ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

笑いで合格!菜の花座コント@川西町芸文祭

2016-11-04 09:14:33 | コント

 町の芸文祭にコントで出るようになってもう6年くらいかな?ようやく、菜の花コントの評判も定着してきたって感じ。ここ数年、お客さんの足を引き止める役割仰せつかって、トリに近いところが出番になっている。地域の芸文祭って、知り合いの応援に見に来る人多いから、その出番が終わると、さっさと帰ってしまうんだよね。途中組み込まれた表彰式なんか、始まる直前ぞろぞろ退場、なんて悲惨な事態も見られたりもした。だから、今回はセレモニーの前に菜の花座、後には置農演劇部って、一人だって帰すもんかい!ってプログラムを組んでくれた。まっ、それでも出て行く人はいるけどね。例えば、受賞者の関係者とかは。

 で、まずまず300人くらいは入ったホールでコント。出し物は『見守りロボット・パッパー』。

 中古でお役御免になった売り場案内ロボットが、一人暮らし婆さんの家に見守り役として配られたって設定だ。近い将来ありそうな話しだよね。日々の安否確認、これはロボットの手とタッチしたり握ったりして役場福祉課に伝えられるって仕組み、と時には話し相手にもなるが、そこは払い下げ品、場に応じた対応なんて期待できない。デパートだかに配属されていた時のマニュアルでしか動かない。そのずれのトンチンカンがまず笑いのタネ。そこにどじな泥棒が入り込み、婆さんのへそくりを狙うが、見つけた婆さんにやり込められて、居直り強盗に変身。あわやというところで、ロボットの安否情報確認システムが作動して、パトカー、救急車、消防車が駆けつける、ってオチだ。

 まず、全身白タイツにパニエ姿のロボットの登場から笑いが起きる。よしよし、これなら大丈夫。さらにロボットの声にも大いに反応してくれる。婆さん役の声が小さいのであらかじめ集音マイクを仕込んでおいたので、これも正解。中にはすべったギャグもあったが、ほぼ8割がたは狙い通り笑いがとれた。オチも大爆笑に包まれて、まずは成功だった。ドジで臆病な泥棒の侵入風景、もっとうけると思ったのに、あれれ!?ってのは、思いの外だったけど。

 公演後の懇親会では、コントの評判は上々。ああいう楽しい芝居がいいねぇ、って声しきりだった。ロボット役のナオミの演技も称賛の的だった。コントに思い切って取り組んで、これ、大成功だな。雄太朗代表も呆け老人コントで、売れっ子になりつつあるし、およそ、演劇なんかとは縁遠い人たちの間に、着々と菜の花座が滲みこんで行ってる。

 菜の花座の楽しいコント、20本近くある。もっともっと見てもらえれば、もっともっとご贔屓さんが増えることだろう。おっとっと、演劇公演の方も手抜きなきよう、ぬかなきよう、全力上げていかなくっちゃ。

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