いつもどおり朝は6時半に床から出ました。
私は生活のリズムが崩れることを怖れ、休みの日でもいつもどおりに起きるようにしています。
水のシャワーを浴びて頭をすっきりさせ、納豆と明太子とソーセージをおかずに朝飯を食いました。
その後珈琲を飲みながら新聞を丹念に読みました。
8月15日という日ではありますが、安倍談話以外はそれほど戦争ネタはなく、少しほっとしましたね。
続いて読書。
貫井徳郎にしては珍しい短編集を読みました。
「崩れる」です。
崩れる・怯える・憑かれる・追われる・壊れる・誘われる・腐れる・見られる、という8つの短編が収録されていました。
タイトルをすべて動詞にしていますが、物語に共通性はありません。
じつにバラエティに富んだ作品群で、いずれも日常のちょっとした恐怖や奇妙さを描いています。
それでも、いわゆる奇妙な味というわけではなく、この作者らしい、短いながら本格的なミステリーの香りを醸し出しています。
作者は長編をよくしますが、まるで短編の名手のような印象を受けました。
器用な人ですね。
![]() |
崩れる 結婚にまつわる八つの風景 (角川文庫) |
貫井 徳郎 | |
角川書店(角川グループパブリッシング) |
お昼は行き着けのイタリアンで葱と小柱の生姜風味パスタとサラダを食しました。
同居人が療養中でどこにも遊びに行けない腹いせに、昼間から生ビールを一杯飲んでやりました。
生ビール一杯とはいえ、昼酒は効きますねぇ。
私が崩れちゃいそうです。
正月と花見以外は昼酒禁止を誓っている私が、自ら禁を破ってしまいました。
小さな背徳の喜びを感じずにはいられません。
午後は小一時間ばかり昼寝して、夕餉の食材を買いに行きました。
アジの塩焼きとフルーツトマト、それにブロッコリーをつまみに一杯やる腹積もりです。
しかし私も毎日飽きもせず酒を飲むものです。
きっと酒が不味くなったらそれはお迎えが近いのでしょうね。