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気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

シゲティとロバート・ジョンソン

2011-11-25 13:40:56 | 音楽

シゲティ(ヨーゼフ)の弾くバッハの「無伴奏ソナタ第2番」のアンダンテを聴いていると、ロバート・ジョンソンのブルースを想い出す。ギターの低音弦をガッガッガッ・・・とベース音を鳴らしながら、時々高音でソロを入れる感じが似ている。

シゲティの演奏には「間(ま)」がある。音と音のあいだに無音の「間」がある。無意識のうちにその空白の「間」に集中させられ、つぎの音を渇望させられる。渇けば、水は甘露に変わる。

シゲティの音は枯れた響きを持つが、同時に、乾いた喉を潤す泉のようなウエットな感じを有している。


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