ブラインドテイスティング

昨日、というか先程帰宅。
いつもより1時間くらい遅めです。

何をしていたかと言うと「ブラインドテイスティング」の練習です。

え、私じゃありません。

鹿子木君です。



2種類のワインと１つの「強い酒」です。


外観をキッチリと見る。

香りを順序良く捉える。

味わいの要素を見落とすことなくチェックする。

全体の印象から、サーヴ時の温度やグラス、デキャンタの必要性を特定する。

合わせる料理をレストラン的なものと家庭的なものをリコメンドする。

品種
産地
ヴィンテージ
価格を推定する。

時間に余裕があれば醸造方法などを推定する。


などをスピーディに展開しなければなりません。
筆記だと時間が掛かりますが口頭なら３分で仕上げて欲しいかな・・・・


実は今日は「ソムリエ.スカラシップ」＝２７歳以下限定で、ソムリエを目指す若手育成の為の「試験のような」「コンクールのような」企画です。
今年で４回目。

鹿子木君はもちろん未だソムリエ試験も受けれない経験値です。
初チャレンジの今回は緊張もあるでしょうから「ダメモトで玉𡉻して来い!!」と言いました。

先日は小テストを関谷君ともども施しましたが、いやあ、マダマダです。


こういう機会は「何を知らなければならないか？」「何が足りないか？」「自分はどの位置にいるか？」を知るのにいいものです。
コレが全てではありません。

ソムリエに求められる「良いサービス」は試験やコンクールでは確認するのが難しいですから「まずは接客ありき」であって欲しいな、しかし、こういうチャンスに知識と「物おじしない精神」を身に着けて欲しい。

と、老婆心ながら付き合った一時間。

子供のいない私にとって大事な息子のようなスタッフですから、静かに応援したいと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　樋口誠