38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

胡麻の収穫。

2006年08月31日 | 農と暮らしの日記
最近の頻出献立のひとつ、夏野菜の焼き漬け。
こういう食卓を前にすると、やはり夏野菜の魅力は「彩り」だなと思う。



朝から野菜セットの収穫と荷造り。
今日は宅急便を午後に集荷に来てもらうので、段ボール箱に詰める手前のところまで作業しておき、一時中断。

午前中、胡麻の収穫。
黒胡麻と白胡麻それぞれ1列ずつ(約20m)を春に播き、その後は間引きもせず放任していたら、いつの間にか僕の背丈くらいになっている。いまごろが刈り取りの時期のようなので、種の袋をもう一度見直してみたら、どうも少し時期を過ぎているようす。もう実がかなりこぼれ始めているので。地際で刈り取り、束ねて持ち帰る。しばらく乾燥させてから実をとるという手順。さて、どのくらいの量になるのか。ついでに近くのゴーヤ、胡瓜、オクラ、生姜の周辺の草も刈る。

昼まで1時間ほど、茄子の除草の続き。
午後も茄子、ピーマンの除草、人参の除草。降ったり上がったりの小雨が気持ちいい。と言っているうちはよかったが、3時の休憩も飛ばして里芋の除草に突き進んで鎌を振り回していたら、突然、大雨になった。

去年の研修中、やはりこんな季節に雨の中で里芋の除草をしたことがある。
そのときは里芋の大きな葉が傘になり、雨のなかでも平気!って感じだったのだが、今日は雨がじゃんじゃかぶつかってくる。里芋の葉が大きくないから。丈も大きくない。芋もきっと大きくなってないだろう。なんて考えていたら雨がますます強くなってきたので、こちらは弱気になり、撤退を決断。5時も過ぎていたので、まあ潮時だろう。

雨はあす昼ごろまで続く予報。
今夜も涼しい夜になりそう。
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やっぱり、降った。

2006年08月30日 | 農と暮らしの日記
数日前から稲の穂が出始めている。
これが順調なのかどうなのか、初めての僕にはまったくわからないけれど、6月末の田植えからわずか2か月でこんなふうになるとは、稲って本当にすごいなあというのが正直な感想。稲刈りは今後さらに2か月、ではたぶんまだで、11月に入ってからではないかと思われる。



さて、今日は雨である。
きのうの「おまじない」がやはり効いたようだ。夜明け前から降り始め、降ったり上がったりの一日だったけれど、お盆過ぎの台風以来、再び乾燥が進んでいた畑には十分な恵みの雨。大根も発芽が始まった。

朝は今日も野菜セットの収穫と荷造り。
雨が小やみになった頃合いを見計らって出ていくが、また降り出して久しぶりに濡れながらの収穫。何度も書くけれど、畑仕事の雨は本当に気持ちいい。野菜が濡れてしまうのは残念だけど(たぶん鮮度が落ちやすい)、野菜と共に自分も大地の一員になった気分。

昼前、出荷と買い物あれこれを兼ねて街に出る。
帰りに田んぼのポンプを開けてから、家に戻って昼食。再びポンプを閉じてから、午後は育苗の種播き各種。キャベツ、白菜、コスレタスを渚と分担して各約300粒ずつ。

雨が上がったので、人参の畑へ。
地面がほどよく湿って、ちょうど草が抜きやすい状態になっているので、除草の続きをやる。本葉が出始めた2~3cm丈の人参のすぐ近くの草を渚が抜き、そのあとについて真が周辺の草を抜く。このコンビネーション、やってみると意外と早い。隣の畝をひとりでやっつけている僕より早いくらい。精度もまずまず。

明日は夏休み最終日。
予報では、曇り空が続くらしい。
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水をやると、雨が降る?

2006年08月29日 | 農と暮らしの日記
主に茄子とピーマンを植えている畑。
今日、トウモロコシと枝豆、つるなしインゲンの畝を処分(刈り払い機で)して、すっきり。茄子はニジュウヤホシがなぜか消え(ナナホシテントウ派遣は不要となった)、ピーマンもまずまず順調。画面奥は松山自動車道(高速道路)。



今日も朝いちばんは野菜セットの収穫と荷造り。
相変わらずの内容だけど、参考まで、茄子、長茄子、ピーマン、オクラ、ゴーヤ、つるむらさき、モロヘイヤ、空芯菜、調理用トマト、ジャガ芋……といったところ。生食用のトマトはミニトマトを含めて完全に終了の気配。予定よりかなり早い。要するに失敗、である。

午前中、上述の畑の整理。
トウモロコシ、枝豆、つるなしインゲンはいずれもうまくいかなかった。初夏の枝豆は黒豆でとてもおいしくできたのだけれど、夏本番向けに播いたここのものは虫が多く、ものにならなかった。トウモロコシ、インゲンも同様。これら豆類、穀類は秋冬作に向けて畑の掃除をしようと播いたものだったので、収穫自体はさほどあてにしていなかったのだが、そうはいってもほとんど商品にならなかったのは痛い。来年は作付の時期を含めてしっかりと計画を立てなければ。

午後はまるまる人参の除草。
二回目に播いたもので、田んぼに近いぶん水分はたっぷりあって発芽は順調だったのだけれど、同時に草の勢いもよく、まだ本葉も出ないうちに最初の除草に踏み切った次第。ここでやっておけばこの先少しは楽になるはず、だけど、まだまだ水も暑さもある日が続くので、油断はできない。

夕方、大根の水やり。
ちょうどそのとき、雨が降り始める。「水やりはおまじない」という去年の研修先の師匠の言葉が蘇る。雨が降らないからと水やりをしたら、そのときに限って雨が降り出す。「それなら水やりしなくてよかった」と思うのではなく、「水やりの努力をしたからこそ降ってくれた」と考えれば気持ちいい、という。

たしかに、そうだな、と思った、そのときは。
いまもまあそう思うけれど、やはり割り切れなさは残る……なんて考えていたら、雨はとっととあがった。僕の胸のうちを見透かすように、というか、そりゃ見透かすだろう、お天道さまの前では、就農1年目なんてやることなすこと、すべて浅はかに違いない。

家に戻って夕食。
おかずにヒットあり。「焼き茄子とオクラのトロトロ混ぜ混ぜ」。こんど写真を載せてみます。丼にしてもよさそう。生姜の風味がたまらない。

明日は少し気温が下がるとの予報。
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人参畑で、ほっとして。

2006年08月28日 | 農と暮らしの日記
午後6時半、畑からの帰路、フロントガラス越しに西条市街を望む。
北と西の方向を見下ろすこの地でも、この時刻で日没。7時半を過ぎると真っ暗になる。画面右手の山のふもと付近に光るのが瀬戸内海の燧灘(ひうちなだ)。ひときわ高く目立つ煙突が四国電力(通称「よんでん」)の火力発電所だ。



朝5時から野菜セットいくつかの収穫と荷造り。
出荷ののち、午前中は秋冬ものの準備でトラクタ耕耘作業。

午後、田んぼに水を入れながら、渚と人参の間引き。
この手の作業は渚に最適と思われる。ある程度の精度があり、しかもまあまあ持続力がある。畝の両側で向かい合いながら、僕が3条、渚が1条を作業する。

お茶のあと、石油スタンドへ。
いろんな油が重なって切れたので、一気に調達する。風呂の湯沸かし用の灯油(約80円/リットル)、トラクタ用の軽油(約120円)、そして刈払い機に使う混合オイルの元になるガソリン(約140円)。セルフなので、うっかり入れ間違えないように指さし確認しながらの給油。それにしても、暮らしも農業も油漬けだ。

夕方、人参の除草。
先ほど間引きした人参の隣に1週ほどずらして播いたもので、こちらもうまく発芽はしたが、草はこちらのほうが勢いがあり、やや早めだが除草に着手しておいたほうがよさそうとの判断。修理に出して戻ってきたSONYの携帯ラジオを胸ポケットに入れ、「中高年男性の居場所(がないという話、家でも職場でも)」の番組を聴きながらの作業。「ほっとする場所はありますか?」みたいな話だったが、除草中の人参畑は僕にとってかなり「ほっと」度の高い場所だなーと思いながら聴いていた。

日没間際、大根の水やり。
発芽まで雨が降らない感じなので、今日も如雨露で湿らせてやる。急いで終わらせ、家族が待つ食卓へ。ここも、「ほっと」度はかなり高い。今日はなぜか「おいなりさん」だ。今朝試し掘りしてきた金時生姜が添えられてある。

大気が不安定と予報は毎日告げるけれど、全然降らない。
もとより降水確率は10%からせいぜい30%なので、降らなくて当たり前、みたいなもんだが、でも、夏の終わりって、もっと夕立とか雷雨とか、なかったかな?
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小学校の清掃作業。

2006年08月27日 | 農と暮らしの日記
写真は、白菜の苗。
1週間ほど前に播いたキャベツや白菜が次々に芽を出し、順調に育っている。虫除けに不織布で覆い、また強い陽射しを避けるために太陽の当たる時間の短い場所を選んで並べているが、そろそろそのスペースも限界が来そう。まだまだこれからたくさん播き続ける予定なので、根本的に育苗場所の確保を考えなければ。



昨日みんなで泊まった実家から、僕だけ5時発で帰宅。
西日本の朝はどんどん遅くなっていて、この時間だと軽トラのヘッドライトをちゃんとつけないといけない。約10分で家に到着。JA直売所出荷のための収穫・荷造りに約2時間(なかなかこれが短縮できない)、直売所に出荷して戻るともう8時を過ぎている。

8時半から小学校の清掃作業。
夏休み最後の日曜日ということで、高学年児童と保護者、それに地域の方々も参加して、校庭周辺の草引き、体育館の窓ガラスふき、遊具のペンキ塗りなどを行う。僕の担当は樹木の剪定。高いところは慣れた方がどんどん払っていくので、その枝を運び出したり、低いところの椿などを刈り込んだりと、安全第一で働く。

午後は茄子の周辺の除草から。
鎌で地際から刈り取っては株もとに敷いていく感じで、この夏、同じ茄子のところをたぶん3回目くらいの作業。あと1回やることになるかどうかは、茄子の今後の調子次第か。10月まで収穫ができるようなら、草刈りも喜んで……という具合。

3時頃から人参の間引きに着手。
きれいに生え揃ったところの人参だけれど、よく見ると、けっこう歯抜け状態だ。そのため間引きも意外にさっさと進み、4条播きのひと畝を約2時間で終了。両手でがっしりつかむくらいの間引き菜を持って帰宅(こんなには食べられないけど)。

夕方、JA直売所引き取りついでに、大根の水やり。
満タンのポリタンク2個を軽トラに積み、現地で如雨露に移して少しずつ播いてやる。どの程度が適量なのかはわからないので適当に。

日暮れて、外は秋の虫。
学校の夏休みもあと4日。
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大根の種を播く。

2006年08月26日 | 農と暮らしの日記
写真は僕の実家近く、加茂川の土手。
今日は薫とふたりで一気にあれこれの畑仕事をしたかったので、渚と真を実家に預かってもらった。そこで捕まえた虫たちを、「お母さんやお父さんに見せてから」放してやるということになっていたらしく、夕方、約束どおり土手で解放。



朝いちばんはJA直売所向けの収穫。
茄子、ピーマン、オクラ、ゴーヤ、モロヘイヤを少しずつ出し、結果は茄子、ピーマン、ゴーヤが2つずつ残る。あとは売れているのだから全部売れてもいい感じなのだが、そこまでの客数がなかったということか。

午前中、大根の種を播く。
この冬に向けての最初の大根で、暑さに強い品種ということで種屋さんから進められたもの。1か所に4粒ずつ、ひと畝に約300か所(間引きを経てこれが最終的な株数になる)。これを1品種1セットとして、2品種(計2セット)播いた。順調にいけば3日ほどで発芽の予定だが、とうぶん雨はない様子なので、水やりが必要かもしれない。

午後、ジャガ芋掘り。
いまごろなぜジャガ芋掘りなのかという疑問はもっともだけど、まあとにかく畑にまだジャガ芋があるのだから仕方ない。ちょっと掘ってみて、まだ大丈夫そうかどうか調べてみよう、という感じ。10mほど掘ってみると、まあなんとか生きている。上には草が生い茂っており、そのせいか土がほこほこなので掘りやすい。これなら涼しい日に気合いを入れれば、午前中に一気に掘ってしまえそう。

雷が鳴ってきたので早々に切り上げ帰宅。
キャベツと白菜をセルトレイに播く続きをやる。冬の葉ものは、1つの樹に次々に実が成る夏の果菜類と違い、株数が1品目1,000とか2,000とかの単位になってくるので、苗を育てる場所もだんだん手狭になってくる。

夕方、雷雲から雨が落ちてきたが、すぐに上がる。
明日も晴れの予報で、やはり水やりが日課に加わってきそう。夏と秋が交錯するこの時期、やることは山ほどあるが、一方で日は短くなっていく。できることを着実に、やるしかない。
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西瓜、ひとつだけ。

2006年08月25日 | 農と暮らしの日記
西瓜、ありました。渚が発見。
まあ植えたのだからあるはずだったのだけれど、もう全くの放任で、目をくれてやることさえしていなかったので、諦めていた。その昼でも暗い茂みのなかへ(というほどではないが)分け入った渚が難なく抱えて出てきたくらいの大きさなので、たいしたことはない。というか、たぶん小さいサイズの品種だった気がする(それさえ忘れている、ひどすぎる)。

で、味はまあまあ。
来年は真面目に作ろう。と思っていたら、近所の方が立派な西瓜を持ってきてくださった。ありがたいことです。でもこういうのを見ると、ちょっと萎える。こんなのは無理だ……。でもどうせ宅急便の野菜セットでは送れないし、まあいいか。段ボール箱を開けたら今週の野菜セットは西瓜2つ、とかいうのでもいい方、来年の予約受付中。冬瓜も付けます?



朝は単品やセットの野菜あれこれを収穫、荷造り。
ずっと勢いのよかったオクラが少し落ち着きを見せ、一方で、一時はどうなることやらと思われた茄子、ピーマンは少しずつ元気を取り戻してきた。とくに、いまいいのは長茄子。すっきりまっすぐに伸びて見栄えもいい。が、さすがに自然界は手強く、そんなうまそうな長茄子を放っておくわけはなく、お待ちかね(?)のニジュウヤホシテントウが集まり始めている。ナナホシテントウ、急募!(面接なし、即採用・即勤務、時給なし、要自給)。

午前中、トラクタであちこち耕耘。
大根などを播く予定の畑の仕上げと、草が目立ち始めたところの耕起。

午後、管理機で大根を播くための畝立て。
その後、別の畑の茄子のまわりを草刈り。鎌をふるうたび、バッタやカマキリが次々に飛び出していく。少し風通しはよくなり、養分の競合も緩和されたと思うけれど、一方で生態系のバランスは大きく崩れたはず。ここはニジュウヤホシも出ていなかったので、ちょっと心配だ。

だからといって草をそのままにしておくわけにはいかない。
じゃあ半分くらい刈ればいいかって、そんな判断の根拠はまったく持ち合わせていない。こういう見極めが果たして自分にもできるようになるのだろうか。まあ、道行く人の心配の種はひとつ減ったかも。

夕方、さっき管理機で立てた畝の整地。
鍬とレーキを持っていき、管理機が跳ね上げた土をさっと均しておく。ついでに畦際の草も鍬で引っ掻き起こしていると、近くの方が声をかけてくださった。「暑いねえ。きれいになりよるねえ」。この畑、南半分は人参がうまく生え揃い、草もとったばかりで、北半分がいま整地したばかり。畑全体が草もほとんどなく美しい。僕の畑とは思えない。なので、「きれい」とか言われるとこのうえなく恥ずかしい。「たまたま、ここだけ、いまだけです……」と心の中で叫ぶ。あ、だからわざわざ言ってくれたのか。!

セルトレイのキャベツと白菜は順調に成育中。
日陰の時間が長く風通しのよい場所に並べているので負荷なく育っているのだと思うけれど、徒長しないように気を付けなければ。もうちょっと太陽に当ててもいいかもしれない。

明日は少し雲が多いとの予報。
雷雨にならないうちに種播きを進めてしまいたいところ。
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愛媛産には、愛がある。

2006年08月24日 | 農と暮らしの日記
写真は午後に参加した県西条地方局での行事。
「地産地消・愛あるサポーター交流促進商談会」(愛媛県主催、たぶん)の開会前のようす。「藤田家族」もテーブルをいただいて、旬の野菜をいくつか並べてみた。

簡単に言うと、県産品の消費拡大に向けた出会いの場。
愛媛の農林水産物については、「愛媛産には、愛がある。」をキャッチフレーズとして県外と県内の双方で市場を拡大しようという動きがある。今日はこのうち後者の県内消費(地産地消)に関する場で、生産者と販売者・流通業者とが直接顔を合わせることができるようにと設けられたもののようだ。

まあ本来なら僕なんかが出ていく場ではない。
出展者も来場者もある程度の(ある程度って、つまり大きい規模の)商売を展開している方々である。地産の食材を求めて来ているのは、大手のスーパーや総菜屋チェーン、ホテルなど。出展者にマイクが回ってきたときにも話したけれど、「今日○○を何十㎏、明日は○○を何十袋」というような出荷は、うちには難しい。でも、机に並んだ長茄子、ピーマン、ジャガ芋、調理用トマト、オクラ、モロヘイヤ、空芯菜、つるむらさき……といった旬の野菜を同時にあれこれ作っているような農家も愛媛にはある、ということを少しでも知ってもらえればと思っての参加。



今朝は保育園の給食分の収穫と出荷。
あわせてその職員さんたちが買ってくださる単品野菜あれこれも少しずつ収穫して袋詰めする。午前中に出荷を終え、昼食前にあちこちの畑をトラクタで耕耘。いずれもあと1回トラクタを入れたら畝を立て、大根や小松菜など秋冬の直播き野菜の種を播いていく予定。

午後は上記の交流促進商談会。
帰りに種屋さんに寄って、キャベツ、白菜その他の種を追加購入。それから茄子の木を覆い隠さんばかりに伸びている草を1列だけ刈り、その後は家で買ってきた種をセルトレイに播く。

それにしても、涼しくなった。
気温は高いようだけれど、暑さを感じない。日暮れて、外では秋の虫の声。明日も晴天。雷雨さえなえれば、畑の作業をどんどん進めたい。
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人参除草、ひと区切り。

2006年08月23日 | 農と暮らしの日記
7月中旬に播いた人参のうち、ひとつの畑のぶんの除草が終了。
写真の中央2列(1列=4条)はきれいに出そろったが、右2列(写真右上すみ)は歯抜け状態になってしまった。厚播き、薄播きを加減したのだが、それよりも品種の差が出た感じ。



朝は久々のJA直売所出荷。
ゴーヤ、モロヘイヤ、オクラを少しずつ出し、結果はゴーヤが半分ほど残り、あとは完売。いまこの直売所「水都市」は生鮮野菜が少ない季節のようだ。真夏は冷房の効いているスーパーにお客さんが流れるのと、農家の側も高齢の方が多いので出荷が少なくなるからと聞いた。

朝食後、この夏初めての雷雨。
台風が去り、数日がたってようやく畑が乾いてきたところなので、いよいよトラクタで大根の畑を作りに行こうと意気込んだ矢先。しょうがないので、午前中はパソコンなどで事務作業など。

昼食を挟んで、田んぼに水を入れる。
相変わらずモグラの穴をつぶしながら。帰り際、隣の田んぼのおばあさんに会う。「きれいにできとる。穂肥はしたん? してないんかね。これだけ黒んどったら、せんでええわね。あんまりしたら倒れてしまうけん」。確かにうちの田んぼの稲は色が濃すぎるのが気になっている。過剰な養分がこのままうまく、穂の生育にまわってくれるといいのだけれど。

午後は上記の人参除草。
山からわき上がる雲に太陽が隠れがちで、畑の上は気温ほどの暑さを感じない。

昨日に続いて涼しい夜。
日に日に夜明けも遅くなっている。「4時開始」は来年の課題としよう。
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夏野菜の天ぷら。

2006年08月22日 | 農と暮らしの日記
今日の夕食は、夏野菜の天ぷら。
茄子、ゴーヤ、かぼちゃ、オクラ、パプリカ(カラーピーマン)。それに焼き茄子と焼きオクラ、いつものトマトご飯。

夏野菜の天ぷらは待ちわびた献立。
おいしいのはわかっているけれど、とにかく暑い。暑い夕方にいただくのはたまらないけれど、揚げるのが暑い。それが、今日は午後、雲が多く、風も吹いて過ごしやすかったので。それから、諦めていたかぼちゃを、渚が草むらから発見してくれたので。残暑はまだまだ厳しいだろうけれど、夏の盛りを無事乗り越えたささやかな祝の宴、ってこともないけど、エビスビール350ml缶も残ってたし、幸福感たっぷりに乾杯。

野菜の天ぷら、去年はよく食べた。
研修先の神奈川の相原農場で。師匠の奥さんYさん曰く、「天ぷらは楽だから」。天ぷらというとなんか大変な気がするけど、まあたしかに粉を溶いて揚げるだけだから、単純といえば単純。おかずもそれだけで済むし。しかしけっして楽ではない。何より暑い。天ぷらのときは、そーめんが多かった。天ぷらそーめん、最高!
 みなさんも天ぷら、どうぞ。うちの野菜セットが一夜にして胃袋に。



今日も午前中、野菜セットの収穫と出荷。
昼前に田んぼに水を入れ始め、昼食を挟んで水を止める。どうも、中干しして田んぼをいったん乾かしてから、田んぼがすぐに干上がってしまい、なかなか水が貯まらない。そういうの、一般的なんでしょうか、どなたか教えてください。

午後、人参の除草。
涼しいので、渚も大いに働く。このところ手伝いを渋りがちだったけど、やり始めると根を詰めるタイプ、大いに助かる。それにしても涼しい。太陽は雲に隠れ、やや強い風。遠くに雷。ああ雷、ということで、あっさり家に帰る。人参除草もめどがつき、夕食まで納屋の整理、軽トラの掃除など少々。



yahoo!に、こんなニュース
ロシア語専門書店「ナウカ」破産。東京・神保町の古書店街にあるこの店、僕もよく行きました。学生時代と20代前半かな。専門じゃないけど、第二外国語でロシア語をとっていて、3年次のゼミも原書を読むのを受講していた(先生とマンツーマンでした)。

しかし、この店がなくなると、本当にどうなるのか。
何でもネットで手に入る時代、と言われるけれど、どうなんだろう。僕はもうロシア語の本を買うことはないだろうけど、同じようなことはいろんなところで起きているのだと思う。僕もamazonで本を買うし、野菜の種もネットでよく買っている。ネットで買える、メガストアで買える、その一方で……というところを誰もがわかっているはずなのに、やり過ごしている毎日。まだ間に合う、のかどうか。



しばらくは晴れマークが続く。
明日もきびきび働こう!
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松山にバス日帰り。

2006年08月21日 | 農と暮らしの日記
こんな写真で、すみません。
blogの絵がないまま一日が終わろうとしていたところ、久しぶりに夜の西条市街を通りかかり、明かりのあるところを探していたら、結局これ。JRの踏切を挟んで少し下(しも=海がわ)には「ロッキー」があります。



朝のうち、収穫と出荷。
今日の野菜セットは、茄子、長茄子、ピーマン、調理用トマト、オクラ、ゴーヤ、モロヘイヤ、ヒユナ、つるむらさき、空芯菜、ジャガ芋……プラスαといったところ。オクラはこのところ好調のため、丸莢の島おくら、定番の五角オクラ、それに赤いオクラの3種を「食べ比べセット」として特価(!)にて詰め込む。オクラはおひたしや味噌汁の実のほか、丸ごと網やフライパンで焼いてホクホクのを食べるのもおすすめです。パスタ、そーめんにトッピングするのも爽やかでいい。

田んぼの除草を軽くしつつ、水を入れてから昼食。
そして、午後はお出かけである。愛媛有機農産生活協同組合(ゆうき生協)の会合が松山市内であり、初めて参加する。

特急バスで約1時間。
映画館もある大型スーパーの郊外店前で降り、そこからタクシー。そのスーパーで野菜コーナーを見学(時間のあるときに野菜を売っている店を見かけたら、これは絶対)。天候不順のせいなのだろう、想像以上に高い。もう断然、うちのほうが安い。有機とかなんとか言わなくても、値段で勝ってます。がしかし、うちは全然量がない、安定感がない。味もどうだか自信がない。西条の人は幸せだ。JA直売所に行けば、うちのよりさらに安い新鮮な地場野菜が簡単に手に入るんだから。

で、ゆうき生協である。
県内各地の生産者の方々が集まっており、秋冬野菜の作付けその他についての話し合い。ゆうき生協にはみなさんのご厚意で、新米農家の僕もレタス類、キャベツ、人参、ピーマンを出荷させていただいた。そして、安定感のなさにより、頻繁にご迷惑をおかけしてしまった。秋冬はさらにしっかりと出荷していきたいと意気込んでいるところだが、なにせ初めて作るものばかりだから、何を何㎏出します!などと宣言できるような立場ではまったくなく、ただ小さくなって座っているだけである。

この会には生協の会員(一般の消費者も含めて)も参加できるらしい。
生産者、消費者、そして生協の運営に日々携わっている方々が顔を合わせて自由に意見交換する場ということのようだ。

その後、愛媛県有機農業研究会の「青年部」の総会。
まだかっちりした組織や活動にはなっていない様子で、これからあれこれ動き始めようといういろいろな案が出ている。僕も末席に加えていただき、いろいろと勉強できればと思う。日本有機農業研究会の昨年の大会(福島県二本松市)で会った方や、愛媛での就農にあたって話を聞かせていただいた方など、再びお会いすることができ、感慨深い。年内に「飲みながら話す場」が設定されるそうである。大いに楽しみ。

会が終わって、バスで再び西条へ。
上の写真はその帰路である。午後8時すぎ。

さて、明日はしっかり働かねば。
夏の野菜の世話が十分にできないうちに、秋冬野菜が始まってしまった。こうなると、今日より明日のことが大事、っていう気になってくる。がんばりましょう!
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人参除草と甲子園。

2006年08月20日 | 農と暮らしの日記
写真は今日の朝食。
ご飯の上から時計まわりに、ゴーヤの酢の物、ジャガ芋(キタアカリ)のソテー、ピリカラ~ピーマン、じゃこ天、オクラの味噌汁。

朝食前に、僕は種播き。
昨日に続いてキャベツと白菜をセルトレイに播く。キャベツは計約800、白菜は200。いずれも今後段階的に播いていく予定。

午前中、お客さんたちと家族は例の川遊び。
僕はそのあいだ、人参の除草。昼食はみんなそろって、そーめん。そして、昼からビールを飲んでしまった。極楽、極楽。飲んで、そのうえこのかんかん照りでは仕事にならないので、しばし休憩。

昼下がりのラジオは、駒大苫小牧3連覇がかかる甲子園の決勝戦。
聞けばお客さん一家の「パパ」は一方の早実OBで、しかも26年前の準優勝のとき(荒木大輔のとき)は応援部所属で、アルプススタンドにいたのだという。それじゃあ、こんなところでこんなことしている場合ではないはずだが、まあ夏休みの予定に甲子園の決勝戦を予め入れるわけにもいかない。テレビのない我が家に来てしまったのが、運の尽きというものだ。ごめんなさい。

試合途中に、一家は帰っていった。
僕もいつまでも休憩しているわけにはいかず、再び人参の草とりへ。もちろんラジオ持参。人参の草取りはラジオと相性がいい。全然前に進まないからラジオを同じところに置いておいても不都合ない。

結局、延長15回、1-1のまま終了で再試合。
それにしても両チームのエースの投球はすごいですね。ラジオで聴いているだけだから実際のボールは全然わからないけれど、それでも伝わってくるものがある。あの体力と精神力。人参の草取りでふうふう言いながら聴いていては申し訳ない気分だ。あと、試しにあの体力と精神力を人参の草取りにぶつけるのを見てみたい気分。

甲子園が終わると秋の気配、と言われる。
でも終わらなかったので、まだまだ夏だ。明日もおひさまマーク。
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散髪して、すっきり。

2006年08月19日 | 農と暮らしの日記
今日の野菜セットには、パプリカが入った。
赤とオレンジをそれぞれ20株ずつくらい植えたのだが、色づき始めると虫食いのような傷みのような感じで売り物にならなかった。今日も完璧ではないけれど、とりあえず2色ひと組みで。

ちなみに、家では売り物にならないのをたくさんいただいています。
赤オクラと違って、火を入れても鮮やかな色がそのままなので、食卓の彩りには最高。味も、食べてみたら意外といける。先週あたりは「もう来年は作るのやめよう」と思っていたのだが、もういっぺん挑戦してみてもいいかな。



台風が去り、雲の晴れた土曜日。

朝いちばんで収穫し、野菜セットの出荷。
渚と一緒に軽トラで荷物を出しに行き、ついでに市立図書館で『大どろぼうホッツェンプロッツみたびあらわる』ほかを借りる。

それから、3か月ぶりくらいに散髪やへ。
自分で刈ればいいのだが、ほっとひと息つきたくて、近所の店に自転車で。たぶん10年ぶりくらいで洗髪までしてもらい、さらに肩もみまでしてもらって帰宅。

昼食後、キャベツの種播き。
育苗用のセルトレイにひと粒ずつ播く。定植は9月上旬、年内に収穫を始めたいところだが、間に合うかどうか。

同時進行で、田んぼの水を入れる。
中干しを終えたところに台風の大雨があり、その雨が上がったので、地面が濡れているうちにしっかりと水を入れておくことにする。いちど水を抜いた田んぼに水をためるのは時間がかかる。結局、約2時間ほど入れてポンプを止める。

夕刻、お客さん来訪。
一家四人、帰省先の関西方面から車で。数日前から四万十川、四国カルスト、内子などをまわってきたとのこと。旅の最後が草取りだ(とは本人たちは思ってないだろう)。

台風の余波で風があり、涼しい。
明日もすっきりとは晴れないとの予報だが、なぜかここは今日もすっきり晴れている。明日もきっと暑い一日だろう。
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たっぷりの雨。

2006年08月18日 | 農と暮らしの日記
終日、台風の影響で雨。

とはいえ、台風と聞かなければわからないほどの柔らかい雨。
ときどき上がって空が明るくなったかと思うと、また降り始める。しかし、けっしてたたきつけるような雨にはならない。

乾ききった畑に、文字通りの恵みの雨だ。
実際のところはどうかわからないけれど、こういう降り方なら、じっくりじっくりと水分が土の中にしみ通っていくように思う。そして、発芽を待つ人参の種にもやさしいはずだ。

午後、用事をあれこれ済ませる。
郵便局で事務手続きや振り込み、種屋さんで秋冬ものの種の購入と相談、そして、日用品の買い物。雨の中の運転も、Tシャツ・短パンで動き回るのも、昼間に子どもたちとちょっと遊ぶのも、本当に久しぶりだ。そうそう、昨夜泊まった実家で今朝目が覚めて、朝食までのあいだ、部屋にあった「よりぬきサザエさん」を一冊読んでしまったときは、ちょっと感慨深かったです。あー、本当に恵みの雨。

台風は北上するが、明日もまだ雨が続く予報。
子どもたちの夏休みも終盤に向かう。
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台風と花火大会。

2006年08月17日 | 農と暮らしの日記
未明から、ときおり雨が落ちてくる。
台風10号が予報通り接近してきたため。本当に久しぶりの雨だ。

午前中、まだ本降りになる前に出荷は完了。
薫と子どもたちは”ひとり旅のお客さん”を松山空港まで見送りに出かけた。

午後、大雨ではないけれど、しばらくは降り続く感じの雨になる。
暴風域がないとはいえ一応台風なので、家のまわりの整理をする。ビニルハウスを閉め、納屋まわりの雨対策、風対策。その後、久しぶりに日中のデスクワーク。秋冬ものの育苗や播種の計画が遅れに遅れていたので、簡単にメモをまとめておく。

今夜は、市民納涼花火大会。
パンフレットにはこうある。「天正13年(1585年)豊臣秀吉の四国進攻に際し小早川隆景がその命を受けた合戦に於て禎祥寺(通称、喜多川の観音さん)の僧林瑞和尚外地方の豪族ことごとく西条市の野々市ヶ原で戦死した。その人々の霊を慰めるため、その翌年の新盆7月17日に送り火として花火を打ち上げた事に始まり、400余年の伝統を誇って居ります」。

しかし、この天気である。
雨天順延だが翌日も予報は雨。主催者の判断が難しいところだが、午後2時、「予定通り行います」の告知が出された。yahoo!の天気予報で見る限り、雨は明日まで降り続くことになっているので、僕にはとてもこんな判断はできない。が、これだけの大イベントを主催する方々にはそれなりの情報があるのだろう。

夕方から見事に雨はあがった。
そして、僕の見る限りでは20~21時の花火が上がっている最中に、雨というほどの雨は落ちてこなかった。

この花火大会を、僕たちは実家で観た。
僕にとってはたぶん20年ぶり、家族にとっては初めて。実家は打ち上げ場所から至近の距離にあり、窓枠や庇(ひさし)が邪魔になって、大きな花火は全体が見えないくらいである(というのが要するに自慢の種なのである。ほかには台風でダムを放流する警報のサイレンを聞き逃す心配がないとか、鉄橋を渡る電車の音が目覚まし時計代わり、という自慢もある)。

台風は九州を縦断する模様。
明日の金曜日も一日中降り続く予報。
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