EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

「少年易老学難成」のジャケットの写真家関連

2013-04-01 13:01:12 | Keith Emerson THE NICE関連
少年易老学難成を撮影した写真家が
関わった書籍
Chapters of Gold:
The Life of Mary in Mosaics



画像① 書籍表紙

この書籍は、英国の作家であるRachel Billingtonの作品です。
受胎告知、キリストの誕生等、聖母マリアの人生が説明されているのですが、
教会のモザイク画の場面がその説明に使用されています。

そのモザイク画の写真を撮影しているのが、
英国の写真家のGered Mankowitz(ジャレッド・マンコーウィッツ)
という人ですね。
モザイク画はウェストミンスター大聖堂内部のもののようです。

私は全く存じていなかったのですが、
ジャレッド・マンコーウィッツは、
60年代後半のローリング・ストーンズを撮影した写真家として著名であり、
(オフィシャルカメラマンだったようです。)
海外ではその写真集も出版されていますね。

作家のお手伝いをするような仕事は、
ほとんどしていないと思われますが、
マンコーウィッツと著者をつなぐ何かが存在していたのでしょう。

写真そのものは、
普通に考えた場合、
人物写真と違い、
特にマンコーウィッツが撮影しなければならない理由はないのかも知れませんが、
被写体に対する想いは、信仰によって当然異なってくるでしょうから、
見る人が見れば同じモザイク画を撮影した写真であっても、
言葉にならない何かを放っているもの、
そうでないもの、色々でしょうね。

今回、マンコーウィッツが関わった作品を取り上げてみたのは、
ザ・ナイスの「少年易老学難成(The Nice Ars Longa Vita Brevis)』のジャケットの撮影も担当していたからですね。
また、この時期に幾つかのナイスのメンバーを写真に収めたようですね。

2011年にジャレッド・マンコーウィッツの過去の作品の展覧会が、
日本において開催されました。

その時のマンコーウィッツへのインタビューがあるのですが、
インタビュアーの
「過去の作品で誇りに思っているものを3つ上げてください」という質問に対し、

ローリング・ストーンズの『アウト・オブ・アワ・ヘッズ』、
ケイト・ブッシュの『ライオンハート』、
ザ・ナイスの『少年易老学難成(The Nice Ars Longa Vita Brevis)』

と答えております。


画像②
持っているアナログ盤はこれだけ


レントゲン写真みたいだという以外は、
あまり意識した事もなかったのですが、
あれは、ナイスの3人のメンバーの写真だったのですね。

以上。

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2013年4月1日 yaplog!

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