38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

旧暦、桃の節句。

2006年03月31日 | 農と暮らしの日記
雲ひとつない快晴の一日。
旧暦では今日が弥生三日の桃の節句。

昼ご飯は家族そろってこの家での初料理。
子どもたちも大好きなトマトスパゲティに、きのう水都市にも出ていた地元のプチ・トマトが添えられている。

午後はレタス3種の定植。
いただきものの苗を、30㎝、3条の穴あきマルチを使い、20m×3畝ちょうど。

明日は天気が下り坂の予報。
もう4月、である。
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春の嵐、雨と風。

2006年03月30日 | 農と暮らしの日記
春の嵐の一日。
風が吹き荒れる一方、晴れ間ものぞく。

予想以上に雨が降り、畑の作業は中止。
陽射しはあるので、代わりにハウス内での作業。渚にも手伝わせながら、茄子の鉢上げをする。といっても、セルトレイに種を播いてあるので、「移植」という感じ。市販の培養土を詰めたポットと、畑の土をベースにした自家製培土のポットを同数用意し、品種ごとに半々に使う。3週間ほど前に播いた第二回の茄子(写真)と比べると、いつの間にか大きくなっている。

作業の合間に近所の幼稚園へ。
真のこれからの居場所の候補として、見学と相談。このあいだまで通っていた神奈川の保育園ほどではないかもしれないが、こじんまり、のんびりの雰囲気。保育園も含めていくつかの園を検討し、決定することになる見込み。

午後は買物。
暮らしの身の回り品の不足を購い、遠くない日に自分も出荷することになると思われるJAの直売所で当面の野菜を買う。

家の片付けも着実に進む。
台所は食器洗いも終って食材もほぼ整い、洗濯機も回り始めた。

明日の朝は低温の予報。
念のため、移植した茄子のポットにはトンネルをかけておく。
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引っ越し荷物、搬入。

2006年03月29日 | 農と暮らしの日記
引っ越し荷物搬入の日。

軽トラで薫とともに実家から飯岡へ。
助手席に人を乗せるのは初めてだが、なんとかエンストもせず到着する。

予定より30分以上早く、8時半前に業者さんが来る。
受け入れ態勢は万全なので、すぐに搬入開始。おととい、出すのに5時間以上かかったのとは対照的に、1時間ほどですべての家財が運び込まれ、4tトラックは帰っていった。

引き続いて荷物の整理。
人間、「食う」ことが第一なので、まずは薫主導で台所の整理にかかる。僕のようにあれこれ悩んで手が止まるということがないようで、葉山の家の台所の雰囲気を受け継いだ空間があっという間にできあがる。

昼食は暖かいハウスの中で。
キャベツの苗はもう最初の本葉が4㎝ほどになっている。子どもたちの世話を頼んだ実家から持たせてくれた弁当の折り詰めを、薫と2人でつつく。2人だけの昼食は、僕が愛媛に帰る前の2月に、めったにしない外食を葉山の沖縄料理店とフレンチ・イタリアンの店でともにして以来。国道越しに近所の方が笑いながら通り過ぎていき、少し恥ずかしい。

明日は子どもたちも連れて整理の続き。
そして、畑の作業も進めなければ。

予報は朝のうち雪の可能性もあるとのこと。
今日に続いて寒い一日になりそう。
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搬入前日、春の嵐。

2006年03月28日 | 農と暮らしの日記
引っ越しの谷間の一日。
朝7時に夜行バスは西条登道に到着。

そのまま飯岡の家に急ぎ、ハウスを開ける。
実家の父に管理を頼んでおいた留守の2日間に、苗たちは元気に育っており、調理用トマトの1種類が発芽している。そろそろ植えどき、移植どきのものも多数。

2~3日は妻子とも僕の実家に滞在する。
早速、だんじり、みこし、太鼓台のビデオを次々に流す子どもたち。午前中は市役所で諸々の手続きを済ませたあと、家族みんなで飯岡の家を見に行く。急な階段、ごちゃごちゃした庭などに、子どもたちはわくわくしている様子。

昼頃から風と雨。
夕刻、晴れ間が出てきたので、いったん閉めたハウスの窓を再び開けに行く。ついでに米糠と牛糞堆肥を取りに行く。

明日は晴れの予報。
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さよなら、葉山。

2006年03月27日 | 農と暮らしの日記
いよいよ、引っ越し当日。
家族全員早めに起床して朝食。パン屋さんの料理パン各種と友人が餞別代わりに焼いてくれた天然酵母レーズンパン。僕は娘がこの日のために(?)選んでくれたコロッケパン(本当はカツサンドをと探してくれたが、なかったそうだ)。

妻と子ども2人は先に出発。
友達がお別れに海岸をドライブしてくれるとのことで、その後、横須賀線から東京に出、新幹線と特急を乗り継いで、夕方には西条に着く予定だ。

残った僕が荷物搬出の立ち会い。
予定通り9時ちょうどに業者さんが来てくれたが、下見・見積もり時に先方が想定した2t車が家の前の路地に入れないことが判明。急遽、小さい車が手配され、道路に停めたトラックとピストン輸送することになる。

この間にも来客多し。
主に子育てつながりの妻の友人や子どもたちで、日中はまだいると思ってお別れに来てくれたのだが、行き違いになってしまったのが心苦しい。手紙や贈り物を有り難く受け取り、四国への”草取り旅行”にお誘いしておく。

午後3時過ぎ、荷積み終了。
予定の2倍近くの時間がかかったが、無事に終わってひと安心。明日一日のあいだに愛媛までトラックが走ってくれる。掃除機と雑巾でひと通り塵を落とした小さな木造平屋に、傾きかけた春の陽が差し込み、爽やかな風が吹き抜ける。娘が1歳になる前に移り住んだこの家。息子も生まれ、みなそれぞれに育った7年間が、目の前の静かな空間にはもうない(けど、破れた壁紙と穴の空いたふすまは、ある)。

これから夜行バスで愛媛へ。
リュックを背負い、国道に出ると歩道に人波があふれる。御用邸への車列がちょうど通るとのこと。たくさんの親子連れにお別れの手を振った今日一日、最後は愛子さん一家3人の笑顔に手を振る。ようこそ、葉山へ。そして、さよなら、葉山。またいつか来ます。
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三浦半島、桜咲く。

2006年03月26日 | 農と暮らしの日記
夜行バスは6時前に浜松町に到着。
横須賀線で自宅最寄りの駅まで来ると、バスがしばらくこないので、駅前から少し歩くと、桜。10年前、この地に引っ越してきたとき、川岸には桜の古木がたくさんあった。堤防の工事でその多くが伐られ、そのとき植えられた新しい株が、いまはもうそれなりの風格を漂わせている。

1週間のあいだに、引っ越し荷物は大方まとまっている。
子ども2人を見ながらの妻の奮闘の結果。

昼は保育園の餅つき。
搗きあがる頃合いを見て園舎に行き、あんこ、きなこ、さらに、ほうれん草のお汁に餅をつけていただく。

午後は引っ越し作業の続き。
夜は保育園の仲間がお別れの会を開いてくれる。妻のリクエストに応えて、隣市の寿司屋に大人子どもあわせて20人ほどが集まってくださり、餞の言葉をいただく。

自宅に戻り、寝床は段ボールの山の谷間。
娘が貸してくれた寝袋にありがたく身を埋める。

明日は早朝から荷物搬出の準備。
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晴天続き、春霞。

2006年03月25日 | 農と暮らしの日記
今日も晴れが続く。

大家さんが来て、近くの畑を案内してくださる。
この辺りでは珍しい「畑」(田ではなく)で、約6畝。「ここは水がないんよ」。また車が入りにくいこともあり、近年は耕作していないとのこと。「芋やか、ようできらい。とりあえず、草をたたいといてくれるか」とのお言葉に、ありがたく使わせていただくことにする。半分は薩摩芋、あとはトマトなど、どうかな。

夕方、バスに乗るため市街地へ。
家の前の旧国道を、途中、新国道に重なりつつ走ると、加茂川の土手に突き当たる。子どもの頃その橋脚だけが遺っていた木橋はいまは跡形もなく、お地蔵さんの向こうに、春の石鎚が霞む。

移動の季節、東京行きのバスは4台編成。
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枝豆、ありマス?

2006年03月24日 | 農と暮らしの日記
昨日より低温ながら、気持ちのよい晴れ。

近々ポットに鉢上げする予定の床土を作る。
田んぼから取ってきておいた一輪車一杯ぶんの土をふるい、そこに市販のピートモス30リットル、籾殻燻炭10リットル、そして完熟と思われる牛糞堆肥10リットルを加えながらよく混ぜる。混ぜながら様子を見つつの配合比率。

これとは少し違う配合の、先日の床土。
そこから枝豆が発芽し始めている。昨夏、研修先近くの農家の庭先に「枝豆ありマス」の看板が出ていた。隣りに「エビスありマス」と書いてある幻覚に襲われそうだった強い陽射し……。「来年は早生の枝豆を作ろう」と、そのとき決めた。

午後、牛蒡を播く。
7月ごろ、40㎝前後で収穫するという2品種。晴れが続くので、発芽まで灌水が必要と思われる。

明朝は4~5℃の予報。
週末、blogは一時休止予定です。
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引越し前の、大掃除。

2006年03月23日 | 農と暮らしの日記
快晴、高温の一日。
本来なら畑に出るところだが、今日は大掃除。

来週には家族が合流する予定。
現在は自分一人、お借りする家のうち一部屋と台所くらいしか使っていないので、引っ越し前に家全体をひと通りきれいにしておかなければならない。ハウスの窓を大きく開けてから家に戻り、作業開始。

風呂の工事に職人さんが入っている。
灯油のボイラーが古くなっていて危険とのことで、大家さんが新しいものに取り替える手配をしてくださった。浴室の天井も張り替えることになったらしく、朽ちかけた板をはがすと、隣りの洗濯機置き場と同じ古い骨組みが現れた。

夕刻、掃除はとりあえず終了。
陽のあるうちにトマトの種をまたいくつかセルトレイに播く。温床の温度はなんとか安定しているが、どうも湿っぽい。4日前に播いた胡瓜と枝豆は発芽の兆し。

春の選抜高校野球は今日が開会式。
去年は母校が出場し、まだ東京で会社員だった僕は、フレックスタイムを使って早退し、職場近くの家電量販店のテレビの前をうろうろしながら観戦した。

明日、あさってと好天が続く。
3月もあと1週間。
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2日ぶりに、西条へ。

2006年03月22日 | 農と暮らしの日記
夜行バスが到着した西条は曇り空。
予報は昼頃から雨、である。

2日見ない間にも苗は成長している。
出始めていた茄子などの果菜類やキャベツ類の本葉が、しっかりとそれぞれの野菜の色と形になってきている。畑のほうれん草も芽が出そろい始めた。

雨が降り出し、午後はハウスで過ごす。
トマト各種の種を少しずつセルトレイに播く。

明日は高温の予報。
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海、山、昼ごはん。

2006年03月21日 | 農と暮らしの日記
神奈川滞在の2日目も晴れ。
朝一番で、ひな人形を片付ける。

午前中、町立の会館で保育園の卒園式。
就農に伴う引っ越しで中途退園となる長男と、いまは小学校に通う長女がお世話になったこの認可外施設は、二十数人の子どもに保育者が5~6人、調理スタッフ、パートやボランティアのおじいちゃん、おばあちゃん、高校生や大学生、さらには卒園児の小中学生も出入りする「家族」のような場である。

園舎は築数十年?という木造平屋。
そこを拠点に、山や海に毎日歩いて出かけ、お腹を空かせて帰ると、添加物を使用しない無農薬野菜や穀物中心のおいしい給食が待っている……。そんな居場所で2人の子どもは大きくなり、そして僕自身も育てられたのだと思う。

午後は引っ越しの荷造り。
愛媛にいる僕の不在中、2人の子どもを世話しながら孤軍奮闘の妻が積み上げた段ボールの山を、さらにまた高くしていく。

夕方、バスに乗るため品川に向かう。
最寄りのJR駅頭では市議選挙の演説の声が響くなか、「王ジャパン世界一 キューバに快勝」の号外が配られている。

明日の愛媛は雨の予報。
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快晴、三浦半島。

2006年03月20日 | 農と暮らしの日記
神奈川は快晴。
引っ越しの準備などがあり、家族が残る三浦半島にいつもの夜行バス利用で一時帰省(?)中である。

昼食はお隣さんでご馳走になる。
キャベツの胡麻和え、かますの塩焼きなど冬から春への季節感あふれる手料理に、ずうずうしくご飯も2回おかわり。

家の中はすでに段ボールの山。
古本の処分などの始末も、長年暮らした首都圏を離れるこの段階できっちりしておけばよいのだろうが、時間的な余裕もなく、とりあえず詰め込んでいる荷物も多い。

夜は、数日遅れで妻の誕生会。
子どもたちが大好きな手作り春巻き、実家の母が持たせてくれた鰻の蒲焼き、久しぶりの缶ビール(モルツ)などでささやかに祝う。

明日も天気はまずまずの予報。
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胡瓜と枝豆を、播く。

2006年03月19日 | 農と暮らしの日記
晴れながらも、時折り降る。
いずれにしても昨日の雨で畑には入れないので、ハウス内で作業する。

まず、キャベツ類の苗の世話。
セルトレイのひと穴ずつに播いているはずなのだが、なかに2本、3本と顔を出しているところがあるので、それぞれ1本ずつに間引いて、抜いた株は空いている穴に移してやる。もうキャベツらしい本葉が出てきている。

暖かくなってきたので、種を播く。
胡瓜と枝豆の、早い収穫をめざすぶんで、胡瓜は9センチのポットに1粒ずつ、枝豆は苗箱に千鳥で。床土は田んぼの土をふるって、ピートモスとバーミキュライトを混ぜてみた。踏み込み温床は本調子ではないようだが、とりあえず温かいのでその上で発芽を待つ。

きのう、今日からblog休止と書きましたが訂正。
明日からです。
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しかし、よく降る……。

2006年03月18日 | 農と暮らしの日記
雨、である。
朝のうちに少しは畑に入れるかと思っていたが、7時半頃から降り始め、そのまま夜まで降り続いている。

精米機に米糠を取りに行く。
雨だから精米でも……と考えた人が多かったのか、雨だから米糠を取りに行くのは今度にしようと考えた人が多かったのか、籾袋ほとんど1杯ぶんが手に入る。

今日は雨で絵がなく、写真は休止。
それから、明日、あさってと事情によりblog休止予定です。
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春だよ、春だよ。

2006年03月17日 | 農と暮らしの日記
朝から青空の広がり、気温も上昇。
きのう降っているので、午前中は畑には入らずにできる仕事をあれこれ。

午後、播種機「菜々子」とともに出動。
春菊、小松菜、チンゲン菜、べか菜、蕪を少しずつ播く。

普及所の方が、作業中の畑に顔を出してくださる。
4月の定期異動で島のほうに移られるとのこと。あー、そういう季節、である。春だよ、春だよ。畑の草たちも鮮やかな花を咲かせ、土筆も次から次へと顔を出す。

あすは午前中からまた雨の予報。
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