トラウマのようなものは、程度の差こそあれ誰でも多少あるのではないでしょうか。大したことではないと思っていても、過去の嫌な体験が、ときどき意識の表面に出て来ることがあります。出てきたとしても、すぐに流すことができれば良いのですが、カラダに影響すると問題です。
トラウマによってカラダに変調をきたしている人は、意識とカラダが密接に結びついている人です。思ったことがカラダに現れるということは、別の面から見れば「身心一如」ができているということです。こういう人はイメージを上手に使えば、カラダがその反応によって、好転する可能性があります。
トラウマの原因は言うまでもなくマイナスの経験(イメージ)にあります。しかしながらそれは内容がマイナスだからカラダに影響を与えているのではなく、マイナスの原因によって強い執着が生じ(そこから離れることができず)、それがカラダを偏らせているのです。強い執着が、カラダを緊張させるからです。
だからマイナスのイメージを単にプラス(ポジティブ)にしてみても、根本の解決にはなりません。マイナスという内容が悪いのではなく、マイナス・プラスという相対的な見方をして、そのうちの一方(マイナス側)に、強く拘る(執着する)ことが問題なのです。ですから解決策は、自ずと「相対的な見方ではない」見方ということになります。それはモノを一つに見るということです。すぐにはできなくても、そこに向かっていくだけで身心は変わります。私は「キチンと立つ」練習で、それを実現しています。