38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

11月最終日、今年もあとひと月。

2013年11月30日 | 農と暮らしの日記
ひと月近く前の写真ですが。
西条市中心部のアーケード商店街の一部である「アオイロード」がいま、少しずつ変貌を遂げている。写真のように道路が拡幅され、そのぶん路面店が次々に後ろに下がっている。奥のほうに見える黒っぽい建物がT字路のマスヤ書店。
聞くところによると、アーケードは撤去されるのだとか。



土曜、晴れ。
午前:机しごとあれこれ、温室内でレタス類その他の育苗の播種。
午後:畑で冬のレタスその他の畝にトンネル掛け。芋類など収穫少し。
夕方:収穫済みのさつま芋を保温用の段ボール箱に収納。
夜:19時半から消防分団。ポンプ車で巡回。



明日は青空マーケット。
薫も渚もその準備で台所に立ちっぱなしの一日。真はバレーボール。
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真冬の畑に、新玉葱。

2013年11月28日 | 農と暮らしの日記
キャリーの中の、下のほうのが新玉葱。
この季節に新玉葱?というのが自分自身でも正直なところなのだけど、家庭菜園でも人気があるという「初冬どりの新玉葱」。初めて作ってみた。まだ球が小さいけれど、葉も食べるようにしたいからちょっと早めに。

ただ、量がかなり少ないので、野菜セットにはごく一部のお客さんのみ。
ごめんなさい。来年はもうちょっとたくさん作ってみようか、どうしようか。



ほぼ1か月ぶりの更新。
就農以来、空白期間では文句なしの最長記録。倒れていたわけでもなく、月旅行に行っていたわけでもなく、淡々と農作業と出荷の日々。
ただ、なぜだか夜が眠い……。

そして。
更新しなくなると再開しにくいというのはブログをやっている人はよく書いていて、その通り。間を埋めようとするからいけないんですね。なので、基本的には11月はほぼ1か月まるまる記録なしということで。
気が向いたら、写真だけでも入れておきます。



木曜、曇り時々、横殴りの雨と風。
午前:小学生登校の交差点見守りにちょっと行ってから、宅配便のセット荷作り。
昼前に畑に行き、追加の収穫、ホームセンターで買い物など。
午後:宅配便のセットの仕上げ、集荷の運転手さんにちょっと待っていただいて、16時過ぎに出荷。
夕方:明日出荷分のセットの荷造りを途中まで。

松山では初雪とか。
西条でも近くの山が真っ白。1月頃の気温だそうだ。毎年、暑い夏と寒い冬。これが普通ということになってきた。

<本日の野菜セット>例
里芋・さつま芋・秋の新じゃがのうち1~2種、人参とミニ人参、葉つき大根、レタス類(サンチュ、リーフ、小さい玉レタスから)。
セットによって、キャベツ、葱、葉つき新玉葱のいずれか。また、ピーマン、伏見甘長、万願寺、絹さやのいずれか。
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12/8(日)ゆうき農家の昼ごはん。

2013年11月27日 | 農に関する情報
ゆうき生協の西条・周桑地区会主催「収穫祭」です。詳細はこちら
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12/8(日)ゆうき農家の昼ごはん。

2013年11月11日 | 農に関する情報
ゆうき生協(愛媛有機農産生活協同組合)西条・周桑地区主催の収穫祭。
例年と同じく西条市食の創造館で。11時開会、14時頃までの予定。

「収穫祭」といっても屋内なので、実際の収穫作業はありません。
ランチを楽しみながら、参加者のみなさんで交流していただく場です。

今年のテーマは「ゆうき農家の昼ごはん」。
市内の同生協出荷生産者4軒それぞれがキッチンを構え、参加者に自らの畑の農産物を主体とした料理をふるまうスタイルです。

ちろりん農園はレタスやじゃが芋を使ったサラダとさつま芋のスープ、まんがら農園は古代米おにぎりとベジビビンバ丼、藤田家族は根菜のピクルスとオーブン焼き、ようなるブルーベリー園は子どもたちと一緒につくる白玉のデザート。
このほか、ゆうき生協おすすめ品の試食もあり。

参加申し込みは11/20までに藤田家族へ。
一般参加者(中学生以上300円)は応募多数の場合、抽選。組合員は参加無料。
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11/9(土)に出会う!有機農コンin東京。

2013年11月08日 | 農に関する情報
日本有機農業研究会青年部主催、恒例の出会いの場。
有機農業に関心のある方、ぜひ問い合わせしてみてください。詳細はこちら
11/03現在、まだ定員に余裕があるようです。お気軽に!
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箸の作法、醤油の心得。

2013年11月02日 | 農と暮らしの日記
遅れていたあれこれの定植を次々に。
これは、ほうれん草。春作ではこの「移植型」のほうれん草がまあまあうまくいったので、秋冬もこれでと思って苗を次々につくったのだけれど、9月から10月に植え付けたものは、どうも多雨と高温のせいなのだろうか、植えてからしばらくするとことごとく溶けるように消えてしまい、なかなか収穫に至るまでに育ってくれない。
そろそろ物になってくれないと、困るのだが……。



土曜、世の中3連休の初日。ほぼ終日の曇り空。
午前:上記のほうれん草など、あれこれの苗の植え付け、そして種播きも少し。
大根、小松菜、蕪は今季初めてのトンネル掛け。いよいよ本格的に「冬作」という感じになってきた。
午後:午前の続きであれこれ畑仕事。明日は雨の予報が出ているので。

日本シリーズは第6戦、田中投手が今季初の敗戦で勝負は明日の最終戦へ。
楽天は沖原佳典が(たぶん)二軍コーチということもあり、がんがんいってほしい。



NHKラジオの「文芸選評」、今日は俳句。
入選作の中に、上の句を忘れたが「……箸の不思議や、文化の日」というのがあった。箸の使い方には多くの作法があるということを詠んだものだということで、作者は電話口で、それを孫にうるさく言って嫌われると話していた。

真が作文に食卓のことを書き、昨日の人権学習の会で発表したという。
その中で、父親(僕)が作法にうるさいと書いていたというのを聞いて、自分でもそうだなと思った。左手は茶碗を持つか添えるかしなさいというのは当然として、茶碗や皿の位置、大皿から銘々皿への取り分け方とか食べる順序とか、魚を食べたら骨は皿のどこにどういうふうに揃えておくとか、味噌汁を飲んで味噌かすが椀の底に残るようじゃいけないとか、まあ、それはそれはうるさいことだろうというのは自覚している。
自分のことは棚に上げて。

僕自身は、中学校に入っても箸が正しく持てなかった。
というのを特段に意識したことはなかったのだが、あるときに母が、「敏は箸もよう持たんのか」と親戚から言われて恥ずかしかったというのを聞き、これは大変だと思ったことは記憶している。それがおそらくきっかけで、箸の持ち方をようやく覚えた。

そういえば、と思い出したのは河野太郎の話。
新聞の「親父のせなか」だったかの記事で幼少期を回顧し、寿司屋に行ったとき、食べ終わって醤油が皿に残っているのを見た父(河野洋平)から、自分で必要な醤油の量もわからないのかとひどく叱られたということを書いていた。同じようなことは向田邦子も子ども時代の思い出として書いていて、魚の煮汁が皿に残れば湯をさして吸い物にしたという、それは昔の人が塩分をいかに貴重なものと考えていたかということだろう。

僕もなぜか、いつからなのかわからないが、醤油を皿に残さない。
残さないということは「ちょうど」なのではなく、たいていは「足りない」のである。明らかに足りないくらいにしないと、必ず残ってしまう。世の中に「ちょうど」はなく、足りるか余るかのどちらかなのだ。「ちょうど」ということがあり得ると考える人生と、「足りるか余るかしかない(そのとき、どちらを選ぶか)」と考える人生とでは、生き方が違ってくるような気がする。

そうして自分の周りを見れば、そこかしこに余っているものがあふれている。
それは豊かであるように感じられもするし、ときによっては居心地の悪さにもつながる。
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見学受け入れ、質問攻め。

2013年11月01日 | 農と暮らしの日記
ほぼ今季の役目を終えたオクラの条間に、空豆が芽を出した。
何度も書いているように、ここからはこのオクラの枯れ樹が、空豆の風よけ、霜よけになってくれる。

なんていうことを、今日は畑の見学に来てくださった皆さんにもお話しした。
県の事業らしい「地域づくり人」講座の現地視察みたいなの(たぶん)で、とても人さまに見ていただけるような畑ではないのだけれど、こんなのでもなんとかやっていっているというところを見てもらえればということで。今日はお隣の新居浜市で活動しているNPO法人「eワーク愛媛」が講座の担当というような感じで、その直売所に僕も(野菜があるときだけ)出荷させていただいている関係で、おそらく地産地消型の農業の可能性とか、そういう営みを支える地域づくりの在り方みたいなのをみんなで考える一日なのだろう。

マイクロバスで20人くらい。
小一時間、畑を案内しながら、質問にもお答えして。うちの畑を見に来てくださって、たぶん今回が際立って質問が多かった。文字通り「絶え間なく」という感じ。あとの日程があるらしく、担当の方も「そろそろ時間ですので……」という感じで最後の質問を受けて、答えさせていただいて。
答えながら、自分の考えが整理できて、こちらにも充実感がある。

いただいた質問は、覚えている限りで次のようなもの。
・この面積を何人でやっているのか。
・野菜セットのお客さんはどのようにして開拓したか。
・出荷は毎日か。
・有機栽培ということだが、何を使っているか。
・原価計算などはどうしているか。
・受けたい支援があるとすれば、どんなことか。
・このスタイルはずっと続けていくつもりか。
・有機でやることは地域ですぐに受け入れられたか。
……など。



金曜、曇り時々晴れ。
午前:収穫、荷作り、途中で11時前頃から上記の見学対応で畑へ。
午後:荷造りの仕上げ。薫は小学校へ、真たちの人権学習の発表会があるのでその参観で。
夕方、春どりキャベツの定植。

<本日の野菜セット>例
里芋・さつま芋のいずれかまたは両方、抜き大根、人参まびき菜、枝豆、ピーマン・伏見甘長唐辛子のいずれかまたは両方、レタス類(サラダ菜、サンチュ、サニーレタスから)。

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