EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ステレンジデイズ №28 2001年12月号

2012-01-30 18:11:54 | プログレ系専門誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
ステレンジデイズ №28 2001年12月号


画像 左は表紙と同じデザインの付録の冊子、
表紙の黒い部分の顔は心霊写真ではありません。


2001年に出版された雑誌なので、比較的新しいものになります。

とは言え、今年は2012年、早くも10年の年月が経過しています。

キース・エマーソンのインタビューが収録されています。

これは、先週、図書室にアップしたマンティコアヴォルツがリリースされた事に関するインタビューで、
内容的にはマンティコアヴォルツのリーフレットに収録されているキースのインタビューと同じ内容のものもあります。

特筆すべき事項は何かと言いますと、

97年のツアーの後に、EL&Pのバンドとして、アルバムを作る計画があったという事ですね。
ただ、アルバム制作の条件として、グレッグがプロデュースしない事を、キースとカールが主張したわけです。
一方のグレッグは自分がプロデュースをしなくてはならない事に固執をしていたようです。

ここまでは、何か別の雑誌にも載っていた情報なのですが、

このストレンジデイズのインタビューによると、

1.キースがこの新しいアルバムのために30分の長尺曲をつくった。
2.それをカールに聞いてもらったら、「こんな曲がやりたかったんだ!」と讃辞を得た。
3.グレッグにその曲を送った。
同時に、「どうしても、プロデュースをしたいなら、何か一曲書いて、それを送ってくれ!」と書き添えた。
4.しかし、グレッグからは何の音沙汰もなかった。

グレッグとしては、90年代以降の他者にプロデュースさせたアルバムが、セールス的にはすべて不発に終わった事もあり、
(お金も当然支払っているわけですし。)
自分が手がけた方が、まだマシかも知れないと思ったのかも知れないし。

実際、「自分がプロデュースしたEL&Pのアルバムはすべてヒットしている。」と何かのインタビューで読んだような気もします。

以上のような流れが過去にあったわけですが、
年月を重ねると当事者の自己主張も丸くなっていくのか、
2010年には、キース&グレッグのUSAツアーは行われたわけですね。

会場の事情や健康上の理由で、キャンセルがあった会場を除き、
無事に終えたみたいですね。

しかし、皆様ご存知の通り、
ハイヴォルテージの後に、
キースが手術を必要とする病が見つかり、
キース&グレッグの来日は中止となりました。

上述のキースの作った30分の長尺曲、
この曲が日の目を見る日が来るとよいですね。

この雑誌ですが、
写真のように、ピンク・フロイドが好きな人はオールカラーの小冊子の付録もついています。
EL&Pに関しては、キースのインタビューとマンティコアヴォルツの紹介以外は特に載っていません。
インタビューの肝心な部分に関しては、本ブログに概要を記しましたので、
かなり安い価格の中古雑誌を見つけた時に入手するぐらいでよいかなと思います。

高校時代、「週間FM」にピンク・フロイドとEL&Pがわずかなカラーページで掲載された事があります。
ラブビーチ以降であったかも知れません。
内容は両者を比較して、売れ行きの凋落ぶりから、ピンク・フロイドに軍配を上げるという単純明快なものでした。
高校生のEL&Pファンが、読んでいて、面白いはずもない。(笑)

ピンク・フロイドのベストアルバムを表紙に据えて、
冊子までついているストレンジデイズ№28で、
エマーソン、レイク&パーマーが、意見の相違で足踏みして、
アルバムのリリースができない状況は、その時の記事を思い起こさせてくれます。

2012年1月30日 yaplog!



EMERSON LAKE & PALMER ファンクラブ会報KARN EVIL #9 VOL.1 経年劣化

2012-01-28 14:49:09 | ファンクラブ等の資料Emerson,Lake&Palmer
EMERSON LAKE & PALMER ファンクラブ会報
KARN EVIL #9 VOL.1 経年劣化


画像① 会報の表紙 
スキャンしたら2頁のエイジアの写真がちょっと透けたわ



画像②入会のご案内 
何故か会報に挟まっていました。



1980年の末頃に大阪に移ったエマーソン、レイク&パーマーファンクラブ。

1982年の末頃には再度、東京に戻る事になります。

その時に制作された第一号の会報です。
83年の2月に発行。
裏表紙にも頁ナンバーが表記されていて、全18頁になります。

表紙がシンプルですが、
この文字は確か、販売されていたアルファベット文字の転写シールを用いて、作ったのであると思います。

「♯」「9」数字の「1」が手書きですね。

内容はすべて手書き。
ミニコミ誌は手書きが主流で、本格派がタイプや活字を使用していたと思います。

2頁目が目次で、
大阪のファンクラブの前会長の挨拶。

新生EL&Pファンクラブスタッフの挨拶。

内容は、グレッグ・レイクのプロフィールという事で、アトランティックのプレス・キットの翻訳が冒頭に来ます。

News&Topicsには、イタリアのみでリリースされていたキースのホンキーが、ドイツのリリースが決定した話。
日本のワーナーからもリリース予定との話がありますが、これはリリースされずに終わったかも知れません。
幻魔大戦のためにキースが来日してレコーディングした話も取り上げられていますね。

グレッグ・レイクバンドは、メンバーの相次ぐ脱退で解散した話もあります。
マヌーヴァースは解散後にリリースされたわけです。

特筆すべきはネタに苦慮しているところです。

スタッフの個人的好みなのか、マイケル・シェンカー・グループ、ミッシング・パーソンズ、ゲイリー・ムーアの記事に多くのページを費やしています。

ロンリー・ハートイエスが、まだ、シネマの名前でレコーディングを頑張っている時の情報が載っていますね。

ネタに苦慮しても、ゲイリー・ムーアはグレッグ関連からともかくとして、マイケル・シェンカー・グループやミッシング・パーソンズを取り上げる必要はないだろうとの意見が提出された事もあります。

私もそう思いました。
マイケル・シェンカーは聞いた事すらなかったですし。

新生という事で、イラストの1点も集まっていなかったので、
紙面を埋めるのに苦労したのであると思いますね。

このスタッフの制作した会報に関しては、次の会報から、私もお手伝いをした事が
あります。

この会報が出た頃は、
カールはエイジアにて爆発的な売上をものにしたところでしたし、
「EL&Pの再結成なんて、ありうるはずもない。」
とファンは思っており、それでも、ソロ活動に期待するような感じの空気でした。

しかし、それらの会報が、どこに行ってしまったのか、全く見あたりません。

父に廃棄されたと思いますね。

2012年1月28日 yaplog!


オリジナル・ブートレッグ・シリーズ・フロム・ザ・マンティコア・ヴォルツ VOL.1 2002年リリース その1

2012-01-27 16:04:33 | 1990年以後に発売されたEL&PのライブCD等
オリジナル・ブートレッグ・シリーズ・フロム・ザ・マンティコア・ヴォルツ VOL.1
2002年リリース その1


画像① 箱の正面 金色のマークが光る!日本の印刷技術です。
ツェッペリンの紙ジャケットボックスの輸入盤も、ジャケットは日本製との事。


画像② 箱には帯がつかない場合が多い。
シュリンクに貼られているシールは捨てないでね。


画像③ ボックスシュリンク開封の見本。
こうしておくと箱も痛まないよ。
聞きたいCDを直ちに取り出せない難点はあります。


ブートを音源とした7枚組の公式リリース盤です。

ビクター・エンタテイメントでは、日本独自のボックスジャケットを作り、
キース・エマーソンのインタビューを収録したブックレットをつけ加えて販売してくれました。

このキースへのインタビューはグレッグ・レイクがリンゴ・スターバンドで活躍していた時期のようですね。

そのため、カール・パーマーが主体となって、
キースに確認をしつつ収録内容を決定しており、
グレッグは全く関わっていないようです。
カールに権限が委ねられたという事なのでしょう。

これは、VOL.1とVOL.2が同時リリースされたため、
両方一度に求めるには、決意が入りましたね。

ほとんど勢いで注文した品物です。

なにしろ、聞く前から音がよくないと解っているものを注文するのですし、
しかも、値段も1ボックスにつき、10,000円以上とくれば、有無を言わずに注文とはいかないわけです。

それでも、EL&Pをとても愛するファンであれば、
彼らの歴史の貴重な記録ですので、当時のバンドの勢いを確認するための、またとない音源なわけです。

ビクターさんとしては、海外仕様のまま、販売する事に良心がとがめたのであると思います。

せめて、付加価値をという感じでしょうか。

私自身は、音の悪いものは、あまり進んで聞きたい方ではないので、
どの盤も一度聞いたくらいで、済ませております。

なので、内容については、あまり詳しい確認を行っていないし、
その明確な音の違いを筆に落とす技量もありません。

確かに価格は高いですが、
ビクターさんは良い仕事はしたと思います。
キース・エマーソン・インタビューズを制作した笹川孝司氏と三柴理氏の対談も、
EL&Pファンが読む分にはとても面白いです。

三柴氏は、筋肉少女帯のキーボート・プレイヤー。
筋肉少女帯のベーシストがEL&P好きである事は何かで読んだ事がありますが、
バンドのメンバーのほとんどがEL&P好きみたいですね。
三柴氏がEL&Pを本格的に聞くようになるのは、ベーシストのお勧めによるものであったそうです。

ほとんどの通販店では既に品切れのようですね。

添付資料に不足がないようであれば、中古品も出回っておりますので、それで事は足りると思います。

中身の写真は、いつになるかわからない「その2」でご紹介します。

2012年1月27日 yaplog!


EURO ROCK PRESS November 2005 vol.27

2012-01-26 13:31:20 | プログレ系専門誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
EURO ROCK PRESS November 2005 vol.27
マーキー・インコンポレイティド発行



2005年にキース・エマーソンバンドが来日しました。

表紙をめくるとその時の様子のカラーグラビアが登場します。

2頁目からは当時のキースのカラー写真を含めた、
キース・エマーソンへのインタビュー。

まだ、この時点で「アット・ザ・ムービーズ」の国内盤が出ていなかったのですが、
輸入盤を、これまでキースが担当したサントラのジャケットと共にカラーで紹介。
カラー記事のキースコーナーは4頁で終了します。

インタビュー内容はキース・エマーソンの映画音楽に関する事に重きが置かれています。

キースが好きな映画音楽家は、

エルマー・バーンスタイン、
エンニオ・モリコーネ、
ヘンリー・マンシーニ、
ハンス・ジマー、
ジョン・ウィリアムス、

おそらく他にもいるのでしょうが、キースがこの時に思いついたのは、上記の作曲家なのでしょう。

これらの作曲家についての、詳しい訳注がついています。
「ピーター・ガン」はヘンリー・マンシーニの作品等、細かい記述が嬉しいです。

あと、キースのホームページ等で、アメリカのアニメ番組のサントラ「IRON MAN」を担当している記述も見られますが、この記事を書いた人も未聴との事。
カラーのジャケット写真も載っていますが、私も未だこの雑誌でしか見た事がありません。
ネットムービーで見て、キースらしい音に辿りつく事もできるようなので、
私もチャレンジしましたが、成功はしていませんね。

ナイトホークスのプロデューサーとシルベスター・スタローンに一度会って、
「ヴァンゲリスのような音にしないでくれ」と言われた事も、この雑誌で初めて知りました。

取り上げられている頁数は少ないですが、キースファンにとっては、貴重な情報が濃縮されている雑誌です。

書籍扱いなので、在庫があれば、注文したら届くと思います。
という事で、検索したみましたら、まだ在庫はあるようですが、
税込み2,000円は決して安くはないですね。

2012年1月26日 yaplog!


MAR Y SOL FESTIVAL RECORDED LIVE IN CONCERT: “RECORD STORE DAY” LIMITED VINYL - REMASTER

2012-01-25 16:37:24 | EL&P関連アナログ盤未開封品のコーナー
MAR Y SOL FESTIVAL RECORDED LIVE IN CONCERT:
“RECORD STORE DAY” LIMITED VINYL - REMASTER


画像① 表


画像② 裏 ジャケットの中央部が丸くカットされラベル部が露出


画像③ 表の向かって右下部 シリアルナンバーと思われる

昨年SONYからリーリスされたアナログ盤です。
SONYから何点かのアナログ盤の再発がありましたので、
私もSONYのアナログ盤頭脳改革を試しに購入してみました。
ジャケットの再現度に難があった事や、
価格が高い事もあって、
他のアルバムへの購入意欲が一気に薄れました。
中途半場なジャケットの再現をするよりは、
思い切って、全くオリジナルなジャケットを制作した方がまだマシであると思いました。
(エマーソン、レイク&パーマー コレクションと称して、
ナンバーをつけて、それぞれのアルバムをモノトーン色でまとめるとかね。)

このアナログ盤は、
先日、ご紹介したライヴCD、

「LIVE AT THE MAR Y SOL FESTIVAL '72」

と同じ音源なのですが、

A面にタルカス
B面に展覧会の絵

が収録されています。

ディスクユニオンの説明に2枚組とありましたが、
1枚組の間違いですね。
やはり、実際に商品を手に取ってみないと解らないものです。

時系列的には、
CD「LIVE AT THE MAR Y SOL FESTIVAL '72」よりも、
半年ぐらい早くリリースされておりました。
そのCDが発売されてから、価格が下がったのを見て購入した次第です。
シリアルナンバーがついているので、マニア向けの限定盤と言えそうです。

ジャケットはアナログ主流時代の海賊盤を意識した作りになっています。
シングルジャケット。
ジャケット絵のペラ紙は水色地。
海賊盤には、ラベル部分にそれなりの文字や絵が存在しているのもありますが、
このレコード盤のラベル部分は真っ白です。

ジャケットは、その真っ白なラベル部分が露出した作りになっているので、
シュリンクを開封しなくても覗けるようになっていますね。

これに3000円から4000円のお金を支払って買うかどうかは、
同じEL&Pファンでも、いろいろな反応が出そうです。

ジャケットが若い3人の未発表写真のカラーだとか、
当時の写真のブックレットがついているとかいうのであれば、
アナログサイズであれば、それなりに見応えもあるというものです。
アナログ盤を普段聞かなくなった人でも、
買ってみようという気も少しは出てくるように思います。

メーカー側としては、「低予算で制作して、マニアに買わせて儲ける」という目的は達成できると思いますが、

少しはそのマニアにもっとサービスがあっても良いと思いますね。

2012年1月25日 yaplog!


音楽専科 1973年1月号 第494号

2012-01-24 14:30:25 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
音楽専科 1973年1月号 第494号
音楽専科社 定価300円


画像① 表紙 
キース・エマーソンの肖像画


画像② 左下部に
「大特集 EL&Pのすべて」の文字


大特集-EMERSON LAKE&PALMER-
EL&Pの狂気の裏にあるもの


P121 扉
P122 英国グループ’’ナイス’’から世界のEL&Pへ
-キース・エマーソンを中心にEL&Pの人気の秘密をさぐる-

P124 E・L&Pにおけるクラシック音楽の重要性
-ロックの素材としてのクラシック音楽とは-

P126 ロックの新しい楽器シンセサイザー、その未来
-耳に馴染んできたシンセサイザーとは-加藤しげき

P129 エンターティナーとしての醒めた一面をみる
-彼らのステージを裏側から見た現実とは-

P132 E・L&P完全ディスコグラフィー
-彼らのサウンドを知る手引きとして活用してください-

P134 ディスコグラフィーの続き
及び ★音楽専科だけのLPプレゼント★ EL&P/応募券(トリロジーが4名にあたります)

カラー頁は特になく、ほとんど論考による記事になっています。
内容のすべてが正確とは言えないまでも、時代を考えると敬意を表すべき特集記事であると思います。

また、P148には、数ヶ月に渡る「音楽専科読者選定ベスト・ミュージシャン中間発表」があり、
《RPCK INDIVIDUAL》において、キースとグレッグがランキングに名を連ねています。

ちなみに、
1.エリック・クラプトン
2.ジョン・レノン
3.ジョージ・ハリスン
4.キース・エマーソン
中略
9.ジミー・ペイジ
10.ミック・ジャガー
11.グレッグ・レイク
12.ポール・マッカートニー

《ROCK GROUP》では、バンドがダントツトップ。
アルバム部門では、展覧会の絵が第2位、トリロジーが第6位
ちなみに第1位は、シカゴのシカゴV

今日においては、まったく信じられないような状況が展開していますね。

私がこの雑誌の存在を知ったのは、
1977年にEL&Pが四部作をリリースした時の、音楽専科の記事を読んだ時です。
そのなかに、「1973年1月号のEL&Pのすべてを参照にされたし」みたいな事が記述されていたのでした。

しかし、秋田の田舎に古書店はなく、
仮にあったとしても、音楽関係の雑誌を扱うとも思えませんけどね。

結局、この雑誌に出会ったのは、
1988年のピンク・フロイドの武道館でのコンサートにいく道すがら、
神田のある古書店にふと立ち寄った時であった。
今にして思えば、1977年から1988年では、10年とちょっとしか経ていないので、
購入してから今日までの年月の方が遙かに経過していると言えますね。

EL&Pの当時の勢いを知る上では、キースが表紙という事も加わって、持っておいて損はない一冊と言えます。

たまに良心的な価格でオークションに出品されますし、
古書店で見かけても、1,000円前後ですから、気長に捜す事をお勧めします。

2012年1月24日 yaplog!


ジ・アースクエイク・ビデオ ロックエイド・アルメニア (LD盤)      THE EARTHQUAKEVIDEO ROCK AID ARMENIA

2012-01-23 10:53:11 | オムニバスアルバム(映像含む)に収録されたEL&P
ジ・アースクエイク・ビデオ ロックエイド・アルメニア (LD盤)
THE EARTHQUAKEVIDEO ROCK AID ARMENIA


画像① 表


画像② 表のアップ
この企画のロゴの中に、参加ミュージシャンの名前が細かくちりばめられている事は注視しないと解らないですね。
キースのクリスマスアルバム、グレッグと共にステージに立った事のある故ゲイリー・ムーアも参加。



画像③ 裏


画像④ 裏のアップ
一番上にEMERSON,LAKE & PALMERの文字があるので、サッと見ただけで、目に入るのは気持ちの良いものです。

アルメニア大地震救済チャリティビデオのレーザーディスク国内盤です。

参加ミュージシャンを解説した白い紙が一枚入っています。

エマーソン、レイク&パーマーの、庶民のファンファーレのプロモーションビデオが1曲目に収録されています。

それからエイジアも収録されているので、そこでカールを見る事ができます。

いずれのミュージシャンも、既出のプロモーションないし、ライヴ映像からのものを使用していると思われます。

また、この収録曲の中で唯一の新録音、
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」の新録音にキースも参加していますが、
音は別録りしたのをかぶせてあるだけですね。
とは言え、キースの音を耳で拾う事なんて出来はしませんよ。

キースの映像もほんのちょっとだけ入っています。

この企画を知ったのは、1990年であったと思います。
私が求職者で都内にいた頃ですね。
当時は、キース・エマーソンのインタビューがキーボードマガジンに連載されておりました。
(後に一冊の書籍になるわけですが)
そのインタビューを立ち読みしていると、毎号にキース関連の囲み記事が載っているわけです。
それは過去の出来事の述懐であったり、最新のニュースであったりしていました。
当時は、仕事に就いていなかった事もあり、立ち読みで済ませていましたが、
その囲み記事の内容も、今となっては貴重なものもあったように思いますね。

その中で、この企画への参加について、記している囲み記事があったわけですね。

この「ロックエイド・アルメニア」は、CDも発売されていまして、1991年頃、それは手に取って見た事があります。

このレーザーディスクは、
秋田に戻ってきて数年を経た時に、
行き付けのレコードショップでたまたま在庫があったので、求めたものですね。
確か、シュリンクが破けていたので、店主が、いくらか値引きをしてくださり、
これまた、店主が気を利かせて、店の奥から薄い透明なプラスチックのアルバムケースのようなものを持ってきて、それに入れてくれましたね。

本品は未だ国内ではDVD化はしていないと思われます。

ロック・ミュージシャンの映像が氾濫している今となっては、
映像自体は珍しくない商品ですが、
チャリティー目的の企画に、EL&Pが名を連ねたという事に意味があると言えましょうか。

メイキングのLDも別途あるようですが、国内盤が出ているかまでは、ちょっと解りません。
メイキングのDVDは海外でリリースされており、それは所持しています。

1990年は、EL&Pの再復活の話が水面下で進行し始めた頃ではないかと思いますね。

2012年1月23日 yaplog!


グレッグ・レイク シングル盤「ニュークリア・アタック」国内盤

2012-01-21 17:00:00 | Greg Lake関連
グレッグ・レイク シングル 「ニュークリア・アタック」国内盤


画像① 表側
今日も車の中で撮影したけど不鮮明さが加速した写りです



画像② 裏側
訳詞つき

グレッグ・レイクの初ソロアルバムからのシングルカットです。

EL&P時代には、
ソロ名義で「夢見るクリスマス」がリリースされました。
日本国内では、グレッグ・レイクの初ソロシングル盤だったわけです。

その後、「ELP四部作」から、日本では「セ・ラ・ヴィ」がシングルカットされました。
アルバムB面のソロサイドではあっても、EL&Pのアルバムですので、
「セ・ラ・ヴィ」はあくまでも、EL&Pの曲扱いになるようですね。

となると、
日本国内においては、
「夢みるクリスマス」に続く、時間を経たソロシングルという位置付けになりますね。

これはアルバム「グレッグ・レイク」の冒頭に収められた曲なのですが、
故ゲイリー・ムーアの作詞・作曲作品であって、グレッグ・レイクの作品ではありません。
曲調もストレートなハードロックですね。

EL&P活動休止後、
「お待たせしました!」
という感じでリリースするには、
これぐらい勢いのある曲を冒頭に持ってきた方が、
グレッグの活動再開に相応しいと考えたかどうかは別ですが、
個人的には、「グレッグ、待っていました!」という印象は持ちました。

ただ、アルバムを既に求めていたので、
ターンテーブルに載せた記憶が定かでありません。
レコード盤未使用シングルという事になりますね。

買った当時は注視していなかった事で、
このジャケット紙の裏の記述のおかげで一つ解った事があります。

国内で発売されたアルバム、邦題「グレック・レイク&ゲイリー・ムーア」ですが、
レコード盤は、国内生産盤ではなく、英クリサリス原盤を流用していたようですね。
ジャケットの方は、国内生産だと思われます。

当時、アルバムを購入した新宿にあるレコード・ショップのお話ですと、

「英国盤は、ジャケットの裏の方に、ゲイリー・ムーアの記載があるが、
米国盤には記載されていない。」
との事。

そのせいかどうかは、知りませんが、
英国盤はあっという間に店頭から姿を消してしまったそうです。
それで、私は米国盤を求めたわけですね。

国内盤のアルバムジャケットの裏が、
英国仕様で記載しているかまでは確かめていません。

EL&Pのメンバー全員がそうですが、
なにしろ、他のプログレバンドに比べて、個人の作品がとっても少ないように感じます。
実際にデータを取ったら、その違いが明確に浮き彫りにされる気がしますね。

そう考えると、このシングル盤も貴重と言えば貴重です。

オークションでたまに見かけますが、あまり需要はないようですね。
高値もつきませんし。

シングルカットされる作品ぐらい、
グレッグ・レイク作曲の作品であって欲しかったと言ったら、
過ぎた欲になりますかね。

2012年1月21日 yaplog!



Beatleg 2005年6月号 vol.59

2012-01-20 14:39:44 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
Beatleg (ビートレッグ)2005年6月号 vol.59
寸法: 21 x 15 x 1.4 cm出版社: レインボウブリッジ


画像 安ければ、表紙買いしたくなるよね。

この雑誌の存在は全く知らなかったのですが、
発売当時、掲示板で教えてもらいました。

どうも、プライベート盤の解説に比重をおいた内容の雑誌のようです。

本ブログでは、訴訟になった事のあるレーベルのアルバムやCDを取り上げる事はあるかも知れませんが、
基本的にプライベート盤、いわゆるブートの紹介はしない事にいたしております。

この雑誌そのものは、大手通販サイトや、普通のCD販売店でも取り扱っているようなので、
取り上げても差し支えないと判断し、載せてみる事にしました。

世の中にブートが存在し、公に発売しているところがあり、
日本においては、海外のミュージシャンも自分自身のブートを購入するために、
取扱店に足を運んだりしているとの事です。

mixiの友人から教えてもらったのですが、
自分の商品だからと言って、サイン一つで、ブートをゴッソリ調達するミュージシャン等もいるとの事。

また、サントラアルバム「ザ・チャーチ」では、キース・エマーソンの楽曲と一緒に「ゴブリン」が楽曲を担当していますが、
そのゴブリンなどは、オフィシャルブログにおいて、
先般のユーロロックフェスティヴァルに参加した時のブートに関して、
紹介しているそうです。

EL&Pの場合、ブートメーカーにお金を払っているかは別として、
ブートの音源を集めて、オフィシャルCD化しています。
ブートメーカーの動機が違法なのもであっても、音を録った事で、
最終的にはミュージシャンに貢献する事もありうる訳です。

ま、せめてもの罪滅ぼしみたいな感じとしか映りませんけどね。

ブートに関しては、違法ではあっても、持ちつ持たれつの側面があるというのが、現状のようですね。

この号のEL&Pにまつわる内容としては、

まず、EL&Pのカラー演奏写真。
カールとグレッグの1973年のステージ写真。(半ページ)
90年代のキースのオルガン下敷き演奏状態を背後から撮影した写真。(半ページ)
1974年と思われる3人がステージで演奏している写真。(1ページ)
グレッグが演奏している正面からの写真。(半ページ)
カールが演奏している正面からの写真。(半ページ)

記事は、公式CD2点と非公式CD3点の紹介。

ちなみに公式CDは、この2点。
「ワイト島ライヴ」
「リターン・オブ・ザ・マンティコア」のカラージャケット掲載。

この時点で、国内でリリースされている公式映像作品の紹介。

この時は、まだ、EL&P単独のワイト島のDVDがリリースされておりませんでした。
ビートクラブが2点、展覧会の絵:完全盤、ワイト島1970が、紹介されていますね。

マニア向けの記事で埋め尽くされていますが、
EL&Pの1974年のカラー写真や、
他のプログレバンドの重鎮達の日常写真等もけっこう掲載されていますので、
(ジョン・アンダーソンと娘達、デイヴ・ギルモアの家族写真等)
この号は、プログレファンにはけっこう楽しめる内容であると思います。

2019年1月20日 yaplog!


映画「インフェルノ」VHS 未開封品

2012-01-19 11:31:03 | Keith Emerson洋画等映像音楽担当関連
映画 「インフェルノ」 VHS 未開封品


画像① 表
シュリンク内に定価の訂正シールが貼っています
消費税絡みで定価を涙ほど安く改定した時に、一度シュリンクを開封し、
パッケージの外側の左下に価格シールを貼り、再度、シュリンクで覆ったと思われます



画像② 裏
映画の解説が載っていますが、先般紹介したプログラムと異なり、
キースが音楽を担当している事が解説の後半で強調されていますね



画像③ 背部
下部に価格が、VHS一本、14,500-
時代ですね。
映像ソフトほど、価格が推移したものはないと言えますわ
アナログアルバムLPとアルバムCDの価格は今でも大差はないですしね



昨夜、本日アップするネタを物色していて、これに決めました。

今朝、掲示板をみたら、「キース・エマーソンの自伝映画が完成した」との情報が載っていました。

タイトルは、「Emerson: Pictures of an Exhibitionist」

未だ翻訳本のない自伝のタイトルと同じですね。

http://www.imdb.com/title/tt1753777/

キース・エマーソンは、この映画「インフェルノ」が映画音楽担当のデビューであったわけですが、
自伝映画とはいえ、とうとう映画に実際に出演し、主役を務めるわけですから、随分と時代も変わったものであると思いますね。

何かで読んだのですが、70年代後半にEL&Pのバンド活動が一時解消した時に、
キースに映画出演のオファーがあったそうです。
お断りしたとの話でしたね。

価格から判断できますように、これは、80年代に制作されたVHSです。
映画等がそのままビデオとして商品化され、
ビデオデッキを所持している一般の家庭で、鑑賞できるようになり始めた頃だと思います。

87か88年に、音楽関連の新品VHSを購入した事がありますが、
その時は、4,800円でした。

90年代になってから、
地元のレコード店でカタログを見ましたら、このインフェルノのVHSは、既に廃盤(廃盤という言い方がふさわしいのかは解りませんが)との事でした。

それでも、あえて、店主に頼んで発注をしてもらったら、このVHSが届いたというわけです。

店主は価格を見て驚いたようで、私を気遣うように、
「大変申し訳ないのだけど」と前置きして、
私に価格を告げましたね。

店主としては、
カタログで見ても、大抵のビデオソフトは80年代からリニューアルされて、価格も安くなっていたので、
この一本のVHSが、一万円以上もするという事は、想定していなかったようです。

私の方は、想定していたので、
特に精神的な実害はありませんでした。

ただ、今もそうですが、
いくらEL&P関連とは言っても、
1万円以上の品物は、おいそれとカートに入れられるわけではありません。

それでも、現在のように、田舎にいても、ネットで海外の商品を購入したりできるわけでもなく、
たとえ、販売価格が高くとも、地道に関連商品を買いそろえていた時代であったという事ですね。

今では、「インフェルノ」もとうとうDVD化され、廉価盤のDVDまでリリースされています。

VHSも、レンタル落ちのものは、オークションでそこそこ妥当な値段で入手できます。
(さすがに、100円とか80円の開始価格は見た事はないですけど。商品そのものが少ないためであると思います。)

開封して鑑賞している暇がないまま、現在にいたっていますが、
廉価盤DVDを購入したので、そちらを鑑賞する事になると思います。

本ブログは、品物が作られた時系列はまったく無視して、70年代から現在までを行ったり来たりしているので、
最新の情報を入手するには、まったく不適当なブログです。

図書館や図書室は、どの書籍を購入して蔵書とするか、選定委員という方がおられます。
選定委員が任命されていて選定する場合もあれば、選定委員が数名いて、選定会議なるものを催している場合もあるようです。
その流れから判断した場合、新しい書籍がすぐに書棚に並ぶのは皆無とも言えるわけですね。 

正式な図書室や図書館と比べてどうなるものでもないのですが、
今日の図書室は、最新の情報も織り交ぜる事もできましたね。

2012年1月19日 yaplog!



オムニバスCD盤 ROCK OF HISTORY 1973

2012-01-18 15:17:46 | オムニバスアルバム(映像含む)に収録されたEL&P
ROCK OF HISTORY 1973


画像① ジャケット
風景写真等よりは手間がかかっているデザイン



画像② 裏
演奏ミュージシャンと短い楽曲の解説



画像③ 帯
背の部分のポイントが高い帯、
ELPの文字がエアロスミスの上に位置している
帯の裏部分は1973年に来日したミュージシャンのリストが記してある



画像④ 開いた状態
1973年の主要ロックミュージシャンの出来事が記してある
CD盤は格好をつけず、収録ミュージシャン名をカタカナ表記



画像⑤ 付録の折り込みカラーチラシ
制作会社のCD及び収録曲目リストの一覧、
12分割に折りたたんである


国内編集のオムニバスアルバムです。
エマーソン、レイク&パーマーの「聖地エルサレム」が収録されています。

このCDを求めたのは、
少なくとも、1988年以前である事だけは確かです。

埼玉県越谷市のイトーヨーカドーの売場のワゴンから購入しました。
越谷市は私の営業テリトリーでしたので、仕事中に購入したわけです。
当時も今も、仕事中に仕事に関係のない事をする習性は、今も変わりませんね。

このCDは、ミュージシャンがレーベルを越えて、
このような国内盤で一堂に会する事の先駆けのような企画だと思います。

このようなロック系のヒストリーアルバムの企画をしても、
プログレ系、特にEL&Pが収録される事はマレであると、
思っておりましたが、

70年代に売れたロックを集めるとなると、
EL&Pが好きでなくても、抜かす事はできなくなる事の証です。

と、ついつい卑屈なものの見方をしてしまいますが、

このCDの企画者は、かなりのEL&P好きであると思われます。

その場にあった、年代別のCDのうち、
エマーソン、レイク&パーマーの曲が入っているのが、
本品を含めて3枚あったのです。

無論、この3枚はすべて購入しました。

帯に付いている定価よりは、確か安かったので、
1枚1,500円ぐらいで、計4,500円ほど投資したと思います。

ROCK OF HISTRY 1970 15曲目「ラッキーマン」
ROCK OF HISTRY 1972 11曲目「ホウダウン」
ROCK OF HISTRY 1973 8曲目「聖地エルサレム」

特に国内でのシングル盤の発売にこだわらず、曲を選定していますね。
ただ、帯の背の部分に「ELP」と大きく記されているのは、
この1973年の品物だけでした。

この後、国内で制作されるオムニバスCDは、
プログレのみを扱ったCDも登場していきますね。

その中には、EL&Pとザ・ナイスが一緒に入っていたりする種類のものもありました。

私はそのEL&Pとザ・ナイスの曲が含まれた、
プログレ系コンピレーションのカセットテープを所持していたのですが、
引っ越しの時に紛失しましたね。

残念ながら、CDの方は、購入をしていないので、
図書室の資料としては、アップできません。

2012年1月18日 yaplog!



FANFARE FOR THE COMMON MAN / 25TH ANNIVERSARY EDITION

2012-01-17 17:58:14 | 「ELP四部作 / WORKS volume1」
FANFARE FOR THE COMMON MAN
/ 25TH ANNIVERSARY EDITION


画像① ジャケット表
左下の下部にある丸いシールは、プラケースに貼ってありました。
そのプラケースの上をシール式のシュリンクが覆っています。
ジャケットの紙に印字されたシリアルナンバーらしきものが、右下部にあります



画像② 見開き状態

収録曲

1.FANFARE FOR THE COMMON MAN
( SINGLE VERSION ) 2:58

2.HOEDOWN
( PREVIOUSLY UNRELEASED LIVE VERSION ) 3:50

3.FANFARE FOR THE COMMON MAN
(FULL VERSION) 9:42

シングル盤「庶民のファンファーレ」のリリースより、25周年経過した記念のCDです。

ご存知の通り、アナログシングル時代には、英国シングルチャートでは、最高位第2位まで上昇した曲です。

英国ではよく知られている(?)ヒット曲という事もあり、
EL&Pマニアに購入させて、一定の売上が確保できると見込み、
このような企画CDが生まれたのでしょう。

とは言いましても、
EL&Pファンになって、まだ1年も経っていない中学3年の私に、
シングルカットされた「庶民のファンファーレ」が英国チャートを賑わしている事など、知る由もなく、
その事は、かなり後になってから、何かで読んで知ったわけですね。

同時に、英国はこのインスト曲がチャートの上位に食い込む国なのだと、日本との違いをしみじみと認識しました。

このCDは仙台市に国家試験に赴いた時に、新星堂で求めました。
たまたま棚にあったので、このようなCDが出ているとも知らなかったわけです。
ホウダウンの未発表ヴァージョンも収録されていると記されていたので、購入してみたわけです。

シリアルナンバーに関しては、これがシリアルナンバー入りCDであるという事が、後になってから、解りましたね。

たまに、オークションで見かけますね。

25周年記念とはいえ、マニア以外には、あまり興味の対象とはなりえないCDです。

2012年1月17日 yaplog!


KEITH EMERSON BAND / JAPAN TOUR 2005 Tシャツ (未使用品)

2012-01-16 13:35:42 | コンサート会場での販売商品Emerson,Lake&Palmer
KEITH EMERSON BAND /
JAPAN TOUR 2005Tシャツ(未使用品)



画像① 表


画像② 図柄部分の拡大、
KEITH EMERSONの文字が鍵盤上に見えます



画像③ 裏 首から下にあたる部分に文字が小さめに描かれています


画像④ 裏の部分の拡大 
ツアーメンバーの氏名と担当楽器


2005年にキース・エマーソンバンドが、
来日コンサートをした時に、
コンサート会場で販売していたTシャツです。
昨日、部屋の収納スペースに大切に保存していたのを、
開けてみました。

このコンサートでは、Tシャツは2種類販売していたのですが、
もう1種類はあまり購入意欲が湧かない事もあって、
購入を見送りました。

あと、野球帽(キャップ)、
携帯ストラップ、
ポスターグラム、

等があったと思いますが、
このTシャツの他には、
携帯ストラップだけ購入したのを覚えています。

キャップは当時のキース・エマーソンバンドのロゴも入っていましたが、
ELPマークと違って、
どうしても惹かれないのでした。

Tシャツ裏のデザインからいくと、
「Japan tour 2005」と入っているので、
国内独自製品ですね。

このデザインのTシャツは、
2008年の来日の時は、
制作されていないので、
キース・エマーソン関連衣類も、
その時々のコンサートで入手しないと、
貴重品になってしまいますね。

2012年1月16日 yaplog!


REFUGEE / LIVE IN CONCERT NEWCASTLE CITY HALL 1974

2012-01-13 13:22:31 | Keith Emerson関連
REFUGEE /
LIVE IN CONCERT NEWCASTLE CITY HALL 1974

レフュジー/ライヴ・イン・コンサート 
ニューキャッスル・シティ・ホール1974

輸入盤国内仕様 ディスクユニオン 2007年4月


画像① ジャケット ジャケットデザインを邪魔しない細い帯。


画像② CD盤、CD盤を取り外すとメンバーの無数の白黒写真があります。

ご存知、キース・エマーソンが所属していたバンドである、
ザ・ナイスの同僚2人が、
後にイエスに加入するキーボードプレイヤー、
パトリック・モラーツと組んだバンド「レフュジー」のライヴアルバムです。

レフュジーはパトリック・モラーツがイエスに引き抜かれてしまった事もあり、
アルバム「レフュジー」を1枚残して空中分解をしてしまいました。

当初、
リー・ジャクソンと故ブライアン・ディビスンは、
キースにザ・ナイスの再結成を持ちかけたようですが、
エマーソン、レイク&パーマー絶好調のキースが、その話に乗るわけもなく、
探し当てたキーボードプレイヤーがパトリック・モラーツだったようです。

このライヴアルバムは2007年に発売されるまで、
アナログ盤は存在しておりませんでした。

レフュジーはバンドとしての曲が少ない事もあり、
ザ・ナイス時代の楽曲も演奏されていますね。

国内仕様盤の良い点は、
このアルバムを作った時の、キース・エマーソン絡みのエピソードを日本語で読む事ができる点ですね。

キース・エマーソンは、
「EL&Pのメンバーとはプライベートでの交流は一切ないけど、ナイスのメンバーは友人なんだ。」
と言っていましたが、
本当にそうなのであるなと思われるエピソードが載っています。

リー・ジャクソンは、アルバム「レフュジー」の音が出来上がった時点で、
「良いものが出来た!」と、
キースの家に音源を持って遊びに行ったようですね。
ザ・ナイスの再結成をキースに蹴られたにも関わらず、
キースの家にパトリック・モラーツと作った音源を持って行くとは、
リー・ジャクソンもキースに負けず劣らないお人好しと言えますかね。

しかも、
「誰よりもキースに評価してもらえる事が最も嬉しい事なのだ!」
という感じも見受けられる記述でした。

リー・ジャクソンにとってのキースは、
友人でもあり、敬愛すべきミュージシャンなのでしょう。

(キースの事ですから、EL&Pから抜けられない理由を上手に説明したのかも知れませんね。友人達を傷つけるわけにはいかないですからね。)

蛇足です。

私は、レフュジーのアナログ廉価盤を高校の時に買ったのですが、
パトリック・モラーツのキーボードプレイがけっこう気に入りましたね。

楽曲も、
グレッグ・レイクとかジョン・ウェットンが歌ったなら、
今度、再集結する事が決定した3人「U.K.」(ウェットン、ジョブソン、ボジオ)の紡ぎ出す音楽に匹敵していたと思いますね。

2012年1月13日 yaplog!


RINGO STARR / EXTENDED VERSIONS : THE ENCORE COLLECTION

2012-01-12 11:20:12 | Greg Lake関連
RINGO STARR / EXTENDED VERSIONS :
THE ENCORE COLLECTION 2003.4.1 (US)リリース 


画像 ジャケットはペラ紙一枚、裏は曲目等

「EXTENDED VERSIONS」という廉価盤シリーズの中の1枚です。

2001年のツアーのために結成された第7期オール・スター・バンド・ツアーのライブです。
その時のメンバーは、第7期(2001年)にあたります。

メンバーは、以下の通り。

リンゴ・スター
イアン・ハンター、
グレッグ・レイク、
シーラ・E、
ハワード・ジョーンズ、
ロジャー・ホジソン、
マーク・リベラ

収録曲
1.Yellow Submarine (02:57)
2.. Karn Evil 9 (Greg Lake) (05:30)
3.It Don't Come Easy (02:56)
4.I Still Love Rock N' Roll (Ian Hunter) (04:35)
5.Act Naturally (02:29)
6.Photograph (03:41)
7.Love Bizarre (Sheila E.) (04:05)
8.With a Little Help from My Friends (04:59)
9.Everlasting Love (05:13)
10.Glamorous Life (Howard Jones) (05:09)

以前、mixi内の個人日記のレスにおいて取り上げた事のあるCDです。
このCDは現在においても通販で入手できますね。

ライブはこの曲順に行われたのではないと思いますが、
今のところ、大手通販サイトで簡単に入手できる第7期の公式リリースCDは、
これ以外に存在しないようです。
当初、日本では未発売の第7期の映像の方が先にリリースされました。
それは既に廃盤になっています。
ちなみにそちらには、「悪の教典#9第1印象パート2」は収録されていません。

このCDは、
ビートルズ時代のリンゴ・スターのヴォーカル曲と、
ソロになってからの初期作品を知っていて、
なおかつ、EL&Pが好きな方には、夢のような曲順展開です。

「イエロー・サブマリン」で幕を開けたら、
いきなり「悪の教典#9」、それが終わったら、
「明日への願い」(1971年、キャッシュボックス誌で№1獲得のリンゴの大ヒット曲)と、

大ビートルズの曲に挟まれて、悪の教典#9のサンドイッチ状態!!!

実際の順番はどうあれ、この展開はたまらないですね。

リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンドに関しては、
よく知りませんが、
サポートドラマーを従えていないとした場合、
悪の教典のドラムをリンゴ・スターが叩いているという事になります。

ハワード・ジョーンズのキーボードも、
エマーソンのソロ部分を物真似的に踏襲しないで、
シンプルに抑えているところが良かったりしますね。

悪の教典#9を聞き慣れた人には、
90年代の本家の悪の教典#9のライブをダラダラ聞くよりは、
新鮮に聞こえると思いますね。

価格も安いのでお勧めです。

2012年1月12日 yaplog!