今でもプログレッシヴな男 グレッグ・レイク
Beatleg (ビートレッグ)2014年7月号
vol.144 その②
本号は、グレッグ・レイクの最新インタビュー、
コンサート・レポートが載っています。
4月からアメリカンツアーを始めるという事、
及びそれがどのような内容のものになるかは、ファンの知り合いから、事前に教えてもらっていましたが、
70年代に大仕掛けで一世を風靡したEL&Pのコンサートとの感じとは、ほぼ対極にあるようなコンサートであると認識しておりました。
ただ、特に考える事もなく、ただ漠然と認識していたという事ですね。
しかし、このBeatleg誌のコンサート・レポート、感想を読むと、今回のコンサートは、往年のファンにとってとても意味がある事が伝わってきます。
グレッグ・レイクには、音楽を「アーティストとファンが共有している」という考え方をとても重視していますね。
そして、今回のコンサートツアーにおいて、その「共有感」を実際に実現するために、小規模会場を選択して、質疑応答コーナーを設けているとのこと。
このような試みが実現できるには、ある程度のミュージシャンとしての成功の経歴も必要な事は確かです。
成功しているが故に、多くのリスナーはその音楽に触れる機会を得る事もできますし、その中から、特に気に入った音楽を、生活の中で暖める事もできるわけです。
そして、そのミュージシャンのファンになって、そのミュージシャンの音楽は生活、人生の一部となって行くわけですね。
グレッグの視点は、そのようなファンに注がれており、それがこの度のコンサートスタイルを作り出したわけです。
これは単なるトークライヴとは異なり、質疑応答のコーナーも加わる事で、ミュージシャンとファンとの言葉によるコミュニケーションが生まれ、「共有意識」が濃さを増していくのでしょう。
インタビューの内容からも、
とてもファンを大切にしている事を伺い知る事ができますが、
その大切にする気持ちを、実際にコンサートを通じて表現していく事に、具体的に着手したというべきかも知れません。
「ミュージシャンは音楽を作り、リスナーはそれを受け止めればよいのだ。
なぜなら、音楽こそが、ミュージシャンの伝えたい事だから。」
という考え方もあるでしょうが、
いろいろな遣り方はあってしかるべきだと私は思います。
歴史あるプログレッシヴロックの重鎮ミュージシャンとして、
先進的な試みに着手したグレッグ・レイクこそは、
プログレッシヴロックのミュージシャンの中でも、
現在進行形の最もプログレッシヴな男かも知れません。
Beatleg誌は、いわゆるブートと呼ばれる裏物に焦点をあてている雑誌でありますが、
ミュージシャンを多角的な角度から捉え、愛情を持って肯定的に見つめる姿勢を、今回のコンサート・レポート、感想から感じた次第です。
以上。
本ブログは田舎の会社員がエマーソン、レイク&パーマーに関する品物のあれこれを思い出と共に綴っております。
難しい事は解りませんが、EL&Pがもっともっと評価される事を望むものです。
クイック応援よろしくネ。
2012年6月12日 yaplog!
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コンサート・レポートが載っています。
4月からアメリカンツアーを始めるという事、
及びそれがどのような内容のものになるかは、ファンの知り合いから、事前に教えてもらっていましたが、
70年代に大仕掛けで一世を風靡したEL&Pのコンサートとの感じとは、ほぼ対極にあるようなコンサートであると認識しておりました。
ただ、特に考える事もなく、ただ漠然と認識していたという事ですね。
しかし、このBeatleg誌のコンサート・レポート、感想を読むと、今回のコンサートは、往年のファンにとってとても意味がある事が伝わってきます。
グレッグ・レイクには、音楽を「アーティストとファンが共有している」という考え方をとても重視していますね。
そして、今回のコンサートツアーにおいて、その「共有感」を実際に実現するために、小規模会場を選択して、質疑応答コーナーを設けているとのこと。
このような試みが実現できるには、ある程度のミュージシャンとしての成功の経歴も必要な事は確かです。
成功しているが故に、多くのリスナーはその音楽に触れる機会を得る事もできますし、その中から、特に気に入った音楽を、生活の中で暖める事もできるわけです。
そして、そのミュージシャンのファンになって、そのミュージシャンの音楽は生活、人生の一部となって行くわけですね。
グレッグの視点は、そのようなファンに注がれており、それがこの度のコンサートスタイルを作り出したわけです。
これは単なるトークライヴとは異なり、質疑応答のコーナーも加わる事で、ミュージシャンとファンとの言葉によるコミュニケーションが生まれ、「共有意識」が濃さを増していくのでしょう。
インタビューの内容からも、
とてもファンを大切にしている事を伺い知る事ができますが、
その大切にする気持ちを、実際にコンサートを通じて表現していく事に、具体的に着手したというべきかも知れません。
「ミュージシャンは音楽を作り、リスナーはそれを受け止めればよいのだ。
なぜなら、音楽こそが、ミュージシャンの伝えたい事だから。」
という考え方もあるでしょうが、
いろいろな遣り方はあってしかるべきだと私は思います。
歴史あるプログレッシヴロックの重鎮ミュージシャンとして、
先進的な試みに着手したグレッグ・レイクこそは、
プログレッシヴロックのミュージシャンの中でも、
現在進行形の最もプログレッシヴな男かも知れません。
Beatleg誌は、いわゆるブートと呼ばれる裏物に焦点をあてている雑誌でありますが、
ミュージシャンを多角的な角度から捉え、愛情を持って肯定的に見つめる姿勢を、今回のコンサート・レポート、感想から感じた次第です。
以上。
本ブログは田舎の会社員がエマーソン、レイク&パーマーに関する品物のあれこれを思い出と共に綴っております。
難しい事は解りませんが、EL&Pがもっともっと評価される事を望むものです。
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