イエス 黒田史朗著 音楽之友社刊 1979年
画像 表紙カバー
確か、私のイエスファンの友人はこの書籍を購入したのかも知れませんが、
当時で¥1,900という価格ですね。
少年のお買い物としては、ほぼ、LPレコードに匹敵しますから、
大人のプログレファンじゃない限りは、おいそれとは、購入できなかったと思います。
私の所持しているのは、古本店で求めたものです。
イエスの黎明期から書籍発刊当時までを、当時調べられる範囲で、事細かに記してある書籍ですね。
インタビュー本ではないのですが、
メンバーが折に触れて語った事がところどころに出てきますね。
先般、
クロスビートのプログレ特集で、
過去のミュージック・ライフ誌に載ったジョン・アンダーソンのインタビューで、
「ピンク・フロイドとEL&Pからの影響を受けていないプログレミュージシャンはいないであろう」と発言していた事に触れましたが、
この書籍には、
ジョン・アンダーソンが、
自分たち(黎明期のイエス)の注目しているミュージシャンとして、
「ザ・ナイス」
とメロディー・メーカー誌に述べている事が記述されています。
今日まで語り継がれている60年代後半から70年代前半のビッグバンドは、
バンドとしての独自色を出す事ができたが故に、
今でも敬愛されているわけですが、
ジョン・アンダーソンとクリス・スクワイヤは、
ザ・ナイスを踏襲しないまでも、
「ザ・ナイスの他者の曲を見事にアレンジして演奏するスタイル」に、
自分たちの進むべき道を探っていたのだと思います。
EL&Pのプロトタイプとして、しばしば語られる事もあるザ・ナイスですが、
これからメジャーになろうとしている無名のミュージシャンたちの、
指標の1つであったのでしょうね。
イエス黎明期には、マーキークラブにおいて、
イエスがザ・フーやザ・ナイスの前座をしていた事も記されています。
1968年9月19日(木)との事ですが、
この時のザ・ナイスは、まだ4人だったみたいです。
この黎明期というのは、イエスがファーストアルバムをリリースする前で、
ジョン・アンダーソンとクリス・スクワイヤ以外のメンバーがしっかりと決まってはいなかった時期を指しています。
また、カールが在籍していた頃の、アーサー・ブラウンとも同じステージに立った事もあるようです。
この時は、イエスがオープニングを務めて、次に数バンドの演奏があり、アーサー・ブラウン、ザ・フーと続いてステージが終了したようです。
ザ・フーなどは、日本での人気は今一つの感じもありますが、
海外で何大バンドと称する時に、今日においても、必ず名前があがるバンドの1つですよね。
ザ・ナイスやEL&Pの他のミュージシャンへの有形無形の影響は、計り知れないものがある事は確かでしょう。
しかし、こうして書いていると、
EL&Pは、他のミュージシャンへの影響力はともかくとして、
ザ・フーのようにスタジアム級のバンドとしての人気を継続する事が出来なかったという事を、またまた思うわけですね。
それでも、
ロックの歴史と多くのミュージシャンの心の中には、
ザ・ナイスやEL&Pは確実に存在しているのだと思いたいですね。
以上。
本ブログは、エマーソン、レイク&パーマーに関する品物について、田舎の会社員が、思い出と紹介を交えながら気ままに綴っております。
ファンの方のちょっとした楽しみになれば幸いです。
クイック応援よろしくネ。
2012年6月21日 yaplog!
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確か、私のイエスファンの友人はこの書籍を購入したのかも知れませんが、
当時で¥1,900という価格ですね。
少年のお買い物としては、ほぼ、LPレコードに匹敵しますから、
大人のプログレファンじゃない限りは、おいそれとは、購入できなかったと思います。
私の所持しているのは、古本店で求めたものです。
イエスの黎明期から書籍発刊当時までを、当時調べられる範囲で、事細かに記してある書籍ですね。
インタビュー本ではないのですが、
メンバーが折に触れて語った事がところどころに出てきますね。
先般、
クロスビートのプログレ特集で、
過去のミュージック・ライフ誌に載ったジョン・アンダーソンのインタビューで、
「ピンク・フロイドとEL&Pからの影響を受けていないプログレミュージシャンはいないであろう」と発言していた事に触れましたが、
この書籍には、
ジョン・アンダーソンが、
自分たち(黎明期のイエス)の注目しているミュージシャンとして、
「ザ・ナイス」
とメロディー・メーカー誌に述べている事が記述されています。
今日まで語り継がれている60年代後半から70年代前半のビッグバンドは、
バンドとしての独自色を出す事ができたが故に、
今でも敬愛されているわけですが、
ジョン・アンダーソンとクリス・スクワイヤは、
ザ・ナイスを踏襲しないまでも、
「ザ・ナイスの他者の曲を見事にアレンジして演奏するスタイル」に、
自分たちの進むべき道を探っていたのだと思います。
EL&Pのプロトタイプとして、しばしば語られる事もあるザ・ナイスですが、
これからメジャーになろうとしている無名のミュージシャンたちの、
指標の1つであったのでしょうね。
イエス黎明期には、マーキークラブにおいて、
イエスがザ・フーやザ・ナイスの前座をしていた事も記されています。
1968年9月19日(木)との事ですが、
この時のザ・ナイスは、まだ4人だったみたいです。
この黎明期というのは、イエスがファーストアルバムをリリースする前で、
ジョン・アンダーソンとクリス・スクワイヤ以外のメンバーがしっかりと決まってはいなかった時期を指しています。
また、カールが在籍していた頃の、アーサー・ブラウンとも同じステージに立った事もあるようです。
この時は、イエスがオープニングを務めて、次に数バンドの演奏があり、アーサー・ブラウン、ザ・フーと続いてステージが終了したようです。
ザ・フーなどは、日本での人気は今一つの感じもありますが、
海外で何大バンドと称する時に、今日においても、必ず名前があがるバンドの1つですよね。
ザ・ナイスやEL&Pの他のミュージシャンへの有形無形の影響は、計り知れないものがある事は確かでしょう。
しかし、こうして書いていると、
EL&Pは、他のミュージシャンへの影響力はともかくとして、
ザ・フーのようにスタジアム級のバンドとしての人気を継続する事が出来なかったという事を、またまた思うわけですね。
それでも、
ロックの歴史と多くのミュージシャンの心の中には、
ザ・ナイスやEL&Pは確実に存在しているのだと思いたいですね。
以上。
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