ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)

2017年10月15日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 今日は映画館に出かけました。
 近所のシネコンまでは車で10分ほど。

 「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」を観ました。

 2時間20分ほどと、長めですが、飽きさせません。

 

 ただ、想像していた内容とは大分異なっていました。

 てっきり、知能を持つようになった猿と人間がガチンコで戦う戦争映画かと思っていましたが、さにあらず。

 
 猿は人間から奪った機関銃を操り、馬に乗ったりしますが、まだ自ら兵器や戦車、ヘリコプターなどを作る力は持っていません。

 人間と戦う能力など、持っていないのです。

 猿たちは、住み慣れた森では、いつ人間の軍隊に襲われるか分からないため、遠く離れた地、砂漠を超えたオアシスを目指します。

 しかし、その途中、人間に捕まって強制労働させられたり、脱獄したり、苦難が続きます。


 まるで旧約聖書の「出エジプト記」のようです。

 しかし、人間は、猿由来の感染症が蔓延し、多くが死に絶えています。

 わずかに残った人類は、知能を失うという新たな感染症に悩まされ、感染した人間は殺害すべきだ、という一派と、治療すべきだとする一派に分かれて、激しく戦っています。

 戦争の主体は、人間同士です。

 知能を失った人間は殺害すべきだとする、大佐をリーダーとする軍団と、猿のリーダー、シーザーは鋭く対立します。

 大佐はかつて、知能を失った息子を自ら殺害するという辛い経験を経て、「腹が据わった」と豪語します。

 人間同士の戦い、猿たちの受難、そして楽園へと、物語は息つく暇も無く怒涛のように進みます。

 それでも、50年近く前に製作された最初の「猿の惑星」の完成度の高さ、衝撃度には及ばないようです。

猿の惑星 (字幕版)
チャールトン・ヘストン,ロディ・マクドウォール,モーリス・エバンス,キム・ハンター
メーカー情報なし



 シリーズ物の限界でしょうか。

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