38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

乾く夏と、里芋。

2007年08月27日 | 農と暮らしの日記
里芋も乾燥との闘い。
幸い、圃場が田んぼで用水から水を引けるので、このところ週に1度くらい、畝の肩が中ほどまで浸かるくらいに水を流し込んでいる。



月曜の朝、5時過ぎから収穫開始。
最近の順番はこんな感じ。茄子、ピーマン、ししとう、オクラ、ゴーヤ、葉物(つるむらさき、空芯菜など)、とれそうならトマト。これだけを約1時間半ほどで収穫し、軽トラに積んで戻る。量が多くても少なくても、かかる時間はあまり違わない気がする。歩く距離が変わらないので。

午前中、出荷と市街での買い物など。
午後から、秋冬の育苗のためのスペースづくりと、種播き。自家配合した育苗培土がどんどん減っていく。また土をとりにいかなければ。雨の前に……。雨の前に? 週間予報は一日に何度か更新され、そのつど雨の降る日がコロコロ変わる。見ないほうがいいかもしれない。

夕方、今日も人参の水やり。
ついでに、家族みんなでさつま芋の試し掘りをする。わりと大きめのが出てきたけれど、きっとそれは畝の端っこだから大きいのだ。喜んではいけない。けれど、植えたのが5月下旬なので、そろそろ小さいものからでも出荷を始めてもいいのかも。もうちょっと掘ってみて判断するか。



明日28日の夜は皆既月食。
雲はどうだろう? 雨はどうだろう?
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渚のピアノを聴く。

2007年08月26日 | 農と暮らしの日記
渚のピアノの発表会、である。
同じ先生に習っている幼稚園から中学生まで20~30人?くらいが一堂に会しての演奏会。第1部はソロ、第2部は連弾、第3部はヘンゼルとグレーテルの、あれ何て言うんだろう、読み聞かせっぽい朗読がベースで、場面ごとにピアノ演奏が挿入される。渚は第1部と第3部に出て、全3曲、といってもとても短いのばかりだけど、そつなくこなし(ているように親の目には映った)、無事終了。



日曜の朝も5時収穫開始。
きょうはスーパー出荷と、在庫のじゃが芋の少しまとまった量の発送。

出荷から帰り、8時半から小学校の清掃作業。
今年の担当は敷地内の側溝の掃除。蓋を外して泥を揚げる、その繰り返し。しかし、暑い。麦茶が用意されていたので、途中、何度も飲んだ。作業は11時頃まで続いたようだが、午前中にどうしてもしておかなければならない仕事があり、さらに渚が上記のピアノで、薫もそのリハーサルに午前中から一緒に出かけるので、真の昼ご飯も作らなければいけないので(とか言って、そうめん茹でるだけなのだが)、途中で心苦しくも退出。みんなが体重2kg減ったところ、僕はたぶん500g減くらいだ。すみません……。

昼食後、冒頭のピアノ発表会に真とともに合流。
会場の愛媛県総合科学博物館は軽トラで約5分の近さ。前庭で何かやっているのでのぞいてみたら、ソーラー・クッカー(太陽熱調理器)の実演だ。なんと、焼き鳥がおいしそうに焼けている。が、ビールはないようだし、というかそもそもクルマだ、じゃなくて、ピアノ聴きにきたのだ、さっさとホールに向かう。

発表会は約2時間で終了。
僕だけ軽トラで先に帰る。3人は1時間に1本のバスを間って帰る。軽トラしかない家庭の理不尽。あとで聞いたら、あれだけピアノのお客さんがいても、バスに乗った人は他にはいなかったそうだ。当たり前といえば当たり前だが。

夕方、秋冬野菜の育苗の種を播く。
寒い夜にはこれこれ……というような野菜たちの栽培を、この猛暑の中で始めなければならないのが、なんとも不思議な感じ。それを言ったら、いまが盛りの茄子、ピーマンなどの夏野菜も厳冬の1、2月に種を播くのだが。

天気予報に久しぶりの雨マーク。
といっても、1週間後の週末だが。それまでは降らないということか?


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今治から、松山へ。

2007年08月25日 | 農と暮らしの日記
松山市にある愛媛県庁本館
1929年(昭和4年)の建物だそうだ。ここの前をちんちん電車が走る夜景はなんともいえない(基本的に、夜の市街を走る路面電車が僕は好きみたいだ)。



土曜の朝は少しゆっくりしている。
野菜セットは原則として水・土・日が休みで、例外的に、取りに来てくださる1家族(プラス、そのご実家に小セット)ぶんをつくるほかは、通常はスーパーへの出荷のみ。とはいっても収穫はいつもどおり5時過ぎから。

出荷に出た足で駅に行き、JRで今治へ。
午前中、ここで用事を済ませたあと、午後は松山に向かう。野菜が豊富な時期を中心に出荷させていただいている「ゆうき生協」の作付け会議(年に2度、今回は秋冬野菜の作付け・出荷について)で、ちょうど今治から参加される方がいるので、クルマに同乗させてもらうことにした。

会議終了後、松山の市街へ。
7月から野菜を取り扱ってくださっているロープウェイ街の「草草(SOH-SOH)」に寄る。開店の日に真と出かけて以来で、店先の野菜販売コーナーをちょっと見せていただき、気になったことがあったので、お店の方にひとこと声を掛けてから辞去。

そのままアーケードに入り、「ナテュレ」へ。
先日、うちの空芯菜を使って週替わりのランチをつくってくださったお礼も兼ねて立ち寄る。エスプレッソでつくったアイスコーヒーがとてもおいしかったです。

そんなこんなで帰宅は8時をまわった。
朝の出荷を除いて畑しごと無しの日。それにしても、降らない……。そのわりには草の勢いは留まるところを知らない、なぜだ?
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稲の出穂、始まる。

2007年08月24日 | 農と暮らしの日記
稲の穂が出始めた。
6月下旬に植えた藤田家族の自給用ヒノヒカリ、1反3畝。ちょうどお盆を挟んだ約10日間、中干しで水を入れるのを休止し、そのあいだにひと通りの草取りが終わった。そして、再び水をほぼ毎日入れ始めてすぐ、出穂の時期を迎えたようだ。田植えからちょうど2か月。



金曜は野菜セットありの日。
5時すぎから収穫に出て、ほぼ午前中いっぱい出荷に費やす。午後、所用で市街に出たあと、戻ってトラクタのロータリ爪の取り替え。一式約1万7000円。前回取り替えたのが昨年12月だったようなので、約9か月使ったことになる。思っていたより寿命が短い。

夕方、青年農業者協議会のさつま芋畑へ。
約2か月前に植え付けたあと、ほとんど放任状態だったので草がすごい。そこで今日はみんなで除草ということになったのである。まあ草がすごいといっても、マルチを敷いているので、除草の必要があるのは畝間の谷の部分と、畝にさした芋づるが活着せずに欠株となった代わりに草が出ているところだけ。同じように植え付け約2か月後に除草したうちの畑のような恐ろしいことにはなっていない。10人弱、約1時間の作業で全体の半分を終えてこの先の見通しをつけ、とりあえず今日のところは終了。

完全に日が暮れたが、このあと今日も人参の水やり。
幸い畝に被せてある寒冷紗が暗がりの中に仄白く浮き上がっているので、水をやる場所は十分に判別できる。20時前に終了、帰宅。

<本日の野菜セット>
茄子、ピーマン、ししとう、オクラ、ゴーヤ、空芯菜、つるむらさき、モロヘイヤ、トマト(調理用または大玉、ややB品)。在庫から、じゃが芋、かぼちゃ。
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秋冬の人参、試練。

2007年08月23日 | 農と暮らしの日記
人参の種を播いた畑。
本当は雨の前に播きたかったのだけれど、当面降りそうもないので、しかたなくとりあえず播き、あとはこうして寒冷紗を被せて日よけ&雨除け(土を固くしてしまう土砂降りの直撃を防ぐ?)し、発芽が揃うまで毎日水やりをすることにした。水やりは毎日、日没前後。太陽の高い時間帯を避ければ、たとえば早朝でもいいのかもしれないけれど、朝は収穫で時間がないので。



今日も5時過ぎから収穫。
木曜なのでスーパーと個人の野菜セット、その他いろいろ。午前中はほぼ出荷に費やし、午後、8月前半に播いた人参の畑をトラクタで潰す。これは初めての体験だ。要するに種播きの失敗で、発芽より草が勝ってしまい、人参も芽は出ているのだけれど、あまりに草の出が早く、これを手で除草していたのではこれからの秋冬の他の野菜に手がつかないと判断、播き直したほうに賭けることにした次第。ただ、40m×6条の1列ぶんだけは残しておいた。これは何が何でも草をとる。

きのうやって来たお客さんは、今日も加茂川へ。
葉山の海で毎日のように泳いでもう十分に真っ黒になっている母子だが、それでも水が恋しいこの暑さなので。ついでに渚も連れていってもらう。真は幼稚園の登園日。

夕方、冒頭の人参水やり。
たっぷりやったつもりでも、翌朝は少し湿っているけれど日中はもうからから。それでも地中の種は水を少しずつ吸ってくれているはず。来週あけ、月火あたりに芽が出始めてくれればいいのだけれど。



朝方、少し雨が降る。
何日ぶりだろう、とにかくこんなわずかな雨でも久しぶりだ。しかし日が高くなると、畑はもうその水分をすべて蒸発させてしまったようす。乾く前に地中にしみ込んでいく夕方以降の雨がほしい。


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じゃが芋、収穫終了。

2007年08月22日 | 農と暮らしの日記
じゃが芋掘りが、ようやく終わった。
写真中央の、もじゃもじゃっとしたところが最後の数列。手前は7月から順次掘ってきた跡、一方奥は春の人参、キャベツ、ブロッコリ、葱苗の跡で、いずれもトラクタを2度ほど入れて、大雑把には耕耘してある。最後のじゃが芋を掘った跡は草がすごかったので(1m丈ほどのを先に刈り払い機で刈ってから掘った)、その草を鋤き込み、この「いたりあ畑」全体を秋冬作のメインにする予定。



朝5時半から収穫開始。
野菜セットのない水曜なのでスーパー出荷のみで、帰りに久しぶりに駅前本通りのパン屋さん「hulot(ユロ)」に寄る。今日はまたお客さんが来るので、明日の朝食用。自家製天然酵母100%のしっかりしたパンで人気の店で、今日はカンパーニュと黒糖食パンを買って帰る。

昼にお客さんが到着。
去年も夏休みに来てくれた、先住地・三浦半島の母子ふたり組。今回もパパは仕事で留守番である。昼食後、僕を除いてみんなは加茂川・武丈公園に水遊びに出かけた。「仕事で留守番」の僕は冒頭のじゃが芋収穫。

鍬をふるう傍らのラジオは甲子園の決勝。
0-4で8回を迎えた佐賀北が逆転満塁本塁打で優勝である。さすがのNHKアナウンサーも絶叫の感動的なシーン。佐賀出身で広陵OBという「がばいばあちゃん」の島田洋七は事前のコメントで「どっちも応援したい、両方優勝とか奇跡が起きる」とかなんとか言っていたが、まさにこれはもう両方優勝みたいな試合だ。

家に戻ると、留守番電話。
保育園から「じゃが芋ありますか?」。収穫完了をどこかで見ていたのか、ご祝儀のような注文である。めでたし、めでたし。

夕方、日没まで人参の水やり。
中干し後の田んぼにも水を入れるが、カラカラに乾いているせいだろう、4時間入れてもまだ足りない感じ。稲作もいよいよ後半戦(たたかいではないが…)、これから穂が出てきて稲らしくなってくる。

そろそろ本当に雨がほしい。
予報では毎日のように「ところにより雷雨」だが、なかなかその「ところ」にヒットしない。
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ブログ、まとめ書き。

2007年08月21日 | 農と暮らしの日記
すみません、ほぼ1週間さぼってました。
いや、畑しごとじゃなくて、ブログを、です。8月16(木)~21(火)。いままでは、こんなときでも後日なんとか1日ごとに振り返ってカレンダーを埋めていたのだが、今回はちょっと余力がないので、まとめ書きでお許しください(って、そもそも誰も「許さん!」なんて言ってないと思いますが)。

写真はいまの田んぼ。
ご覧のとおり、目立った草はありません。



8/16(木)
朝5時から収穫。本日発送予定の野菜セットが休みになったので、スーパー出荷のあと午前中はトラクタで秋冬の畑の準備。午後、あまりに暑いので机しごと、のち夕方、家族で墓参り。そのまま市街の実家へ。松山に住む兄の一家が帰省中なので、計10人でにぎやかに夕食。

8/17(金)
朝5時半から収穫。市内のSさんがまた「早朝援農」に来てくれる。毎週金曜が野菜セットを取りに来てもらっている日なので、今日は収穫、調整、荷造りから野菜を持って帰るところまで自分で担当してもらったわけだ。

スーパー出荷のあと、近所で新しく野菜セットをとってくださるお客さんができたので、そこにご挨拶かたがた初の配達。午前中は秋冬野菜の育苗用の土づくり。午後、少し机しごとをしてから、昨日に続いて市街の実家へ。今日は西条市納涼花火大会なので。花火は8時からなのに、5時半くらいから飲み始めていたので、まさに夢か現(うつつ)かという美しい夜空であった(ようである)。

8/18(土)
実家を朝5時に出て、そのまま収穫へ。スーパー、野菜セットその他の出荷を午前中に終えて、午後は育苗用の土づくり、机しごとなど。薫は姪たちと渚、真を連れて愛媛県総合科学博物館へ。ここは隣市ではあるけれど、うちから割と近い。困ったときの科学博物館と言われている。今夜は姪たちも合宿。

8/19(日)
朝5時半から収穫。午前中に諸々の出荷を終えて、ちょっとひと息ついていると、デイサービス池さんのみかちゃん&ふうちゃんが寄ってくれる。午後、人参を播く予定の畑にトラクタを入れて最後の整地。

8/20(月)
朝5時から収穫。午前中、市内各地に出荷、納品。帰路のカーラジオで中華航空の事故のニュース。毎年何度か乗っていた飛行機も、もう3年ほど乗っていない。最後がいつだったのかも思い出せない(たぶん会社の出張だと思うけど)。午後、秋冬野菜用の畑の準備でトラクタで走り回る。土が乾いているので、周囲に粉塵をまき散らすが、仕方ない。夕方、日没までじゃが芋収穫。あともう少し。

8/21(火)
朝5時から収穫。出荷のあと、人参を播く。雨がしばらく降りそうにないのだけれど、雨を待っていたら秋になってしまいそうなので。寒冷紗を畝に被せておく。午後、じゃが芋収穫。7時までやって、ようやくあと1列になった。



夏野菜がここへ来て、ひと息ついてきた感じ。
とくにピーマンが急に止まった。茄子はまだまだ、オクラも順調ながら、お盆前のように、「とにかくとってとってとりまくる」という感じではなくなった。お盆の需要期に畑の好調が重なってくれたのはラッキー。そのときに”援農隊”が続々と来てくれたのもありがたい。暑い夏だが、こんな喜びもあり。

さて、明日からはしっかり書いていきたいと思います。
が、どうなるかわかりません。予め、あしからず……。
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田の除草、ひとまず……。

2007年08月15日 | 農と暮らしの日記
地這い胡瓜の”ベッド”。
先日草をとった畝の左右に寒冷紗をトンネル状に低く張ったもので、外側はまだ留めていない。たぶん寒冷紗の下は草が生えてくるので、胡瓜の収穫が始まるまでに何度かこれをはがしながら草取りをすることになる見込みである。



今朝も5時過ぎから料理人トシくんとともに収穫に出る。
滞在最後の朝もきっちり起きてシャカシャカ動き回る姿には頭が下がる。普段はいつも睡眠時間3~4時間だとか。とても真似できない……。

ふたりで収穫している途中に、市内のSさんが合流。
お盆休みということもあり、まだ朝5時半だというのにまたまた援農に来てくれたのである。朝の収穫に男3人という素晴らしい状況に感激しつつ、茄子、ピーマン、オクラ、伏見甘長とうがらしなどをささっととっていく。

野菜セットがないので、スーパーその他の出荷ぶんだけ荷造り。
終わって8時半頃からようやく朝食で、Sさんも加わってY家最後のごはん。Y家を見送り、午前中いっぱい働いていってくれるというSさんとともに田んぼの除草。約2時間でなんとか「残り所要のべ8時間(2人で4時間)」と見積もることができるほどに進捗した。この2時間だけで軽トラの荷台山盛りの草を運び出す。

午後は少し涼しくなってから、僕ひとりで再び田んぼへ。
渚と真は松山の従姉妹たちが来ているおばあちゃんち(僕の実家)へ。薫も手があいて途中合流し、日没すぎまでのべ約5時間、先ほどの見積もりよりかなり早く、「田んぼの除草いちおうほぼ終了」までこぎつけた。去年のブログを見ると、8月16日に「一応終了」とあるので、ほぼ前年通り(というか、内心では「1日早い!」とか喜んでいるのだが、表立ってそう言うのも大人げないので……とか言いながら書いちゃいました)。

なお、カメラを忘れたので写真はなし。
「ホントはまだ終わってないんじゃないの?」と疑いの眼差しを向けられている方は田んぼに来てみてください。(で、目立つ草があったらこっそりとっておいていただければ幸いです)。

それにしても、今年の田んぼはSさん”さまさま”である。
田植えに始まり、除草開始の弾みをつけてくれたうえに、今日もまたラストスパートに僕たちを駆り立てる働きぶり。こうなったら、収穫、はざ掛け、脱穀までじっくりとおつきあいいただくのがせめてもの恩返しというもの。よろしく!



本日は野菜セット出荷なし。
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少しだけ、にわか雨。

2007年08月14日 | 農と暮らしの日記
昨日の記事に書いた明石の蛸とうちのオクラの酢の物。
”援農料理人”Y家2日目の晩ごはんに登場した「瀬戸内の高級食材と藤田家族の野菜のコラボ」。昨日の写真ですが、今日は写真がなかったので、これで……。

しかもうちのオクラはいわゆる「ハネ品」。
曲がりがひどかったり、ちょっと大きめで筋っぽそうなので出荷から外したもので、しかもしかも、赤いオクラや緑でも丸莢のと五角のとが混じっていたり……。がしかし、そこはさすがに明石の蛸、じゃない、さすがにプロの板前、ご覧のとおりの涼しげな一品に仕上がった(ちなみに器は十年ほど前の僕の自作です!)。



今朝も5時過ぎから収穫。
昨日に続いて料理人トシくん同行で手際よく済ませ、朝食前にほぼ完了。

僕を除く藤田家族3人とY家3人は「石鎚ふれあいの里」へ。
廃校になった小学校跡を利用したアウトドア活動施設で、とくに夏休みは大変なにぎわいらしい。農業体験と松山日帰り旅を楽しんだY家も西条の自然そのものにはあまり触れていないので、”グリーン・ツーリズム”ならこれでバッチリだろう。

留守番の僕はキャベツ、ブロッコリィの育苗の種播き。
夕方、久しぶりのにわか雨が降る。西の空は晴れているのでずっと日差しがあるなかで、30分ほど降り続いた雨は、うち水ていどのお湿りにはなったようだ。まもなくみんなも帰ってきた。お昼はバーベキューを楽しんだらしい(ちなみに僕のお昼は大葉と海苔だけのシンプル素麺)。



今日の晩ごはんは平静を取り戻し(?)、藤田家族の野菜中心。
途中、NHKのお盆特番で秋川雅史くんの「千の風になって」をラジオで音声だけ聞く。知らなかったのだが、母校の西条南中からの中継で、お客さんが千人も集まっているという。この南中からの全国中継というと、たぶん夏休みのラジオ体操の巡回が来たとき以来だろう(僕がまだ小学生の頃)。



<本日の野菜セット>
茄子、ピーマン、万願寺とうがらし、オクラ、ゴーヤ、枝豆、空芯菜、つるむらさき、モロヘイヤ、トマト(中玉)。在庫から、じゃが芋。
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料理人たちは、松山へ。

2007年08月13日 | 農と暮らしの日記
7月下旬に直播きした地這いの胡瓜。
黒マルチは春のレタス類の収穫跡である。マルチははがして耕耘して秋冬作に備えようと思っていたのだが、その作業をしようとした日(7月上旬だったか?)に土がかちかちになっていて手こずったので放置し、もうひと作そのまま使うことにした次第。

マルチの穴から出た草をとり、いまは一応きれいな畝。
近日、胡瓜の両サイドに低く寒冷紗のトンネルを張り、今後伸びてくる蔓(つる)や実の”受け”とする予定。なお、写真の左側はなんとか草に勝っているさつま芋である。



今朝は5時半から収穫。
昨日やってきた援農Y一家から、今朝の代表はパパの”トシくん”が同行。茄子やししとうの収穫をお願いする。夏の朝の収穫は時間との勝負でいつもバタバタなのだが、さすがに二人いると楽だ。

朝の出荷後、Y一家は松山へ。
なぜか渚、真も同行させてもらい、薫と僕はふたり居残りで田んぼの除草に没頭する。しかし、最初は曇りがちで田んぼ仕事日和だったはずなのに、いつの間にか真夏の青空になり、2時間半ほどで撤収。それでも全体の2/3ほどまで終了した(気がする)。

夕方、松山日帰り旅の一行が帰着。
坊ちゃん列車に乗り、道後温泉にも入り、まずは「日帰り松山」の基本はおさえたようである。

しかも……。
藤田家族の野菜を店頭に置いていただいているロープウェイ通りの「草草~SOH SOH」にも立ち寄り、ランチを楽しんできたとのこと。「藤田家族の空芯菜」の鎮座?する様子も確認してきてくれた。

夕飯は昨日に続いて料理人一家にお任せ。
蛸や鯛に付いてきた「ベラ」の唐揚げ、刺身をとったあとの鯛のあら炊き、さらに、うちのオクラも明石の蛸にご一緒させていただいて酢のものに。そして、「そういえばやったことなかった」のが、ゴーヤとトマトのツナサラダ。これ、なかなかいけました。ただし、大人向き。

暗くなったら、庭で花火大会。
渚が近所の友だちも呼んで来て、にぎやかに。それにしても、毎度のことながら、線香花火って、なんともいえませんね。

その後、僕はひとり軽トラの荷台に。
仰向けになってペルセウス流星群を観察……するはずだったのだが、ひと眠りしてしまったようだ。



<本日の野菜セット>
茄子、ピーマン、ししとう、オクラ、ゴーヤ、枝豆、空芯菜、つるむらさき、トマト(各種)。在庫から、じゃが芋、かぼちゃ。
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グリーン・ツーリズム?

2007年08月12日 | 農と暮らしの日記
瀬戸内海、明石の海の幸。
雲丹(うに)、蛸(たこ)、鯛(たい)。大葉(紫蘇)は藤田家族の。

大阪からの「阿波踊りご一行さま」は1泊のみで朝のうちに出発。阿波踊りは夜なので、その前に「こんぴら詣で」に行く予定だったようだが、踊りのエネルギーを蓄えておくために計画変更し、さぬきうどんを食べに行くことにしたようだ。

午後、入れ替わりに、また大阪からのお客さん。
写真の豪華な魚介類を途中で調達してきてくれた。この「Y家」親子3人組は5月のGWにも遊びにきてくれたのだが、そのときに植えた生姜(しょうが)のその後とか、そのときに除草した葱苗のその後とかが気になってしょうがなくて再訪してくれたようだ。今回はお盆休みを利用しして3泊4日の予定。



今朝は少しゆっくり5時半頃から収穫。
スーパーなど市街地への出荷のあと、阿波踊りに向かって旅立つお客さんたちを見送り、午前中は野菜セットの荷造りと出荷。午後から、秋冬野菜の育苗スペースづくり。夏野菜の育苗は温度を確保するために温室内で行うのだが、秋冬ものは反対に、できるだけ涼しい環境をつくってやらなければならない。去年に続いて、家の北側で日陰の時間帯が長い場所を除草し、育苗箱を並べるスペースを確保する。

夕方、海の幸が到着。じゃない、お客さんが到着。
このY家は料理人夫婦で、今回も包丁、まな板などプロ仕様の調理器具持参で来訪。いちおう、畑を手伝う”援農”のお客さんということになっているのだが、明らかに台所に立っている時間のほうが長い。

というわけで、夜は言語を絶する食卓である。
写真の雲丹、蛸、鯛のほかに、”関西の夏といえば”の鱧(はも)も加わり、さらにとっておきの日本酒も持ってきてくれたので、飲むわ食べるわで、もう大変。

農家に泊まって畑しごと体験……。
という点ではグリーン・ツーリズムっぽいのだが、自分の得意技をひっさげてきてくれるお客さん、というのもなかなか、である。まあこれだけ旨いものを飲んだり食べたりできるのだから、”なかなか”どころではないのだが。このお礼に、明日からは畑しごとの魅力をたっぷり堪能していただくことにする。



<本日の野菜セット>
茄子、ピーマン、伏見甘長とうがらし、オクラ、ゴーヤ、空芯菜、つるむらさき、トマト(各種)。在庫から、じゃが芋、かぼちゃ。
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お盆休み、人口急増。

2007年08月11日 | 農と暮らしの日記
うちのメイン、小学校横の圃場(計9枚・約4反)の遠景。
遠景といっても圃場の中に立って撮った写真で、画面の中段、家々の手前に夏の野菜たちが並んでいる。ほとんど見えないけれど左端が茄子・ピーマン類の畑(通称「四番」)で以下右へ、白い丸屋根の下辺りの支柱栽培がゴーヤ・胡瓜の畑(参番)、その右がトマトの畑(弐番)、右端が里芋(壱番)。それらの合間や奥に、オクラ、モロヘイヤ、つるむらさき、空芯菜などがある。

写真手前左の更地はじゃが芋の跡(通称「にっぽん畑」)。
右側の畑はかぼちゃの畑(はわい畑)。というか草だけど、その中にかぼちゃがまだ残っている(第一弾は収穫済み)。

そして、この撮影地点のうしろに、冬春の野菜が終わった畑が2枚(いたりあ畑・ろんどん畑=玉葱、人参、キャベツ、ブロッコリなど)。ここは順次耕耘済み&耕耘中で、この秋冬の畑になる予定。

ちなみに、奥の山々が四国山地。
中央の高そうな尾根筋が県境で、裏側(南側)は高知県である。とても近いので、高知に旅行される際はぜひ西条にもお立ち寄りください。



今朝も5時から収穫。
野菜セットとスーパー、その他の出荷ぶんを午前中に済ませて、午後からトラクタの作業。最後のキャベツが残っていたところの片付けと、8~9月に人参を播く予定のところの整地、その他。

夕方、大阪からお客さん。
薫の母とその妹弟(おば、おじ)、その母(薫の祖母)あわせて5名さまのご一行。お盆休みということで阿波踊り見物に来るついで(?)に、しまなみ海道を経由してわが家に寄ってくれたのだ。休憩のあとご一行さまは「ひうちの湯」に真も連れていってくれ、そのあいだに夕食の準備がはかどった。乾杯は久しぶりのヱビス。きょうは畑仕事も6分目くらいの労働しかしなかったが、それでもやはりうまい。



お盆休みが始まり、道路は渋滞が激しい。
朝の出荷の国道で、いつもは2~3分の2~3kmに10分、15分かかった。野菜を納品した某飲食店さんの話だと、「お盆は休みなし。西条は帰省で人口が増えとるけん、稼ぎどきなんです」とのこと。よーし、がんばって野菜も売ろう!
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藤田家族の野菜、07年8月。

2007年08月10日 | 「藤田家族」の野菜の購入
2007年8月の野菜セットの例。
写真の内容は、大セットより少し多めの約2,000円。

なお、送料は現在、以下のようになっています。
関東850円、関西640円、四国540円など。西条市内の西条、神拝、大町、飯岡、玉津、神戸校区は原則として配送料無料で配達します(配達日、時間帯は当方のコースに乗るかたちでご相談します)。市内西部の西中校区、小松町、丹原町、旧東予市域等への配達・配送についてもお問い合せください。



その他、このカテゴリの他の記事もご参照ください。
ご不明の点はお気軽にお問い合せください。
電話・FAX 0897-53-1351 またはメールで。
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ソーダ味のアイス。

2007年08月10日 | 農と暮らしの日記
ソーダ味のアイスと、”ケイタイ”。
なんだかよくわからない組み合わせだが、色合いはもしかしたら合ってる? がしかし、話せば長くなる。かも。でもないか。

こういうことである。
携帯電話をついに水没させてしまったので、2年間愛用したこのスライド式のサンヨー製とお別れすることになった。で、今朝、auの店に行っていちばん安いというTOSHIBA製を購入。バッテリーのアダプタとかいうのとあわせて約2,000円を支払う。機種変更の手続き料とかは引き落としになるらしい。こういうのは安いのだか高いのだか全然わからない。

それで、まあちょっとセンチな午後。
子どもたちがエネルギーをもてあましているので、年に一度か2年に一度か、とにかく”大特別”で近所の商店でアイスを購入。僕はせっかくなので昔懐かしい「ソーダ味のバー」。を食べ終わったら、これまた懐かしい「1本当たり!」が出たので、真にもらってきてもらったというわけ、それが上の写真の。捨てる神あれば拾う神あり? ちょっと違うか……。とにかく少し気分が晴れたので、こんな写真を撮って、僕にとっての”初ケイタイ”を追悼してみたのである。さらば、ソーダ色ケイタイ。さらば、大事な登録アドレスたち……。



今朝も5時から収穫。
野菜セット、スーパー、その他の出荷・納品で市街に出て戻ると11時。昼まで野菜セットの仕上げをし、そのあいだ田んぼの除草に奮闘していた薫と子どもたちが戻ってきて一緒に昼食。

午後、昨日に続いて育苗の種播き。
キャベツとブロッコリィ。もっとどんどん播きたいところだが、用意していた自家製の培土が切れてしまい、畑に出るほどの時間もないので、晩ごはんまで、作業場の掃除。

今日も雨はなし。
週間予報もずっと太陽のマークが続いている。台風の情報もない。ラジオのニュースはお盆の帰省が始まったことを伝えている。短い夏休みを過ごす人たちにとっては絶好の行楽日和か。



<本日の野菜セット例>
茄子、ピーマン(カラーピーマン含む)、万願寺甘とうがらし、オクラ、ゴーヤ、空芯菜、つるむらさき、トマト(各種)。在庫から、じゃが芋、かぼちゃ。
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秋冬の育苗、開始。

2007年08月09日 | 農と暮らしの日記
本日の野菜セット。
これは月1回のお客さんなので、通常の大セットより少し多めの約2,000円。中央の茄子・長茄子から時計まわりに、大玉トマト、枝豆、つるむらさき、空芯菜、ピーマン、カラーピーマン、胡瓜、かぼちゃ(半分)、じゃが芋(キタアカリ、メイクイン)、オクラ、ゴーヤ、ししとう。



きょう木曜も朝5時から収穫。
スーパー、野菜セット、その他と出荷が多く、結局、午前中いっぱいを費やした。戻って昼食。夏休みなので、渚も真も一緒、3食とも家族4人そろっての食卓で、薫も献立の組み立てが大変そうだ。なにしろ、使わなければならない野菜(出荷できないB品など)は冷蔵庫やら土間やらにあふれている。暑いからサラダが食べたいとかいって、レタスを買ってくるわけにはいかないのである。

午後、キャベツの種播き。
これがたぶん、考えてみると秋冬野菜の育苗の第一弾である。9月に畑に定植して12月から1月頃に収穫予定。

夜は市内丹原町に出かける。
西条地区および西条市の青年農業者協議会の理事会。今年から市のほうの理事をさせていただいているので、初参加。決めることや共通理解を図ることが盛りだくさんで、家に戻ると日付が変わりそうになっていた。農業者の集まりではあるが、ひとつひとつの活動それぞれで、あれこれの段取りから準備、実際の進行、あとの諸々に至るまで、市や県の行政の方々にお世話になる。農業という産業、職業の置かれた特殊な状況が、そこにあらわれているように思う。



<本日の野菜セット例>は冒頭のとおり。
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