EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

アート・ロック綜合宣伝盤

2024-06-27 16:23:13 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
アート・ロック綜合宣伝盤

ジョン・メイオールファンクラブの住所になっていた日本グラモフォン。

当時、日本グラモフォンで取り扱いをしていた新進気鋭のアーティストの、
プロモ用のレコードです。



ジャケット
シルバーではなく、
銅色に近い色です

この品物を目にした時は、

1.ジャケットがきちんとした説明入りのカンパニースリーヴ。
2.ナイスが出てきた頃の著名すぎるアーティストが収録されている。
3.クレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウンの曲も入っている。

等の理由から求めてみました。

フィリップスのお抱えアーティストの試聴盤とか、
ワーナーの総合試聴盤とか、
これまで取り上げてきましたが、
ジャケットに記載された説明も含めて、
とても丁寧なプロモ盤との印象を受けました。



レーベル面
「クレイジー・ワールド・アーサー・ブラウン」は、
2曲収録



ジャケット裏側に記された、
収録アーティストの市販レコードリストの一部を、
切り取った画像

このバンドの「ファイアー」のヒットが無ければ、
カールは「リターン・オブ・ザ・マンティコア」に、
何か別の曲を収録しなくてはならなかったでしょうから、
そうなると、アトミック・ルースターのファーストアルバムから、
「13日の金曜日」を収録していたかも知れません。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

キース・エマーソン ポストカード(ポストカード その5)

2024-06-25 13:05:20 | 販促商品等Emerson,Lake&Palmer
キース・エマーソン ポストカード(ポストカード その5)

このポストカード、
昨年は取り上げなかったので、
足掛け7年で最後になりますね。

販促用と思われるこのポストカードですが、
時間の経過と共に、
このポストカードの価値が高まるどころか、
薄れてきていると思われます。

EL&Pの画像そのものを、
ネット上で確認、入手できるようになった事が、
大きな要因の一つではあるでしょうね。

ヤフオクにおいては、
1枚で¥500-~¥1,000-前後の出品価格が設定されていた時がありましたが、
今日においては、5枚セットで、¥1,000-以下どころか、
¥500-以下で出品しても応札されない事がありますね。

最近では、5枚セットで、¥405-で落札されたケースもありました。

5枚セットのうち、
4枚は、すべて1972年の後楽園関連の写真ですが、
これだけ違うようです。

いつ、どこで、撮影されたものなのかは、
解りかねますが、
撮影者の名前が入っており、
他の4枚と同じ方が撮ったようです。



80年代でしょうかね

ここ数年、
シンコーミュージックの書籍を、
特定のところから購入すると、
鮮明なフォトが付いているケースがあったりしましたが、
この絵ハガキのなどは、
裏側にELPマークが入って、
ハガキ仕様の印刷もなされており、
制作された時代に思いをはせる事ができるので、
印刷が鮮明かは別として、
通常のフォトよりは味わい深い販促品だと思っています。



以前にも載せた裏側

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

1972年の横尾忠則氏デザインポスターは高騰した!

2024-06-24 13:18:48 | EL&Pにまつわるオークション等について
1972年の横尾忠則氏デザインポスターは高騰した!

ヤフオクに数年に一度出品されるかどうかの、
1972年の横尾忠則氏デザインのEL&Pポスター。



2016年に出品されていた時の画像1



2016年に出品されていた時の画像2

先日、久々に出品されたのですが、
私のおぼろげな記憶に誤りがなければ、
以前の価格を遥かに凌駕する価格で、
競争が行われました。

最終落札価格は、

¥122,110-

確かにレアな品物の1つでありますが、
ここまで高騰するとは思ってもいませんでしたので、
次にどなたかが出品される時の落札価格の指標にはなったと思います。

応札者のそれぞれの札は以下の通り。

Bさん 
評価:76755      122,110 円

Yさん 
評価:3991        121,110 円           

Kさん/ 
評価:1237          45,000 円           

Jさん
評価:77      41,010 円           

Tさん 
 評価:337           31,011 円           

私も安ければ欲しい品物ではありますが、
万単位の金額を入れてまで欲しいとは思っていないので、
応札者それぞれの意中を知りたいところではありますね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ジョン・メイオールファンクラブ会報 BLOW-UP No.11 & No.12

2024-06-21 16:19:09 | EL&Pのメンバーがメジャーになり始めた前後の周辺資料
ジョン・メイオールファンクラブ会報 
BLOW-UP No.11 & No.12

久々のジョン・メイオールファンクラブ会報になりますが、
確か、これで最後か、もう一つぐらいで、最後になるかと思います。

「BLOW-UP No.11」ですが、
装丁は、「BLOW-UP No.10」を踏襲していますが、
EL&P関連の情報は見つかりませんでした。



No.11の表紙

続く「BLOW-UP No.12」ですが、
装丁は「BLOW-UP No.9」のタイプに戻っており、
会報というよりペーパーを重ねた感じですね。



No.12の表紙
B4サイズ片面ガリ版印刷4枚

これは入れ込む内容が多い時は、
冊子のような仕様にして、
少ない時はペーパーを重ねた仕様にしていたのかも知れません。

「BLOW-UP No.12」の方は、
EL&P関連の情報が少し書かれておりましたので、
抜き書きしてみます。

新譜紹介のコーナーですね。

  • In The Court Of Crimson King――――King Crimson――――英Island ILPS9111
イギリスの6人グループのファーストアルバム。もっともこのグループは2枚目を出して解散してしまいましたけれど、全部がメンバーの手によるオリジナルでホーンのはいったクリムゾン流の音楽をきかせてくれます。解散したあとグループのメンバーのグレッグ・レイクはキース・エマーソンといっしょに演奏を行っているそうです。とってもいいレコードだと思います。

* Five Bridges――――The Nice――――米 Mercury SR-61295
ナイスの最後のアルバムでクラシックのオーケストラと共演した実況録音盤です。たいへんクラシックの色彩が強くてバックのオーケストラの影にすっかりナイスの魅力が隠されてしまいさびしい感じがしました。メンバーが自分達のために作ったようなレコードです。

ここに記載された事から判断すると、ナイスは解散して、キースとグレッグが一緒に演奏をした事までは情報が入っていたようです。

ただ、1頁目にジミ・ヘンドリックスの他界のニュースが記されているので、
ワイト島のフェスティバルでEL&Pとして演奏したという情報までは入っていなかったのかも知れません。

このジョン・メイオールファンクラブの会報は、
続きの号があれば入手してレポートをしてみたかったのですが、
ちょうど、EL&Pが始まった時点ぐらいで、
その後の会報が出品されていなかったわけです。

出品者がファンクラブを辞めたのかも知れませんね。

以上。

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THE EASY RIDER YEARS LIVE EL&P

2024-06-18 16:27:45 | 1990年以後に発売されたEL&PのライブCD等
THE EASY RIDER YEARS LIVE  EL&P





プラケース内のペラ紙1枚のジャケット
裏側は真っ白
記憶の彼方のヘーゲル像に似ていると思ってグクッたら、
やはりそうでした

本CDに関しては、
正確なタイトルが解りません。

記載事項に偽りがなければ、
1993年のイタリア制作のCDです。

このシリーズのオムニバス盤のようなCDが、
discogsに記載されていたので、
ブートではないと思われますが、
現時点において多くの情報を得ることができませんでした。

収録されているのは、
「展覧会の絵」と、
ナイスの数曲。

「展覧会の絵」に関しては、
音源はオリジナルアルバムを基にしたと思われますが、
大胆な曲順の組み換えを行っています。

EL&Pファンでなければ、
違和感がない程度の組み換えかも知れませんし、
ファンであっても、
脳裏に刻まれた展開にはならないので、
ちょっとは意外性を楽しめるかも知れません。

その最後にナイスのライヴ録音の曲がプラスされているというものです。



プラケース裏側
イタリアアナログ盤のスタンパーのようなモノは、
印刷でした
認可された商品であるかを説明するモノではありません



CD盤面

制作年からすると、
再集結EL&Pが継続中なので、
展覧会の絵の曲順組み換えCDを制作した意図はわかりかねますが、
やはり、ただのブートかも知れないです。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ミュージックライフ 1982年 8月号 その2

2024-06-15 11:16:07 | MUSIC LIFE誌に載ったEL&P関連
ミュージックライフ 1982年 8月号 その2

ちょうど1ケ月前に、
「その1」の最後の方で、「想定外の発見」という事をお伝えしました。

な・ん・と!

キースへのインタビューが含まれた、
モノクログラビアの頁が出てきたからですね。



当時はML誌にキースが登場するとは、
全く思っていなかったので手にも取らなかったけど、
記事を読んでキースの今後に、
期待してしまう事もなかったということになるか

既に多くのファンには知られている情報ではありますが、
さらに細かい事も含まれていましたので、
抜き書きしてみます。

ナイトホークスの「I’m a man」を、
キース本人が歌う事になった簡単な経緯についてです。

既出のインタビューで、
多くのファンが知っているように、
キースとしては、
スティーヴ・ウィンウッドに歌わせるつもりだったのが、
スケジュールの都合で参加できなくなって、
キース本人が2本目のワインでベロベロに酔っ払って歌う事になったとの事でした。

ベロベロになった、その仕事の帰り道に、
車の中で3本目のワインを空けて、
車外に投げ捨てたところ、運悪くパトカーに見つかって、
逃げる追いかけるの真夜中の大レース。
結局、キースはその夜、留置場の中で眠ったとの事。

この留置場の件は、
私が知らなかっただけかも知れませんし、
どこまで本当なのかは何とも言えないところがあります。

それと、ジャック・ブルース、サイモン・フィリップスとのバンドの件についてです。
これは、既出のインタビューにも出ていますが、
音そのものは録っているので、
どこからか流出した音源がブートになったりしているようですが、

「現在、ジャック・ブルースとサイモン・フィリップスとリハーサルを行っている。ギタリストには無名の21歳の若者を使うかも知れないし、ゲイリー・ムーアの可能性もある。
エイジアよりももっとコマーシャルな方向を考えているんだ。」

という事で8月からレコーディングに入るとの事。

このインタビューの時点においては、

「エイジアよりも、もっとコマーシャルな方向を」

というキースにしては意外な構想があったようです。
もっとも、それは、キース本人のやりたい事ではなくて、
レコード会社やジャック・ブルースが意図していた事に、
ただ乗っかっているだけの発言であったかも知れません。

もともとこれは、
ジャック・ブルースと組むという企画ありきの話で、
ミュージシャンとして惹かれあってのバンドづくりではないわけです。

そのため、
アルバムが発売されたとしても、
売れていたかどうかはわからない話ですし、
売れなければ組んだ意味も無いという事にはなるでしょう。

このバンドに関しては、
日の目を見なくてよかったのかも知れません。

売れなければ、
内容も評価されている「エマーソン、レイク&パウエル」以上の、
泥沼となっていたように思います。

このインタビューは、
伊藤政則氏がコルグの取材協力のもとで、
行われた事が、
インタビューの最後に付記されておりました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

STEINWAY TO HEAVEN リイシュー盤

2024-06-12 13:49:47 | Keith Emerson関連
STEINWAY TO HEAVEN リイシュー盤

2022年の年末頃にリリースされた、
「STEINWAY TO HEAVEN」の再発盤。

1996年に初めてのリリースがありまして、
その後、2007年に再リリースされていたようです。

その後、2022年までは、
再リリースはなかったようですね。

中古盤も見かけた事もなくて、
新品も企画盤とは言え、
コンピ盤なので安いのかと思えば、
そんな事もなかったので、
抱き合わせ購入時に新品を発注してみたのでした。

2022年には、
再発に伴ってジャケットデザインを変えて、
デジパック仕様にしています。



デジパック表側
天使像ね
アルバムタイトルが著名すぎる曲のヒネリだと思うので、
納得の絵柄

リリースは、「Cleopatra Records」というレーベルからなのですが、
これは米国に本拠点があるようです。



デジパック裏側
当初の「Magna Carta」レーベルも併記されていますし、
CD盤そのものはカナダで制作されたようなシールが貼られています



下部の拡大

収録曲の順番の組み換えもないので、
ジャケット以外は普通の再発盤かと思われますが、
最初のリリースが1996年なので、
少しは音が良くなっているかも知れません。

キースの曲だけが目当てであれば、
「Emerson Plays Emerson」に収録されていますけどね。

私の思い込みの中では、
最初のリリースは、
EL&P完全活動休止後のリリースだと思っていましたが、
そんな事はなかったようです。

当ブログで取り上げていたのも、
10年以上前のようなので、
還暦過ぎて記憶がさらに曖昧になっていることを実感いたします。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

MURDEROCK サントラ 2023年 アナログ盤

2024-06-07 13:36:16 | EL&P関連アナログ盤未開封品のコーナー
MURDEROCK サントラ 2023年 アナログ盤

昨年の11月に、イタリアのCINEVOXから、
「マーダロック」のカラーヴァイナルがリリースされるとの情報を知る事ができました。

但し、カール・パーマーの来日に参加すると決めてからは、
それに伴う様々な段取りもありましたし、
飽きるほど述べていますように、
最近のカラーヴァイナルはとにかく価格が高いという事もあり、
購入に関して踏ん切りがつきませんでした。        

しかし、ウニオンさんのサイトでは、

「35年以上ぶりのLPリイシュー」、
「クリア・ブルー・ヴァイナル」、

加えて、良いか悪いかは別として、
「新装アートワーク」

等の記述がありましたので、
購入意欲が徐々に高まっていったわけです。



表側
シュリンクの下部に自分が写りこんでしまったわ



裏側



シュリンク上のステッカー
よく見ると、ただの青色ではなく、
確か劇中に出ていた画像になっている

アナログ盤が何度リイシューされているか、
よほどのマニアでなければわからない「インフェルノ」に比して、
本タイトルは、35年以上ぶりとの事ですから、
キースのアナログ盤収集をされている人であれば、
ほぼ、入手した品物ではないかと思います。

それにしても、
イタリアはいいですな。

アナログ盤がポコポコとリイシューされて、
しかもカラーヴァイナルも加わってくる。

そのうち、キースが担当したサントラの、
ピクチャーヴァイナルも出てくるかも知れませんね。

本品はダブルジャケット仕様なので、
盤面も含めてそのうちに続きを書きます。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

神典三部作を開封する

2024-06-05 11:27:33 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
神典三部作を開封する

エマーソン・レイク&パウエルの3CDBOX。

EL&Pのメンバーの個々のボックスと異なり、
それぞれのタイトルがどのような感じで収納されているかが、
発売前にはわかりませんでした。

もしかしたら、EL&Pのメンバーのボックスのように、
ボックスセットの映像が出ていたかも知れませんが、
ボックスの大きさ、枚数、及び収納物から考えると、
開封映像みたいなモノは無かったと推定します。



シュリンクを下部から切ってボックスを抜く
シュリンクが伸びやすい素材なので助かります

私は、3CDのインナースリーヴに関しては、
オフィシャルから発売されていた時の、
ジャケットデザインを用いているのではないかと推定していたのですが、
考えてもみなかったけど、ありうる感じのデザインとなっていました。

簡素で大胆でインパクトがある。

「こう来たか!」

という感じですね。



ピクチャースリーヴ 表側



ピクチャースリーヴ 裏側

続く。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

How Can We Hang On to a Dream収録 ティム・ハーディンのCD

2024-06-03 13:57:09 | バンドとしてのEL&Pの演奏の元になった曲が収録されたCD
How Can We Hang On to a Dream収録 
ティム・ハーディンのCD

アルバム、邦題「ジャズ+クラシック/ロック=ナイス(Nice)」に、
邦題「夢を追って(Hang on to a Dream)」が収録されています。

国内でもシングルカットがされてリリースされており、

EL&Pの最初のベスト4CDBOX、
「リターン・オブ・ザ・マンティコア」にも、
EL&Pのスタジオ演奏で収録されまして、
新録という事でボックスの売り物の1つにもなっていましたね。

ナイス時代からのキースの音楽を追っている人には、
このオリジナル曲は、かなり知られていたのではないかと、
思っているのですが、実のところ、どうなのかは、わかりかねます。

オリジナル曲は、
国のアーティスト、「ティム・ハーディン(Tim Harden)1941 ~1980」によるもので、
1966年にリリースしたティム・ハーディンのファーストアルバムに収録されていて、
ヨーロッパの一部の国ではシングルカットされた曲が、ベスト10に入っていた事もあるみたいです。

この曲が収録された、ティム・ハーディンのベストCDを、
昨年末ぐらいに安価で手に入れる事ができまして、
初めて聴く事が出来ました。



ペラ紙2つ折り
このベストの主要曲になっているのか、
「How Can We Hang On to a Dream」と下部に記載



CD盤面
1987年のドイツ盤でした


曲が始まったと思ったら、あっという間に終わってしまうので、
収録時間を確認したら、「2:02」という短いモノでした。

ヴォーカルのメロディーはナイスの曲とほとんど同じなので、
ナイス独自のアレンジというのは,
「キースのピアノによる間奏」だけと言っても、
良いぐらいかと思います。

入手しているミュージックライフの古雑誌をめくっていたら、
ティム・ハーディンさんの姿を発見しました。



まだ取り上げていない号
EL&Pのカラーグラビアはないのですがそのうちに取り上げます



ティム・ハーディンさん

私が知らないだけで、当時の洋楽ファンには、
よく知られていたのかも知れませんし、
楽曲を知らないまでも、名前だけは知られていたのだと思われます。

安価で入手したCDでしたが、
お目当ての「How Can We Hang On to a Dream」よりも、
他の曲の方が一聴して馴染みやすい楽曲が多かったのは、
想定外の収穫でした。

ファーストアルバムは、「傑作」と称されており、
タワーレコード限定で、2000年以降、
2度ほど、CDがリリースされていました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。