気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

変わっている人間がやっている健康法

2021-09-03 12:57:45 | 「立つ」健康法
 小学生の頃から友達に「変わっているね」と言われることがあり、それは大人になってからも変わらない。よく言えば個性的だが、人とは考え方の違う奴ということである。そういう少数派の人間が「面白い・楽しい」と思うことが、多くの人の同意を得られないのは当然である。だからと言って、多くの人に合わせようとして、好きでもないことをする気にはならない。
 私は現在、「キチンと立つ」ことで身心を整える方法を指導している。誰でも知っているような健康法と比べて地味だし、紹介したところで面白そうもないと思われるに違いない。しかしこれは私が今まで経験してきたスポーツや健康法と言われるものの中で、からだを整えるものとしては一番よいものである。学生時代にやっていた野球、ランニングやその他の競技スポーツは言うに及ばず、30年続けている太極拳と比べても「キチンと立つ」方がいい。太極拳はからだの使い方を身につけるにはよいが、動作が複雑で難しいから脳が完全に休まらない(競技用太極拳や実践の太極拳では、脳の休まりなど求めていないから問題外)。からだだけを動かしていれば健康によいという考え方は、「身心一如」から見れば、健康法とは呼べない。
 「地味で面白そうもない」と書いたが、実際やってみると、そんなことが気にならないほどからだが変わる。人によってはドラマチックなほどに。「キチンと立つ」ためには、身体のバランスを整えればよいのではなく、意識が大きく関係する。意識は物事の認識の仕方である。私たちが日常持っている「比較分別」という意識から、「比較分別しない」という意識に変えるのである。もちろん容易には変わらないが、その方向へいくことでグーンとからだが変わってくるのである。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする