日が高いうちから弘明寺商店街の銭湯にて、至福のひと風呂の後、腹ごしらえで目にとまったのはこちら。サンマーメン400円の貼り紙&冒険心で入ったら、レトロさというか何というか、インコースギリギリの許容な佇まいにシビれる。
こういう店では味を語るのは野暮、身を置いてローカル料理を食べることに意義があるのだ。
こういう店では味を語るのは野暮、身を置いてローカル料理を食べることに意義があるのだ。
黄金町から弘明寺までも大岡川沿いはきれいに整備され、歩いて弘明寺商店街着。門前で観音様にご挨拶して、レトロな店舗が並ぶアーケードを抜けたら、お目当の「中島館」がもうやっている。ジェットバス、マッサージ湯になんと黒湯の露天風呂がありながら、銭湯価格の優れもの。岩風呂に沈み上を仰げば、5月のきれいな青空がポカンと見える。
汗をさっぱり流し、日々の疲れもスッキリ。これぞ、GWご近所レジャーの真骨頂だ。
汗をさっぱり流し、日々の疲れもスッキリ。これぞ、GWご近所レジャーの真骨頂だ。
大岡川さんぽのハイライトは、吉田新田の先端探訪。今の横浜中心部は、大岡川河口の内湾を埋め立てた「新田」で、根岸線から西側は実業家の吉田勘兵衛が埋め立てた、釣鐘型の吉田新田である。その先端はいまの大岡川と中村川の分岐点で、初めて拝むことができた。勘兵衛が埋立工事の安全祈願で勧請した日枝神社は、いわば横浜開拓の守護神。まさにハマのルーツを拝めた思いがする。
身近な場所ながら、背景を知れば思いが深まる。ご近所さんぽは、灯台もとを学んだことでなかなか有意義だった。
身近な場所ながら、背景を知れば思いが深まる。ご近所さんぽは、灯台もとを学んだことでなかなか有意義だった。
日ノ出町のスタートからわずか5分、黄金町の高架下アートスペースのしゃれた古書店で引っかかる。旅本の古書コーナーには某社の懐かしいシリーズがならび、店内には魯山人のハードカバーとか食の本も充実。店頭では、雑学大百科や懐かしアニメのノベライズが100円で売っていたり、結構な宝物が埋まっていそうだ。