ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

ボストン美術館 日本の至宝特別展

2012年05月27日 | 美術

 今日は上野の東京国立博物館へ出かけました。
 展示は、「ボストン美術館 日本の至宝特別展」です。
 さる筋から招待券をもらったので、行ってきました。

 車を上野警察署前の時間貸し駐車場にとめて、てくてくと歩き出しました。
 都内一、安全な時間貸し駐車場なのではないかと思います。
 目の前が警察署ですからねぇ。

 東京国立博物館に着くと、入場者多数につき、入場制限を行っているとのことで、30分待ちと言う案内。
 げんなりしましたが、ここまで来て観ずに帰るわけにもいきません。長蛇の列に並びました。
 やっと入ってはみたものの、混んでましたねぇ。
 東京国立近代美術館に「上村松園展」を観に行った時以来の混雑ぶりです。

 私が嫌いなものは、上り坂と、待つことと、人混み

 上り坂以外は揃っているではありませんか。

 美術鑑賞というよりは、人の頭の多様さを観に行ったようなもの。
 はげあり、バーコードあり、茶髪あり、帽子あり、不本意ながらあらぬ物を観察してしまいました。

 展覧会は、絵巻、襖絵、小袖、刀剣、仏像仏画などがバランスよく揃っており、お隣、本館のミニチュア版が平成館に出現したかのごとくでした。



 これらわが国古来の美術品が、ボストン美術館に収められ、日々研究されているとは、不思議な感じがします。

 幕末から明治の混乱期に、あるいは売られ、あるいは騙し取られて海を渡ったのですねぇ。

 彼ら好事家は、わけても日本の刀剣に心惹かれたようです。
 命のやりとりをするための道具でしかない刀剣に、日本人は精神性を注入し、それは外つ国々の人々を魅了したのですねぇ。
 命を奪うことにかけては抜群の能力を有する日本刀が、同時に極めて高い精神性を象徴していたとは、まったく驚きです。

 混雑する会場のなかで、私は刀剣の前でだけは、立ち止まって、うっとりとこれを眺めたのです。

 展覧会を後にすると、不忍池やアメ横を冷やかして帰りました。
 けっこう暑かったですねぇ。
 少し日焼けしたような気がします。
 歩数は意外に伸びて、12,042歩。
 良い運動になりました。

名品流転―ボストン美術館の「日本」
堀田 謹吾
日本放送出版協会

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