先日、某教室の生徒が他の生徒たちの動きを見て「太極拳がきれいになりましたね」と言った。型(套路)をする前に、時間をかけて「立つ」練習をしたからである。「キチンと立って」バランスを良くしてから太極拳をすれば、質の良い太極拳になる。別な言い方をすれば、「キチンと立つ」ことができずに良い太極拳はできない。
そもそも人はうまく立ててはいない。普段、バランスの悪いまま生活している。だからと言って生活に不自由はなく、すぐにからだが悪くなるわけではない。世の大半の人は放置するが、私は気にする。なぜなら「キチンと立つ」練習をすれば、必ずからだが変わるからである。バランスが良くなるのは当然だが、普段とは違うもう一つの基準(物の考え方・からだの基準)を持つことができる。そういうからだを日々取り戻すことは、私にとって大事なことである。
そもそも人はうまく立ててはいない。普段、バランスの悪いまま生活している。だからと言って生活に不自由はなく、すぐにからだが悪くなるわけではない。世の大半の人は放置するが、私は気にする。なぜなら「キチンと立つ」練習をすれば、必ずからだが変わるからである。バランスが良くなるのは当然だが、普段とは違うもう一つの基準(物の考え方・からだの基準)を持つことができる。そういうからだを日々取り戻すことは、私にとって大事なことである。