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気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

師は弾いても語らず  Gちゃん②

2012-02-03 11:05:14 | Gちゃん(友人・ギターの師匠)

 厦門(アモイ)大学留学中の出来事。日本語を学ぶ中国人の学生たちが、近くでパーティーを開いていた。Gちゃんが「おい、ちょっと行ってみないか」と言う。飛び入りして歌を唄おうというのである。招待もされていないのに参加するのは照れくさかったが、Gちゃんは意に介さず。

 歌の前に、彼がユーモアのある挨拶をして(中国語は絶品)、注目を高めた。Gちゃんがギターを弾き、私も一緒に歌った(シャネルズの「ハリケーン」という歌だったかな)。

 会場の人たちに温かく迎えてもらえたのは、Gちゃんの「雰囲気」に因るものである。彼の持っている自然体の雰囲気が、周りの人の抵抗を起こさせないのだ。私はその後も、彼の「雰囲気」に連れられて、いろいろと新しい世界を観ることになる。


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師は弾いても語らず

2012-01-27 11:01:55 | Gちゃん(友人・ギターの師匠)

 最近ギターを良く弾いている。年末にギターの師匠(?私が勝手にそう思っているだけかもしれないが)の演奏を聴く機会があり、それに影響されたようだ。

 ギターの師匠Gちゃんとの付き合いは長い。18歳で中国・福建省・厦門大学に留学した時に出合ってから、26年位になる。

 厦門の街の楽器屋でギターを選んでもらい、その日からコードの押さえ方を教わり、早速弾いた。それまでギターを弾くということを考えたこともなく、弾けるとも思っていなかった。Gちゃんはギターを弾くことが難しいとも簡単だとも言わず、ただいつも隣で弾き方を見せてくれた。彼のその自然体の中で、私は不安を感じることも無く、下手なりに、少しづつできるようになっていった。ギターを数時間弾くことは練習ではなく、喜びだった。

 その後いろいろなことがあった。大勢の人の前で歌って喜ばれたり、大失敗して落ち込んだり(詳細はまたいつか)。現在は家で弾き語っているだけだが、何時かは人の前で歌いたいと思っている。

 Gちゃんは素晴らしい師匠だ。何も言わず、ただ歌うだけで弟子の意欲に火を灯すのだから。


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