EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

「ロッキンf」1978年10月号

2013-04-26 20:04:07 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
「ロッキンf」1978年10月号


画像 表紙
言わずと知れた表紙モデル


「ロッキンf」は、音楽誌の中でも、
どちらかというとリスナーよりもプレイヤー向きの雑誌ではないかと受け止めていました。

本号はプログレッシヴロックの特集が組まれています。
キースが表紙を飾る事ができたのは、
プログレッシヴロックの特集をするにあたって、
最も表紙映えがするプログレッシヴロッカーだったからかも知れませんね。

とにかく、キースが表紙。
地元の書店の店頭で見つけた時は、
検討の余地なんてなく、
即、買いでしたね。
(よくお金があったものです。)

特にプログレミュージシャンのカラーページはないのですが、
この時点での4大バンドの特徴的な良い点に焦点をあてた記述を半頁ずつ、
載せていますね。

プログレ特集やプログレ本でよく見かける、
代表的なアルバムのジャケットの紹介と解説は、
4大バンドに関しては文中で簡単に触れてあるだけですね。

その他の記事としては、

そして、この4大バンドに続くバンド群の紹介。
(ジェネシスはこの時点において、日本の中での人気は今一つでしたので、
ジェネシスを筆頭にユーロロックのプログレバンドが紹介されています。)

リック・ウェイクマンの楽譜の一部を用いたサウンド分析。

カシオペアのキーボードプレイヤー向谷実氏のその時点でのプログレ観。
ロンリーハートも詠時感もまだ存在していなかった頃なので、
著名なバンドの停滞感とイーノへの評価の文章を綴っています。

ピート・シンフィールドが好きな業界人のピートの歌詞を織り交ぜたエッセイのような文章。

4大バンド以外のバンドの必聴盤。

この特集とは別個に、キング・クリムゾンの歴代メンバーの参加アルバム等を網羅した解説シリーズの4回目を迎えていますね。

ウィキで見てみたら、「ロッキンf」は、1976年の3月に発刊、
内容に関して70年代は洋楽中心であったのですが、80年代は邦楽ロックへと移行、
版元の立東社が2001年に倒産と同時に休刊。
1年ほどしてから別の版元が出現して復刊。
その後、また版元が移動し、2006年でロッキンfの名称は無くなったようです。
別の誌名の音楽誌としては続いているようです。

本号は、
演奏しているキースの全身像が真横から写っている事が最大の特徴。
しかも下方から写した横顔なので、見る人が見ないと誰であるかが解らない。
キーボードマガジン等の表紙ではたまに全身像が載る事もありましたが、
キースである事が解るようなものが多かったので、
珍しいといえば、珍しい表紙ですね。

以上。

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2013年4月26日 yaplog!

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