からだは全身を一体として使わなければならない。いわゆる「一動全動(一ヵ所動けば全身が動く)」である。よく誤解して、手足を一緒に動かせばよいと考えてしまう人もいるがそうではない。たとえ百ヵ所でも、同時に動かそうと思ってしまってはおかしくなる。
まず、からだを繋げることだ。余分な力を丁寧に抜いて行けば、自然にからだは繋がる。からだを使う時には、動作はもちろん、手足にも特別意識を向けず、ただそのバランスを崩さないようにする。そのためのよい練習方法がある。腕を垂らして自然体で立ち、丹田だけをゆっくりと上下させる。その時、その動きに伴って骨盤も上下し、胸・頭など水落から上は、丹田とは逆方向に動く。これを繰り返していけば、全身が協調して動くようになる。私はこの練習を始めてから、ほとんど腰痛が起きなくなった。また、太極拳「腕の開合」の基本練習にもなる。丹田→胸→肩→二の腕→肘→手首と力を伝えていく。丹田が下がれば胸は上がり、それは左右にも開き出して、肩→二の腕→肘→手首と伝わっていく…これが「開」である。丹田を上げた時は「合」である。
からだは元々ひとつなのだから、余計なことをしなければ、よい使い方ができる。しかし余計なことをしていることに気が付かない人も多い。
まず、からだを繋げることだ。余分な力を丁寧に抜いて行けば、自然にからだは繋がる。からだを使う時には、動作はもちろん、手足にも特別意識を向けず、ただそのバランスを崩さないようにする。そのためのよい練習方法がある。腕を垂らして自然体で立ち、丹田だけをゆっくりと上下させる。その時、その動きに伴って骨盤も上下し、胸・頭など水落から上は、丹田とは逆方向に動く。これを繰り返していけば、全身が協調して動くようになる。私はこの練習を始めてから、ほとんど腰痛が起きなくなった。また、太極拳「腕の開合」の基本練習にもなる。丹田→胸→肩→二の腕→肘→手首と力を伝えていく。丹田が下がれば胸は上がり、それは左右にも開き出して、肩→二の腕→肘→手首と伝わっていく…これが「開」である。丹田を上げた時は「合」である。
からだは元々ひとつなのだから、余計なことをしなければ、よい使い方ができる。しかし余計なことをしていることに気が付かない人も多い。