ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

ビジネスホテルマルヤマ@松阪

2018年05月17日 | 宿&銭湯・立ち寄り湯
松阪駅北口のビジネスホテルマルヤマは、古式ゆかしい商人宿スタイルで、中層階に立体駐車場が挟まった(宿泊者用というより駅前パーキング的な)不思議なつくり。相当な古さだがベッドはセミダブル、清潔感はギリ合格で評価はおとといの名古屋の2900円宿クラスだが、4100円也。

朝はロビー階の喫茶店でのモーニングが付いているが、テーブルがビデオゲーム、しかもインベーダー! 電源が入ってないので、やれるのか単なるテーブルなのかは定かでないが、店の佇まいを含めて昭和だ。

焼肉たこやんの松阪牛ホルモン@松阪

2018年05月17日 | 旅で出会った食メモ
犬山から場所は変わり、日本三大和牛のかの地へ。いままで南口側しか歩いたことがなかったが、北口側は降りた途端にホルモン焼きの香りが漂う素敵な空間。町歩きはやはり、くまなくやらないと。

やや荒っぽい対応も味のうち、と思えば、店のたたずまいもありうまさもひとしお。こちらも炉に炙られ汗だくでかっこめば、すっかりスタミナ回復である。まだまだ、明日からも歩くぞ。

犬山てくてくさんぽ8

2018年05月17日 | てくてくさんぽ・取材紀行
犬山さんぽ、本町通りから犬山城へは、大手門がないため唐突に入る感じ。城の遺構は天守のみで、櫓も堀も残ってないから致し方ない。かつての縄張りの全貌は、城山の麓にある「城とまちミュージアム」のジオラマで見てから登城すると実感が湧く。城へは登城道のほか、縁結びで女子に大人気の三光稲荷神社の鳥居トンネル、犬山祭が例祭の針綱神社の石段それぞれからも入れる。

天守の構造は、望楼型2重2階の入母屋造り、石垣は自然石の野面積み。高さは石垣5メートル、建物19メートルの計24メートルとさして高くなさげだが、北側は木曽川に面した絶壁のため川面から80メートルとかなりある。内部は板張りで展示などはほぼなく、資料館でなく当時のままを見せる形だ。53度とほぼ直登の階段を上がり、最上層から外へ出ると、欄干が膝ぐらいの低く結構怖い。あたりは平野のため、岐阜城と小牧城が遠くの山の上に見える。当時は小牧長久手の戦いも見えたとかで、晴れれば御嶽山に白山も望めるという。階段登りで一汗かいたので、長良川の川風が心地よい。

この城、所有者の変遷がちょっと個性的だ。織田信長の叔父・信康が戦国期に築城した後、江戸期に尾張藩付家老の成瀬家へと移る。以後1617年から2008年まで、12代にわたり成瀬家個人の所有だった。現在は成瀬家が理事長をつとめる財団法人となり、管理運営は犬山市が行なっている。先ほどの本町通りをはじめ城下町の町歩き整備した効果で、入込数は年57万人。名鉄と連携した町歩き施策も奏功しているそうだ。

犬山てくてくさんぽ7

2018年05月17日 | てくてくさんぽ・取材紀行
犬山さんぽのハイライトは、なんと言っても国宝・犬山城。名鉄犬山駅から徒歩10分ほど、城に向かってまっすぐのびる本町通りを中心に、鍛冶町や魚町など総構の城下に同職種を集めた、昔ながらの町割りが残っている。伝建地区として保存されたわけでないため、昔ながらの建物はおよそ半分程度。文化財指定の旧商家、新しくそれらしく建てた店、現代の建築が混在しているのが、かえって生活感を感じさせる。

本町通りの沿道の建物は主に昭和の建築で、虫籠窓や格子や卯辰や出桁造など、特徴的な商家建築が博物館のように勢ぞろいするのが興味深い。間口の広さに応じて課税していたため、狭い間口に対し奥行の長い作りが目立つ。フードコートの「昭和横丁」ほか、登録有形文化財の「磯部邸」が、江戸時代のままの起り(むくり)屋根の建物。呉服屋から茶の店となった商家で、58メートルの奥行きに添って竃のある土間、五右衛門風呂を置いた湯屋、鏝絵が見事な土蔵などが続いている。

そして犬山の代表的な祭り「犬山祭」にまつわる展示も点在する。「どんでん館」は犬山祭の屋台の展示施設で、重さ3トン・高さ8メートルの車山を4台展示。いずれも3階建てで下層で子供が笛太鼓を奏で、真ん中の層にからくり人形の使い手4人が控え、最上階のからくり人形を操る。すべての車山にからくり人形が備えてあること、ろうそくを灯す提灯を掲げることが、犬山の車山の特徴。祭の夜になると、計365個の提灯の明かりが揺れる様が幻想的だ。「からくり館」では人形を動かす実演や、制作風景も見られる。

福祉会館のあたりにはかつて追手門が設けられ、ここからがいよいよ城郭内。最後に国宝天守、登ってみましょう。

犬山ローレライ麦酒館@犬山

2018年05月17日 | 旅で出会った食メモ
犬山さんぽ、二日目のお昼は「犬山ローレライ麦酒館」で、地ビールを味わいながらのバイキングに。江戸の終わりから続く造り酒屋・小弓鶴酒造の地ビールで、ドイツの製法でヤコブカール社の蒸煮窯を使い、木曽の伏流水を使った「犬山ビール」を20年前から販売している。優雅な名の由来は、姉妹都市・ザンクトゴアルズハウゼン市ゆかりの、ライン川ローレライ伝説にちなんだもの。

ドイツらしくソーセージ、当地らしくどて煮をアテに、デュンケル・ヴァイツェン・スタウトそれぞれいただいた。本格的ながら飲みごたえは軽めなので、暑い中グイグイいけるのがよい。