ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

わたしを離さないで

2018年12月25日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今日は休暇を取りました。
 で、DVDを観ました。

 切なくも美しいSF、「わたしを離さないで」です。

 

わたしを離さないで [DVD]
キャリー・マリガン,アンドリュー・ガーフィールド,キーラ・ナイトレイ,シャーロット・ランプリング
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

 

わたしを離さないで [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン



 ノーベル賞作家で日系英国人のカズオ・イシグロの原作を、ずいぶん前に読みました。

 非常な感銘を受け、読んでから数日、その世界から抜け出せなかったことを思い出します。


わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
土屋政雄
早川書房

 原作が長編ですので、2時間弱で映像化するのはやや無理がありましたが、英国の田舎の美しい風景などは、映像ならではです。

 ヘールシャムという特別な寄宿学校で暮らすキャシーとルースとトミー。
 この、2人の少女と1人の少年の成長と絶望的な運命を静かに描いて、見事です。

 彼らはコピー人間で、臓器提供のためだけに生み出された存在なのです。

 臓器提供とは、そもそも人間とは、といった重い問いを私たちに投げかけてきます。

 しかし、答えなど無いのです。

 原作には及びませんが、映像ならではの美しさを感じさせられる名品でした。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お見舞い | トップ | 仕事納め »
最新の画像もっと見る

ホラー・サスペンス・SF等の映画」カテゴリの最新記事