EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

トリロジーのジャケット

2012-06-08 13:02:34 | 「トリロジー / Trilogy」
トリロジーのジャケット

トリロジーのロシア盤CDなるものを購入した事があります。

ロシアの香りがどのあたりにあるのかを、
ジャケットからCD盤にいたるまで凝視したのですが、
なぜか、英文字しか見つかりませんでしたね。

英文字しか見つからないのは、
リリース時の理由によるものでしょうから、
その原因など知る由もないわけですが。

ただ、凝視したおかげで、
私自身が見慣れていたトリロジーのジャケットとの、
微妙な違和感を覚えました。

その時に、
それが何であるかを発見できたのです。


画像① 国内盤ジャケット再現


画像② 英オリジナルジャケット再現

バンド名の位置が異なっていますね。

それに加えてさらによーく見ると、
国内盤のジャケットは、
Emerson Lake & Palmerの文字が微妙に縁取られています。

今はコンピューターアート等の技術が進んでいるので、
アルバムジャケットとの元になる原画(データ)があって、
その原画に修正を加えるとしても、
数十年前に比べたら容易である事は間違いないでしょう。

70年代に、オリジナルジャケットとの違いをわざわざ作り出したのは、
グレッグの髪の毛にかかったバンド名がはっきりしないので、
それを避けようとする意図があったのではと考えたりします。

ジェフ・ベックの「ワイアード」なども、
オリジナル仕様だと、アルバム名とミュージシャン名の文字が小さくて、
しかも、その文字が流れているような画像で仕上げているため、
文字がクッキリしないのですが、
国内盤ジャケットにおいては、白く大きな文字を用いて、
それが青黒いバックに、とても栄えていますね。
この「ワイアード」のジャケットの場合は、背景が青黒いバックなので、
素人考えではありますが、修正はそんなに難しい事ではなかったと思います。

しかし、このトリロジーのジャケット髪の毛は、
文字の部分だけを抜いて髪の毛を再現するわけですから、
細かい作業が要求されますよね。

そこで以下のような考えが浮かびました。

「もともと、このトリロジーのジャケットは、
2つのヴァージョンが最初から存在したいたのかも知れない」

という事です。

真相はわかりませんが、
手間暇かけてまで取り組むべき事なのかを考えて見た時に、
そのような仮説が浮かんでしまったわけです。

以上。

本ブログは田舎のサラリーマンが、エマーソン、レイク&パーマーの品物にまつわるあれこれを思い出と共に綴っております。
いろいろなEL&Pファンのちょっとした楽しみになれば幸いです。
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2012年6月8日 yaplog!
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