ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

今年も床上浸水!

2016-11-10 11:09:33 | 暮らし

 やっぱなぁ、そろそろヤバイって思ってたんだ。去年も今頃じゃなかったかなぁ、台所の床上浸水。

 洗濯し終わって排水したら、おおーっ、流し台の下からじわじわと水が!来たね、来た来た。分かってますよ、原因は。前回のすったもんだで我が家の排水流路とその欠陥、十分理解したからね。どこが問題で、どんな風に詰まるのか、任せなさいって。

 そう、排水管の詰まりなんだ原因は。台所から流れ出た下水は、家のすぐ裏手で2か所の貯水槽を通って、はるか離れた浸透枡に流れて行く。去年は、慌てふためいて、浸透枡から台所まで排水管すべてをチェックして回ったが、分かってみれば、至極簡単、最初の貯水槽への流れ込みが上手く行ってなかった。

 家の中に下水の匂いが上がってこないようにと、貯水槽への排出管がエルボー管、L字に曲がったものになっていて、その出口の部分が、常に溜まり水の中に沈んでいて、悪臭シャッタアウト!って仕掛けなんだな。そのL字の部分にどうやら糠味噌の糠プラス微生物菌体がびっちりと詰まるようなんだ、何故か。去年は、口径いっぱいの丸いボール状になって出口を塞いでいた。今年は、

 うん?指突っ込んでみるど、ほれほれほれ、詰まってる、詰まってる。重度の便秘。原因は同じだ。この塊を取り除けば、すっきり開通ってことさ。だが、待て、下向きのL字だろ、指先が奥まで届かない。なんとか手前は掻き出したが、中はまだまだ塊が詰まっているようで、排水もちょろちょろとしか流れない。肛門付近の小さな便の塊だけなんとか出したって状態。

 さて、困った。この曲がった先を掃除するには、何がいる?柔軟性のあるもの、瓶洗いか?針金か?うーん、どれもこれも胃カメラの内視鏡のようには上手く中には入ってくれない。さて、弱った。待てよ!こんな詰まりやすい構造なんだ、もっと簡単に掃除できるようになってんじゃないか?この最後のエルボー管、固くはめ込まれてるが、多分、外せるんだよ。でなきゃ困るだろ。そうか、そういうことか。固まってるのは、もう何十年もそのままになって動かしていないからだ。だったら、こっちだってやりようはあるよ。

 バールを持ち出し、梃子の原理でL管を押してみる。おっ、いいぞ、動いた数ミリ。手を突っ込み、管を左右に揺り動かし、またもバール。右にあて、左にあてして、ちょっぴりちょっぴり動かして行く。根気、根気!よしっ、外れた。中を見る。

 取り出してみれば、うわーっ!これじゃ流れないわけだよ。まるで漆喰かコンクリートの塊みたいに詰まってるもの。

 この通り。

 エルボー管もその接続部分もよーく洗って、配管清掃作業、終了。よしっ、これで、この冬中はすっきり排水ぬかりなしだ。去年のように雪をかき分け下水掃除なんてしないで済む。L字管が外して洗えるってわかったから、これからは定期的にチェックもできる。よかった、よかった!

 当たり前なんだよな。詰まったら掃除できるように配管業者は取り付けているんだよ。そんなことも分からず、四苦八苦していた己の無知さ加減!まったく、だらしない。困ったら誰かに頼む、そんな柔な姿勢が身についているってことだ。いかん、いかん。まずは自分でやってみる。まずは原理的に考えてみる。これが生きる力ってことなんだよ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする