シゲティ(ヨーゼフ)の弾くバッハの「無伴奏ソナタ第2番」のアンダンテを聴いていると、ロバート・ジョンソンのブルースを想い出す。ギターの低音弦をガッガッガッ・・・とベース音を鳴らしながら、時々高音でソロを入れる感じが似ている。
シゲティの演奏には「間(ま)」がある。音と音のあいだに無音の「間」がある。無意識のうちにその空白の「間」に集中させられ、つぎの音を渇望させられる。渇けば、水は甘露に変わる。
シゲティの音は枯れた響きを持つが、同時に、乾いた喉を潤す泉のようなウエットな感じを有している。
シゲティ(ヨーゼフ)の弾くバッハの「無伴奏ソナタ第2番」のアンダンテを聴いていると、ロバート・ジョンソンのブルースを想い出す。ギターの低音弦をガッガッガッ・・・とベース音を鳴らしながら、時々高音でソロを入れる感じが似ている。
シゲティの演奏には「間(ま)」がある。音と音のあいだに無音の「間」がある。無意識のうちにその空白の「間」に集中させられ、つぎの音を渇望させられる。渇けば、水は甘露に変わる。
シゲティの音は枯れた響きを持つが、同時に、乾いた喉を潤す泉のようなウエットな感じを有している。