ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

大豆収穫!これで畑は一段落

2016-11-15 10:02:09 | 農業

 残るは大豆。収穫適期はとうに過ぎた。もしかすると莢から実がはじけ出てるかもしれない。転作田で作っている大豆もとっくに刈り取り終えている。あっちは機械だから、その気になりゃさっさとできるのさ。こっちはねぇ、1株1株手で引っこ抜いてくんだから、それなりの覚悟ってもんが必要なんだぜ。身の丈超えて、味噌も醤油も自家製大豆使用。大豆持ち込みで醸造してもらった醤油なんか、今じゃ数10本が在庫としてほこりをかぶってる。

 もう、年寄り二人、多くの場合僕一人の暮らしなんだから、それ相応に規模縮小しなけりゃいかんのに、惰性ってやつは恐ろしい。今年もほぼ例年通り種まきしてしまった。20メートルの畝が、味噌大豆で10列、茶豆が3列、紅大豆、青ばた、黒平が格2列。広さにすると5aはある。

 神さん戻ってきたら一緒にやるか、あるいは知らんぷりして任せちまうか、ずるけることばかり考える。一人でやればまるまる半日仕事だろう。4時間も5時間も働いて、それから夜の稽古はちょっとばかりしんどい。それと、収穫後の脱穀って作業もある。これは、従来神さんの仕事となっているので、そのままお願いをしたい。となると、帰省の前に収穫だけでもしておかなくっちゃならない。ほらほら深い霧も晴れてお日さん顔をのぞかせて来た。よし、やっちまおうぜ!

 畑にトラック乗り入れて、できるだけ運ぶ手間が掛からない積み込み作業省力化を考える。トラックの両側から積めば、無理なく無駄なく楽して詰める。トラックの通行可能な幅を空けて、抜き取った株をまとめて行く。腰を屈め、力を込めて引き抜く。今年は、種まきから捕植、中耕、土寄せ、除草、すべて僕一人、適期を逃して草に追われるのだけは避けたかったから、これまでになく見事な出来栄えだ。株がしっかりしていると、引き抜くのも手間がかからない。思いがけずスムーズに作業が進む。

 トラック1台では載りきらないのはわかっているので、まず味噌大豆だけ積み込んで自宅へ。それを雨の当たらぬよう、冬季休養に入っているトラクターのロータリー部に積み上げて、再度畑へ。

 茶豆は案の定、1割程度実がはじけている。かろうじて莢にこびりついてる、なんてのも多い。抜いてトラックに積み上げれば、さらに脱粒すること必死。豆を落とさぬようそっと抜いて、使い古した米袋に突っ込んでいく。これ、意外と手間。残り3種類は味噌大豆同様、トラック通路の両側にまとめ置きして積み込み。

 ただし、3種類が混じらぬよう、茶豆の袋を利用して3っつのブロックを作って積んだ。ほぼトラック1台。よしよし。すべて完了だ。

 終わった!終わった!これで畑は越冬野菜を残すだけ、こっちは降雪のぎりぎりまでおがらせて取り込む、ということで、畑仕舞いってことだ。うーん、やったね!感あるなぁ。やってしまえば、こんなにも爽やかな達成感が得られるってことなんだ。わかっちゃいるんだけどねぇ。なんせ、・・・・

コメント
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