いてヤフオクに出品したら、
¥5,000から¥10,000の間の金額で落札されると思います。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

2019年12月11日 yaplog!

恐怖の頭脳改革 国内アナログ盤 P-8395M その2

2019-12-11 13:28:19 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
恐怖の頭脳改革 国内アナログ盤 P-8395M その2

前回のブログで、

「この付録のポスターは、
大きく分けて、4種類の仕様があると想定せざるを得ない、
中古品4種を入手するにいたりました。」

と書きましたが、

昨夜、自宅で探しましたが、
1種だけどこかに埋もれてしまっていたか、
見つけ出す事ができませんでした。
(その1種の存在については、勘違いではないと思いますが、絶対的な自信はありません。)

そのため、予定していた記事は、
今日のも含めて、
「その3」で終わってしまうかも知れません。

「国内盤初回プレス、付属ポスター丸穴くり抜きヴァージョン」が存在する事は、
解ったのですが、

私が最初に目撃したのは、
このような品物でした。



画像① 恐怖の頭脳改革3枚のポスター
 あわてて撮って上が切れる

これはヤフオクで出品者から求めたものですが、

写真を見た私は、出品者に、このような質問をしてみたわけです。

「国内初回のくり抜き窓ポスターというのは、初回盤に添付された時点から、3枚に分かれている仕様なのでしょうか?御存知であれば教えてください。宜しくお願いいたします。」

出品者のそれに対する回答は、

「3枚のポスターのうち1枚にはP-8395M Printed in Japan と品番が印字されており、セカンドプレスの2300円盤に付属のポスターは1枚ものに変更されている事を考えれば、
この定価2000円盤に付属のポスターだけが3枚に分かれている仕様ではないかと思われます。どうぞ宜しくお願いいたします。」

との事。

「くり抜き窓」という表現は出品者様が付けたもので、
私が「丸穴ヴァージョン」と呼称しているものです。

この出品者様の回答の中で解った事は、

「出品者様は、2000円盤に付属のポスターは、
丸穴ヴァージョンしか存在しないと思っている。

加えて、2000円盤に付属のポスターは、
3つに分かれている仕様だと認識している。」

という事でした。

前回のブログで取り上げたのは、
2000円盤に付属していた丸穴のないヴァージョンでした。

これについては、所持している品物が帯無しも含めて幾つかありまして、
わざわざジャケットとポスターの組み合わせを意図的に変更しない限りは、
2000円盤の丸穴のないヴァージョンは、明らかに存在するわけです。

それから、
「2000円盤の付録のポスターが、3枚に分かれている」という事に関してですが、
私は、これには一定の疑いを持っていました。

「3枚に分かれているのではなく、購入者が3枚にカットしたのでないか」

と思ったわけです。

そこで、3枚を並べて、カットしたと疑われるところを、
つぶさに観察してみたわけです。
機械で裁断した感じよりは、カッターナイフ等で、カットした感じがしました。
しかし、これも、私の目から見た感じがそうだというだけであって、
実際には、ポスター丸穴ヴァージョンに関しては、
ポスターが最初から3枚になっているケースがあるのかも知れないです。



画像② グレッグとカールのポスターを並べてみる

今みたいにアーティストの初回盤CDに関して、
様々なヴァージョンが存在するケースがあり、
熱心なファンは全てを購入したりする事もあると思いますが、
当時であれば、よほど、熱心なファンでもない限りは、
レコードは1枚だけしか買わないでしょう。

そのため、
自分が入手したレコードの付属物を見たときに、
それがそのレコードの全てであって、
それ以外の付属物の仕様が存在するという事は、
想定もしないわけです。

実際、私はそうでした。

長い間、EL&Pファンをやっていなければ、
国内盤にポスター丸穴ヴァージョンが存在するという事実も、
知らないまま過ごしていたでしょうね。

以上。

 EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

2019年12月9日 yaplog!

恐怖の頭脳改革 国内アナログ盤 P-8395M その1

2019-12-11 13:01:47 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
恐怖の頭脳改革 国内アナログ盤 P-8395M その1


恐怖の頭脳改革の国内初期アナログ盤は、
レコード番号が「P-8395M」となっており、
中古盤が安価で出品されているものもあります。

その帯に記されている販売価格は、
¥2,000-ですね。

このブログを始めてから、
EL&P関連の販売物や、
オークションへの出品物を凝視する事が増えてきたわけですが、
一昨年あたりから初めて解った事があります。

もともとのきっかけは、
ヤフオクに出品していた、
あるレコード店の説明と写真でした。

それには、
帯が付いていない、
国内盤LPの恐怖の頭脳改革のジャケットが掲載されていたのですが、
その説明に

「初回プレスのみ、英国盤に準じた丸穴の空いたポスター付きの希少盤」

みたいな事が記されており、
丸穴の空いたポスターも掲載されていたと思います。

私としては、

「そんな国内盤が存在するはずもない!」

と思っておりましたので、
そのレコード店の説明を肯定するが如く、
帯が付いていないのに、
多くの札が入って高値で落札された事に違和感を覚えました。

ただ、この時のレコード店の説明のおかげで、

後に、

「初回プレスのみ、丸穴の空いたポスターが付いている」

という事実をこの目で確認する事になりました。

この付録のポスターは、
印刷会社のサイトによると、

「2つ折り+巻き3つ折り」

という折り方になっています。

丸穴が空いているにせよ、
空いていないにせよ、
キースの顔が正面を向いていないにせよ、
この付録のポスターにおける、
折り方は世界共通であると思っていましたし、
日本以外の国においては共通していると思います。

ところが、
あくまでも仮説の域を出ない事ですが、
日本の場合は、
この付録のポスターは、
大きく分けて、
4種類の仕様があると想定せざるを得ない、
中古品4種を入手するにいたりました。

まずは、一般的に知られている、
「2つ折り+巻き3つ折り」
の丸穴が空いていないヴァージョンですね。

これは、レコード番号が変わってからも、
廉価盤が出てからも、変わらない仕様であり、
リアルタイムで初回プレス盤を入手できなかった人は、
このポスターが国内盤の標準として、
 脳裡に刻まれているわけです。


画像① ジャケット正面


画像② ジャケット裏面レコード番号、価格記載箇所



画像③ ポスター(開く前)


画像④ ポスターの一部 レコード番号入り

本日はグレッグ・レイクの命日です。
他界してから3年になります。
アルバム「BRAIN SALAD SURGERY」を制作してくれた事に、
心より感謝いたします。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

2019年12月7日 yaplog!

The Christmas Album CD AMP Records Ver.1994

2019-12-11 11:40:53 | Keith Emerson関連
The Christmas Album CD
 AMP Records Ver.1994

キースのクリスマスアルバムのCDには、
ヴァージョンがいくつかあるようで、
このブログでも何点か取り上げて来ましたが、
本日、取り上げるのは、
1994年に英国の「AMP Records」から発売されたものです。

クリスマスアルバムはキースが独自のレーベル(EMERSON RECORDS)を立ち上げて、
発売したのが最初のヴァージョンになるわけですが、
その時にプラケースの裏側に使用されていたモーグの写真を、
ジャケットの表側に使用しています。


画像① ジャケット用紙

ちなみにプラケースの裏側も同じ写真が使用されています。


画像② プラケース裏側

封入物の幾つかが取り外されていないのであれば、
2つ折りの用紙が2枚入っています。

1枚はジャケットに使用されており、
裏側にはキースの写真があります。
見開いた内側は、
 「AMP Records」で取り扱っているアルバムの紹介になっています。


画像③ 見開きペラ紙裏側

もう1枚も、「AMP Records」の取扱商品が掲載されており、
その中には、「CHANGING STATES」のカラージャケットも入っています。

収録曲は、「EMERSON RECORDS」からリリースされたものと、
同じで、追加曲、収録順の組み替えもありません。

この「AMP Records」というところは、
「CHANGING STATES」のジャケットもそうでしたが、
あまりジャケットを重視していないように思います。

特に、このクリスマスアルバムに関しては、
CDケースの表側と裏側の写真に同じモノを用いて、
タイトル文字を大雑把に記載しているところなど、
間に合わせに制作した感がありすぎますね。

それでも、
当初、「EMERSON RECORDS」でプレスした枚数は、
あまり多くはなかったのかも知れないですし、
購入を逃したファンには有り難いリリースだったと思われます。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

2019年12月6日 yaplog!

冊子 「 DO IT ROCK 」

2019-12-06 15:32:54 | Keith Emerson THE NICE関連
冊子 「 DO IT ROCK 」

2017年3月20日に取り上げた、
オムニバスプロモレコードで、
「DO IT ROCK」というのがありました。

ナイスの曲が収録されていたので、
取り上げたのですが、
本日、取り上げるのは、
これとは別に入手した同じタイトルの冊子になります。
シングルレコードのジャケットぐらいの大きさです。


画像① 表紙

冊子の表紙のデザインや、
内容をザッと見て、
オムニバスアルバムに添付されていた冊子であると、
推定したのですが、
そうでもないようです。

表紙裏に目次がありまして、
全48頁。
カラー頁はありません。

特にナイスを強調して取り上げているわけではありませんが、
アーティスト別レコードリストでは、
アルバム「フェアウェル・ザ・ナイス」のジャケット入りの紹介や、
ロック・グループ要覧のコーナーでは、
16のアーティストの中の1つとして、
バンドメンバーや特徴が紹介されています。
(1970年春解散との付記もあり)
また、26頁にはこのような写真もあります。


画像② ブラック・サバス、ナイス、スプーキー・トゥース

最終頁にニューミュージック・マガジンが編集に協力していると書かれています。

この冊子、見た目は、
レコード会社で出している目録のような感じもしますし、
時期が過ぎれば廃棄されるような扱いをされていたと思うので、
品物自体がほとんど存在していないのかも知れません。

裏表紙の中央部を見ると、
この冊子はただの販促物ではなく、
なんと!販売価格が記載されています。
そんな時代だったのでしょう。


画像③ 裏表紙の中央下部

しかも、目次の下部に目をこらすと、
この冊子には添付物が何点かあるようで、
これ一冊では、「完品」ではないようです。

この「DO IT ROCK」誌、
わずかな情報しか記載されていないとはいえ、
ナイスがリアルタイムでなかった私のような者にとっては、
とても貴重なものに感じられました。

EL&Pの事自体、全くと言ってよいほど、知らないまま、
ナイスを知ったのは、
1977年に出版されたばかりの書籍、

「衝撃のロックトリオ伝 エマーソン・レイク・アンド・パーマー」

でした。

書籍の巻末に記載されていたナイスのディスコグラフィーも、
ナイス解散から10年も経過していないにも関わらず、
当時は、とても昔のようなものに感じられたのを覚えています。

ナイスを知ってから、
40年ぐらい経過してから、
ナイスが日本における洋楽シーンで、
どのような感じで捉えられていたのか、
数年前から、ようやく入手できた古雑誌等で、
確認する事ができるようになりました。

また、徐々に取り上げてみたいと思っています。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

2019年12月4日 yaplog!

「作品第二番」 IN FANFARE BOX

2019-12-03 11:28:05 | 「FANFARE 1970-1997」関連事項
「作品第二番」 IN FANFARE BOX



画像 ボックス内収納 WORKS Volume2ジャケット


アルバム邦題「作品第二番」は、
77年のリリース時、一般的なシングルジャケットで発売されていました。

「ELP四部作」に続くシリーズという事もあり、
「ELP四部作」のジャケットで行われていた、
ELPマークが隆起しているエンボス仕上げが施されておりました。

ファンファーレボックスに収納される紙ジャケットCDに関しては、
コダワリを持った担当者が企画しない限りは、
ELPマークのエンボス仕上げは再現されないとは思っていました。

実際、これまで取り上げたボックス内の紙ジャケットCDは、
アナログ盤のジャケットを簡略化した仕様になっていましたし、
タイトルによる例外もない感じです。

エンボス仕上げはあり得ないとして、
「作品第二番」の簡略化においては、
「ELPマークの色が、どのようになるか」が、
気になるわけですが、
このブログで取り上げた、
ライノレコードのプラケース盤のジャケットのように、
ELPマークは「黒色」で表現されました。

このアルバム、
プラケース盤を比べて見ると、
ELPマークの位置が異なっていたりしますが、
マークの色は「灰色」で描かれている場合がほとんどなので、
「灰色」を予想していました。

ところが予想は外れまして、
「黒色」が用いられていたわけです。

白地に黒色なので、とてもクッキリとした感じです。

ジャケットの裏面は、
アナログ盤の裏側に載っていた写真と同じモノを
入れ込んでいます。




画像 ジャケット裏側

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

2019年12月2日 yaplog!

ファーストアルバム カセット ヴィクトリー版

2019-12-03 11:23:42 | 「Emerson Lake&Palmer / first」
ファーストアルバム カセット ヴィクトリー版





画像 本体とインデックス


ファーストアルバムのカセットテープに関しては、
マンティコア版とアトランティック版を取り上げていますが、
本日、取り上げるのは、ヴィクトリーミュージックのロゴが入っているものですね。

カセット本体は、透明なプラスティックの本体部分に、
タイトル、バンド名を白色で直接印字したものになっています。

インデックスのデザインは、
下地を白色にしてアルバムジャケットと上に配置し、
下の方に赤字でタイトルを入れている、
とても解りやすいものです。

ファーストアルバムのアルバムジャケットの色は、
これまで取り上げている品物に関しては、
紫系統か緑系統の色になっていましたが、
このインデックス用いられているジャケットの色は、
そのどちらとも異なっている感じがします。

インデックスの裏側は、
曲名と作曲者と制作元の表記があるだけの、
とても簡単な内容。

全体としては、
アトランティック時代のカセットテープのデザインを、
さらにシンプルにしたような印象ですね。

アトランティック時代の良く出回っているヴァージョンは、
ベースが黒色でしたので、
これとは逆に下地を白色にしたとも言えます。

アルバム「ブラック・ムーン」のカセットテープは、
様々な情報が折りたたみ式のインデックスに入れ込んでありましたが、
過去のアルバムに関しては、
最低限の情報だけにとどめたという感じです。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

2019年11月30日 yaplog!