EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ギーガーのTシャツ

2012-06-30 11:45:09 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
ギーガーのTシャツ

まだ開封していないものです。


画像① 表側


画像② 裏側

Honduras製品です。

このTシャツ、
EL&Pのレコードのジャケットというより、
ギーガーに比重をおいてデザインされていると思います。

それは、
下部のEL&Pのバンドロゴが描かれていないからです。

あまりにも有名すぎるジャケットなので、
バンドロゴがなくても、
恐怖の頭脳改革のジャケットTシャツである事は一目瞭然なのですが、
できるだけバンドロゴを入れて欲しいのが正直なところです。

頭脳改革Tシャツはもう1つありますので、
そのうちにまた紹介すると思います。
そちらの方は、バンドロゴが確か入っていたように思います。

初めてEL&PのTシャツを購入した時は、
着るために購入するという捉え方しかしていなかったのですが、
今は特に着なくても購入してみようという気持ちもありますね。

見た記憶がないジャケットTシャツとしては、
「WORKS Volume 1」のTシャツとかがありますが、
バンドロゴの部分は白抜きにするとかして、制作してもいいんじゃないかと思います。
どこへ行くにも着ていける、シンプルなデザインが、けっこう良いと個人的には思うのですけどね。

以上。

本ブログはエマーソン、レイク&パーマーの品物にまつわるあれこれを思い出や感想と共に綴っております。
楽器を嗜まないので、専門的なサウンド分析等はまったく出来ませんが、寛容なEL&Pファンのちょっとした楽しみになればと思っております。
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2012年6月30日 yaplog!
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映画「ナイトホークス」チラシ

2012-06-29 11:02:09 | Keith Emerson洋画等映像音楽担当関連
映画「ナイトホークス」チラシ



画像① 表側


画像② 裏側 

キース・エマーソンがシルベスター・スタローン主演の映画の音楽を担当すると知った時は、
とても嬉しかったですね。

スタローン主演のサントラを担当するのは、
当時ではけっこう名誉な事だったと思われます。

なにしろ、
著名映画「ロッキー」のサントラは、
全米では第1位を獲得。
私も洋楽LPコレクションの合間に、思わず購入してしまったぐらいですからね。

スタローン主演の映画自体もまだ少なかったですし、
スタローン主演の映画のサントラが必ずヒットするというジンクスが特にあったわけでもありません。

ただ、キースの今後の新たなる可能性という意味では、
かなり期待が大きかったと言えますね。

映画のヒットは、当然、サントラの売上げにも影響すると思われますから、
ヒットすると思われる映画のサントラを担当する事は、
キャリアを積んでいく上でも、良い機会であります。

映画は、全米で公開された月は、
興行収入第2位を記録していたように、
映画関係の雑誌に掲載されていましたね。

その影響か、サントラも、100位には入らないまでも、
200位にはチャートインしていた記録を何かで見たような気がします。

このチラシのよいところは、
キースの事を、
「ロック界のスーパースター」
と表現しているところですね。

何を持ってスーパースターの基準にするかは定かでありませんが、
ロックをやっているからと言って、
誰にでも安易につけられる表現ではないと思います。

EL&Pの人気が下火傾向にあったとはいえ、
業界的にも、キースの名前が知られていた頃の証と言えますね。

以上。

本ブログはエマーソン、レイク&パーマーにまつわる品物のあれこれを、感想や思い出と共に綴っております。
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2012年6月29日 yaplog!
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Rock Fun誌に取り上げられなかったEL&P

2012-06-28 17:03:47 | EL&Pにまつわる少年時代から20代の頃の思い出
Rock Fun誌に取り上げられなかったEL&P

Rock Funとは、シンコーミュージックが1つのミュージシャンに対象を絞り、
そのミュージシャンの写真等を多く扱った写真集ですね。

確か、隔月で発刊されていたのではないかと思います。

当然、ネームヴァリューのあるミュージシャンが名を連ねています。

この写真は、昨日取り上げたミュージック・ライフに載っていた広告なのですが、
1977年の10月にエアロスミスの写真集が出る予定になっていたようですね。


画像 ML誌内の広告頁

1977年は、「衝撃のロックトリオ伝 エマーソン、レイク&パーマー」が発刊された年なのですが、「ELP四部作」のリリースと同時期ぐらいに発刊されました。
この書籍、一度に何冊刷られたのかはまったく想像もつきませんが、
1982年の時点において、第三冊(第三版)まで刷られていますね。

私は、この写真集のシリーズに、
いつEL&Pが登場するかと、
隔月ごとに心待ちにしていたのです。

ELP四部作の日本での売れ行き、あるいは評判といったものが、
今一つだったとはいえ、
キース・エマーソンのキーボードプレイヤーとしての人気は揺るぎのないものでしたし、
バンドとしての人気が下降しているとはいえ、
この写真集で取り上げられたミュージシャンの次ぐらいの位置は確保していると、
思っていました。

しかし、その望みは叶わずに現在に至っております。

EL&P四部作リリースのタイミングは本当に微妙なところでしたね。

むしろ、1年ぐらいリリースが遅れていたら、
写真集も発刊されたのではないかと思えてなりません。

昨日、ミュージック・ライフを見ていたら、
写真集を心待ちにしていた自分の少年時代について、
ちょっと記しておきたくなったので、
触れてみた次第です。

以上。

本ブログは、エマーソン、レイク&パーマーのファンである筆者が、まつわる品物、思い出のあれこれを綴っております。
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2012年6月28日 yaplog!
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ミュージック・ライフ 1977年10月号 再活動に3人の心もはずむ

2012-06-27 20:01:17 | MUSIC LIFE誌に載ったEL&P関連
ミュージック・ライフ 1977年 10月号
再活動に3人の心もはずむ



画像① 表紙 ロバート・プラント

カラーグラビア


画像② 扉P179 まったくはずんでいない写真だね


画像③ 見開きP180~P181

この時期は、EL&P四部作から作品第二番リリースの時期と言えますね。

このようなカラーグラビアが、本誌に掲載されていた事すら、
忘れていましたね。

写真はオーケストラツアー中のものなのか、
あるいは終わってからのものなのか、
解りかねますが、
(終えてなんて書いてあるけど終える前かもね。)

カール・パーマーの空手の写真が出てきたのは、
この号が初めてだと思います。

カールだけが生き生きしていますね。
なんといっても、
まだ20代後半だと思われますので。

夏のツアーが終わってみたら、
想定通りの赤字で、
事前にわかっていた事とはいえ、
いざ、数字を目の前にしてみたら、
さらなる疲労感が増してくるといったところであると思われます。

ミュージック・ライフ誌の前号では、
EL&Pは、モノクログラビアでしたが、
(紹介済みです。)
写真ネタを温存して次号に引っ張ってきた感じですね。
(先月号の衣装は扉写真の衣装同じ)

こうやって、
ファンになったばかりの中学3年生に、
2ヶ月続けて購入してもらう事に、
見事に成功しているわけですね。

以上。

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2012年6月27日 yaplog!
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25th ANNIVERSARY EL&P(抽選)グッズプレゼント 応募用シール

2012-06-26 14:40:01 | 入手できなかったEL&P関連の商品
25th ANNIVERSARY
EL&P(抽選)グッズプレゼント 応募用シール



1993年の11月頃、
このようなシールが貼られたEL&Pの作品群が、
ビクターエンタティメントより、リリースされました。


画像①

私の記憶に間違いがなければ、
ブラック・ムーン以外のEL&Pの過去の作品のCDが、
初めてビクターから一挙に発売された時だったと思います。

同時に新しいものとしては、

特に「ELPイン・コンサート」は「ワークス・ライヴ」と名称を変えて、2枚組として発売。

それから、
映像ソフト「ウェルカム・バック」。
公式にリリースされていた映像ソフトは、それまでは「展覧会の絵」のみでしたので、
ヒストリー映像的なものであるとの事でしたが、多くのEL&Pファンが待ち望んでいたものでした。

加えて、
初めての4枚組ボックッスセット「リターン・ オブ・ザ・マンティコア」も発売。

お金がいくらあっても足りませんでしたが、
当時の感覚としては、
「盆と正月が一緒に来る」という言葉がピッタリでしたね。

で、このシール。


画像②

ハガキに貼って送付して、抽選で1,000名にTシャツを初めとするEL&Pグッズが当たるとの事。

私は、
初めてリリースされたこの3点しか購入していないので、
ハガキは3枚しか送っていないと思います。

当たった人は、
一体どのようなグッズを入手したのでしょうか?

ちなみに、この時に葉書を送付した時の住所と氏名は、
データとして保管されたらしく、
次のアルバムリリース時に告知葉書が1枚送られてきましたね。

後にも先にもそれだけでしたね。

まぁ、
それはそれとして、

抽選で1,000名なんていって、Tシャツなんか用意しなくて良いから、
写真入りのポストカードを全員に送付するとかぐらいの、
サービスがあっても良いと思いますね。

これは当たらなかったもののヒガミです。

私、くじ運ですが、
まったく悪いわけではなくて、

EL&P以外の他のLDボックスを買った時など、
オフィシャル証明書付きの劇中で使用したもののカケラとか、
Tシャツとかも当たった事があります。

しかし、この25thの時は見事に当たりませんでした。
もっとも欲しいEL&Pグッズは当たらないものなのでしょうか。

グッズが当たった1,000名の方々、
今でもEL&Pを愛してくださっているのかな?

以上。

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2012年6月26日 yaplog!
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EL&Pマーク(バンドロゴ)の構造について

2012-06-25 12:54:38 | EL&Pのロゴについて
EL&Pマーク(バンドロゴ)の構造について

少年時代に、
お気に入りの洋楽ミュージシャンが好きになった頃というのは、
当然ながら、
そのミュージシャンのバンドロゴに関心が行くわけです。

ノートや机に落書きをしていたのは、
言わずもがなで、
学級旗制作時のあまったフェルトを入手して、
EL&Pのバンドロゴに形作り、
サイドポケットがついているジーンズのポケット部分に、
縫いつけたりして一人悦に入っておりましたね。

こんな感じのものを作っていたわけです。


画像① 自身の制作物再現イラスト

私、
最近にいたるまで、
このバンドロゴの構造をこのように捉えていました。


画像②

つまり、
私は、Pの部分の下部にある四角い部分を、
このマーク全体を下から支える台座のようなものとして、
認識していたわけです。

しかし、
最近、ある熱烈なEL&Pファンが、
このように認識していると解りました。


画像③

つまり、
四角ではなく、P文字の延長だというわけです。

なるほど。
この解釈、言われてみるまで気がつきませんでした。

どちらが本当かは、
デザイナーにしかわからない事です。

いずれにしましても、私の場合、
グレッグ・レイクの新しいロゴを見たときも、
下の四角の部分を上に据えて、
EL&Pバンドロゴの一部を抜き取り、
なおかつ、EL&Pのバンドロゴの丸い部分を継承した、
見事なつくりであると思っていたのです。


画像④


真相はさておき、
英音楽サイトのGigwiseというところで、
バンドロゴのベスト50をランキングを発表した時に、
EL&Pのバンドロゴは、35位にランクインしました。
(メタリカ情報局というサイトで、ちょうど1年ほど前に紹介されています。)

ちなみに1位はストーンズで、
7位はツェッペリン、
8位はイエスです。
38位はヴァン・ヘイレン、
45位はアイアン・メイデンですから、
極端に悪いランキングとも言えない感じですね。

むしろ、現在のバンドとしての人気からすれば、
かなり健闘したと見るべきでしょうね。

以上。

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2012年6月25日 yaplog!
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アルバム「Bali」 ワンダーミンツ グレッグに捧げる曲(1998年)

2012-06-22 18:18:05 | EL&Pを讃えていると思われるバンドのアルバム
アルバム「Bali」 ワンダーミンツ 
グレッグに捧げる曲 (1998年)



画像 帯とジャケット

収録曲

1.Arnaldo Said
2. Sting O’Luv
3. In And Around Greg Lake
4. My ID/Entity
5. Telemetry
6. Chris-Craft No.10
7. Cellophane
8. Dreamachine
9. Spoke Of A Wheel Whirled
10. Hypnolove
11. Puppet Grrls R Go
12. Wanderlust
13. Bali


3曲目にグレッグ・レイクに捧げた曲が収録されています。

サージェント期のザ・ビートルズのような感じの曲調ですね。

歌詞の中にグレッグ・レイクの名前は出てこないのですが、
グレッグの創作歌詞や歌声といったものに、
ときめいているメンバーがいると推定されます。

ただ、このように実名入りのタイトルにしてしまうわけですから、
メンバー間の合意というものもあったのでしょうね。

このワンダーミンツ(TheWondermints)は1990年に結成された米国のバンドなのですが、
これまでに、アルバムを4枚リリースしています。
ちなみに直近のリリース年は、2003年、

ブライアン・ウィルソンとの関わりは深く、彼らがCDデビューにこぎつけたのも、ブライアン・ウィルソンの下支えも大きいと思います。
ブライアン・ウィルソンと、とても共感するところがあったのでしょうね。

2004年は、ブライアン・ウィルソンの「スマイル」を完成させるために、バンドとして全面的な協力をしたとの事です。

にも、関わらず、

「In And Around Brian Wilson」

ではなく、

「In And Around Greg Lake」なんて、タイトルの曲をアルバムに収録するのですから、
よほど好きなのでしょう。

先般、映画「テルミン」に関して取り上げましたが、
実は、ロック・ミュージシャンが二人だけ登場します。

一人は、ブライアン・ウィルソン、
大ヒット曲、「グッド・ヴァイブレーション」レコーディング時にテルミンを用いた事で出演したようです。

もう一人は、トッド・ラングレン、
彼はテルミンの音の口真似をするためだけに登場します。
なかなか面白いですけどね。


1977年、
NHKのFMラジオのロック番組の新譜特集で、
「ELP四部作」の曲が初めてオンエアーされたわけですが、
この時に、ザ・ビーチ・ボーイズの新譜も紹介されました。

なにしろ、番組まるごと録音したカセットテープを何度も聞いていたものですから、
ザ・ビーチ・ボーイズと言えばブライアン・ウィルソンという名前だけが、
脳裏にしっかりと刻まれる事になりました。

「In And Around Greg Lake」収録の真意が今一つつかめないので、
私の中での関連情報を記してみました。

以上。

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2012年6月22日 yaplog!
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イエス 黒田史朗著 音楽之友社刊 1979年

2012-06-21 16:33:03 | 関連書籍Emerson,Lake&Palmer
イエス 黒田史朗著 音楽之友社刊 1979年


画像 表紙カバー

確か、私のイエスファンの友人はこの書籍を購入したのかも知れませんが、
当時で¥1,900という価格ですね。

少年のお買い物としては、ほぼ、LPレコードに匹敵しますから、
大人のプログレファンじゃない限りは、おいそれとは、購入できなかったと思います。

私の所持しているのは、古本店で求めたものです。

イエスの黎明期から書籍発刊当時までを、当時調べられる範囲で、事細かに記してある書籍ですね。

インタビュー本ではないのですが、
メンバーが折に触れて語った事がところどころに出てきますね。

先般、
クロスビートのプログレ特集で、
過去のミュージック・ライフ誌に載ったジョン・アンダーソンのインタビューで、
「ピンク・フロイドとEL&Pからの影響を受けていないプログレミュージシャンはいないであろう」と発言していた事に触れましたが、

この書籍には、
ジョン・アンダーソンが、
自分たち(黎明期のイエス)の注目しているミュージシャンとして、
「ザ・ナイス」
とメロディー・メーカー誌に述べている事が記述されています。

今日まで語り継がれている60年代後半から70年代前半のビッグバンドは、
バンドとしての独自色を出す事ができたが故に、
今でも敬愛されているわけですが、
ジョン・アンダーソンとクリス・スクワイヤは、
ザ・ナイスを踏襲しないまでも、
「ザ・ナイスの他者の曲を見事にアレンジして演奏するスタイル」に、
自分たちの進むべき道を探っていたのだと思います。

EL&Pのプロトタイプとして、しばしば語られる事もあるザ・ナイスですが、
これからメジャーになろうとしている無名のミュージシャンたちの、
指標の1つであったのでしょうね。

イエス黎明期には、マーキークラブにおいて、
イエスがザ・フーやザ・ナイスの前座をしていた事も記されています。
1968年9月19日(木)との事ですが、
この時のザ・ナイスは、まだ4人だったみたいです。

この黎明期というのは、イエスがファーストアルバムをリリースする前で、
ジョン・アンダーソンとクリス・スクワイヤ以外のメンバーがしっかりと決まってはいなかった時期を指しています。

また、カールが在籍していた頃の、アーサー・ブラウンとも同じステージに立った事もあるようです。
この時は、イエスがオープニングを務めて、次に数バンドの演奏があり、アーサー・ブラウン、ザ・フーと続いてステージが終了したようです。

ザ・フーなどは、日本での人気は今一つの感じもありますが、
海外で何大バンドと称する時に、今日においても、必ず名前があがるバンドの1つですよね。

ザ・ナイスやEL&Pの他のミュージシャンへの有形無形の影響は、計り知れないものがある事は確かでしょう。

しかし、こうして書いていると、
EL&Pは、他のミュージシャンへの影響力はともかくとして、
ザ・フーのようにスタジアム級のバンドとしての人気を継続する事が出来なかったという事を、またまた思うわけですね。

それでも、
ロックの歴史と多くのミュージシャンの心の中には、
ザ・ナイスやEL&Pは確実に存在しているのだと思いたいですね。

以上。

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2012年6月21日 yaplog!
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小埜涼子 Undine タルカス収録

2012-06-20 17:48:01 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
小埜涼子 Undine
タルカス収録



画像① ジャケット表側 デジパック仕様


画像② ジャケット裏側

5月末にリリースされたばかりのサックス奏者のアルバムです。

このCDには、
組曲「タルカス」を1.5倍速したバージョンと言うのが収録されていると解り、
購入してみた次第である。

凄まじいの一言につきる。

どれだけ凄まじいかと言うと、
原曲を聞いているから解る凄まじさである。

凄まじさという一点においては、
原曲を凌駕していると言って良いと思う。

もし、
原曲を聞いていなければ、
この音楽は一体なんなのだ。

ジャズメン達によるジャカジャカ音楽が、
猛烈なスピードで突き抜けていくという印象である。

「何をそんなにあなた方は急ぐのでしょうか?」

と言う感じである。

原曲のメロディーは、
100%ではないが、踏襲されている。

息もつかせぬ、
圧倒的な14分59秒のタルカスに、
タルカス愛好者は、悶絶する事は間違いない。

ちなみにその他の収録曲は、
プログレを中心に聞いている者にとっては、
異世界の音楽である。

今年は、
タルカスが収録されたシエナ・ウィンド・オーケストラのSACDもリリースされる予定のようですが、

この小埜涼子のタルカスも、
また1つの「タルカス」として、EL&Pファンの間で知られていく事になりそうです。

以上。

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2012年6月20日 yaplog!
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Autumn '67 & Spring '68 国内アナログ盤

2012-06-18 16:38:59 | Keith Emerson THE NICE関連
Autumn '67 & Spring '68 国内アナログ盤



画像 ジャケット 
これも密封していないのでシミがありますね


先般、少年時代にEL&P関連商品の在庫確認のための往復葉書を3箇所に送付した話をしました。

その中の1つである、ロック館に関しては、ロック・スペースミラーの種類に関する丁寧な返信が来た事をブログに書きました。

3箇所のうちの1つは、ロック好き少年のあこがれのレコード会社です。

日本フォノグラム株式会社なのですが、
有り難い事に、洋楽担当の方から返信が来ましたね。

往復葉書に記した内容としては、
「衝撃のロックトリオ伝」の巻末ディスコ・グラフィーを元に、
在庫の有無の問い合わせをしたのです。

この時点において、
ザ・ナイスの「エレジー」と「五つの橋」の廉価盤は入手できる状態でしたが、
他のザ・ナイスのアルバムの状況が知りたくて、
往復葉書を送ってみたわけです。

相手の方が記入しやすいように、
返信の方に、アルバムの種類を記して、その隣にカッコ(   )をつけます。


無論、
この時点で、
ザ・ナイスの初期アルバム3枚が、
東芝から発売されていたなんて、知る由もないわけです。

そのため、管轄外のフォノグラムの担当者には答える義務もないわけですが、
洋楽担当の方は、
「ナイスの思想」「少年易老学難成」等のカッコの中に(廃盤)と書き込みをしてくださいました。

そして、衝撃のロックトリオ伝の巻末には、「AUTUMN TO SPRING」というアルバムもあったわけですが、
そのカッコ(   )の中には、

( ?  但し、Autumn '67 & Spring '68であれば、○月に発売予定です。)

と記述してくださいました。

私は、この時点で、「AUTUMN TO SPRING」が米国編集盤であるとは全く知る事もなく、問い合わせをしたわけです。
日本フォノグラムの洋楽担当者にしてみれば、ハテナ(?)マークをつけるしかなかったのであると思います。

このような形の世間知らずの少年からの問い合わせが頻繁にあれば、
担当者は、その対応をしていては、仕事にならなので、大変でしょうが、

あまりそんな問い合わせがないのか、
あるいは、一少年の情熱に心が動かされたのか、
丁寧な返信をくださったわけですね。

本当に感謝ですね。

本アルバムは、返信葉書を頂戴する以前に、音楽誌に広告が出ておりましたので、
発売されたら購入しようと思っていました。

私のザ・ナイスのアルバム購入では、エレジーに続く2枚目という事になりますね。
アルバム内容は、オリジナルではなく、初期ベストというべきものですが、
ザ・ナイスの輸入盤など入手できる環境にない田舎の少年にとっては、
エレジーとは異なるややポップなアルバムとの出会いでした。

以上。

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2012年6月18日 yaplog!
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映画 幻魔大戦 パンフレット

2012-06-16 16:49:19 | Keith Emerson邦画音楽担当関連
映画 幻魔大戦 パンフレット



画像 表紙

キース・エマーソンが音楽に関わった映画がすべて日本国内で上映されているわけではないと思われますが、

海外の作品としては、

「インフェルノ」
「ナイトホークス」

の2つは上映された事は確かです。

また、すべてがそうであるかどうかまでは解らないのですが、
映画に詳しいネット上の知人さんによると、
「映画上映時に解説パンフレット(プログラム)を製作して販売する」というカルチャーは、他国ではあまり無いみたいですね。

そう考えると、
日本で作られている映画のパンフレットを、
貴重なものとして捉えているコレクターも海外にはいるのかも知れません。

海外のキースファンの中には、
キースが映画音楽に関わった映画のパンフレットを見てみたいとは思うでしょうね。

この映画「幻魔大戦」のパンフレットは、
キースの白黒の顔写真が掲載されているが最大の特徴ですね。(かなり小さいですけど)
海外のキースファンからすれば、日本語がわからなくても、写真で見る事ができるという利点があります。

あまりサントラ担当者の写真を載せるパンフレットは見た事もないような気がするので、
めずらしい方の部類だと思います。

当時の角川映画というのは、CM告知をテレビ上でバンバン流していました。

そのため、キースが映画音楽を担当することを初めて耳にした時は、
「音楽の出来がよければ、新たなるキースファンを獲得できるチャンスでもあるなぁ」
と思いました。
最終的に無事にサントラは完成したわけですがが、キース以外の日本の方もサントラの音楽作成に関わっていました。
そのため、インフェルノやナイトホークスのような完全なキースの作品にはならなかったわけです。

やや不満ではありましたが、作品が全くリリースされないよりは遙かにましです。

言語の違いから来るギャップ、それから派生すると思われるイマジネーションのギャップ。
それを想定した時に、キースにサントラのすべての曲を任せきる事ができなかったのかも知れません。
この真相は関係者にしか解らない事ではありますが。

パンフレットの中では、角川春樹氏と原作の平井和正氏が、
キース作曲の「光の天使」を誉め讃えていますね。

特に平井和正氏は、映画プログラム向けの文章を書く時点で、
映画の内容は全く把握していなかったようです。

当時、平井和正氏は、内外で「言霊(ことだま)使い」を称されており、
圧倒的なスピードで幻魔大戦の小説を執筆されていました。

作品中において、主人公の東丈は、石ノ森章太郎氏のコミックの原作とは、
遙かにかけ離れた存在になっており、
映画とは全く別物の幻魔大戦ワールドが怒濤のように生み出されていました。

すなわち、平井和正氏は、映画に関わっている暇は、全く無かったわけですね。

そのため、キースの音楽(光の天使)への感想を拠り所として、そこから文章を展開している感じです。

キースの名前があちこちに出てくる映画パンフレットですね。

以上。

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ASIA ファンクラブ会報 VOL.10

2012-06-15 11:44:04 | Carl Palmer関連
ASIA ファンクラブ会報 VOL.10


画像 表紙

これが何故、私の手元にあるのかというと、
1983年頃、EL&Pファンクラブをちょっとだけ手伝っていたからですね。

当時のEL&Pファンクラブのスタッフの何人かが、
エイジアファンクラブのスタッフも兼ねていました。

そのため、エイジアファンクラブのスタッフ会議とEL&Pファンクラブのスタッフ会議を一緒にやった事があり、
その時に初めて、エイジアファンクラブの会長をされていらっしゃる方とお会いしました。

それで、「エイジアファンクラブの会報がどんなものか見てみたいので、送ってくれないか」とお願いして、送ってもらったのだと思います。

時期的には、エイジアのアルファがリリースされる数ヶ月前ぐらいの会報です。

確か、会報は、2部ほど見たような記憶があるのですが、
今のところ手元にあるのは、これだけでのようです。

内容はカール以外のメンバーのインタビューの翻訳が中心になっていまして、
カールに関しては触れている箇所はほとんど皆無に等しい感じです。

それでも、
ジョン・ウェットンとジェフ・ダウンズへのインタビューの中で、
ジョン・ウェットンが、カールに関する話を少しだけしていますので、
抜き書きしてみます。

「そうだね。
一緒にプレイするとき、最初にCarlが僕に言った事に―――僕はとても驚いたのだけれど―――『ボーカルラインを手伝うことがあったらいってくれ』ってね。
そんな事は今まで聴いた事がなかった。
自分のエゴの為でなく歌の為に何か適切なことをしようとするドラマーなんて…。
1つの事に固執している若い怒ったドラマーと仕事をした後だったから新鮮に感じたね。
これがバンドの成功のカギだよ。
皆がテーブルにカードを置き、必要なことをやろうというのだから、それも妥協せずにね。」

うーむ。

キースとグレッグの狭間で鍛えられたカールです。
ドラムの手数なみに気配りも細かいと言えましょうか。(笑)

ご存知の通り、エイジアはオリジナルメンバーが復活してからの3枚目にあたるアルバムをリリースするところです。

数十年前は、「パーマネントなメンバーでバンドを組んだら、そのバンドのアルバム作りとコンサートに比重を置いて活動をしていく」という感じであったと思います。
現在は、それぞれの参加しているバンドやプロジェクトを精力的にこなしてはいるけど、その一部として、バンドとしてのエイジアが解散せずに存在しているという事になるでしょう。
メンバーのエイジアの外での仕事が刺激となり、それがエイジアのバンドとしての緩やかな継続を生み出す事につながっていると言えますね。

とは言え、オリジナルエイジアが順調すぎると、カールがEL&Pに関心を持たなくなる事に拍車がかかる事になるわけですけどね。

さすがにカールだけを見るために、上京をする気持ちにはなれないので、
復活してからのエイジアの来日公演に足を運んだ事は一度もないのです。

先日、コメントを頂戴しましたように、
現時点では、カールこそが、EL&P再集結のカギを握る男になるようですので、
新たな局面が見えてくると良いのですけどね。

以上。

本ブログはエマーソン、レイク&パーマーファンの一会社員が、彼らに関わる物品と共に思い出等を綴っております。
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2012年6月15日 yaplog!
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1992来日公演 再再追加公演チケット入手の整理券

2012-06-14 13:14:51 | Emerson,Lake&Palmer関連
1992来日公演 
再再追加公演チケット入手の整理券



画像① 表 未使用なのでミシン目が切れていません


画像② 裏

EL&P復活の来日公演が開催される年には、
私は既に東京都民ではなく秋田県民でした。

そのため、
来日の情報は新聞からキャッチし、
電話予約なるものに初めてチャレンジしました。

土曜日の日に有給休暇を取って、
先行電話予約にチャレンジしました。

しかし、何度電話しても先方にはつながらず、
つながった時は「既に終了しました」とのアナウンスに変わっていましたね。

この時の落胆と言ったら…。

仮に追加公演が出たとしても、
また、同様のパターンに陥っては元もこうもありません。

追加公演決定時に再チャレンジするだけでは、どうしようもないので、
都内在住の親友に頼んで、
整理券を取るために並んでもえないかとお願いしました。

体調が思わしくない友人でしたが、
早朝から並んでくれて整理券を調達してくれました。

しかし、この整理券を使用する日は、
彼の体調が思わしくなく、使用しないまま残りました。

幸い、追加公演時の先行予約の電話受付は、
奇跡的に先方につながりました。

いや、この電話がつながった時は、
本当に奇跡かと思いましたね。

この整理券を取るために並んでくれた親友も、
自宅療養中ではありましたが、数年前に他界しました。

コンサートで上京する度にアパートに泊めてもらい、
旧交を温めていましたが、
今後上京しても、気楽に泊まれるような知人はいませんね。
(気楽でなければ親戚も知人もいますけどね。)

体調の悪い中、
この整理券を取るために並んでくれた友人には、
言葉もありません。

私のEL&P熱が冷めていない事で、
こうしてブログにアップでた次第です。

金額の大きさでは推し量る事のできない、
私だけの思い出の一品です。

以上。

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いろいろなEL&Pファンのちょっとした楽しみになれば幸いです。
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2012年6月14日 yaplog!
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サラディンの日 青池保子 秋田文庫 解説 巽孝之

2012-06-13 16:31:47 | EL&Pに影響を受けていると思われる創作家達
サラディンの日 青池保子 秋田文庫 解説 巽孝之


画像 表紙カバー

内容は十字軍の個性溢れる3人の騎士を扱ったものですね。

巻末の解説に先般、書籍を取り上げた巽孝之先生の熱い文章が載っています。

解説において、
巽先生は、「イブの息子たち」の主人公のモデルが、
EL&Pのメンバーであろう事を想定し、
次のような解釈をしています。

ヒース・イアソン
=キース・エマーソン

バージル・ワード
=カール・パーマー

ジャスティン・レイ
=グレッグ・レイク

この図式に関して共通点を見てみましょう。

ヒース・イアソンに関しては、

① 名前の響きが似ている
② 髪型が似ている
③ いつもブーツを履いている
④ 職業がピアニスト

等、ほぼキース・エマーソンをモデルにした事は間違いありません。

次にバージル・ワード。

① 髪型が似ている

バージル・ワードの職業は詩人ですので、
カールとの共通点は髪型ぐらいですかね。
それでも、ほぼカールがモデルである事は間違いないでしょう。

次にジャスティン・レイ。

① 職業がロック・ヴォーカリスト

確かにグレッグはロック・ヴォーカリストで、
職業としての共通点はあります。
ジャスティン・レイの場合、ヒースやバージルと違って、
日本の少女漫画特有の大きな目をしています。

しかし、ウィキでは、ジャスティン・レイのモデルは、ムーディー・ブルースの美形メンバーであるジャスティン・ヘイワードという説があると記されていますね。

これには、ほぼ決定打となる別の説もあるのですが、
それはまた次の機会に記したいと思います。

なので、ジャスティン・レイのモデルをご存知の方は、
あえてその件に関するコメントは書かないでくださいね。

いずれにしましても、
この「サラディンの日」の内容に関わる「聖地エルサレム」との関連から、
十字軍の3人の主人公のルーツを、「イブの息子たち」の主人公たちとし、
そのモデルをEL&Pとして位置づける解釈が為されているように思います。

但し、このあとがきを読んで、EL&Pの音楽まで辿り着く方がいるかどうかは、
定かではありません。

それでも、当時の歴史解説を含めながら、
3人の騎士のサイドストーリーを面白く想像する青池先生の素敵な作品の解説に、
EL&Pが登場した事は、ファンにとっては喜ぶべき事であります。

以上。

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プログレ五大バンドの中でも、人気の凋落の激しさもナンバー1ともいえるEL&P。
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2012年6月13日 yaplog!
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今でもプログレッシヴな男 グレッグ・レイク Beatleg (ビートレッグ)2014年7月号 vol.144 その②

2012-06-12 15:18:21 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
今でもプログレッシヴな男 グレッグ・レイク 
Beatleg (ビートレッグ)2014年7月号 
vol.144 その②


本号は、グレッグ・レイクの最新インタビュー、
コンサート・レポートが載っています。

4月からアメリカンツアーを始めるという事、
及びそれがどのような内容のものになるかは、ファンの知り合いから、事前に教えてもらっていましたが、
70年代に大仕掛けで一世を風靡したEL&Pのコンサートとの感じとは、ほぼ対極にあるようなコンサートであると認識しておりました。

ただ、特に考える事もなく、ただ漠然と認識していたという事ですね。

しかし、このBeatleg誌のコンサート・レポート、感想を読むと、今回のコンサートは、往年のファンにとってとても意味がある事が伝わってきます。
グレッグ・レイクには、音楽を「アーティストとファンが共有している」という考え方をとても重視していますね。
そして、今回のコンサートツアーにおいて、その「共有感」を実際に実現するために、小規模会場を選択して、質疑応答コーナーを設けているとのこと。

このような試みが実現できるには、ある程度のミュージシャンとしての成功の経歴も必要な事は確かです。
成功しているが故に、多くのリスナーはその音楽に触れる機会を得る事もできますし、その中から、特に気に入った音楽を、生活の中で暖める事もできるわけです。

そして、そのミュージシャンのファンになって、そのミュージシャンの音楽は生活、人生の一部となって行くわけですね。

グレッグの視点は、そのようなファンに注がれており、それがこの度のコンサートスタイルを作り出したわけです。

これは単なるトークライヴとは異なり、質疑応答のコーナーも加わる事で、ミュージシャンとファンとの言葉によるコミュニケーションが生まれ、「共有意識」が濃さを増していくのでしょう。

インタビューの内容からも、
とてもファンを大切にしている事を伺い知る事ができますが、
その大切にする気持ちを、実際にコンサートを通じて表現していく事に、具体的に着手したというべきかも知れません。

「ミュージシャンは音楽を作り、リスナーはそれを受け止めればよいのだ。
なぜなら、音楽こそが、ミュージシャンの伝えたい事だから。」

という考え方もあるでしょうが、

いろいろな遣り方はあってしかるべきだと私は思います。

歴史あるプログレッシヴロックの重鎮ミュージシャンとして、
先進的な試みに着手したグレッグ・レイクこそは、
プログレッシヴロックのミュージシャンの中でも、
現在進行形の最もプログレッシヴな男かも知れません。

Beatleg誌は、いわゆるブートと呼ばれる裏物に焦点をあてている雑誌でありますが、
ミュージシャンを多角的な角度から捉え、愛情を持って肯定的に見つめる姿勢を、今回のコンサート・レポート、感想から感じた次第です。

以上。

本ブログは田舎の会社員がエマーソン、レイク&パーマーに関する品物のあれこれを思い出と共に綴っております。
難しい事は解りませんが、EL&Pがもっともっと評価される事を望むものです。
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