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気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

整体を教養とする

2017-03-11 09:14:06 | 野口整体
 野口晴哉氏は著書「風声明語2」の中で、整体について次のように述べている。

「整体は正しい体を保つ為の教養です。昔は技術でした。それが体育になり、これからは教養として人間の持っている本来の能力を自覚し、発揮し、人間の全生活を溌剌とした方向に進めることであります。」

 この文章が何時書かれたものか知らないが(50年以上前?)、野口氏の目指した世界は未だ成っていない。整体は技術を売り物にして、体育≒スポーツ≒健康 になっている。野口氏は整体を教養として身に付けることは、整体の技術よりも、体育よりも、大事だと言っている。技術や体育がいけないのではなく、その前に教養があるべきだと。それは野口整体の根本をキチンと掴むことである。
 大事なことは、野口氏の全ての著作の中に一貫して流れているものだから、それを感じ取ればよい。
 大事なことを意識していると、からだが変わる。「身心一如」であるから。身と心の連絡が上手く行くようになると、次のようになる。

「整体では、裡にある健康であろうとする要求を感ずることが第一であり、感じた裡の要求に順って行動することがその為すところであります。(同書)」

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