奇妙で邪悪な感じの短編集を読みました。
小林泰三の「幸せスイッチ」です。
幸せスイッチ (光文社文庫) | |
小林 泰三 | |
光文社 |
両親が亡くなり、莫大な遺産で暮らす傷心の女子高生。
悪い男にひっかかり、有り金全部もっていかれ、男にも捨てられ、絶望の淵に沈む彼女を救ったのは、脳から快楽物質を出させるスイッチ。
しかしそのスイッチを付けると、怖ろしい罠が・・・。
表題作の他、異常で奇妙な味わいの短編集で、テンポも良く、私の好みの作品群でした。
この作者の作品をしばらく続けて読んでみようかと思っています。