つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

輪廻(サンサーラ)

2006-01-18 | Weblog
 輪廻、梵語でサンサーラ、「回る」という意味もある。
循環的とは違う。
「今の自分」が、そのまま来世に再生して存在となり、この世の行為の報いを
「今の自分」が、再生した世で受けるということではない。
「回る」ことは、循環してもとの自分になるということではない。
「今の自分」が、未来に生まれ変わって、今の自分であり続けることはない。

輪廻転生とは、六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上という六つの領域)に、行いの報いによって生まれ変わるというが、循環とは異なり、さまざまに生まれ変わって、同じものに再生しないことをいう。が、
縁であるために、人は人との縁となって、人に再生する。
他の生物となることはない。また、今の自分が自分として再生するのでもない。

生命が自分である。生命である自分は変わらない。生命は連綿していくが、
今の自分は区切られて、別の自分として区切られて、区切られて、連なって続く。
縁起の法であるために、縁でなっていくものである。そのために、
縁で絶つことができるものとなっている。
再生の縁を絶つことである。それは・・・
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