曽我部絵日記

曽我部昌史の写真絵日記

2019年4月15日~4月21日

2019-04-22 | 日記
4月21日(日)
「みんなの森内部@岐阜」

視察しながらの帰路。朝の新幹線で岐阜へ。ずっと見損ねていたメディアコスモス。朝から、地域の人たちが三者三様に本に向き合う。すでに9割方の席が埋まっている。外国語会話教室をやっている場所もあるし、カウンターでは国際交流支援などもあって、ここで引き受けている活動のレンジの広さが興味深い。


「御鮨街道の建物@みんなの森の北東エリア(岐阜)」

歩いて、桜町通り(美波町)での参考事例の一つである御鮨街道へ(長谷川さんが覚えていた)。一方通行化し交通量を制限して、歩道エリアを広げて舗装で明示、余裕の出た部分には小さな植栽帯を設け、隣接する空き地の一つを公園化してトイレを整備。電柱は塗装することで景観になじませることにしてある。更に北にある川原町の景観保護エリアが南に拡張してきているかんじか。実際に体験しなければ共有できない価値も多い。


「ソーネしげん@ソーネOZONE(名古屋)」

名古屋で乗り換え大曽根まで。遅めの昼食をソーネOZONEのソーネカフェで。社会福祉法人共生福祉会が運営する、高層住宅団地エリアでの地域生活をサポートする拠点。KIITO(っていうかiop)の永田さんがブランディングしていて、グラフィックは寄藤文平さん。そういったスタート時のコントロールが徹底しているからか、相当使い倒されているものの、なんとかキチンとした存在感を維持している。リサイクルゴミを買う「ソーネしげん」など興味深い活動も。経済的にどのように回しているのかが気になるところ。


4月20日(土)
SPACESPACE@中津商店街(大阪)」

釜ヶ崎の現在を再確認する視察で大阪へ。前入りしているメンバーと中津駅で待ち合わせ、SPACESPACEのオフィス兼住宅を見学。独特の風情の商店街。高架に囲まれた三角地帯内には大型車両が入りにくく、開発の手が入りにくかったとか。建物は古い長屋の改修。SPACESPACEらしい楽しいウィットに満ちたアイデアがちりばめられたデザイン。前面は私道で、もともとのアスファルト部が道で両サイドにセットバックしたのかのように見えるけれど、地域の取り決めにしたがった溢れだしが許されている領域が示される。


「カラオケ店@釜ヶ崎(大阪)」

ココルームに行き、代表の上田假奈代さんや2年ほど前からスタッフとなった古田さん(千葉大の神野先生の活動で協働したかつての学生)に話を伺い、いろいろと案内をしてもらう。場所を移動していたココルームについては上田さんに案内をしてもらって、そのあと、古田さんによる地域ツアー。今回の視察の目的の一つは、中華街化構想がどうなっているのかをみること。中国の人たちが展開するカラオケ店がとても増えているようで、それらが中華街化の元らしい(風営法などの法律との関係も絡む)。突然のことだったようで、地域との折り合いがどうつくか。現状からすると、中華街構想は実現するとしてももう少しかかりそう。


「何かの順番待ちの列@西成労働福祉センター(大阪)」

観光地化した飛田新地や3月末で閉鎖したはずの西成労働福祉センターも、今回の視察対象地のひとつ(病院も含めてあいりんセンターと呼ぶらしいが、病院はまだ残っている)。センターは閉鎖の方向で地域との話し合いが重ねられてきていてまとまりそうだったものが、直前になって人権活動の組織が関わるようになり、抗議活動が活発化していてまだ閉鎖されていない。
激安ドヤと高級ホテルの隣接状況、星野リゾート予定地、建築の運営も興味深い新世界国際劇場なども含み、濃密で詳細な視察を実現してくれた古田さんに感謝。


「道頓堀川@心斎橋(大阪)」

古田さんから「外国人が多くなっていてびっくりする」と聞いた道頓堀へ。数年ぶりくらいなのだけれど、ものすごい変化。クルーズ船のひとが、98%外国人。98%でも控えめかもしれん、って言っていたのを実感。川沿いではゆっくりと飲んでいる人がたくさんいて、道頓堀通りでは通りを埋め尽くす人たちが歩いたり走ったり。。。


4月19日(金)
「1年生のタワー@神奈川大学」

毎年恒例の、新しい入学生との交流の会。アイスブレイクでコピー用紙のタワー制作。


4月18日(木)
「セレストホール@神奈川大学」

建築設計の課題に関連して、セレストホールの見学。コンベックスを持たせると、空間のサイズとか位置関係とかよりも、測りやすいサイズに関心が向かうみたい。。。それにしても暖かい。半袖はちょっと早かったけれど。


4月17日(水)
「展覧会ポスター@研究室(神奈川大学)」

朝一で仙台。夕方には横浜に戻って打ち合わせやゼミ。
5月の廃材標本(住吉町新井ビル)企画は曽我部研究室の担当。OB建築家展。思考の未知の部分を探るということでDark Side of the Moon。出展者も7人(虹色)。っていっても、今の学生にはPink Floydがわからないか。。。


4月16日(火)
「キャベツとコリアンダー自宅」

大学では安全運転講習会など。右折時に、横断歩道を渡る歩行者がAピラーの影に重なる、っていうのは実体験では思い出されないけれど、ありそうなはなし。
数日前にキッチン栽培化してみたキャベツとコリアンダー。キャベツには全く変化が見られない。葉を大きめに残しておくと良いらしいが。。。


4月15日(月)
「模型制作のレクチャー@曽我部研究室(神奈川大学)」

浦辺展用の模型制作にむけて、浦辺設計の担当の方につくりかたのレクチャーを受ける。想像を遙かにこえる精密さ。これはなかなかたいへんだが、それだけに意義深い。