38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

色づき始めたトマトだが。

2007年06月22日 | 農と暮らしの日記
今年のトマトのメインの畑。
畑の奥(北)半分にトマトが5列植わっており、左から調理用トマト、中玉、大玉、別の中玉、ミニ。それぞれの列の間には夏の葉ものを少しずつ播いてある。

手前(南)はモロヘイヤと枝豆が交互に植わっている。
左手の空いているところは、成育中の夏野菜のうち、いくつかを追加で播いたり植えたりする予定。

トマトはぼちぼち実が赤くなり始めた。
しかし、この梅雨らしい梅雨のために、色づき始めると割れるという実が続出することが予想される。雨よけでないとトマトは難しいことはわかっているけれど、「できるところまで」がんばる(誰が?)つもり。去年は播くのがひと月ほど早かったので、実が割れてくる前のこの時期にけっこう取れていた。やはり、先行逃げ切り(ちょっと早すぎるけれど)しかないか。



今朝も5時過ぎから収穫、出荷準備。
週末恒例(?)、市内のオーガニック・イタリアン・バー「ヴァンガード」にもいくつかの野菜を納品する。ズッキーニは先日持っていったのがマスターの使い方からするとちょっと大きくなりすぎ(=熟れすぎ)だということだったので、今日は少し小さめのを選んで摘みとり。

午前中、雨を前にいくつかの夏の葉ものを播く。
茄子の畝間は広くとるのが定石のようなので、うちも通常のトラクタ幅120cmで1列おきに植えてあるのだが、今日の種播きはそのあいだの列に。大きくなる野菜や肥料をたくさん食うものだと畝間を広くとった意味がなくなるので、「草を生やすくらいならその代わりに食べられるものを」という程度の軽めの野菜を選んだ(つもり。見かけによらず意外とヘビーだったりして)。

作業をしていると、通りかかりのご婦人から声がかかる。
話題はやはりズッキーニである。道端の目につくところにこれが実をつけ始めてから、いろんな方から「これは何?」と尋ねられる。この方は地域で料理教室をされているとかで、藤田家族のズッキーニ料理あれこれを教えてあげた。



午後、さつま芋の除草。
畝の上や肩の部分は先日だいたい削ったのだが、畝間の底の草が目立ってきたので。管理機を入れてみたが、やはりここもじゃが芋と同じく畝幅が狭かったようで、畝の下部を削ってしまうので中止。目立つ草を簡単に手でとるだけにして、隣の二番手ピーマンの整枝に移る。

ピーマンの整枝は太い枝が2~3本に分岐したのを生かす。
それより下の葉や側枝を手でかきとって、最初に支柱に結んだ紐をいったんほどき、分岐のすぐ下で結び直してやる。これでまたしばらくは樹が安定するはず。

作業の途中、携帯電話が鳴る。
小中の同級生で市内の農業高校のO先生と、高校の同級生で野菜農家の大先輩Y君が、近くであった農薬の講習会の帰りだとかで、畑に立ち寄ってくれた。「おー、冬に来たときより草が少ないがね」「そりゃまだ植えたばっかりじゃけんよ」とかなんとかしゃべりながら、いろいろと情報交換。雨も降ってきたし、このまま冷たいビー○でも、といきたいところだが、明日は田植えなので機会をあらためてということにする。



そう、明日はいよいよ田植え。
借りてきた八角ころがしのちょっと折れているところに添え木をあてて簡易に修理しておき、朝は忙しいので、苗も前夜のうちに田んぼに運んでおく。「曇り」の予報どおりなら、とてもありがたいが……。
コメント
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