EL&P図書室3号

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神典三部作を開封する その2

2024-07-09 16:37:10 | エマーソン、レイク&パウエル / E,L&Powell
神典三部作を開封する その2

特にエマーソン、レイク&パウエルの情報を追っているという事は、
なかったのですが、
先日、たまたま、ヤマハ関連のサイトで、
エマーソン、レイク&パウエルについて書かれていた記事を目にしました。

エマーソン、レイク&パウエルがリリースされた年というのは、
ジェネシス関連でいえば、
ピーター・ガブリエルの「So」とか、
3人ジェネシスの「Invisible Touch」とかがリリースされていました。

ジェネシスファミリーは、
洋楽ヒットチャートを賑わしていたわけですが、
エマーソン、レイク&パウエルのアルバムは、
チャートに顔を出していたとはいえ、
ベスト10に入ったというわけではなく、
全盛時のEL&Pに匹敵するような売れ行きにはなりませんでした。

ヤマハで記事を書かれた方は、
音楽的にも変容して生き残る事に成功した、
ジェネシスやイエスと違って、
エマーソン、レイク&パウエルは、
80年代のプログレの音として登場したというところが、
ジェネシスやイエスとは異なっているような事を述べていました。

あまり考えた事もなかったけれど、
言われてみれば、
確かにその通りという感じです。

特にキースとかは、

「ポップソングなんて作れない。」

とどこかで述べていましたから、
バンド結成の時点から、

「短い曲を作って、シングルチャートに顔を出そう。」

などという考えは全く無かったと思うので、

アルバムは「ザ・スコアー」という、9分以上の楽曲から始まるわけですね。



神典三部作のCD盤面
このボックスセットは、
シンプルではあっても、
徹底したコダワリのデザインが、
妙に良い感じです



解説パンフレットと、
前回も載せたスリーヴの裏側

結局、一発解散の一番の原因は、
思いのほか売れなかった事に尽きるのではないかと思いました。

意見の相違による言い争いがどうだとか、
キースが述べたりしておりましたが、
売れてさえいれば忍耐して継続できた可能性はあるでしょう。

キースはその原因(売れなかった事)は、
自分の作る音楽にあると、
ある程度は認めざるを得なかったと思うので、
次のプロジェクトの大半の作曲を、
ロバート・ベリーに任せるという事につながったのでしょうね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

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