38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

野菜セットも、夏の色。

2007年06月15日 | 農と暮らしの日記
本日の大きめの野菜セット。
これで約2,000円、目安として4~5人家族の1週間ぶん。「12時」の位置の茄子(小さめで摘み取り)から時計まわりに、レタス、ロメインレタス(B品)、夏大根(小)、新玉葱、新じゃが(男爵)コロコロ芋、同・小芋、人参(小)、甘唐辛子、ピーマン、ズッキーニ(黄・緑)、そして中央がブロッコリィと茎ブロッコリィ(スティックセニョール)。このほかにインゲン、サンチュ(かきチシャ)、にんにくなどが入ったり入らなかったり。



今朝も5時過ぎから収穫、出荷準備。
夜通しポンプをまわして田んぼに水を入れていたが、十分には入っておらず、そうはいっても荒代かきは始めたいところなので、午後から、水がたまっているところから始めることにして水を入れ続ける。

全1反3畝の面積でいうと、そのうちの半分くらい。
水の入っているところにトラクタを入れる。ロータリをかけたところは相対的に低くなるので水が流れ込み、その先にも広がりやすくなる。水のたまり具合をみながら、高くなっている四隅から土をかき出したり、いったん帰って畑で別の仕事をしたりしつつ、計約2時間でとりあえず周回以外を終え、最後は日没終了。



畑仕事は主に草とり。
空芯菜の芽が出始めたが、草も同じように、あるいはそれ以上の勢いで出てきているので、ひと畝ぶんの草を手で抜く。空芯菜は「エンサイ」「アサガオ菜」などとも呼ばれ、貴重な夏の葉物とされるけれど、それほど歓迎されるわけでもなく、ひと足先にポピュラーになったツルムラサキとかモロヘイヤと比べると、まだまだ中国野菜。



予報どおりほぼ一日、雨が降る。
とはいえ勢いがなく、しとしとという感じ。田んぼの仕事をするにはちょうどいいけれど、水のことを考えるともっともっとしっかり降らなければ。

スーパーにはこの夏初めてピーマンを出した。
昨秋、この地産地消コーナーが始まったとき、端境のなかで出したのもピーマン。そろそろ季節もひとめぐりかと、感慨にふける僕である。

明日はもう梅雨の「中休み」とかで晴天の予報。
「梅雨」は本当に「死語」になりつつあるのかもしれない。

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田んぼに、水を入れる。

2007年06月14日 | 農と暮らしの日記
田んぼに水を入れ始める。
昨日、四国地方も梅雨入りしたそうだが、雨は降らず、今日は小雨ながらなんとなく一日しとしとと降りそうなので、田植えの日限もあり、ようやくポンプのスイッチを入れた。

しかし、このところの少雨乾燥のせいなのだろう。
水の広がり具合がかなり遅い。去年のブログを見ると、朝入れ始めて日暮れどきにはもうトラクタを入れているが、今日は日没時にはまだ水が浮いている部分のほうが少ないくらい。

さっき(日付が変わって深夜12時過ぎ)もう一度見に行った。
しかし、やはり全然入っていない。この調子だと、明日の日中に荒かきを始められるかどうかも疑わしい。雨が本降りにでもなってくれれば、少し違うのかもしれないけれど。まあ焦ってもしょうがないので、ぼちぼち。



今朝も5時過ぎから収穫、出荷。
野菜セットにも少しずつ夏の彩りが入るようになり、ちなみに今日の主な内容は、人参、夏大根、新じゃが、新玉葱、ブロッコリィ、レタス、サンチュ、いんげん、ズッキーニ、茄子の早摘み果、ピーマン、ししとう、など。

出荷から戻り、上記の田んぼ水入れ。
水の様子をみながら、田んぼの四隅の土を中のほうにかき入れて均平をはかる。隣接する田んぼはすべて田植えが終わっている。

午後、所用で市街地へ。
雨はポツリポツリという感じで、まあ梅雨らしいといえば梅雨らしいのだけれど、これまで少雨でせっかく梅雨に入ったのだから、最初くらいもうちょっとちゃんと降ってくれれば……という気がしないでもない。

夕方、田んぼの水をまた見に行く。
相変わらず貯まり方が遅い。夜通しモーターを回すことにして、明朝出荷ぶんの人参を収穫。真を軽トラに乗せて連れていったのだが、居心地がよかったらしく眠り込んでしまった。ちょうどいいので、小雨のなか、畑の草をとったり、野菜の成育を見たり、ふだんは立ち止まる余裕のない場所でしばし立ち止まる。



明日も時折雨の予報。
水があるていど入れば、トラクタで荒代かきの予定だけれど、さてさて。朝いちばんで様子を見に行こう(といっても、あと3時間半ほどしかない。寝なきゃ)。
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じゃが芋、畑ひとつ収穫終了。

2007年06月13日 | 農と暮らしの日記
じゃが芋のうち、ひとつの畑の収穫が終わった。
大きさはいまひとつ。1株あたり300gくらいか、あるいは500gくらいとれている株もあるのだろうか。とにかく、じゃが芋は収量的には大きく改善の余地のある品目である。



午前中はいつも通りの収穫、出荷。
昼までに最後の茄子を植え付け。ついでに近くのトマト、茄子、ピーマンなどの畝間を管理機で中耕除草する。雨が続くようになってくると草の処理が思うようにならないので、早め早めに手を打つことを、今年はとくに心がけている。が、きっともうひと月もすると、何もかもが追いつかず、後手後手の泥沼に入っていくことは目に見えている。それでも、いまは少しでも先を見てやるしかない。

午後、人参を播く。
この季節の人参は初めての試み。夏どりの人参は4月播きが最後で、秋冬どりは7月中旬からというのがこの辺りの暦なのだが、いろいろな方に尋ねて、「なぜ7月からじゃないとダメなのか」の納得いく答えが得られなかったので、またまたダメもとの実験。さてさて、また無駄な動きの種を増やしただけになるのかどうか。

日没まで上記のじゃが芋の収穫。
予報の雨は本降りにはほど遠く、パラ、パラと落ちたかどうかという程度。空はほとんど晴れているから、降るとしても今夜遅くになってからか。

……という空模様なのに、四国は梅雨入りしたとのニュース。
降ってもないのに梅雨入りとは。いくら平年よりかなり遅れているとはいえ、雨が確実だという状況だけで梅雨入りが報じられるというのは、なんとも違和感がある。まあそれならそれでいい、それほど言うならしっかり降ってほしいものだ。ちょっと休みたいし。あ、田植えだ。休めないんだった。とういか、グッドタイミングの雨。いよいよ畑に水を入れる頃合いである。
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ズッキーニの豆板醤炒め。

2007年06月12日 | 農と暮らしの日記
ズッキーニの豆板醤炒め。
本来は「藤田家族の食卓から」に載せる記事かも。ここ数日、この西洋野菜が絶好調である。ということは供給過剰。というか、売り先確保に失敗しているということですが、とにかく必然的に、藤田家族の食卓は毎日、ズッキーニ試食会状態である。「瓜」系が基本的にあまりうれしくない(要するに嫌いらしい)薫が奮闘している。

が、しかし。
人間、嫌いなものでもおいしく料理することはできるものらしい。僕は好きじゃない野菜をうまく作るなんて、できそうにない(たとえば、この夏なら「カボチャ」に注目! ブログに登場してないでしょ? いちおう植えてるけど)。けど、薫も「これはわりとおいしい」とかって食べている。いつの間にか「瓜好き」になったのではないか。

で、なぜ豆板醤かというと……。
このブログにもリンクさせてもらっている「たけさん」がズッキーニをいわば専門的に(いくつかあるこの季節の作目のうちのひとつ)栽培されており、それでこの豆板醤炒めを教わったのである。で、これがなかなかうまい。

これを今朝食べて、うまかったので。
その食後に出荷にいったスーパーでも、POPに「豆板醤炒めもおいしい!」と書いた。が、「豆板醤」の漢字がわからなかったので、中華食材の棚のところに見に行って、書き写しました。そのとき、ちょうどその売り場の担当の方がいたので、「いやー、今朝、ズッキーニを豆板醤で炒めるとおいしかったら、POPに書いているんです」と言ったら、「あら、そう? ズッキーニ、ちょうどどうやって食べたらいいか、困ってたんですよー」とおっしゃる。「豆板醤もいいし、味噌でもいい。ちょっと大きくなってトロっとしたやつだと、茄子と同じ感じに料理するといいみたいですよ」と教えてあげた。せっかくなので、POPにも「豆板醤は11番売り場にあります!」と書いておいた。



午前中、出荷のあとはトマトの世話全般。
芽掻き、誘引、畝間の草削りなど。その間、薫は里芋の除草の仕上げ。先日の援農でかなりきれいになったので、その勢いで畑全体をすっきりさせる。

午後、じゃが芋と玉葱の収穫。
今週後半から雨続きの予報が出て、どうやらそれは本物らしいので、泥で濡れるとやっかいなものを片付けていく。玉葱はこれですべて収穫終了。ちょうど隣の畑のおじさんの立派な玉葱も一気に収穫。これは保存して高値になる冬場に出すのだそうだ。

明日の天気予報に傘のマーク。
いよいよ「梅雨」が近づいたようだが、いつから降るか。雨の前に終えておきたい仕事は山積みだが、さて優先順位は。
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「飯の岡」の、始まりの季節。

2007年06月11日 | 農と暮らしの日記
飯岡(いいおか)地区、わが家から歩いて数分の近所の風景。
この数日で田植えがどんどん進んでいる。飯岡は西条市東部の丘陵地で、写真はそこから西方の市街地を望んでいる。市街地までは4~5km。1時間に1本のバスで約10分。毎朝の出荷は軽トラで、行って帰るとやはり40分はかかる。



月曜日。今朝も5時過ぎから収穫、出荷準備。
渚が7時半には登校するので、7時前後に朝食。8時半までには給食用の野菜を保育園に納品、その流れで9時開店のスーパーにも出荷、というのが朝の動きの指針となるのだが、野菜セットのうち首都圏に翌日午前中に届けることになっているものは午前中にセンターに持っていかなければならないので、これもこのときに箱詰めを終えて軽トラに積んでいく。この「朝の野菜セット」があるときはかなり忙しい。けれど、逆にここで野菜セットの一部が済んでしまうので、あとの午前中は楽になる。

冬の朝の出荷とは動きが違う。
11月から2月頃までは、ほとんどの野菜を前日夕方にとり、それを夜なべで調整・荷造りしておいて、朝は8時頃から最終の仕上げをしていた。スーパーに出す白菜は1/2か1/4に切るのだけれど、それは前夜に切ってしまうと翌朝までにモコモコと成長してしまうので、出荷当日の朝にザクザクと包丁を入れる。それ以外の野菜はだいたい前夜の夜なべで仕上がっている(早ければ21時、遅いときは日付が変わる)。



今日は午前中、胡瓜とゴーヤのネット張り。
5月中旬の大風で倒れた支柱を昨日ようやく再建したので、今日はそのネットを張り直して仕上げ。幸い、ネットはからまることなくそのまま使えた。そこに、すでにつるを地這いで伸ばしてさまよっている胡瓜とゴーヤをからませてやる。約ひと月、拠りどころなく不安だったろう、ごめんなさい。いまから取り返せるだろうか。いや、取り返せなくてもいいから、それなりに育ってくれれば……。

昼まで、田んぼに元肥の油粕を振りに行く。
自給用の1反3畝に3袋(20kg×3=60kg)。この「油粕」はJAのもの。今年は出荷用の野菜にも油粕を使っているのだけれど、そちらはJAのではなく、別のところから買っている。野菜のほうは本当に「絞った」粕である。午後は所用で今治へ。

今日から保育園の給食に玉葱の出荷が始まった。
人参、じゃが芋と並んで、年間通してほしい野菜三人組?と言われる玉葱だが、去年は就農1年目で苗がまだできておらず、昨秋の育苗から始まってようやく給食にも出せるようになった。本来なら感慨深いという心境のはずだが、なんだかこのところ忙しくて、「ああ、そういえば」って感じである。ちょっと、いけない。感慨深いときはしっかり感慨深く目を閉じたりしたいところだ。

が、うっかり目を閉じたりしてしまうと、すぐ眠ってしまう。
明日も5時起き。
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人参まびき、終了。

2007年06月10日 | 農と暮らしの日記
今朝のスーパー、開店直後の藤田家族の棚のようす。
レタス、ロメインレタス(小)、サンチュ、赤玉葱、新じゃが(小芋とコロコロ芋)、ズッキーニ、いんげん。少しずつ、あれこれ並ぶのがうちの特徴。



日曜の今日も5時過ぎから収穫、出荷準備。
午前中、5月の”台風”で倒れた胡瓜支柱をようやく”再建”した。胡瓜もゴーヤもかなりつるを伸ばし始めていて、もうぎりぎりのタイミング。

朝のうちに、ピーマンの虫除け対策。
ウイルスを運んでくる虫を遠ざけるため、キラキラ光るテープを畝に沿って張ってみる。農薬を使わない代わりとして、これで効果があるなら、草抑えのビニルマルチに比べれば廃棄物となる量も格段に少ないし、”非自然”的な見た目もまあまあ許容範囲かなと思う。ただし効果の有無は比較のための「テープなし」部分をとくに設けていないので、はっきりとはわからない見込み。

午後、こまごまとした作業。
最初は温室でモロヘイヤ、つるむらさきの追加の種播き(育苗)。その後、畑に出て、トマトの芽掻き、各種野菜の畝間の草削り・草抜き、直播きのオクラの間引き、枝豆の中耕、つるむらさきの苗の植え付けなど。帰り際、春播きの人参の最後の間引きをして、これは明日の野菜セットなどにも入れる予定。

いよいよ明日からの週は田植え準備。
元肥を入れ、水も入れて代掻きへと進む。出荷の多い週でもあり、また、畑から離れてあれこれの用事も入っているのでかなりばたばたとした一週間になりそう。一にも二にも安全・健康で、体はどうにでも動けるようにしておきたい。あとはお天道様次第の部分もあるが。
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ゆうき生協の援農。

2007年06月09日 | 農と暮らしの日記
里芋の除草がどんどん進んでいる場面。
やはり、人数がいると違う。毎日でも来てほしい。”援農”はすばらしい!

土曜日の今日、ゆうき生協の援農である。
同生協には就農すぐからお世話になっており、なかなか安定しない藤田家族の野菜生産を忍耐強く支えていただいている。で、今日は生産者と消費者の交流の場ということも兼ねて、初の援農企画。同生協の役員・職員”中心”のメンバーではありましたが、午前中の約3時間、懸案の畑しごと2つが一気に進捗した。

ひとつは写真の里芋除草。
畝の上はマルチを敷いてあり、また畝間も麦藁を敷いてあるのだけれど、その麦藁の間から草が伸び始め、また、マルチの穴の部分、里芋の株もとからも草が出てきている。それを人海戦術で、ひとり一列、終わったらまた別の列に入り……という具合で一気にきれいになった。

後半は第二弾の茄子、ピーマンの麦藁敷き。
収穫の終わった近くの方のあちこちの麦畑から藁を頂くことになっていて、今日は真の幼稚園の近くの畑に軽トラを乗り入れ、こちらも大勢で稲藁を集めては荷台に乗せ、うちの畑に下ろしては敷き、また集めてきて下ろしては敷き……ということで、本当にあっという間に完了。

お昼は藤田家族の野菜づくし?。
普段の食卓そのまんま、珍しいものは何もないけれど、さすがに有機の食に携わるみなさん、目の前の食べものから話題が次々に展開し、野菜や食について多くのことを学ぶことができました。今後もぜひ定期的に企画したいと思います。



午後は、茄子・ピーマン隣りの地這いトマトの藁敷き。
ついでにその隣りのさつま芋の畝の草が少し目立ってきたので三角ホーで削る。



昨夜は結局、宵のうちに雷が鳴り始めた。
そして、けっこうしっかりした雨が降り、夜が明けてからまた、たっぷりと降った。そんな天気だったので援農も中止?という雰囲気だったけれど、こんな機会もめったにないのでとりあえず来ていただいて畑の見学だけでも……と思っていたら、開始時刻にはすっかり晴れ上がり、畑も乾き始めたので、予定通りの実施。

それでも野菜には大いなる恵の雨。
すぐに晴れずに一日くらい曇ったままならなおよかったが、土はかなり湿ってくれた。梅雨入りまでのつなぎとしては貴重な水分。しっかり吸って、丈夫な根を伸ばしてほしい。

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ズッキーニ、2本で1,000円?

2007年06月08日 | 農と暮らしの日記
ズッキーニ、2本で1kgである。
昨日まで、ズッキーニは目方で値段をつけていた。1kgの単価が1,000円。1本150gとか200gとかだったので、まあちょっと高めではあるが、珍しい野菜だし、こんなもんかなと思っていた。

しかし。
月曜だったか、NHKラジオで”食材調達人”こと山本謙治氏(このブログ、就農前からよく見ていたが、藤沢の研修先から電車で葉山に帰ってきて、ちょっとお腹が減り始めた夜中なんかに見たら大変!)が、「ズッキーニは市販されているものより大きめの、もっと熟れてきたもののほうがおいしいし、フランスなどでもそういうのが使われている」というようなことを言っていて、僕もそんな気がしていたので、この2~3日は収穫を少し遅らせてみたのである。

その結果が、「2本で1,000円」。
さすがに「さおだけ屋」ではないので、いくら単価通りだからといって、こんな値段をつけたのでは菜園が潰れてしまう。というわけで、ズッキーニは当面、kgで単価をつけるのを休止することにした。しかし、いずれにしても、これくらい大きくなったもののほうが、僕は好きです。薫は、ますます瓜(うり)っぽさが増して、どうやら大変困っているらしいが。真も苦手なようで、僕が「炒飯に、スープに、とにかく食べてたら、”ズッキーニ好きに”なるよ」とか言っても、なんも反応しない。



今朝は5時半から収穫、出荷準備。
週明けからの晴れ続きで、さすがに活着を待つ第二弾の茄子、ピーマンなどが水を欲しがっているだろうと思い、久しぶりの朝の水やり。

朝食後、出荷ついでに市街で用事。
JAの資材センターで野菜袋や輪ゴムなどを買ったついでに、じゃが芋などの収穫用に中古のキャリーがないか尋ねてみたら、市内の農家さんのところで安く分けてくださるのではないかとのこと。早速連絡をとると在庫ありとのことで、軽トラを飛ばしていただきにいく。上記の(よりちょっと小さめの)ズッキーニと、今月のおたよりも渡して挨拶すると、珍しい”新規参入”の就農ということで励ましの言葉も頂戴した。

午後、普及所の方が来訪。
野菜のようすであれこれ気になっていることがあったので来ていただいたのだ。すべての野菜が専門ということではないようで、「また調べて来ます」というものもあったけれど、やはり病虫害や成育の状況などで科学的な話を聞くと勉強になる。

日暮れて、予報通り雲が広がってきたようす。
降るならたっぷり降ってほしい。


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いんげん、鈴なり。

2007年06月07日 | 農と暮らしの日記
つるなしいんげんが文字通りの”鈴なり”。
スナックエンドウがほぼ5月いっぱいであっという間に終わってしまったあと、入れ替わるように収穫期を迎えたので、野菜セットのやりくりを考える身にはありがたい存在だ。



今朝は5時前から収穫、出荷準備。
野菜セットに加えて、職場単位の「置き売り」の日でもあり、朝が忙しい。出荷作業を終えて、昼までに畑一枚をトラクタできれいにする。

午後、久しぶりの草刈り機。
少しでも曇っている日ならいいのだけれど、音がうるさいし燃料はよく食うしで、あまり好きじゃないこの機械を、しかたないので、ぶんぶん振り回す。田んぼで忙しくなるのを前に、畦を中心に草を刈る。約3時間、さすがにこれだけ振り回したら、畑も見通しがよくなり、なんとなく爽やかな風が吹いてきた、ような気がする(代わりに、排気ガスは他のどこかに飛んでいっているわけだ)。



日没後、小学校へ。
小3の渚がバレーボールのクラブ(スポ少?)に入りたいとかで、薫と真と一緒に練習見学に行って帰ってこないので。平日2回と週末1回の練習があり、親も月一くらいで鍵の開け閉めなど当番があるらしい。すでに渚は週1でピアノに行っているし、このあいだからはこれも週1で公民館に英会話までしに行っている。そのうえバレーも……というのは現実的に難しいと思うけれど、渚がスポーツをやりたいというときに機会を逸したくない気持ちもある。学校がもうちょっとゆったりしていたらな(週4日も6時間授業だし、宿題も毎日たくさんある。農業体験とか地域学習とかもたっぷりあるから、けっこういい感じなのだが、何もかも熱心な学校らしく……)。



今日は「サンチュ50枚」のお客さんが来てくださった。
ジュースにして飲むのに、うちのみたいな「しっかりしたサンチュ」が適しているという。「やわらかいサンチュ」も作りたいけれど、「しっかりした」はそれはそれでうれしいお言葉。

明日は大気が不安定になるとの予報。
不安定ということは雨が降るかどうかも不確定ということだろう。

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茄子、ピーマンの整枝。

2007年06月06日 | 農と暮らしの日記
茄子も実がつき始めている。
まだ一番果、二番果あたりなので小さいうちにとり、枝を軽くして樹の成長を促してやる。定植してから、これまでは放任していたのだが、そろそろ……ということで、今日はピーマンともども、初めての整枝。茄子は三本仕立てにすることとし、教科書どおり、主枝と、一番果の上下の枝の三本を残し、それより下の枝を摘み取る。



今朝も5時から収穫、出荷準備。
午前中、出荷作業のあと上記の整枝。午後、トラクタであちらこちらの収穫跡を耕耘。この季節、ちょっと放っておくとすぐに草だらけになるので、今年はひと畝ずつでも早めにトラクタを入れて更地にしておく方針にしている。

にんにくをすべて収穫してしまった。
今日のは一般的な大きめのにんにくで、先日の「島にんにく」と同じように軒下に吊して乾燥保存する予定。

夕方、宅配便の集荷で行き違い発生。
自動音声受付の集荷依頼が通っておらず、明日着指定の野菜が一日遅れになってしまった。まあ今日とった野菜が明日はほぼ日本中に届いているということ自体がとんでもなくすごいことなのだし……と言い聞かせつつ、しかし、野菜を待ってくださっているみなさんには申し訳ない限り。でもやはり、こんなシステムに乗っかっていても”有機農業”?という問いは胸に残る。

今日も晴れ、明日も晴れ予報。
夏のような天気だからということもあるのだろう、スーパーに出しているレタス類は毎日ほぼ完売(といっても出荷数はしれているけど)。当地では夏場にレタスはできず、晩秋からこの季節までがレタスの時期。寒い時期はよくできるけれど、あまり喜ばれない。だから、いまの時期が「生産」と「消費」が合致するわずかな”旬”ともいえる。
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五日市、朝市っぽく。

2007年06月05日 | 農と暮らしの日記
本日の「五日市」はこんな感じ。
市街地のアーケード商店街で毎月一回行われるこの催しに去年12月から参加し、前回までは長テーブルを置いてその上に野菜を並べていたのだけれど、今回はテーブルを持っていくのがなんとなく億劫だったのと、玉葱やじゃが芋など”泥もの”が多かったので、路面に近いところに並べて量り売り中心とし、”朝市”っぽい雰囲気を狙ってみました。

品目はそのほか、次の通り。
夏大根、にんにく、赤玉葱、人参、ズッキーニ、レタス、サンチュ。毎月顔を出してくださる方も増え、また、「いつもはフジで買いよるんよ」とか「ゆうき生協に出しよる藤田さん?」とか声を掛けられる場面も多くなってきた。少しずつだけれど、「藤田家族」がこの地に根付き始めている実感がある。

今日は前回(5月5日の子どもの日)に続き、薫もフル参加。
やはり僕ひとり突っ立っているよりも、お客さんも近づきやすいようだ。途中、紙コップのコーヒーを買ってきてくれたりして、「おー、そういえば就農してからこういうのにお金を使ったことなかったなー」と感慨深い。



朝は今日も5時から収穫、出荷準備。
宅急便で送る野菜セットはあらかた作って仕上げは薫に任せ、市内に配達する野菜セットは五日市の荷物と一緒に軽トラに積んで市街へ。9時前から準備しながら開店し、いつものように午後2時閉店、撤収。

戻って晩ごはんまで畑しごと。
トマトの芽掻き、明日使う新じゃがの収穫など。それから、人参の間引きをしていると、小学校高学年か中学生らしい少年ふたりが自転車で通り過ぎる。去り際、「うわっ、小さい人参、かわいいなー」というのが聞こえた。そうだろ? かわいいだろ? わかるか、よしよしと心の中で微笑む僕。彼らも女子が一緒にいたらきっとそんなこと言わなかっただろう。

再び晴れマークが続く。
本当に、”ただの曇り”という日がないから、せっかく降っても畑がすぐに乾く。というわけで、今週も畑しごとは順調に進む見込み。




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ミニトマト、初の露地栽培。

2007年06月04日 | 農と暮らしの日記
ミニトマトはいま、こんな感じ。
去年は育苗用の温室が片づいた跡に植えて割とよくできたので、初の露地栽培の今年は不安半分、期待半分。トマトのなかでもミニは露地でも比較的作りやすいと言われる(栽培の参考書みたいなのにもミニだけは「露地栽培」というのが出ている)ので、それなりにはとれるだろうとは思いますが。



昨日の雨が朝方まで残り、珍しく一日曇り空。
朝は今週もまた5時始まりで、午前中は収穫と出荷。今日は小中高と同じ学校に通い、いまは市外に住む友人への野菜セットも送った。少年時代(?)の友人・知人が僕の野菜を買ってくれるというのは少し不思議な気分。まあ先方はもっと不思議な気分だろうが。ともかくも、ありがたいことである。

昼前から出荷ついでに市街へ。
商談みたいなのがひとつあり、終わって家に帰ると1時を過ぎていて、遅昼。午後は畑にいくつか種を播く。夏は葉ものが少ないので、暑さに強いと言われるあれやこれやをとりあえず。ただ、渇水が予想される(というか確実)ので、さほどたくさんはとれないだろう。



明日は月一恒例の「五日市」。
久しぶりにちょっと夜なべして準備する。
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6月、雨の日曜日。

2007年06月03日 | 農と暮らしの日記
にんにくを納屋の軒下に吊した。
昨日、おとといと収穫したもので、この品種はこれで完了。もうひとつ別の種類のにんにくはまだ畑にあり、これも葉の様子を見ながら一気に収穫して同じように吊して乾燥させる予定。



予報どおりの雨。
というか、予報よりもしっかりと降ったようだ。いつもように朝5時過ぎから収穫に出たとき、すでにポツポツと落ち始め、出荷からの帰り道には小雨ながらもしばらくは降るだろうという感じになってきた。

帰宅後すぐに、さつま芋の植え付けへ。
先週ほとんどが終わっていたのだけれど、1列分だけ、ネットで注文していた品種の芋づるが昨日ようやく届いたので、畝が湿り始めたところに差していく。

雨は結局、夕方まで。
降ったりやんだりを繰り返しながらも、しとしとと降り続いた。畑の作業は休みにして、上記のにんにく乾燥、温室内のトマトの誘引紐の取り付けなど、「雨の日にやろう」と思っていたことが順調に進む。夕方、少しだけ種を播きに行く。



6月はじめの日曜日。
雨模様でもあり、近所の田んぼは兼業農家の方々の代かきが最盛期のようだ。地域全体が一面、水の世界になったようで、なんともいえず豊かな風景。うちもぼちぼち準備にかからないと。

いよいよ梅雨の空に近づいてきたか。
週明けからはまた晴れが続くようだけれど、いつ雨続きになってもいいように、トラクタなどの作業は早め早めに進めておきたい。
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果菜定植、第二弾。

2007年06月02日 | 農と暮らしの日記
少しずらした茄子、ピーマン、トマトの定植。
5月上旬にそれぞれメインの作付け分は植えてしまっており、今回のは予備。こんなふうに畑を換えてまたある程度の量を植えるというのは、全体として見れば余計な手間がかかって効率がよくないと思われるけれど、時間や場所が少しずれていることで得られるメリットをとって、この夏もこのスタイル。



今朝も5時過ぎから収穫、出荷。
今日は月1回のセットのお客さんも2件あり、「先月はまだできてなくて、来月はもう終わっているだろう品目」を考えながら畑を歩き、また、野菜をはかりに載せる。ちなみに今日の”月1の大きめのセット”の主な内容は、ミニ人参、ミニ大根、レタス、サニーレタス、サンチュ、キャベツ、ブロッコリ、ズッキーニ、小さい茄子・ピーマン、新玉葱、新赤玉葱、新じゃが小芋、島にんにく、など。こう見てみると、やはりこの季節、まだ普通の葉もの(小松菜など)が欲しい。

昼まで、上記の果菜類の定植。
午後もトマトなど続きを植えて、支柱立て、誘引まで済ませる。明日の日曜日に雨が少し降るかも……という予報なので、じゃが芋や玉葱など泥がつくと面倒なものを多めに収穫しておく。

さて、明朝の空模様は?
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赤玉葱の皮をむく。

2007年06月01日 | 農と暮らしの日記
赤玉葱のサラダ。
これを”いまが旬”の鰹とマリネかカルパッチョみたいにして食べたら、うまそうである。”鰹といえば”の土佐・高知が背中合わせにありながら、相模湾の鰹が恋しい僕である。

このところほぼ毎夕、畑から赤玉葱を収穫して翌朝出荷している。この季節、藤田家族では基本的に出荷は「今朝どり」だけれど、玉葱や人参は鮮度の面から多少の幅が許されるので、前日にとって夜(か翌早朝)のうちに薫が計量・袋詰めなどしておいてくれるというパターンになっている。

で、赤玉葱である。
生食用の玉葱なので、普通の玉葱のように一気に収穫して乾燥貯蔵しておくというわけにはいかない。けれど、貯蔵の技術にまだ自信のない僕としては、「どんどん出す!」というもののほうが安心感があるのも事実。自信がない一方で、「野菜のないときのために、なるべく保存しておきたいなー」という構えの僕に対して、「新鮮なうちにどんどん出しちゃおー。野菜がないときは、またそのとき考えよー」という感じなのが薫。畑にある野菜についても同じで、僕が「もうちょっと大きくしてからとろうかなー」という様子だと、「ちょっとくらい小さくても勢いのいいうちに出しちゃおー」と、漫画で足が自動車みたいにくるくる回っている感じなのが薫である。



今朝も5時過ぎから収穫、出荷。
スーパーの出荷は現在、レタス、サニーレタス、サンチュ、ズッキーニ、赤玉葱など。赤玉葱は以前に皮つきのまま出したら全然売れなかったのが、どうせレタス類が中心なので「サラダでどうぞ!」という感じで皮も丁寧にむいて出したら、順調に売れている。玉葱の皮は使う直前にむいてこそ、と思っていたけれど、レタス!ミニトマト!赤玉葱!という感じでささっと皿に盛り合わせることを考えると、「皮がむいてある」というのはやはり便利なのかもしれない。しばらく、赤玉葱の皮をむく日が続く。「早めに使ってくださいねー」と願いつつ。

野菜セットに、茄子の「二番果」を入れた。
一番果ほどではないけれど、まだ小さめでとる。出荷作業終了後はほぼ終日畑しごとで、人参のまびき、葱苗の草とりなど。晴れが続いて作業が進む。

今日から6月。
週末、少し雨が降りそうな予報。外れて「たくさん」降ってほしい。
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