ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

雪が舞っています!

2016-11-09 10:16:45 | 暮らし

 わかってるよそんなこと。こっちだって降ってる。そう、そうだよ、ごめん。置賜中、どこもかしこも雪だぜ、当ったり前のこと書くな!分かっちゃいるが、書いちまうんだなぁ。この複雑な思い、この微妙な感情。きっと誰もが感じてるありきたりなもんなんだろうけど、書いちまうんだなぁ!

 まずさぁ、よしっ、ってほくそ笑んだね。タイヤ交換しちゃったからね。まさか、こうも天気予報的中、見事雪降りだなんて。どうせ当たりっこないよ、なんて、馬鹿にしつつも、20%信じて良かった。今夜も明日も稽古、稽古の夜々、冬タイヤになってさえいれば、トロトロ運転でもたどり着ける。もし、交換しなかったら、今頃、西風吹きつのる中で、かじかむ手を揉み合わせながら作業してたろう。

 それにしても、このほくそ笑み、ちょっと卑しい部分があるなぁ。ざまあ見ろ!俺、終わったもんねぇ、って、はしたない優越感が忍び込んでるもの。他人様の不幸は、己の幸せ、ってみみっちいぞ!と反省しつつも、つい、うふふふふと笑みがこぼれてしまう。こういう人間は、きっと周囲から嘲けられながら一生を終えるんだよ、きっと。

 でも、ほくそ笑みはすぐに眉間に皺に変わった。ま、まさか、このまま根雪、なんてことないだろうな、ずいぶん激しく降ってるけど。それ、困るから。とってもまずいから。薪作り最後の追い込み中だし、青菜漬けてないし、野菜収穫まだだし、便所の汲み取りしなきゃいけないし、そんなこんなすんでやっと雪囲いなんだもの、今から降り積もるって、それ、予定外だから。想定外だから。

 こっちの思惑としちゃ、23日の公演までに薪割、汲み取り、済ませて、公演終わったら、野菜取り込み、ゆとりを持って雪囲い。はい、冬ごもりの備え万端整いました、さあ、根雪さんいらっしゃい!とこういうスケジュールになってる。天気の神様だって、例年並みって慣習は守ってもらわにゃ。しかしなぁ、このところ、お天道様、勝手放題だかなぁ。豪雨に竜巻、台風に土砂災害。多分、人間の方が、お約束破った結果なんだろが。

 相変わらず、降りしきる雪。でも、この雨雪じゃ、積もりっこない。根雪になんかなるもんか!って希望的に予報に縋ろうとする僕。なのに、昨晩の稽古じゃ、いやぁ、これが根雪ってことになるかもよぉぉぉ、なんて嬉し気に見通し語るやつもいた。そう、そやつ、雪囲い、済ませてしまっておったんだ!うーん、同類め!

 

コメント
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