昨日仕事納めをして、今日から大阪帰省。
家族は26日に帰っていて、それを追いかける形で。そしてその「大阪で年越し」の第一歩は梅田から阪急電車で2駅目の十三(じゅうそう)から。毎年というわけではないけれど、就農以来、この「十三に立ち寄り」が多い。前回は一昨年2009年、第七芸術劇場で「牛の鈴音」、その前は2007年、その時も同じ“七藝”で「いのちの食べ方」だった。
で、今年もその十三、写真は駅前のガード下の飲み屋街。
○○横町とかいうような名が付いているかどうか知らないけれど、なんともいえない風情だ。押し詰まった30日とはいえ正午前。手前右の大衆酒場はほぼ満員のお客さんでにぎわっている。もうほんとにふらりと入ってしまいそう(入ってません)。
*
金曜、晴天。今日から僕も正月休み。
朝:6時過ぎに家を出て、6時半の高速バスで大阪へ。
座席はいつもの乗車口すぐ最前列の窓側がとれたので。新居浜ICに乗る前に夜が明け、途中の休憩は吉野川SAと淡路島の室津SA。三宮で少しお客さんが降り、僕は終点の大阪(梅田のハービス)で下車、定刻より少し早い11時過ぎ。阪急に乗り換えて上記の十三へ。梅田は駅ビルが新しくなった(?)らしく以前に増してどこがどこだか全くわからない。ただただ表示を見上げながら歩くのみ。
十三では今年も第七藝術劇場に行くつもりだった。
「地球にやさしい生活」を観たかったので。それで上映開始予定の12時半を目指して劇場のあるビルに行くと、「チェルノブイリハート」のポスターが。1階下の淀川文化創造館「Theater Seven」で間もなく12時からという。迷った。でも、「チェルノブイリハート」を見ることにした。以前から話題になっていて、最近は愛媛でも上映会があってそれを観に行けなかったのが残念だったのと、一方でその内容についてやや慎重な見方をする意見があって、余計に関心が高まったというか。
ま、そういう見方があることを知ったうえで観たから、それなりに収穫はあった。
なかなか難しいですね。ドキュメンタリーだからといってすべてそれが真実を映しているかというと。あるいはそこに映っているものはすべて真実だとしても、何が映っていないのかがわからないと何が真実なのかがわかったことにならないし。DVDも間もなく発売予定。
さて、映画が終わって昼ごはん。
十三の駅前に戻って冒頭のガード下を歩き、別のガード下へと出て「大盛食堂」に入る。青に白抜き文字の暖簾が風でひっくり返り、中の様子はすりガラスで見えない(たしか)、けど入る。
みんな、飲んでいる。
コップ酒のおじさんのテーブルに相席。品書きが豊富すぎて選べず、安易に唐揚げ定食を注文。そして小ビールも。「にいちゃん、キリンでええ?」と出てきたのはラガー・クラシック。うれしい。
ビールを小さなコップに3杯目くらいで唐揚げ定食が登場。
唐揚げにはキャベツの千切り僅少、豆腐入りの味噌汁、真っ白なごはんは僕好みの固めの仕上がり。向かいのコップ酒おじさんと、ぼそぼそっと話したりしながらゆっくり食べてゆっくりビールも飲み干して。ごちそうさま。大阪初日にして大阪に深く浸かった気分。
こんな記事も参考まで。
*
梅田に戻って阪神百貨店。
催場フロアで中古CD・レコード市をやっている、というのを地下鉄の中吊りで見たので。エレベーターを降りると、おー、みんな、「えさ箱」をあさっている。ですが、僕はぼちぼち、ちらちら、ぱらぱらっと触ってみる程度で買わない。もうそういう身ではない。驚いたのは、女性のお客さんが多いこと。中古盤の店でこんな光景は新鮮だ。最近はこういうものなのかも。
かつて僕がよく行ったのはやはり新宿のディスク・ユニオン、80年代末から90年過ぎ。
笹塚の家からなんとか歩いて行けた下北沢のレコファンにも時々通い、カラヤンが亡くなった時に追悼で買ったのはマーラーの交響曲第5番。それから、学生生協の毎年恒例「中古盤市」も必ず。ここでたぶん最初に買ったのはハリー・ジェイムスの「ゴールデン・トランペット」、800円と値段までいまも覚えている。神奈川に移り住んでからは横浜のディスクユニオンで、ブルーノートのいわゆる「名盤」で家にあるのはここで買った500円くらいのが多いはず。
で、阪神の中古盤市。
見るだけと思っていても買いそうになったのは浜田省吾のアナログ盤で「愛の世代の前に」「Home bound」など。再版のだけど1,000円以下だから。でも、これを買うなら他にも欲しいものはいっぱいあるし、だいたい持って帰るの大変だし、ということで撤収し、同じ階の報道写真展を少し見てから、地下鉄で難波へ。
南海に乗り換えて北助松で下車。
薫の実家着が16時過ぎ頃。藤田家族合流で「大阪の年越し」が始まる。
家族は26日に帰っていて、それを追いかける形で。そしてその「大阪で年越し」の第一歩は梅田から阪急電車で2駅目の十三(じゅうそう)から。毎年というわけではないけれど、就農以来、この「十三に立ち寄り」が多い。前回は一昨年2009年、第七芸術劇場で「牛の鈴音」、その前は2007年、その時も同じ“七藝”で「いのちの食べ方」だった。
で、今年もその十三、写真は駅前のガード下の飲み屋街。
○○横町とかいうような名が付いているかどうか知らないけれど、なんともいえない風情だ。押し詰まった30日とはいえ正午前。手前右の大衆酒場はほぼ満員のお客さんでにぎわっている。もうほんとにふらりと入ってしまいそう(入ってません)。
*
金曜、晴天。今日から僕も正月休み。
朝:6時過ぎに家を出て、6時半の高速バスで大阪へ。
座席はいつもの乗車口すぐ最前列の窓側がとれたので。新居浜ICに乗る前に夜が明け、途中の休憩は吉野川SAと淡路島の室津SA。三宮で少しお客さんが降り、僕は終点の大阪(梅田のハービス)で下車、定刻より少し早い11時過ぎ。阪急に乗り換えて上記の十三へ。梅田は駅ビルが新しくなった(?)らしく以前に増してどこがどこだか全くわからない。ただただ表示を見上げながら歩くのみ。
十三では今年も第七藝術劇場に行くつもりだった。
「地球にやさしい生活」を観たかったので。それで上映開始予定の12時半を目指して劇場のあるビルに行くと、「チェルノブイリハート」のポスターが。1階下の淀川文化創造館「Theater Seven」で間もなく12時からという。迷った。でも、「チェルノブイリハート」を見ることにした。以前から話題になっていて、最近は愛媛でも上映会があってそれを観に行けなかったのが残念だったのと、一方でその内容についてやや慎重な見方をする意見があって、余計に関心が高まったというか。
ま、そういう見方があることを知ったうえで観たから、それなりに収穫はあった。
なかなか難しいですね。ドキュメンタリーだからといってすべてそれが真実を映しているかというと。あるいはそこに映っているものはすべて真実だとしても、何が映っていないのかがわからないと何が真実なのかがわかったことにならないし。DVDも間もなく発売予定。
さて、映画が終わって昼ごはん。
十三の駅前に戻って冒頭のガード下を歩き、別のガード下へと出て「大盛食堂」に入る。青に白抜き文字の暖簾が風でひっくり返り、中の様子はすりガラスで見えない(たしか)、けど入る。
みんな、飲んでいる。
コップ酒のおじさんのテーブルに相席。品書きが豊富すぎて選べず、安易に唐揚げ定食を注文。そして小ビールも。「にいちゃん、キリンでええ?」と出てきたのはラガー・クラシック。うれしい。
ビールを小さなコップに3杯目くらいで唐揚げ定食が登場。
唐揚げにはキャベツの千切り僅少、豆腐入りの味噌汁、真っ白なごはんは僕好みの固めの仕上がり。向かいのコップ酒おじさんと、ぼそぼそっと話したりしながらゆっくり食べてゆっくりビールも飲み干して。ごちそうさま。大阪初日にして大阪に深く浸かった気分。
こんな記事も参考まで。
*
梅田に戻って阪神百貨店。
催場フロアで中古CD・レコード市をやっている、というのを地下鉄の中吊りで見たので。エレベーターを降りると、おー、みんな、「えさ箱」をあさっている。ですが、僕はぼちぼち、ちらちら、ぱらぱらっと触ってみる程度で買わない。もうそういう身ではない。驚いたのは、女性のお客さんが多いこと。中古盤の店でこんな光景は新鮮だ。最近はこういうものなのかも。
かつて僕がよく行ったのはやはり新宿のディスク・ユニオン、80年代末から90年過ぎ。
笹塚の家からなんとか歩いて行けた下北沢のレコファンにも時々通い、カラヤンが亡くなった時に追悼で買ったのはマーラーの交響曲第5番。それから、学生生協の毎年恒例「中古盤市」も必ず。ここでたぶん最初に買ったのはハリー・ジェイムスの「ゴールデン・トランペット」、800円と値段までいまも覚えている。神奈川に移り住んでからは横浜のディスクユニオンで、ブルーノートのいわゆる「名盤」で家にあるのはここで買った500円くらいのが多いはず。
で、阪神の中古盤市。
見るだけと思っていても買いそうになったのは浜田省吾のアナログ盤で「愛の世代の前に」「Home bound」など。再版のだけど1,000円以下だから。でも、これを買うなら他にも欲しいものはいっぱいあるし、だいたい持って帰るの大変だし、ということで撤収し、同じ階の報道写真展を少し見てから、地下鉄で難波へ。
南海に乗り換えて北助松で下車。
薫の実家着が16時過ぎ頃。藤田家族合流で「大阪の年越し」が始まる。