ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

大道具作りだって教えます!シニア演劇学校

2016-11-03 09:42:08 | シニア演劇

 正直言うと、別に壁パネル新たに作る必要なんてないんだ。これまでのストックがあるから、使いまわしで十分。慣れない大工仕事してもらうより、演技に専念してもらった方がいいんじゃない?って意見もある。なんたって、セリフや動き覚えるの大変なんだからって。

 それはわかる。大いにわかる。これから稽古時間はどんどん足りなくなって来るだろうし、ものつくりの日が増える分、こっちも負担は大きい。でもなぁ、それって、シニアの底力、バカにしてるってことなんじゃないか。さあさ、装置はこちらで用意させていただきますから、皆さんは芝居に熱中してください、って。お客様じゃないだからさ、上げ膳据え膳はないよ。初めて持つ、なぐり(金槌)だって、電動丸鋸だって、何度か使ってれば、コツもつかめる。楽しくもなる。

 舞台ってもんがどんな風に出来上がってるのかってことを学ぶいい機会でもあるからね。例えば、裏はツギハギだらけでも、表がしっかり見えればいいとか、表面だって、細かいミスは気にならないとか、まぁ、見かけがすべて!って特質も納得してもらえるわけだから。

 今回は、菜の花座の装置名人がつきっきりで指導にあたってくれたので、パネル作りはとってもスムーズに進んだ。講習生には敢えて、3尺×8尺のパネル2枚を1から作ってもらったし、ストックパネルに窓を開けるって難仕事?も経験してもらえた。壁パネル3枚、窓パネル2枚、センタードアパネル1枚、6間分、計7枚を仕上げて、表面の紙張りもほぼ終了した。

 これで次回は絵を描くだけ。予定されているもう1回のモノ作りデーですべて完了するだろう。材料の手配やスケジュールの管理は事務局がしっかり段取りしてくれてるし、実際の作り方の指導は装置名人がすべてリード、僕の仕事は、別に無いけど、まっ、そこら辺うろつき回るってことかな。

 楽しかった!って声がたくさん帰ってきて、うん、そうだろ、そうだろ。やっぱり、やるべきなんだよ、装置作りてのは。

コメント
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