38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

大根1本、出荷開始。

2007年11月30日 | 農と暮らしの日記
今朝収穫してきた野菜たち。
野菜セット6つぶんのつもりで取って、あとでまた少し追加で取りに行ったけれど、まあだいたいこんな感じ。ちなみに、今日の野菜で作るセットはこんな内容

ついに今日から「1本まるごと仕上がった大根」の出荷開始。
9月播きのもので、まだ10月播きの「まびき大根」を出さなければいけないので先延ばしにしていたけれど、こちらも十分に大きくなっているので、12月を期に(セットの到着日が明日なので)、セット入り。葉つきで1本1.5~1.8kgくらい。単価は150円/kg。ただし、まだ「まびき大根」もあるので、「大根」と「まびき大根」の両方がセットに入っている。みなさん、たくさん大根食べてください!



金曜の今朝も6時過ぎ起床、先に朝ごはん。
なぜかパンと豚汁。「なぜか」ってことはなくて、豚汁は昨夜の残りがあるし、コーヒーより温まるので。パンとの組み合わせの適否より温まりたいかどうかの選択で。

渚が登校する頃に僕も収穫に出る。
蕪は30個とると決めていて、畝の南から北まで歩くあいだにその数をとり、すべてを腕に抱えて軽トラに運ぶ。

調製・荷造りを終えて10時半頃、市街に出荷に出る。
買い物その他の用事も一緒に済ませ、戻って二人の昼ごはんは「ひじき炒飯」、久しぶりだ。豆板醤の辛味が効いている。

食後に宅急便で送るセットの仕上げ(箱詰め)。
午後は畑のあちこちに追肥をしてまわり、そのあと日没前後の薄暮の中でトラクタの作業。トラクタはヘッドライトが点くので、多少暗くても大丈夫。

真が眠そうなので6時から晩ごはん。
五分搗きのご飯に、さつま芋の天ぷら(黄金千貫、金時)、ひじき(人参などと煮た常備菜)、塩辛(真が気に入ってしまって困っている)、味噌汁。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋(各種)、大根(初)、まびき大根、葉つき中蕪、季節の葉もの(ほうれん草、春菊、まんばなどから1~2種類)、小松菜、太葱、ブロッコリ、ピーマンB品(もう小さくて固め)、など。
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2007年初冬の野菜セット。

2007年11月30日 | 「藤田家族」の野菜の購入
2007年11月末のセットの例です。
これで通常の大セット、1800円か、もうちょっと安いくらいでしょうか。
左から、中蕪、大根、人参、太葱、ブロッコリィ、ピーマン(ほぼ終了)、小松菜、ほうれん草、まんば(高菜)、春菊、里芋、さつま芋(2種組み)。

品目はその日によって変わります。
ご注文方法などはこのカテゴリの他の記事をご覧ください。詳しくはお気がるにお電話またはFAX、メールなどでお問い合せください。
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一時小雨、”さくり”日和。

2007年11月29日 | 農と暮らしの日記
そろそろ収穫終了の近い10月播きの小松菜。
3週間ほど前に本格的に取り始め、多いときでも1日に5~6kgというゆっくりペースの出荷ながら、さすがに毎日収穫していたら、虫食いのひどいものや成育の極端に遅れているものが残るのみとなった。来週辺りからは昨日書いた、この畑からわずか数日遅れで播いたのに見事(?)時間差で仕上がってきた畑のを刈り始める予定。

写真右端に見える畝は年末年始向けの大根。
1本立ちにする間引きがほぼ終わり、これからどんどん太く長くなっていってくれることになっているが、12月に入って寒くなると成育のスピードはどうなるのか、ちょっと不安だが。



木曜の今朝は6時過ぎ起床。
先にみんなでごはんを食べてから(紫芋スコーン、パン、ツナと炒り卵、コーヒー、りんご)、7時過ぎに収穫開始。約1時間で2つの畑を回って戻り、2時間ほど調製・荷造り、10時半に市街へ出荷に出る。

車検を終えて戻ってきた軽トラは違う車のよう。
車屋さんでしっかりと調整してくださったのだろう、クラッチやサイドブレーキの感覚がまるで変わっていて、青信号発進で2度もエンストしてしまった。足下や荷台が泥だらけだったのもきれいに掃除してくれていて、かなり恐縮……。



戻って昼ごはんは、まだ「さつま芋カレー」。
今日のはちょっとカレー粉が追加されていてオトナの味に近づいていた。食べながら薫とインフルエンザの予防と治療について話した。予防接種をしないでおいて重症化したとき、堂々と保険で診てもらっていいのかどうか、とか。いや、診てもらうしかないのですが。有機野菜食べながらKビール(AでもSでもいいけど)飲んでいいのか、とかいう一貫性の問題で。

午後、野菜セットを仕上げた後、雨が上がったので畑に出る。
畑はちょうどいい湿り具合で、たまっているトラクタ作業をしてもいいのだけれど、この土の感じを生かす仕事は他にある。三角ホーでの「さくり」(中耕、除草、土寄せ)である。

まず、11月頭に播いたほうれん草、小松菜、蕪の畑。
それぞれ4~5cmほどに成長していて、条間や畝の肩に草が出始めているのだけれど、これまでは土が乾いていて、三角ホーを条間に入れると壁が割れるようにパリパリと表面が崩れてしまうような状態だったので、今日はまさにチャンス。見込み通り、しっとり湿った土はサラサラと砕けてくれる。

ついでに蕪は間引きも済ませる。
若干、厚播きしすぎたので。畑の半分に10日遅れで播いた小松菜、ほうれん草も発芽が揃い、いい感じ。この2つの作付けがうまく進行すれば、1月後半~2月頃の葉物供給に厚みを増すことができる。

そのまま別の畑に移って、そこでもサクサク。
日没後もしばらくは薄明かりの中で作業ができる。ちょっと厚着しているので歩き回っていると汗が出る。ひと通り終わり、最後に今日も明朝出荷ぶんの人参を手探りで収穫。自転車で来ているので、葉は畑で切り落とし(ちょうど畑の隅に街灯がある)、30本ほどを前カゴに積んでコンパクトに帰宅、17時半。



渚がバレーの練習なので、晩ごはんは20時から。
新米の白米ごはん、豚汁(さつま芋、里芋、人参、まびき大根など。薬味の生姜もうちの)、試食ふかし芋(高系14号)、イカ塩辛。

食後、机しごとで日付が変わりそう。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋各種、まびき大根、大蕪、蕪まびき菜、小松菜、葉もの(水菜、ほうれん草、その他いずれか)、ブロッコリィ、伏見甘長とうがらし、など。
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NHKラジオ、有機農業。

2007年11月28日 | 農と暮らしの日記
毎日続く玉葱の植え付け、今日は自転車で苗運び。
というのも、”車検”なので。就農してすぐの頃は、よく自転車や一輪車(コンテナ・キャリー)で畑を行き来していたのだが、いつの間にか数百メートル、1km前後の移動も、鍬1本だけ持っていけばいいというような場合を除くとすべて軽トラになってしまった。

これ、大いなる反省点である。
少量多品目の有機農業は効率の悪いエネルギー消費をしてしまう面があるように思う。大量生産、大量出荷の慣行農業は”エネルギー多投”と言われたりするけれど、どちらがどうということは単純には言えない気がする。というか、うちの現状は食糧供給量に対する化石資源消費量が明らかに多すぎる。



野菜セットのない水曜の朝。
昨日のうちに収穫・調製しておいたスーパー用の野菜を仕上げ、「むらさき芋スコーン」とコーヒー、りんごの朝食(僕はりんごは食べませんでした)。むらさき芋スコーンはもちろん薫の試作品で、なぜだか内部がピンクフロイドみたいなすごい”ケミカル”?な色になっていた。

食後、スーパー出荷で市街へ。
戻って軽トラを急いで(簡単に)掃除し、車屋さんに引き渡す。1年9か月で約15,000km、とくに問題はないはずだけれど、無事戻ってきますように。

さて、野菜セットがないので終日、畑しごと。
おまけに車もないから、トラクタを使ってもいいのだが、とにかく急がれるのは今日も玉葱の植え付けである。貯蔵があるていど利くという品種の赤玉葱を薫とふたりで午前中に約800本。

昼は昨夜の「さつま芋カレー」。
食べながら、昨日の青年農業者の会議の報告をしたり、それに関連して12月に出ていく行事等の日程調整、昨夜作った「年末年始特別配送の案内状」の手直しの相談などなど。

午後、僕は玉葱の続き。
薫はクリスマス会の準備で幼稚園へ行ったり、いつも通りの家事その他なんやかんや。玉葱は「赤」をさらに200本ほど植え、さらに貯蔵用の普通品種にかかる。こちらは種播きから2か月ほどで、苗の大きさもちょうどいい(のが多いけれど、混み合ったせいか小さいのも混じっていて、はける割合も高く、本数が見込みより少ない)。約600本を植えたあと、明朝出荷ぶんの野菜を少し収穫し、自転車の後ろの荷台に積んで戻る。



玉葱を植えながら聴いていたのが、いつものNHKラジオ。
17時からの週替わりの「いきいきホットライン」は今週、「いま、農業に求めるものは?」がテーマ。

今日は「安心して食べるには」という題で、食品評論家の正木英子さんという方がゲストだった。
その方の話はどうも……と思いながら聴いていたのだが、電話で登場した方の話がとてもわかりやすく、しかもその話に対する正木さんの反応がとても素直で驚いた。

電話口の話し手は、静岡県の龍田純隆さんという有機農業者。
いまや”有機農業の里”みたいな感じで多くの若い就農者が集まってきているらしい芝川町(メディアによく出る「ビオファームまつき」さんもここ)に圃場があり、合鴨稲作もされているようだ。

その話、だいたいの内容はこうだ。
有機農業3年目で土が変わり、虫害が減った。土が蘇ったために、農薬や化学肥料が必要なくなったから。見栄えも収量も慣行農業の野菜と遜色ない。合鴨農法は除草、除虫、施肥を勝手にやってくれるし、成鳥も食べられるのでいいことばかり。手間はかかっても、こうした農産物を求める消費者はいるので経営面も大丈夫……。こうした話は一般的に語られる有機農業の特徴でとくに珍しいことはないけれど、龍田さんの話はわかりやすい。合鴨の古野さん埼玉県小川町の金子さんなどの名前も挙がって、「有機農業3分はやわかり講座」みたいな感じ。

正木さんもこの話を好意的に受け止めていた。
初めて聞く内容もあったようで、「有機農業がこんなふうにできるなら、若い就農者も増えるのではないか」というような感想を述べていた。そう、だから増えているのです。うちの畑はぜんぜんこんなふうにできてないけど。



晩ごはんは、新米の白米。
今年も無事田んぼが終わった記念に(?)1袋だけ精米したのがまだまだ残っているので。おかずは、豆腐ステーキしめじあんかけ、「新米用に」と買ってあった(のにもう明日が賞味期限の)イカ塩辛、もやしスープ。加工品はほとんどが「ゆうき生協」から。

<本日、野菜セットの出荷なし>
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小松菜の、リレー。

2007年11月27日 | 農と暮らしの日記
この秋の小松菜の第4弾が、ぼちぼち収穫どき。
8月末(第1弾)と9月上旬(第2弾)に播いたものは草の中からの救出という感じで収量的にはいまひとつ、そのあとの10月上旬播き(第3弾)はまずまず育ってくれてスーパーなどでもわりと売れたが、それももうほぼ終了、ということで、次がこれ(写真の畝、ほか)である。

が、「次」というのは結果的に、だ。
第3弾からはわずかに4日遅れの播種だから、収穫期が重なってもおかしくなかったわけだが、大いにずれた。発芽が遅れたんだったか記憶が曖昧で、ただ、確実に言えるのは”元肥不足”。この畝は茄子とピーマンの間の草対策的に夏は枝豆をやっていて、その収穫後に、引き続きの草対策で播いた小松菜である。

それで、枝豆が窒素を固定してくれている、という前提。
なので元肥はたしか油粕を少なめに播いただけだった。が、葉色が成育初期から黄色っぽく、それは両脇の茄子とピーマンが思いのほか長く取れ続けていて(もうほとんど終わりだが、まだ取れている)、そちらに養分をとられているせいかもしれない。



野菜セット出荷の多い火曜も、日の出はやはり遅い。
11月も下旬になってから、秋に逆戻り?したような”もわっ”とした暖かい朝が続いていて、収穫はわりと楽。7時前後に家族そろって朝ごはんのあと畑に出て、セット10個ぶんの野菜をとってくる。

ほぼ午前中いっぱいかかって調製、荷造り。
昼前に出発して、新居浜から西条市街とまわり、戻ると13時を過ぎている。

野菜だくさんのキムチ炒飯で遅昼のあと、午後はまずキャベツの定植。
このところ時間がとれず、かなり老化気味の苗を約400株植える。10月上旬に種を播いたもので、同時に播いた別の品種は2週間近く前に定植済み。

16時を過ぎてから、今日も玉葱定植の続き。
昨日までに早生の普通品種は植え終わり、今日は早生の赤玉葱を約300本。これも播種後2か月を過ぎてしまい、大きくなってしまった苗が多い。収穫は5月で、赤玉葱はやはりフレッシュなのをサラダなどに使うのが一般的だと思われるので、夏までにセット中心で出してしまう予定だが、トウ立ちが早いようなら、小さいうちに”ミニ赤”で出さなければ……。

日没後に植え終わり、暗闇のなか明朝出荷分の人参を収穫。
戻って今夜は青年農業者協議会の役員会。夜の運転はイヤなので、”相乗り”希望であちこち電話したが、見事にすべてフラれ、やむなく軽トラで夜道を走り約30分、市内西部の県地方局庁舎へ。約3時間の会議であれこれが決まり、帰路はほぼノンストップで約20分、23時前に家に戻る。

遅い晩ごはんはひとりで「さつま芋カレー」。
薫が研究に研究を重ねているメニューのひとつで(理由は簡単、さつま芋の在庫が我が家の生活空間を奪っているから)、今日のは甘みがくどくなく(って、カレーなんだから当然のようだけど、それがなかなかうまくいかないらしい)、今後の発展が期待される味。

日付をまたぎながら、パソコンしごと。
野菜セットの「年末年始特別配送」の案内状を試作する。セットご利用のみなさまには順次お送りし、日程のご相談をいたします。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつまいも各種、まびき大根、中蕪、まびき小蕪、小松菜、ほうれん草、壬生菜、茄子、ピーマン、しょうが、など。
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乾燥の秋、火の用心。

2007年11月26日 | 農と暮らしの日記
昔ながらの(?)西条港の風景。
西条高校のグランド側を走る「県道西条港線」の突き当たり、お堀からつながる本陣川の河口付近は、”街”から急に”海”になるところで、干拓地が広がって日々の暮らしからは海が遠のいた感のある西条が、やっぱり瀬戸内沿岸の臨海都市であることを実感できる。

写真は東方、クラレ方面を見たところ。
振り返って西方を見れば、四国電力の火力発電所がある。中学生のころ、市内の駅伝大会の発着がその「よんでんグランド」だった。



11月最終週の月曜は6時半始動。
朝ごはんのあと収穫に出て、8時半前に戻り、裏のハウスの苗に水やりにいくと、近所で黒煙が上がっているのが見えた。駆けつけると、近隣の方がすでに消防には通報済みとのことで、庭を入ると家の方が消火中だったが、火勢が強く危険と感じたので、一緒に避難した。

間もなく消防車や地区の消防団も到着。
本格的に消火活動が始まったが、古い木造家屋なので火の回りが速かったようだ。不幸中の幸いでけが人はなかったようで、ほぼ無風だったため類焼もなし。乾燥が続く季節、身のまわりの「火の用心」を、あらためて。



午前中、野菜の調製・荷造り、出荷。
午後は地這い胡瓜の片付けのあと、玉葱の植え付けの続き。約800本を植えて早生の品種は終了。残るは赤玉葱と貯蔵用の品種で、毎日少しずつ植えていくことになる見込み。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋(各種)、まびき大根、中蕪、小松菜、ほうれん草、まびき壬生菜、まん葉(高菜)、ピーマン、など。
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小春日和、七五三。

2007年11月25日 | 農と暮らしの日記
真の七五三(5歳)を祝う昼の食卓。
藤田家族の畑からは、さつま芋(黄金千貫、高系14号、あや紫)の天ぷら、からし菜の浅漬け、蕪の漬けもの柚子風味。南天や紅葉はうちの庭から。



「世の中3連休」〆の日曜日。
6時過ぎから収穫に出て、スーパー出荷ぶんと”3軒相乗り”野菜セットをこさえる。朝食後、上記のお参りに飯積神社へ。僕と真は軽トラで、薫と渚は自転車で。市内の実家の父母(真の祖父母)も自転車で現地合流。真は大阪の(薫の)実家で誂えてもらった袴姿で、ちょっと窮屈そうながらもピシッと男前になった。

お参りはさっさと終わり、僕はそのままスーツに革靴でスーパー出荷。
戻って昼食が冒頭の食卓。実家から赤飯を持ってきてくれたので、いっそう祝の膳らしくなった。午後は畑仕事が待っているのでお酒はなしで。



午後、トラクタで整地を少し。
管理機で畝を3つほど立てたあと、一昨日に続いて玉葱の植え付け。とにかく早生の品種は一日も早く定植してしまわなければ。今日は育苗床5mほどの苗をとって、20m×2条ほどの植え付けのみ。朝の冷え込みから一転、日中は厚手のシャツでも汗ばむほどの小春日和。その後、日没まで人参など明朝出荷ぶんを少し収穫して帰宅。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋(各種)、まびき大根、葉つき中蕪、小松菜、太葱、壬生菜ほかのまびき菜、など。
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あめつちかぜ、霜。

2007年11月24日 | 農と暮らしの日記
今朝、霜が降りた。
おそらくこの秋初めての降霜。朝、収穫に出ると、畑の黒い土の部分はたぶん地温があるからなのだろう、普段と変わらないけれど、枯れ草や敷き藁の上、それから一部の野菜の葉の上が真っ白になっている。

「初霜までに……」といわれるさつま芋はギリギリセーフ
一方、「霜が降りたら終わり」とされる夏の茄子、ピーマンは今日のところはまだ生きているようだ。去年は霜とかいう以前に収穫を終えていた果菜類も、今年は少しずつながら取れ続けているので、ありがたい。といっても、写真右側のように赤い実ばかり(これは、ししとう類)になったり枯れたりしている株も多い。



世の中3連休、中日の土曜。
今朝は6時半から収穫開始。学校や幼稚園が休みで、朝ごはんを急ぐ必要もないので。畑に出ると、上記の初霜……でも感慨にふける間もなく(写真を撮る間はあったのだが)、まびき大根、蕪、小松菜、ほうれん草などをとる。霜が解けて軍手がすぐに濡れ、日の出前の冷気で指先が凍りそうだ。「いよいよ冬」、を実感する。

戻って、家族そろって朝ごはん。
朝とりにきてくださるお客さんがいるので、さっさとセットづくり。大家さんも昨日に続き、朝早くから庭の松の剪定に忙しそうだ。

市街への出荷のあと、昼まで、さつま芋の畑の片付け。畑に残る屑芋や葉をレーキでかき集め、何列ぶんかの蔓を山積みにしていたものを軽トラで運び出す。

昼食後、今日は市内のいよせきギャラリーへ。
今日から始まっている「2人の彫刻家と3人の画家による あめつちかぜものがたり展」のオープニング・パーティにお誘いいただいたので家族全員で。といっても、僕と渚は軽トラ(約15分)、薫と真は路線バス乗り継ぎ(約40分)こんな人はいないはず!)である。

まず15時から、オープニングライブ。
これがなんと、ガンバッタン・ジャグ・クインテットだ。去年の12月、うちから徒歩1分、飯岡小学校前の田んぼで行われた夜のライブで初めて見て(聴いて)びっくりしたバンド。去年の会場は寒く、今日は暑かったけど、演奏は一貫してホット。洗濯板や金だらい、モップなどを駆使したスゴイ音、師走には各地でライブがあるそうです(飯岡小でも12/5。しかも午前中…)。

16時頃からはパーティ。
地産のお米や野菜、果物などなどを素材に、料理やお菓子の数々、さらにお酒もあったが、軽トラなので断念(ある参加者のKいちさんは車で来てたのにお酒があると聞いて、1時間に1本しかない電車の時刻表を見に最寄り駅まで行ったようだ)。それでも、たくさんおいしいものをいただきました、それからもちろん、作品もみなよかった。「あめつちかぜのものがたり」っていうテーマにぴったり。で、無理やりこじつけみたいだが、あめつちかぜの恵み、うちの野菜もPRでちょっと並べさせてもらいました。また、いろいろな方々に会えてよかったです。

■あめつちかぜのものがたり展
12月4日まで(10~18時)、西条市洲之内の「いよせきギャラリー」で。
石鎚温泉の少し東、国道11号線沿い(山側)の「石」がたくさんあるところ。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋、まびき大根、中蕪、まびき蕪菜、ほうれん草、小松菜、春菊、太葱、など。
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玉葱定植、開始。

2007年11月23日 | 農と暮らしの日記
玉葱の植え付けが、ようやく始まった。
昨日はさつま芋の収穫が「ようやく」終わったばかりで、とにかくうちの畑は「ようやく……」の連続である。何もかもが一般的な畑の暦より遅れてしまっている。どこかで何かをひとつふたつ飛ばせば追いつくような気もするけど、そういうわけにもいかず、それでも冬の野菜は冬に、夏の野菜は夏にしかできず、とりあえずはできているので、なんとかどこかで辻褄が合っているのだろう。

今日植えたのは春先にとる早生の品種。
9月上旬に種を播いて、別の畑で育てていた苗を根っこから土を崩してとり、15cm間隔で植える。写真の辺りの苗は大きくなりすぎていて、すでに玉葱になりかけている。匂いがもうたまらない。そのままちょっと刻んで食べたくなる。

とりあえず今日は約500本。
予定では、5~6月に収穫する保存用の玉葱まで含めて、この10倍以上の苗を育てているつもりだったけれど、今日の苗とりの実績から計算すると、せいぜい4000本くらいしかなさそう。去年に比べれば多いので、これだけでもちゃんと面倒見られるかどうか不安は残るのだが。

ちなみに、去年は年が明けてから植え始めたようだ
苗が大きすぎるとか、遅すぎるとか、同じことを書いている……。去年と比べると、苗の草取りがうまくいっているのが救いだが、もし植え付けが順調に進まず、年末から年を明けて……というふうにずれ込んでいくことになれば、草も待ってはくれないかもしれない。



世の中3連休、初日の金曜日。
今朝も6時半からちょっと土間で出荷の仕上げなどして、朝ごはんのあと、収穫に出てさらに調製・荷造りし、10時頃に市街に出て納品、出荷、ついでに買い物もして戻る。

昼ごはんまで1時間ほど畑しごと。
10月に播いたほうれん草、小松菜、蕪の畑で初めての中耕・除草。三角ホーを条間と畝の左右両端に走らせて土の表面をカリカリとひっかき、目の出始めた草を削る感じ。畑の隣半分に1週間ほど前に播いたほうれん草、小松菜はちょうど発芽が始まったところだけれど、ちょっと乾きすぎているので、うまく揃うかどうか心配だ。

午後、上記の玉葱の苗取りと植え付け。
渚は朝からずっと、弁当持参でバレーの練習に行っているので、薫と真と3人で。玉葱の植え付けは、植える深さや長く伸びた根っこの扱い、最後の鎮圧(根元を押し固める)など、わりとかっちりやらないといけない作業だが、真は意外とうまくこなしている。

5時を過ぎて暗くなり始めたので終了。
明日はセットも少ないので、朝とれる野菜は朝とることにして、人参だけとってから帰る。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋の親芋、さつま芋各種、まびき大根、蕪、ほうれん草、小松菜、ピーマン、伏見甘長とうがらし、など。
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さつま芋、収穫終了。

2007年11月22日 | 農と暮らしの日記
さつま芋の収穫が、ようやく終わった。
「霜の降りる前に、できれば今週中に」と、火曜日から残りを毎日少しずつ掘り上げてきて、今日は最後に残っていた「高系14号」2列のべ80mと「ことぶき」1列40mを完了。画面左手のほうはすでに収穫が終わったところで、順次、冬の葉ものの畑に切り替わってきている。

今年のさつま芋を振り返ると……。
収量面では「黄金千貫」(主に焼酎原料? うちでは天ぷら)が一番。見た目のよさ(大きさや肌のきれいさ)では今日の「高系」がいちばんよかったように思う。味は好きずきだけれど、品種によらず、まだ暑いうちにとったものより、秋が深まってきてからの芋のほうが全体的に甘くなっている気がする。各種、在庫あります!



右側に移っている白い寒冷紗は地這い胡瓜。
蔓が枯れて実もほとんどとれなくなっており、さつま芋が終わったら、こちらも片付ける予定。



木曜の今朝も6時半頃から作業開始。
日の出が遅くなるにつれて、朝の収穫が朝食後になる日が増えてきた。朝食後の時間でないと明るくならないわけではなく、学校や幼稚園に行く子どもたちと一緒にご飯を食べようと思うと、6時50分頃には収穫から戻ってこなければならず、明るくなる6時半前頃に家を出たのでは、収穫が中途半端になってしまうので。

いちど市街に出荷に出たあと、戻って野菜セットの荷造り。
午後、上記のさつま芋収穫。今日は3時間ほど一気に作業して、最後は日没後の薄暗がりのなか、掘った芋をキャリーに拾い集め、軽トラに乗せるともう完全に真っ暗。そのあと、隣の畑で明朝出荷分の人参を50~60本引き抜いて帰る。人参はもう見えないので、手で人参の首(茎の付け根)のところをつかみながら、太さと固さで判断して抜く。戻って17時半、30分ほど人参の葉を切ったり洗ったりして、今日の作業は終了。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、まびき大根、蕪、小松菜、ほうれん草、ピーマン、ブロッコリィ、太葱、など。
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蕪と大根の、現在。

2007年11月21日 | 農と暮らしの日記
手前が蕪、奥が大根。
蕪はほぼまびき収穫が終わり、そろそろ大きなものから順に取り始めている。温州みかんくらいの大きさ。予定ではもう少し小さな”小蕪”(ピンポン玉くらい)のをどんどん出荷するつもりだったのだけれど、まびいているうちに大きいものはどんどん大きくなってしまった。といっても、大きい蕪のほうが一般的には歓迎されるようだし、こちらの手間も少なくて済む。でも、葉も柔らかく食べられ、蕪も丸い形を生かして調理できる小蕪のほうが、僕は好き。

大根は二度目のまびきが進行中。
すでに1本立ちになったものと、まだ2本残るものとかある。2度目のまびきをどの段階でするかはなかなか難しい。この畑のは、大根の部分が直径3cm、長さ15cmくらい。これだとどうも、食べるのが前提の「まびき大根」としては中途半端なようだ。大根の部分はいずれにしてもまだ本調子じゃないので、葉が柔らかくおいしく食べられる段階のほうがいいらしい。2本のまま最後まで残すというやり方もあるらしく、それは収量や手間のことを考えると魅力的だが、1本はどれくらいの大きさになるのだろう。



水曜の今朝は6時半から出荷準備。
朝食後に保育園給食とスーパー出荷に出て、戻って今日は「職場販売」の準備。市内のある事業所で昼食時間帯に店を出すというもので初体験。毎月恒例の「五日市」を小さくしたような内容にしてみた。声を掛けての客寄せができるので、毎週別の職場で行っている「職場”置き売り”」よりは多め。

昼の1時間強、店を広げて、まずまずの反応。
仕事が終わっての帰り際のほうが野菜は買いやすいと思うけれど、この時間帯でも立ち寄ってあれこれ買い求めてくださる方も多く、また、「市内の有機菜園」の存在をPRすることもできたので、何らかのかたちで継続したいところ。

戻って遅昼は蕪と赤蕪のまびき菜のスパゲティ。
「まびき菜のスパゲティ」は藤田家族の食卓の定番。定番といいながら、具のまびき菜はどんどん変わる。それがまたいい。



午後、さつま芋の収穫の続き。
今日は黄金千貫(こがねせんがん)を掘り終えた。皮も肉も白いこの芋は焼酎にも使われるそうだが、天ぷらがとてもおいしい。もともとの性質か、とにかく大きいのがとれる。今年は1列約40mでおよそ200kgにはなったのではないだろうか。さつま芋の一般的な収量としてどうなのかよくわからないけれど、うちの菜園としては破格である。ただ、でかすぎるのが多い。かぼちゃじゃないんだから……。

作業中、また不意の雨。
本降りにならないのが幸いだが、さつま芋の収穫は乾いた晴天の日が理想なので、初霜を前に余裕のない芋掘りには迷惑な空模様だ。日没前後に、明朝出荷ぶんの野菜収穫を少し。
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さつま芋、収穫続く。

2007年11月20日 | 農と暮らしの日記
藤田家族のさつま芋で作ったスイート・ポテト。
手前のは紫芋で、普通の食べ方だと甘みが少ないので、もっぱら彩りを生かして、こうしたお菓子向きのようだ(甘み自体は砂糖などを使う)。



火曜の朝、6時過ぎに起きて先に朝食。
そのあと収穫に出て、先に市街のスーパー出荷。戻って野菜セットの調製・荷造りを済ませ、昼前に配達に出発、戻って遅昼。食後に、渚や真が通った葉山の保育園に送る野菜の荷造り。園のバザーの人気メニュー(?)「すいとん」に使うために注文してくださったもの。ありがたい、ありがたい。

午後、さつま芋の収穫。
そろそろ初霜の降りる頃なので、その前になんとか掘り終えてしまいたいところ。今日は紅東、金時、それに冒頭の紫芋までをすべて掘り、これで全体の3/4ほどは終わった。途中、予報になかった雨が降り始めて大慌て。なんとか軽トラに積んでシートをかけて帰る。

夕方、ライトをつけてトラクタ耕耘作業。
もともと畑が乾いているので、これくらいの雨なら問題なくロータリを回せる。玉葱を植える畑を少しでも広げておきたいので、この30分の時間がとれたのは大きい。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋、まびき大根、小蕪、小松菜、ブロッコリィ、にんにく、ほか。
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ほうれん草は、まだ?

2007年11月19日 | 農と暮らしの日記
成育中のほうれん草。
9月頭に播いた最初のほうれん草(東洋種)はほぼ収穫が終わり、続いて播いたのは追肥のやり方が悪かったのか途中で消滅、その次に播いていたのがこれ(西洋種)。ぼちぼち、大きいものから間引くような感じで収穫を始めているが、もうちょっと大きくなるまで待ちたいところ。ほうれん草は寒さとともにおいしくなるといわれる。



月曜の朝、6時半から収穫に出る。
文化祭の振り替えで学校が休みになっている渚と一緒にスーパー出荷、宅急便センター、その他市内配達とまわって戻ると午後1時。

午後、ちょっと寒気がするので少し昼寝。
3時過ぎに起きて明朝出荷ぶんの収穫、調製。夜なべはなしにして、ゆっくり休む。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、さつま芋(各種)、まびき大根、中蕪、蕪の葉、小松菜、ピーマン、ブロッコリィ、各種まびき菜、ほか。
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飯岡地区、文化祭。

2007年11月18日 | 農と暮らしの日記
毎年恒例、飯岡校区の文化祭。
小学校と、隣接する公民館で様々な展示や発表が行われ、運動場や駐車場にはこれまたさまざまな出店が並ぶ。

僕は去年と同じく飯盛会の石焼き芋に参加。
薫はPTAの役でフライドポテトなんかのテント。小学校の音楽会が文化祭の一環で行われており、渚たち3年生は「気球に乗って」の合唱と、「カントリーロード」の合奏。カントリーロードは「ふるさと飯岡」のイメージなのだそうで、この豊かな環境をいつまでも……という願いが込められているらしい。渚は習い始めたばかりなのにグランドピアノを弾いた。

真はみんなが忙しいので勝手に遊び回っている。
というか、周りの方々がありがたくも相手をしてくださっていたのだ。一応、バザーのうどんは僕が一緒に食べに行った。二人とも汁まで飲み干して完食。



日曜の朝、起きていちばんに市街に出荷に出る。
戻って上記の文化祭の準備に合流。すでにドラム缶に火が入れられ、準備が進められている。冷たい風が吹く一日だったので、ドラム缶から離れられない。

午後2時半終了、片付け。
夜はその打ち上げで焼き肉だ。今年は販売用にうちの野菜を持っていけなかったので、焼き肉の添えものとして、蕪や人参、茄子などを少し持っていく。畑にまだ残っていた伏見甘長とうがらしが意外に好評だった。若干(?)飲み過ぎ、帰宅。
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エンドウ類の種を播く。

2007年11月17日 | 農と暮らしの日記
夏は胡瓜とゴーヤだった畝に、エンドウ類を播いた。
支柱を片付けてからトラクタをかけて別のものを播こうかと思っていたのだけれど、どうも畑の更新作業が予定通り進まず、どうせ支柱とネットがいるものだからと、畝の上の草だけ刈って、支柱とネットはそのまま使うことにした。播いたのはスナップエンドウ2種類と絹さや。早春の端境を埋めてくれる貴重な野菜になる予定。



土曜の今日は6時半に収穫開始。
昨日は雨で夕方の収穫をしなかったので収穫・調製に時間がかかり、野菜セットの仕上げまでしてから市街に出荷に出、戻ったらもう昼だ。

午後、上記の種播き。
そのあと田んぼに残ったままになっていた稲木を片付ける。日没まで明朝出荷ぶんの収穫、晩ごはんのあと、その調整と荷造りで21時まで。



<本日の野菜セット>例
人参、まびき大根、さつま芋、小蕪、蕪の葉、小松菜、ブロッコリィ、胡瓜、新生姜、各種まびき菜、ほか。

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