ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

地獄絵ワンダーランド

2017年07月30日 | 美術

 昨日は日本橋の三井記念美術館に出かけました。

 地獄絵ワンダーランドを観るためです。



 この美術館、和装で行くと300円割引になることから、当然、夏の着物で出かけました。

 昨日の日本橋、やけに浴衣などの和装の男女を多く見かけるなと思ったら、隅田川花火大会の日だったのですね。

 昼間は日本橋界隈を冷やかし、夕方になったら隅田川を目指そうということでしょう。
 同じ理由で、浅草や銀座にもきっと多くの和装の男女が繰り出したことでしょう。

 和装文化復活を願う私にとって、嬉しい光景でした。 

 地獄絵ワンダーランド、水木しげる先生の地獄絵に始り、様々な時代の地獄絵や、平安時代に書かれた極楽に行くためのハウツー本であり、地獄の有様を活写し、その後の日本人の地獄のイメージを決定付けた往生要集などが展示されていました。

往生要集〈上〉 (岩波文庫)
石田 瑞麿
岩波書店




往生要集〈下〉 (岩波文庫)
石田 瑞麿
岩波書店


 地獄には八つの階層があり、なかでも最下層の無間地獄には、逆さに落下して到着まで二千年もかかり、到着後は鬼から様々に苦痛を与えられるとのことで、往生要集を読んだ変案じ代の人々は震え上がったことでしょう。
 そして当然、極楽往生を強く願ったに違いありません。

 もともと怖いお話が大好きな私のこととて、あまりに熱心に観続けたために、すっかり疲れてしまいました。

 しかしその動機は、美術鑑賞というよりは怖いもの観たさ。

 したがって展覧会場の最後にわずかに設けられた極楽浄土の絵画は退屈なだけでした。

 展覧会を観た後は、珍しく、シンガポール料理で昼食。
 適度な辛さと、アジア人が大好きな旨味を堪能しました。

 その後三越の店内をぶらついて、ベローチェで珈琲を飲んで帰りました。

 良い休日になったと満足しているところです。 


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