38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

小麦発芽、多湿が心配。

2009年11月30日 | 農と暮らしの日記
10日ほど前に播いた小麦が発芽を始めた。
11月は雨が多かったので、多湿に弱いといわれる麦は芽がしっかり出揃うかどうか心配。周辺の裸麦の圃場では播き直しをしているところもある。この小麦がこのままいけるかどうかは、まだしばらく発芽の様子を見なければわからない。



月曜、予報通り晴れ時々曇り。昨夜遅い時間にまた雨が降ったようだ。
朝:6時過ぎから荷造り、朝ごはん。
午前:市街に出て出荷1件。戻って野菜セットづくり、11時半に市街・氷見・小松方面に配達、13時戻り、昼ごはん。
午後:明朝出荷ぶんの収穫、調製、一部はセット作り。19時あがり。



今日予定されていた渚たち5年生の「松山見学」は無期延期になっている。
県内でインフルエンザの警報が出ていることから、見学先が受け入れを見合わせているようす。飯岡小学校は11月上旬に学級閉鎖が相次いでいたが、最近は落ち着いていたようだった。ところが、6年生の1クラスが明日から学級閉鎖になるとのこと。まだまだ感染拡大は続いてるようだ。引き続き要注意です。

<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋、抜き大根、茎つき大蕪、水菜、チーマ・ディ・ラパ(イタリア菜花)、まびき白菜、などから。
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ほぼ終日、キーを叩く。

2009年11月29日 | 農と暮らしの日記
レタス類の育苗床。
こんなふうに、レタス類あれこれをバラ播きしてある。本葉が4~5枚になったら本圃に移植する予定。ただ、それがいつのことになるのやら、冬の育苗、移植はなんとなくのんびりしていて、なりゆき任せ。

写真の奥のほうは冬本番に収穫予定の野菜たち。
全体的に黄色っぽく、11月の多雨のせいで肥料分が流亡しているのではないかと推測しているのだけれど、確かなところはよくわからない。いずれにしても早めに追肥をして生育を促してやらなければ、年が明けてからの野菜不足が心配される。



日曜。ほぼ終日、家の中でPCしごと。
朝は市街スーパー出荷、夕方は明朝出荷ぶんの収穫、というのはいつも通りだけれど、とにかくとにかくやってしまわなければならない机しごとがあり、外は晴れていても、キーを叩きまくる。渚と真はバレーボールなので、こんな静かな家の中で座ってしごとができるなんて、とても贅沢な気分。

週が明けたら12月。速い、速い。
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玉葱の定植、続く。

2009年11月28日 | 農と暮らしの日記
これは、ひと月ほど前に定植した極早生品種の玉葱。
もうこんなふうに冬の草が畝を覆い始めている。玉葱は冬の間に草をとってやらないと、春になって一気に伸びてきて大変なことになる、というのはわかっているのだけれど、こんな感じだと「まだまだー」とのんきに見逃す余裕があり、その余裕があとで命取りになると、それもまたわかっているのだけれど、まあ、まだまだである。

で、今日は昨日に続いて別の畑で玉葱の定植。
昨日の赤玉葱の次は、「翌年の3月まで貯蔵できる」というふうに種の袋には書いてあった品種の苗。昨日と同じように育苗床から苗をとり、今日は薫と二人で午前中のうちに作業し、6条×約150列=約900本を植え付け完了。残るは「年末まで貯蔵可」の品種と、「10月まで貯蔵可」の品種と。苗の生育が少し遅めなので、その様子を見ながら、また天気と畑の状態を見ながら、あまり年末ぎりぎりにならないうちに植えてしまいたい。



土曜、予報通りの曇り空。朝、一瞬パラパラっときた。
朝:5時起きで1時間ほど読書、荷作りの仕上げ、朝ごはん。
午前:9時前後に市街スーパー出荷、戻って上記の玉葱植え付け、13時戻り、昼ごはん。
午後:机しごとあれこれ。業務用の注文をとるための毎週のfaxとか、各種の記録とか、それに今日はPC上のデータの作業を少し。



明日は当初あった傘マークが消えた。
となれば、やることは盛りだくさん。机しごとも盛りだくさんだけど、どうしよう。今夜眠りながら考えるか……。
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貯蔵用玉葱、定植開始。

2009年11月27日 | 農と暮らしの日記
中生・晩生種の玉葱をようやく植え始めた。
写真は中生の生食用・赤玉葱。年に3~4回、配達帰りにふらっと寄る新居浜の種屋さんで買った種を3ml×3袋播いたのが9月22日(これが10日前の育苗床)、それを今日苗とりして(写真はその途中)植えてみたら、5×約150=約750本と少し(小さい苗は植えずに捨てた)。小学校横の畑がだいたい1列22mほどなので、株間・条間とも15cmで植えて1列ぴったりだった。計画より少ない……。来年はもう少し種をたくさん播かなきゃ。



金曜、今日も「暑い」一日。本州では20℃を超えたところもあったようだ。
朝:6時過ぎ起き、荷作り少し、朝ごはん。
午前:7時過ぎから市街出荷と配達。戻って午前中はセットの荷作り。10時半頃に終わり、薫が配達に行っている間に上記の玉葱を植える畑の耕耘と畝立て。戻って13時頃に昼ごはん。
午後:14時から上記の玉葱の苗とりと植え付け2時間半。16時半から明朝出荷分の収穫1時間、戻って大相撲聴きながら大雑把な調製、18時過ぎ、あがり。



このところ連日報道されている「事業仕分け」。
政府の行政刷新会議の仕事だということで、いろいろな事業がズバズバと「不要」の判断を下されていて「そのつもりでみんな動いてるんだろうに、大変だろうなぁー」「だけど、とにかく金がないんだからしょうがないなぁー」とか思っていたのだが、「有機農業総合支援事業」の「モデル事業部分」というのが「廃止!」と判断されたそうだ(日本農業新聞の記事がこんなブログにあります)。有機農業推進法が成立して、しかも民主党が政権をとって、有機農業もいよいよ……という期待感が「有機農業界」?にはあったと思うのだが、なかなか一筋縄にはいかないようだ。

その2、3日前だったか、別の事業も「不要」とされていた。
それは僕が会社員だった時に直接ではないけどビジネスとして関わりがあった分野で(学校教育関連)、それが今回の事業仕分けで、国の事業としてやる必然性はなく、「自治体に任せるべき」というような評価が下った。有機農業にしても「○○教育」にしても、確かに先進的に取り組んでいる農家なり学校なり、地域なり自治体なりはある。国がとやかく言わなくても予算を振り向けなくても、やっているところはやっている。

それはその通りだろう。
「だから国が出ていく必要はない」、というのは、正しいとも言えるし、そうではないとも言える。「もっとやる」ために国が出ていくのかどうか。「無駄」か「絶対に必要」かという答えはない、ダムも高速道路もそうだと思う。ただ、これまでは「いけそう」「ありそう」だったものが、必ずしもそうではない、あるいはかなり高い確率で「だめそう」「なさそう」なものになる、そんな時代になったことは確かな気がする。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋、抜き大根、葉つき大蕪、小松菜、水菜、チンゲン菜、まびき白菜、などから。
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不耕起空豆、順調。

2009年11月26日 | 農と暮らしの日記
オクラの後片付けをした。
といっても「半分くらい片付け」みたいな感じで。写真のようにオクラの樹を1mくらいの高さで切っただけ。2条になっているオクラの間に不耕起で空豆が育っていて、切りそろえたオクラの「枯れ木」が、春に空豆が大きく育ったときに倒伏防止の支柱代わりになる(予定)。左の茄子のところにも別品種の空豆が育っている。茄子の樹は支柱代わりにはならないので、年内に地際で刈ってしまう予定。



セットは宅配便のみの木曜、ほぼ終日の晴天。
朝:6時過ぎ起き、先に朝ごはん。
午前:7時過ぎから市街配達(保育園)、戻って8時頃から収穫、10時過ぎにもう一度市街に出て、スーパー出荷、ほか事業所の「ミニ直売」(置いてくるだけ)。戻ってセットの仕上げ、13時過ぎに昼ごはん。
午後:14時前から県・普及課のHさん来訪、新規就農事例の取材とのことで宅配便の箱詰めしながら就農前後のことや現在の経営について話す。15時頃に一緒に畑に行き、写真も撮っていただく。そのまま畑で明朝分の収穫1時間、続いて冒頭のオクラの樹の「半分片付け」というか剪定。17時半に戻って収穫物の大雑把な調製、18時あがり。渚と真はバレーボール。

<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋、抜き大根・源助大根、茎つき小蕪、小松菜、水菜、チーマ・ディ・ラパ、白菜まびき菜、などから。

<本日のフジグラン西条>※地産地消「私の自信作」コーナー。
人参、さつま芋(金時)、源助大根、葉つき大蕪、茎つき小蕪、小松菜、水菜、ピーマン、など。
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雨でもないけど、机しごと。

2009年11月25日 | 農と暮らしの日記
何度か登場している白菜。
当然といえば当然だけれど、冬に向かってどんどん巻いてきている。やはり当然といえば当然だ。が、なんだかうれしい。昨年も一昨年も猛暑の中での育苗がうまくいかず、白菜らしい白菜はほとんど収穫できなかったので。今年は(たぶんこの)白菜を使って、キムチづくりの予定(ゆうき生協の西条・周桑地区会で)。

そしてその前に「味見」で鶏の水炊きをします。
12月13日(日)、「西条市食の創造館」(JR壬生川駅すぐ横)で、「ゆうき生協」の収穫祭&冬の試食会。組合員以外も参加できます。ちろりん農園・西川さんのじゃが芋で各種料理、まんがら農園・野満さんの古代米おにぎり、その他ゆうき生協の供給品の試食も含めて、みんなで調理&ランチの会。大人(中学生以上)300円、4歳~小学生は100円、それ以下のちびっこちゃんは無料。先着順で受け付け、12/1〆切。詳しくは藤田家族までお問い合わせください。



野菜セットのない水曜。ほぼ終日の曇り空。時々晴れ。
朝:5時起きで少し読書。6時から出荷の荷作り、7時前から朝ごはん。
午前:市街に出荷、戻って以降ほぼ週日、机しごと。雨は降っていないけれど、とにかくあれこれたまっているので。
午後:同上、16時半頃から明朝出荷ぶんの収穫、戻って大雑把に調製、18時あがり。

渚たち飯岡小5年生は市街で音楽フェスティバル
西条市内のうち西条地区(旧西条市)の小学校の主に高学年の児童が一堂に会しての発表会(市総合文化会館)。飯岡小は先日の校内の音楽学習発表会で披露した「WE ARE THE WORLD」と「アフリカンシンフォニー」。「援農Sさん」ちのKくん(別の小学校)も来てたそうです。



雨でもないのに机しごと。
雨でもないどころか、日差しもあり、なんだか落ち着かないけど、机しごともしごとのうち。だけどやっぱり落ち着かず、夕方収穫に出たら、やっぱりそのほうが気持ちが落ち着く。日没との競争で急ぎ足だけど、落ち着きます。
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よく降る、霜月。

2009年11月24日 | 農と暮らしの日記
畑の写真を撮る時間がなかったので、また料理で。
今朝のおかず、大学芋。普通のさつま芋(たぶん紅東)と紫芋(品種ど忘れ…)なので色合いがきれい。紫芋は野菜セットにもときどき入れているほか、ゆうき生協(愛媛有機農産生活協同組合)への出荷も始まった(組合員のみなさま、今週注文分から入ってます。品番はうちで作ったチラシに書いてある番号が間違っていて、正しくは「9074」です、よろしく!)。



火曜。予報は曇りで夕方から雨。
朝:5時前に起きて30分ほど読書(昨日早く寝すぎたのか、目が覚めてしまったので)。5時過ぎから外の作業場に明かりをつけて朝一番の出荷の荷作り1時間半ほど。7時前から朝ごはん。
午前:7時過ぎに家を出て市街へ、保育園とスーパー地産地消コーナー、8時前戻り。野菜セットづくり、途中で追加の収穫。11時過ぎに新居浜方面の配達、12時半前に戻って昼ごはん。
午後:14時頃から先日解体された温室跡の整地2時間(管理機で。大家さんが冬の畑に使うので急がなきゃ!)、雨が降ってきて途中終了、別の畑でほうれん草の追肥(米糠ベースのぼかし肥料)、16時半あがり。



朝、暗いうちに外に出たときはきれいな星空だった。
ところが日がのぼると曇り空。朝の遠目に、畑には軽い霜が降りたように見えたけれど、ピーマンなどはまだ生きていた。もうひと息、とれるかも。



今日の新居浜配達は時計を記録してみた。
西条の市街はもちろん、西部の氷見・小松方面に行くよりも遠いような気がしていたのだが、どうも時間的にはさほど変わらないか、配達先が比較的集中しているせいか、思いのほか早く帰って来る時があるので、実測?してみました。

11:13、家を出る。
11:26「西の端」交差点、11:30配達A(職場・グループ)11:35出、11:38配達B(事業所)11:41出、11:47配達C(マンション・個人)11:47出、11:54配達D(職場・個人)11:56出、11:59配達E(飲食店)12:04出、12:09「西の端」交差点、12:23帰宅。所要70分。

<本日の配達BGM>
Lee Morgan,Live at the Lighthouse, 1970.

<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋、抜き大根、茎つき小蕪、小松菜、水菜、まびきターツァイ、小葱、などから。
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勤労できて、感謝の日。

2009年11月23日 | 農と暮らしの日記
人参の、ちょっと変わったの。
どっちが大きすぎるのか、小さすぎるのか、どっちかは普通なのか、わかりにくい写真ですが。黄色いのが大きすぎ、赤い普通のは小さすぎる。黄色いのはうちでは「黄金(こがね)人参」と呼んでいて、そういう色の品種なのだけれど、ちょっと採り遅れるとこんなふうにすぐ膨れてしまう。味は普通の赤いのとほとんど同じ、気のせいか色と同じように少し淡白かもしれない。赤いのは「まびき」。9月に播いたこの秋冬最後の人参。「人参」としての本格的な収穫は年が明けて2~3月の予定。この黄金人参とまびき人参を組み合わせて、今日の野菜セットに入れた。まびき人参はこの姿のままポトフ、カレー、温野菜(サラダ)などに。



月曜、「世の中3連休」の最終日、勤労感謝の日。
朝:5時起き(昨晩早く寝たので…)。読書少し、野菜の荷作り、7時すぎから朝ごはん。
午前:野菜の荷作り、9時半すぎに市街に出て、配達、スーパー出荷、渚と真はバレーボールが休みなので、僕の実家へ(終日お預かり)。配達から戻って昼ごはん。
午後:13時半頃から明朝出荷ぶんの収穫1時間半。火曜はあれこれ出荷が多いので。薫はそのまま畑でキャベツの虫とり。僕は大雑把な調製などして、16時すぎ、あがり、渚と真を迎えに行く。ついでにいつもの文房具屋(駅前のサイシン)でボールペンの芯をまとめて数本ぶん交換してもらい、17時半頃に帰宅。今日はいつもよりかなり早く、18時過ぎから晩ごはん。渚と真はごはんのあと本を読みながら寝てしまった。

今日は雨上がりの休日で、ちょっと休みモード。
前日に収穫もしてきていたので荷造りも配達もささっと終わらせて机しごとでも、のつもりだったけど、結局午前中は配達で過ぎていき、午後も明日のぶんを収穫して片付けたりしていたらもう一日が終わってしまった。勤労感謝の日。ま、こんな日でもいつもどおりに体を動かすことができるというのは、ありがたいことではある。健康、健康、結構、結構。

<本日の野菜セット>例
人参(普通の、黄金の)、里芋、さつま芋、抜き大根、茎つき小~中蕪、小松菜、水菜、などから。
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3連休、しとしと雨。

2009年11月22日 | 農と暮らしの日記
水菜の炒飯。
冬の昼ごはんによく登場する。半熟ちょっと過ぎくらいの目玉焼きが乗っかるのも、ときどき。「水菜といえば鍋」というのが定番だけれど、うちでは他の葉ものと同じように何にでも使う。味や食感で葉もの野菜にはそれぞれ向き不向きというか相性のようなものがあるにしても、逆にミスマッチの違和感が楽しい場合とか、素直に「意外と違和感なく旨い!」「いつもの○○より合う!」というようなこともあるので、みなさん、あれこれお試しください。



「世の中3連休」中日の日曜。大相撲も中日。
朝:時間忘れたけど、まずは朝ごはん。
午前:明日月曜が祝日なので関東方面に午前着の宅配便を前倒しで今日出荷。市街にも出荷、ついでに真をうちの実家に預け(「おばあちゃんと遊びたい」ので)、昼まで温室跡のあれこれの片付け。予報通り雨が降り始め、帰宅して14時前、昼ごはん。
午後:雨が降り続く感じなので机しごと。夕方、真のお迎え。渚はバレーボールで隣の隣の市まで行っていて、夕方には西条に戻ってきてそのまま学校で練習、20時頃から晩ごはん。



<本日の野菜セット>例
人参・黄金人参、里芋、さつま芋(紅東など普通のと「色系」のと)、抜き大根、茎つき中蕪、小松菜、水菜、などから。
※セットの品目が減っている。一つ一つの野菜がしっかりしてきて目方があり、気がつけば目安金額が埋まってしまうので。ちょっと珍しいのも入れていきたいところ(畑にはあれこれあるので)。
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温室解体、小麦播種。

2009年11月21日 | 農と暮らしの日記
育苗用の温室が昨日、解体された。
ここは今年の6月頃まで使っていて、しかし、家が引っ越したので、いよいよ温室も取り壊し、いまの家の近くに移設することになっている。3年半とちょっと前、就農してすぐの3月に建てたこの温室は、なにはともあれ夏の果菜類の育苗をしなきゃ、ということで、お借りした家のすぐ裏に建てたもの。間口6m×奥行10mのこの温室は、有機菜園・藤田家族のスタート地点だったともいえる。11月中に移設し、次の育苗が始まる年明けまでに、また踏み込み温床を作る予定。



土曜、気圧の谷に入っているとかで、終日雲の多い寒空。
朝:6時過ぎ起き、先に朝ごはん。渚と真はバレーボールの練習。
午後:臨時の野菜セットや市外スーパー出荷の荷造り。9時前後に市街へ。戻って畑1枚トラクタ耕耘。13時半、昼ごはん。
午後:耕耘したところに小麦を播く。今日はまず、先日お客さんのMさんにいただいたニシノカオリを2アールほど。今年の小麦は初挑戦の去年より面積を少し広げる予定。といっても、ささやかな自家用(=自家用のごく一部)ですが。ほんとうにうちは「粉もん」食いの一家なので、それをすべて自給できたらどんなにすばらしいかと思うけれど、それはいつになることやら。

夕方:明朝出荷の一部を収穫、戻って荷造り、18時過ぎあがり。
畑で使うメジャー(30m)が途中でひっくり返って絡まってしまっているのを、分解して真と一緒に一から巻き直す。渚がバレーから帰ってきて、晩ごはんが始まるのになんとかぎりぎり間に合った。19時前から晩ごはん。野菜だくさんの鍋(試しどりしてみた白菜、まびき大根の変形したの、スーパーの売れ残り水菜、変形の人参、など)。ようやくそんな季節になってきた。



世の中は勤労感謝の日をめぐる3連休。
ここで外に出ていくイベントの用事などがないのは助かる。遅れていた晩秋の畑しごとのうち、昨日は豌豆、今日は小麦の播種が進んだ。次は玉葱の植え付けだが、予定している畑がちょっとまだ湿りすぎなので、今日は見合わせた。もし明日まだ雨が降らなかったら、もう一度耕耘してから畝立てし、ちょっとずつでも植え始められればいいのだけれど。
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豌豆の播種、不耕起で。

2009年11月20日 | 農と暮らしの日記
豌豆(えんどう)をようやく播いた。
スナックエンドウ、絹莢(きぬさや)、そして「実とり豌豆」(グリーンピース)の3種類。実とり豌豆は就農して初めて栽培する。いずれも5~6月に収穫予定。豌豆類の生育初期はこんな感じ

今年の豌豆類は空豆に続いて不耕起で。
昨年も一部はレタスを栽培した跡の黒マルチをはがさず(=必然的に耕耘せず)播いたが、本来の意味での「不耕起・草生」での豌豆栽培は初めての試みである。

写真が播種後の様子。
画面手前、枯れた草や藁をかきわけてあるところ、30cm間隔で3粒ずつ種を播いてある。この畑は夏に茄子・ピーマン・トマト類を栽培した畑で、画面左手のほうはその前の冬作(白菜、大根、蕪など)からの不耕起、今日この豌豆類を播いたところは、夏作は耕起、その畝を今回そのまま初めて不耕起で使う。ということでこの冬作からこの畑1枚全体が不耕起の畑になるわけだ。

といっても、この畑は南北25m×東西12m=約300平米。
うちで預かっている約8反(約8,000平米)の圃場全体からみれば4%にも満たない。まだまだ「試み」の域を出ない藤田家族の不耕起栽培である。今日も種を播く前に畑を片付けながら、不耕起についていろいろ教えてもらっている市内の自然農、まんがら農園・野満さんに電話して、茄子、ピーマンの跡を不耕起で使う際の樹の後始末の仕方などを尋ねた。とりあえずそれを参考にやってみたけど、また今度、畑を見せてもらおうと思う。



金曜、今日も曇り時々晴れ。
朝:6時過ぎ起き、机仕事、朝ごはん。
午前:荷造り、8時前後に市街に出て、スーパー出荷、保育園納品。戻ってセットの荷造り、薫が11時頃に市街に配達に出て、僕は宅配便のセットの仕上げ。薫が戻って昼ごはん。
午後:13時半から冒頭の豌豆類の種播き、準備のための畑の片付けを含めて約3時間。明朝出荷分の収穫1時間、戻って大雑把な調製30分、18時半あがり。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋、早生の大根、蕪、小松菜、水菜、まびきターツァイ、まびき白菜、などから。
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夏の名残りが、案外人気。

2009年11月19日 | 農と暮らしの日記
畑に残っていたピーマンをまとめて収穫してきた。
秋冬野菜の豊富な野菜セットにはもう入っていないけれど、多少気温が低くても実をつけ続ける。例年なら、茄子とともに最後の最後まで振り絞るように収穫してセットに入れるところだが、この暖かさで小松菜、蕪、大根などがどんどん仕上がってきており、いまは数日おきにまとめてとり、市街スーパーの棚に並べる程度。今日は写真の「半キャリー程度」で約130g入り(98円)が30パックできた。

そんな「脇役」のピーマンが、売り場では秋冬野菜よりもよく売れている。
ピーマンは夏野菜、という意識は一般的にあまりないのだろう。茄子も畑にはまだあっても、うちではもう無理して調理に使うことはない。一方で、ピーマンはあれば便利な野菜のようだ。いつの季節でも。人参の「はけたの」(割れ、変形など)がたくさんあるので、それと一緒に炒め物、焼きそばなどに使うと確かに彩りも歯ごたえもいい。

その陰で、水菜などはどうも売れ行きが悪い。
朝は10℃を切っても、まだまだ「鍋」という気分にならない陽気のせいもあるのだろうか。いま出荷している水菜はまだ若くて軟らかく、サラダにもいいし、さっと煮びたしにしてもいい。フジグラン西条、地産地消「私の自信作」コーナー、ぜひお立ち寄りください! 藤田家族の棚は現在、小松菜、水菜、人参、ピーマン、さつま芋(日によっては小さい大根、蕪、赤蕪)などが並んでいます(他の生産者からもたくさん秋冬の野菜が出ています)。



セットは宅配便のみの木曜、曇り時々晴れ。
朝:6時半起き、先に朝ごはん。
午前:収穫1時間、戻って荷造り、9時前後に市街に出てスーパー出荷、そして職場販売1か所(ミニ無人直売所みたいな感じ)、戻ってセットの仕上げ。昼ごはん。
午後:13時半から市の地域審議会(西条地区)約1時間半。16時半から明朝出荷分の収穫1時間、大雑把な調製1時間半、19時過ぎ上がり。子どもたちがバレーボールから戻って20時から晩ごはん。



午後に出た地域審議会は8月に続いて2度目。
今回はその後に予算が通った事業などの説明があり、それに対する質問や意見を言うのが前半、そして後半は市政全般についての要望を言う時間ということだった。質問や意見は「言ってください」と言われれば、なんぼでも聞いたり言ったりしたいことはあるけれど、時間も限られているし、僕などは委員の中でも際立って若輩者だし、ある程度他の委員の方々が発言されてからと思うので、今回もとりあえず1件だけ質問した。「みんなの広場」の整備事業というのがあり、旧西条市域で今回新たに1か所が整備されたということだったので、事業そのものの概要、実績、そして一般市民はどういう手順でその整備を要望するのかについて。

今回もとても勉強になった。
勉強するための場ではないと思うけれど、とにかく他の委員の方々はこういう市の事業について、立場上何らかの関わりのあるものも多いと思うし、いろいろな付き合いの中で、各々の事業の実情についても多かれ少なかれ理解されていると思う。それに対して自分は普段そういう場所に出ていくことがないし、おそらく今回の委員の中では際立って「フリー」な立場、いわゆる普通の一般市民(の中でもかなり利害関係とかが少ない気楽な立場)として参加しているはず。その目から見ると(耳で聞くと)、「ふーん、こういう立場の方でも案外こういう事業については直接関わっているわけでもないんだなぁ」とか「こんな意見や質問はここじゃなくても他で言う機会がこんな立場の方ならあるのでは?」というようなことがわりと多かった。そんなことがまた、「なるほどなぁ」と勉強になったわけである。ま、基本的に僕の仕事には関係のないことだが。

たまたま存じ上げている委員の方と挨拶。
というか、某所で僕が忘れ物をしていたのを、この機にわざわざ持ってきていただいたので。鍋のふただ。誰も目に留めなかったと思うけど、見たら怪しげだっただろう。ネクタイしめた背広の男ふたりが鍋のふたを受け渡し……。真冬の楽しそうな仕事(遊び?)のお誘いも頂いた。なんとか都合つけて行きたいな。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋、早生の大根、蕪、赤蕪、小松菜、水菜、まびきターツァイ、などから。

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芋掘り終了、籾すり完了。

2009年11月18日 | 農と暮らしの日記
今年のさつま芋、最後に今日収穫した紅東。
5月に植えて、まる半年間たっぷり肥料と水を吸って育ちました!という証のような姿……。1個1kgを超える「大玉」多数。要するに、デカくなりすぎた。とはいっても、300~400g程度の良品も多く、全体的に肌もきれいで、出来がよいか悪いかといえば、自信を持って「よい!」といえる仕上がり。

このところずっと雨がちで、昨日も雨だったので畑はぐしゃぐしゃ。
だけれどもう今週中には掘ってしまわないと、寒さで芋が腐ってしまう、そんな季節なので、とにかく掘るだけ掘って、あとは多少寒かろうが、日光と風にさらして水気を飛ばし、なんとか年越しの保存に耐える程度にまでできれば、ということで掘ってしまった。これでさつま芋畑は完全に終了。つるが2列分残っているのを早めに運び出したら、耕耘してまた何か種を播く予定。それと、このさつま芋の隣の畝、写真の右上のほうに見える緑の葉は秋じゃがで、12月に入ったら収穫が始まる。里芋もまだまだ畑に残っているし、この冬の芋類はなんとか野菜セットのベースとしてしっかり働いてくれそう。



野菜セットのない水曜、予報は晴れだけれど朝から曇りがち。
朝:夜明け前は8℃、6時起きで荷造り少し、朝ごはん。
午前:8時過ぎ、保育園とスーパー出荷で市街へ。戻って9時半ごろから冒頭のさつま芋掘り。掘ったら畑に並べて軽く乾かしてからキャリーに入れ、戻って庭に並べて干し、昼ごはん。
午後:しばらく机しごと。15時頃から明朝出荷のうち人参収穫。16時頃に連絡があり、自家用の米の籾すりをしていただく。籾で17袋ちょっとあったものが、籾すり後の玄米は12.5袋、コゴメ35kg。籾すり代は玄米の袋数に応じてその場で現金払い、コゴメは預けて後日その代金を頂く予定。去年はコゴメの価格が高かったようで、コゴメ代で籾すり代が出てしまった(払わずに済んだ)くらいだった。



ネットでこんなニュースを見た。
「通勤車内で飲食する大人たち」(産経新聞)。首都圏の私鉄や地下鉄などの車内で、熱々のおでん、携帯片手にコンビニ弁当、揺れるバスの中でホットコーヒーなど。こう聞くと、確かに「そりゃ、ちょっと遠慮したほうがいいだろ~」と思うけれど、新幹線とか特急・快速電車の2人掛け、4人掛けのボックスシートなどで駅弁を食べるとか缶ビール飲むとかは、普通の旅の風景にも思えるから、記事も言っているように「線引き」は難しい。地下鉄みたいなロングシートでも、1車両に数人とかいう空いている場合なら、部活帰りの高校生が菓子パン食べるくらい許される気がする。

僕も首都圏でサラリーマンだった時はそういう光景によく出会った。
僕が使っていた通勤電車(JR横須賀線または東海道線)は1時間ほど乗りっぱなしの客も多く、一部にボックスシートもあったから、帰宅時間帯には片手に缶ビールの人はわりといた。たまに、立ったままワンカップに「さきイカ」の人もいて、まだ外は明るく、「いま飲まなくても、家に帰るまで我慢して、よーし!と一杯やったほうが気分いいだろうに……」と思ったことも何度かある。

困ったのは地方に出張した時だ。
新幹線はいいけど、移動や乗り継ぎの在来線で、空いているし、時間がないし、車窓は秋の田園風景、旅情あふれる地方の在来線だし、とか思って弁当やパンなどを買ってボックスシートに座っていたら、出発する頃には通勤・通学の満員電車になっていて、とても物を食べるような雰囲気じゃなくなっている。そんなとき、「降りてから」とか「乗り換えてから」と待てる場合はいいのだけれど、次の予定の都合上、どうしてもここで食べておかないと困っちゃうなぁという時もたまにあり、こっそり食べたこともある。ま、こっそりだろうが何だろうが、周りの人はわかってるわけだから、「マナーがなっとらん!」と思われたかもしれない。

就農してから毎年恒例になっている暮れの大阪行きも。
高速バスに早朝乗り込むから、朝ごはんをバスの車内で食べることになるのだけれど、コンビニでサンドイッチなんか買っても、やはり近くに他のお客さんがいると遠慮がちになる。

いろいろ考えると、両方が変わってきたのだろうなと思う。
電車に限らず「公共」の場で飲み食い(あるいは化粧とか第三者の悪口とか)することに遠慮がなくなってきているという傾向は確かにあるのだろう。一方で、電車、とくに通勤電車とか都市部の交通機関の場合、それは単に「乗り物」であって、そこでは一人ひとりが空気のように(あるいは「直径50cm×高さ1.7mの荷物」として、音や匂いを発せず、整然と乗り降りして入れ替わっていくものである、という「共通理解」が強くなりすぎているような気もする。

たとえば、飲み食いしても、化粧してもいいじゃないか、と考える。
ただし、そこに周りの人がいないがごとく、あるいは周りの人が空気であろうとしているのをいいことに、自分も透明人間のように無遠慮に振る舞う、という態度、またはそれよりも、双方の「関係性」に問題があるんじゃないかなとも思う。飲む人、食べる人、しゃべる人、音楽聞く人、そこに周りの人たちとのもう少し何かコミュニケーションがあるなら、何もかも禁止の無機的な空間より、もしかしたら、みんなの居心地のよい場になる可能性もあるんじゃないかなぁ、なんて、これはまあ、頭の中だけの考えですが。珍しく畑とも日常の暮らしとも関係ないこと書いた。



天気予報は明日あさってと晴れまたは曇り、土曜には少し雨。
玉葱の定植、麦播き、豌豆類の種播き、これをなんとか11月中にしてしまわなければ。週末から週明けにかけて、しっかり湿った畑にトラクタを入れる頃合いを探る毎日になりそう。
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晩秋の雨、冷たく。

2009年11月17日 | 農と暮らしの日記
10月20日に播いた空豆が発芽して生育中。
ここは夏のオクラの後に不耕起で栽培してみる初の試みの畝である。オクラは収穫が終わり、空豆がもう少し大きくなり、オクラの樹がもう少し枯れてきたらこれを適当な丈のところで刈って、“主副”を逆転させる予定。茄子・ピーマン後の不耕起畝や、トラクタ耕耘の畝の空豆も順調に育っている。

春の豆はエンドウ類の播種がまだ全然できていないのが気がかり。
こちらも夏の果菜類の後に不耕起で播く予定なのだが、その畑は草も多くて、片付けが全然できてないので種播きも遅れている。雨があがったら、やることがいっぱい。



火曜、予報通り昨晩からの雨がほぼ週日降り続く。10℃前後の低温。
朝:6時過ぎ起き、先に朝ごはん。
午前:野菜セット他の荷造り。9時頃に市街スーパーに出荷。10時半に新居浜方面の配達に出て12時戻り。昼ごはん。
午後:13時頃から明日出荷ぶんの収穫、調製。仕上げは明朝に。14時あがり、雨なので以降は机しごと。

<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋、四十日大根、早生大根、葉つき中・小蕪、赤蕪、小松菜、水菜、などから。

<本日の雨降り配達BGM>
鈴木祥子「Hourglass」(1991年)
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冬の兆し、玉葱もそろそろ。

2009年11月16日 | 農と暮らしの日記
玉葱の苗がだいぶん大きくなってきた。
品種によってはもうそろそろ植えてもいいくらいに仕上がっている。極早生の品種は育苗の種播きができず(少雨で水やりに手が回らないと判断)、就農以来初めて種苗店に予約して購入苗を定植済み。この苗床に育っているのは、赤玉葱と3つの晩生種(10月まで保存可のもの、年内は大丈夫のもの、3月までいけるもの=いずれも種袋の説明書きですが)。

ただ、植える先の「本圃」の準備ができてない。
10/25の雨以来、一週間たたないうちに次の雨がしっかり降る繰り返しで、これは8~10月の異常少雨乾燥を考えればありがたいことには違いないのだが、ちょっと降りすぎといえば降りすぎで、畑によっては思う通りの日程でトラクタを使えない。乾く前にまた降ってしまう。気温もようやく20℃にならない日が続くようになり、晴れても乾きにくいので、11月中には済ませたい玉葱の定植と小麦の播種の段取りが、そろそろ気になり始めている。



月曜、予報どおりほぼ週日の曇り空。
朝:6時半起き、先にごはん。
午前:出荷の荷造り、11時頃に市街・氷見・小松方面に出荷と配達に出て13時頃戻り、昼ごはん。
午後:14時過ぎからさつま芋の収穫2時間ほど。残り1列となった。そのまま明朝出荷ぶんの野菜の収穫1時間半、戻って大雑把に調製、18時半あがり。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋、四十日大根、葉つき中蕪、赤蕪、小松菜、水菜、などから。
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