38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

葱苗除草、開始。

2008年04月30日 | 農と暮らしの日記
ズッキーニが成育中。
虫除けと防寒のために、去年と同じく不織布を掛けてあるなかで、日ごとに大きくなっている。このところの高温と乾燥が心配な毎日だけれど、案ずるよりもズッキーニは強く、地中のどこからか水分を吸い、肥料分もとり入れることができているようだ。



連休前半が終わり、3日間の“平日”。
朝:6時前から収穫、ごはん、市街出荷。
午前:野菜セットがない水曜なので、すぐに畑へ。
終日、僕は葱苗の草取り。薫は人参の草取り。いずれも待ったなし。途中、トラクタ作業も。
夕方:薫は明朝出荷ぶんの絹さや、スナックエンドウの収穫。18時あがり。



葱苗の除草を本格的に開始。
例年3月に播き、6~7月に苗とり、別の畑に定植する。初期は葱の生育よりも草の勢いが強く、除草は人参と同じく大変、だけどこれは除草剤を使わない宿命というか、有機農業では当たり前の作業なので、多少大変でも苦にならない。大変でも当たり前なら苦にならず、ちょっとした手間でも想定外だと耐えられない……、そんな感じ。だから人参と葱苗の除草は楽しい作業、である。ま、援農があればもっと楽しいのだが……(というか、「楽」なのだが)。



晴れがとにかく続く。
京都のほうでは30℃を超えて真夏日とか。こんなGWは珍しい。しかしそろそろ、にわか雨もきそうな頃合いなので、降る前に少しでも果菜類の定植は進めておいたほうがよさそう。明日の空模様次第で、週末に向けての作業日程が決まる。
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産業文化フェスティバル。

2008年04月29日 | 農と暮らしの日記
時ならぬ「だんじり」。
これは「子どもだんじり」で、場所は西条市街、くすのき通りの「大屋」前。たぶんここが西条でいちばん繁華なエリア、ということになるのだろう。集客のもっと多い店舗とかSC的なところはあっても、いろいろな目的があって歩いたりクルマが集まってきたりしているという意味では、ここ。

この「子どもだんじり」は産業文化フェスティバルなので。
今日一日、この中心市街地に様々なテントが並び、農林水産、商工、その他の団体等が出店してにぎわった。僕は例年の青年農業者協議会の出店で。地産の苺とブルーベリーを使った「ベリー・ベリージュース」はこの暑さでよく売れたようだ。ようだ、というのは、僕は出荷等で忙しく、午後1時間ほどだけしか参加できなかったので。真を連れて行き、だから、手伝いもろくにせず、ぶらぶらと、お客さんになっていました。みなさま、すみません……。でも束の間の休日で、楽しかったです。



昭和の日、旧・天皇誕生日。今日も晴天、高温。
朝:5時半から収穫、ごはん、市街出荷。
午前:野菜セットの荷造り、新居浜への配達。
午後:じゃが芋の中耕・除草・土寄せ。メイクインは花が咲き始めた。



軽トラのガソリンがわずかになったので給油。
ちょうど明後日から税込の価格に戻るとのことで、いつもは空いている最寄りのスタンドも順番待ち。安いうちにほぼ満タンいっぱいぶんを給油できて、それはそれでラッキーかも。それにしても、これに関するマスコミの報道はちょっと……。政治も政治だが、報道も……。みんな本音ではもっと冷静だと思うのだが。ひと月後にもとに戻るはわかっていたことだし、その差額は実際のところ大騒ぎするほどのものではない気がする。アイドリングしてエアコンつけて行列までするほどのものではない気が……。



<本日の野菜セット>例
新玉葱(葉つき、葉なし組み)、リーフレタス、サラダ菜、サンチュ、まびき小松菜、サラダ水菜、白さい菜、かぶ菜(小かぶ)、絹さや、スナックエンドウ、人参まびき菜、など。
*白さい菜はトウが立ちはじめ、今日で終了。短かった!
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絹さやも、本調子。

2008年04月28日 | 農と暮らしの日記
絹さやも次々に実がつき、毎日収穫、出荷している。
若干、株間が狭すぎたのかもしれない、枝葉が混み合って収穫がしづらい。けれど、これもしばらくのこと、時間がかかるので、絹さや、スナックエンドウの収穫は出荷前夕に済ませておくことが多い。



GWの中休み?、月曜なので子どもたちは登校。今日も朝から暑い。
朝:5時半頃から収穫、ごはん。
午前:スーパー出荷と野菜セットの配達。戻って、温室内でオクラなどの種播き。
午後:一番遅い作型(3月中旬植え)じゃが芋の除草。主にスギナ。
夕方:春播きキャベツの虫とり(初)。この春、青虫が少なめだが、いるところにはいる。



<本日の野菜セット>例
新玉葱(葉つき、葉なし組み)、リーフレタス、サラダ菜、サンチュ、まびき小松菜、白さい菜、人参まびき菜、絹さや、スナックエンドウ、など。
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区民運動会、優勝!

2008年04月27日 | 農と暮らしの日記
今日の“戦利品”の数々。
地区(小学校区)の運動会で、去年、一昨年に続いて3度目の参加である。今年は天気の心配がまったくなく、ということは逆に、置いてきた温室の温度や外の畑のトンネルのようすが気になりながらの運動会。途中ちょこちょこと抜けて水やりしたりトンネルを開けたり。



日曜、区民運動会。
朝:5時半から収穫、ごはん、出荷準備、出荷。
午前:8時半から運動会。午前中に2種目に出場。
昼:自治会(西大道と六地蔵の合同チーム)のテントで昼ごはん。
午後:運動会に足場を置きつつ、畑の作業もちょこちょこと。
夕方:16時、運動会終了、テント片付け、戻ってオクラの種播き、畑の水やり。
(畑の水やりは基本的にしないのだが、植えたばかりのレタス類が今後1週間ほど続く予報の晴天に耐えられないかもしれないので)。18時半あがり。



運動会は、「西大道・六地蔵」がみごとに優勝!
昨年の準優勝から着実に一段のぼっての栄冠である。僕自身はわりと簡単な2種目のみの出場で、ほとんど貢献していないけれど(薫は例年どおり竹馬競争ほかで点数をかせぎ、渚も小学生のリレーに出場、真もアメ拾いにひとりで走ってきた)、とにかく今年はみんな絶対に優勝するという意気込みが最初から満ち満ちていて、ほとんどの種目で1~2位をとってのぶっちぎり。秋祭りの太鼓台新調お披露目に向けて、春の花を添えたというところだ。めでたし、めでたし。
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畑の見学会、人参除草。

2008年04月26日 | 農と暮らしの日記
3月に播いた人参の畑。
右側のほうが、除草の済んだところ。中央から左はこれから。今日の「畑の見学会」で右側のほぼ1列ぶんの除草が済んだ。この写真だけ見ると草だらけで絶望的な感じだけれど、うちの人参畑はいつもこう。だから焦らない。いまの段階で除草ができれば十分OKである。



ゴールデンウイーク前半突入の土曜、畑の見学会。
朝:5時半から収穫、ごはん、市街出荷。
午前:10時から畑の見学会。
昼:みんなで一緒に昼ごはん。畑の野菜とうちの玄米中心に。
午後:残ってくださった方と一緒に人参除草の続き。
夕方:明朝出荷ぶんの一部収穫(絹さや、スナックエンドウ)、18時前から明日の区民運動会のテント張り。18時半終了、あがり。



畑の見学会は、大人8人、子ども4人の参加あり。
すでに野菜セットなどで提携させてもらっている方あり、今日が初対面の方あり。この時期の畑はまだ草が少なく、一方で春の野菜が収穫できる段階にあったり、初夏向けの野菜がすくすくと育っていたりで、一年のうちでも人に見せても大丈夫……という度合いの高い畑である。

見学のあと、1時間ほど人参の除草。
さすがに、いつもながら、人数がいると早い。午後も残っていただけた方々と一緒に続き。あれこれしゃべりながらでもどんどん進む。人参の除草はとにかく一定の時期にある程度の手数が集中的に必要な作業なので、このタイミングでの援農をいかにうまく企画・実施するかは、うちのような少量多品目の有機農業にとっては重要なポイントかもしれない。



予報ではゴールデンウイーク後半にかけて晴れ続きだという。
気温も高く、畑が乾く。もう少し早く果菜類の苗が仕上がっていれば絶好のコンディションだけれど、うちは種播きが遅く苗はまだ生育途上なので、この晴天続きは他の作業に費やすことになりそう。そのあとの植え時に雨続きにならなければいいのだけれど……。
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トマト苗、生育進む。

2008年04月25日 | 農と暮らしの日記
温室内で育っているトマトの苗。
左と右とで葉の色がまったく違う。品種は違うのだけれど、それよりもおそらくポットに入っている土の肥料分の違いだと思われる。中身はどちらも畑の土、腐葉土、米糠と油粕のボカシ肥の3つだが、配合したときの比率が違っていて、考えられるのはボカシ肥の量の多少、あるいは、畑でとってきた土が、どちらも里芋を収穫したあとの土だけれど、畝によって生育の具合が違っていたので、肥料の残り具合も異なっていたかもしれない。

どちらの葉色がいいか……。
僕には正直なところ判断がつかない。右の黄色っぽいほうは肥料不足のような感じもするが、右側もちょっと緑が濃すぎる気がする。畑に定植してからの育ち具合でその良否を判断するしかないが、それだって品種が違うし、畑での条件も異なるので、それだけで見極めることはできない。とにかく、経験するしかないのだろうが、こんなことばかりの毎日。



晴天の金曜。
朝:5時半から収穫、ごはん、市街出荷。
午前:戻って野菜セットの仕上げ、出荷準備。
午後:温室内の片付け、トマト苗のポットを広げてやる作業。
並行して、小学校の家庭訪問、渚と真と、二人の先生が来訪。
夕方:畦草刈り。18:30あがり。



トマトの苗が写真のように混み合ってきたので、ポットの間隔を広げる。
たとえば、これまで1トレイに4×6=24ポット入っていたのを3×5の15ポットにするような感じ。混み合ったままだと上へ上へと伸びて徒長してしまうので。しかし、こうなってくると本当にスペースをとる。そろそろ畑に出ていってほしい……。



<本日の野菜セット>例
新玉葱(葉つき、葉なし)、リーフレタス、サラダ菜、サンチュ、絹さや、スナックエンドウ、まびき小松菜、サラダ水菜、かぶ菜(小蕪)、など。
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ミニトマトに、花。

2008年04月24日 | 農と暮らしの日記
育苗中のミニトマトに、花がついた。
夏の果菜類は5月の連休頃が植え時と言われているが、うちは種播きが全体的に遅めだったので、連休頃に畑の準備をして植え付けは5月中旬頃……と思っていたけれど、このミニトマトはGWでもいいくらいになるかもしれない。



雨あがりの木曜、終日すっきりしない空。
朝:6時半頃から収穫、ごはん、また収穫。
午前:まず市街出荷、配達のあと、戻って宅配便の野菜セットの荷造り。
午後:温室内でピーマン、茄子等の移植。18時半あがり。
夜:校区の農業者の集まりの年次総会。1年間の活動日程と担当決め。



<本日の野菜セット>例
新玉葱(葉つき・葉なしの組み合わせ)、リーフレタス、サラダ菜、サンチュ、絹さや、スナックエンドウ、ほうれん草、まびき小松菜、かぶ菜(小かぶ)、などから。
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スナックエンドウ、収穫。

2008年04月23日 | 農と暮らしの日記
スナックエンドウ。
昨年11月中旬に直播きして越冬、今日ようやく初収穫に至った。春の豆類はこのスナックエンドウを2品種と絹さや1品種を支柱に。同じく越冬の空豆を別の畑に約50mぶん。それに続くものを春播きで、初夏どりのつるなしインゲン、枝豆……と次々に育てている。

ただ、枝豆は枝つき出荷にするとして、他の豆は収穫が大変だ。
あれば端境期に重宝だけれど、出すとなれば手間がかかる。この時期は他にもサンチュ(かきチシャ)、各種のまびき菜など収穫に時間のかかるものが多く、しかも夏野菜の移植や植え付け、畑の準備……と忙しい。あれこれ作っても結局きれいに出せずじまいということになる可能性もあり、この辺りの塩梅は販路とのバランスを見ながら、毎年の試行錯誤ということになりそう。

しかし、畑でとれたての豆はうまい!
昨日は真も小雨のなか一緒に歩き、収穫しながらつまみぐい。とり遅れた感じのをふたりでパリパリ。



野菜セットのない水曜、午後から久しぶりの雨の予報。
朝:6時前から収穫、つるなしインゲンの定植、ごはん。
午前:市街出荷のあと、ズッキーニ定植、里芋の畝間に稲藁敷き、あれこれ追肥。
午後:小学校の授業参観、じゃが芋の土寄せ(管理機)、豆類の収穫、降雨のため17時半あがり。



授業参観は真が図工、渚が算数。
さすがに1年生の教室は参観者が多い。真たちは色画用紙を手でちぎって自分の顔を作った。顔のベース(肌色と黄色から選べる)、白目と黒目、耳、鼻、ほっぺた、髪など部位毎に色違いの小さい紙片も用意されていて、至れり尽くせり。できあがりを前の黒板にはっておしまい。渚たちはコンパスの使い方で、こちらは課題をワークシートで完成させて先生に見てもらい……という授業。



明日は、雨が明朝にあがり、日中は晴れる予報。
出荷のあとは温室内で育苗の作業か。
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終わる野菜、始まる野菜。

2008年04月22日 | 農と暮らしの日記
じゃが芋(男爵)の現在。
株まわりの手除草が終わったので、株の左右を管理機で中耕・除草、軽い土寄せ。畝間の中央にまた小さな山ができたので、これを左右に跳ね上げる感じでさらに土寄せをする予定。



火曜、「毎週」の野菜セットの多い日。今日も晴れ、高温。
朝:6時半から収穫。昨夜、机仕事で遅かったので遅めのスタート。
午前:市街出荷後、戻ってまた収穫、セットの荷造り。昼前に新居浜に配達。
午後:宅配便のセット仕上げ。トラクタで片づけの耕耘3時間。
夕方:じゃが芋の除草・中耕・軽い土寄せを管理機で1時間。
夜:19時から青年農業者協議会の役員会(市役所)、22時帰宅。



午後、“炎天下”のトラクタ作業。
冬のあいだ、主に人参、太葱、レタス類だった畑と、冬の葉ものあれこれがあった畑。前者の畑はこれで完全に“更地”となり、5月に入ったら、茄子、ピーマン、地這いのトマトなどを植える予定。後者の畑にはまだ玉葱があり、これが片づくのは6月なので、その前に、空いているところに夏野菜あれこれを植えていく予定。



<本日の野菜セット>例
里芋(最終)、新玉葱(葉つき+葉なし)、太葱(最終)、リーフレタス、サラダ菜、サンチュ(かきチシャ、初)、小さい玉レタス(冬作最終)まびき小松菜、まびき白さい菜、まびきサラダ水菜、トウ立ちほうれん草(冬作最終)、かぶ菜(普通のかぶだけれど、かぶは直径2~3cm、主に葉を食べる感じ)、絹さやエンドウ(初)、以上からの組み合わせ。

今日のセットは春の節目を感じさせる。
いろいろな冬野菜が終わり、春野菜が始まった。……ので、今日のセットの野菜について、ちょっとメモしておこうと思う。畑の様子がよく現れているので。

里芋:この冬の最終。
品質的に4月中くらいはいけそうだが、量的に終わり。じゃが芋がまだなので、もう少し保存できるようなら、来年は量をもう少し確保しておきたいところだが、5月出荷は無理かも。要研究。単価はセットでは一律500円/kg。

新玉葱:葉つきと葉なしの組み合わせ。
極早生の品種で、これまで主に葉つきで出していたが、この数日、葉が倒伏し始めるものがあり(これは完熟が近いことを示しているらしい。保存用の玉葱は葉が完全に倒れてから収穫する)、とくに葉の傷んでいるものは葉を切り落として、葉つきのものとあわせてセットに入れている。単価はどちらも400円/kg。今日は葉つきを4~5本と葉なしを3~4玉で0.7kg、300円前後。

太葱:最終。
冬の葱がこれで終わった。3~4月は主に晩生葱(おくねぎ)の品種を畑に残しておいて、それをセットに入れていた。すべてのセットではなく、セット数の多い日を中心に。収穫、調製が簡単で、手間のわりにボリューム感と金額がかせげるので。春の端境にはありがたい野菜である。単価は一貫して500円/kg。今日は平均600gくらい。この品種、本来は5月まで葱坊主が出ないらしい(うちのはもう少しずつ出ているが、まだ畑に置いておこうと思えば大丈夫な様子)ので、来年はもう少し量をつくり、夏野菜までのつなぎになるよう試みてみたい。

リーフレタス、サラダ菜、サンチュ、小さい玉レタス:
冬越しの小さい玉レタスが今日で終わり、数日前から出荷している春播きのリーフレタス、サラダ菜に加えて、昨日からはさらにサンチュ(かきチシャ)もセットに入れている。サンチュは1株とって終わりという他のレタス類と異なり、1株から何十枚も収穫できるので、おそらく、収益的には優良な野菜のはず。ただ、忙しい朝に1枚ずつかき取って、(例えば今日は12~13枚を1人分にした)、その手間もなかなか大変である。リーフレタス、サラダ菜は単価800円/kg(1株80~100円)、サンチュは1200円(12~13枚で0.1kg、120円という目安)。

まびき菜(小松菜、白さい菜、など)。
まびき菜は基本的にその野菜の単価と同じにしている。普通の葉ものは600円/kg、調製に手間がかかりがちな水菜などは800円。人参まびき菜はそのつど、大変さを勘案しつつ、1000円前後(仕上がりの人参は500円/kg)。冬の葉ものがトウ立ちして終わり(今日はついに、11月播きのほうれん草が終了)、代わりに春播きのものがそろそろ「まびき菜」として出荷できるようになってきた。小松菜などは本来まびきは不要のはず(そのように種を播く)だけれど、ちょっと厚めに播いて、品薄のこの時期に「まびき菜」を出せるようにしている。来週頃からは大きめのものから順次収穫していくうちに仕上がってきて、GW明け頃に終わる予定。春の葉ものは寿命が短い。

絹さやエンドウ:初もの。
まだちょっと小さい感じだけれど、品薄のため、一部のセットにこの春初めて入れた。去年はスナックエンドウだけだったので、絹さやは就農以来初めての出荷。単価をいくらにするかと思案し、約30個を1袋にして、それを見て、持って、これならいくら?と薫とふたりで考え、「150円」と結論が出たので、その1袋の重量「50g」から逆算して単価は当面、3,000円/kgとした。うちの野菜では最高額の部類に入るけれど、収穫の手間を考えると、こんなものかなぁと思う。とにかく、豆は大変……。



明日は夕方か夜から雨の予報。
数日続いた初夏の陽気で畑が少し乾きすぎたので、たっぷり降ってほしいところ。だけれど、あまりたっぷり過ぎても夏野菜の植え付け準備が遅れるので、ほどほどにたっぷり、というのが理想。空に伝わるか?この微妙な願い……。
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春播きレタス類、出荷開始。

2008年04月21日 | 農と暮らしの日記
サンチュ(かきチシャ)を今日から出荷開始。
去年はこんなふうに、わりと長く収穫できた。今年もそのつもりで植え付けの場所を決め、他のレタス類が終わっても次の作に邪魔にならないようにとり続けられるようにしてみたが、さてさて。

サンチュは写真のように、うちでは「手巻きごはん」が主流。
一般的には焼き肉を巻くようだが、うちでは肉だけ巻くということは普段はあまりない。今日のは豚肉の生姜焼き。肉を巻くということもあまりないかも。何でもいいので、「炒め物」とごはんがあればそれを巻く。肉味噌みたいなものもいいし、魚の刺身を豆板醤とかと一緒に巻くのもおいしい。



月曜、野菜セットは市内西部、小松方面の直接配達分もあり。
朝:6時前から収穫、ごはん、出荷準備。
午前:市街から小松方面の出荷、配達。ついでに買い物。
午後:トラクタであちこち耕耘、レタス類各種の植え付け。18時半あがり。
夜:渚の誕生祝。早いもので、10歳である。写真の生姜焼きもその食卓で。



夕方のレタス類の定植は3種類。
リーフレタス約200株、サラダ菜約100株、玉レタス約200株。今回はマルチなし。いずれもちょうど1か月前に温室内でセルトレイに種を播いたもの。128穴のトレイに播いて、定植できた苗はいずれも約100株。あとは芽が出ていないか途中で消えてしまったか。

自家製の育苗土なので発芽しないものもあり。
また、育苗中の生育もまばらだったが、この歩留まりなら、うちの菜園では問題なし。生育のばらつきはむしろ有り難い(毎日少しずつ出荷するので)。まだしばらくレタス類は植え付けが続く。いつまで植えられるのか(植えるのはいつまででもできるが、暑くなってくると最後までうまく仕上がらないようだ)、これからの「栽培リレー」は試行錯誤。



<本日の野菜セット>例
里芋、新玉葱(葉つき、葉なし組み)、春キャベツ、レタス類やや早どり各種(リーフレタス、サラダ菜、サンチュなどから)、まびき小松菜、サラダ水菜、葉つき小蕪、など。
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4月下旬、端境続く。

2008年04月20日 | 農と暮らしの日記
トンネルで育てていた、蕪。
しかしご覧の通り、葉がひょろひょろ、蕪の部分もまだこの大きさ(ピンポン玉以下)。本当は4月中にどんどん出すつもりでトンネル栽培にしてみたのだけれど、種播きも草の管理も思うようにいかず、トンネルの中で半ば消えかけていたのを、いまなんとか少しずつ抜いては出荷している。

スーパーにも春のレタス類を出荷開始。
まだ小さいけれど、とにかく野菜がないので、葉つき新玉葱、グリーンリーフ、サラダ菜、春キャベツ……あたりを少しずつ。それと、里芋の在庫がまだいけそうなので、それも少しずつ。



日曜、野菜セットなし。
朝:6時半頃から収穫、ごはん、朝の出荷、9時戻り。
午前:雛人形を片付け(旧暦でも先週4/8が桃の節句だったので、かなり遅れました……)、入れ替わりに五月人形を出す。旧暦の端午の節句は今年は6/8)。
午後:温室内で果菜類の移植。トマトとししとう類。
夕方:畑でトンネル仕舞いやその他あれこれ作業、19時前あがり。
夜:校区の運動会を一週間後に控えて町内の話し合い(集会所)、20時前終了。



久しぶりの晴天続きで気温も高い。
畑がかなり乾いてきているので、GW頃に植える果菜類の畑の準備もこの機を生かしてやってしまいたいところ。……だけれど、あちこちの除草や、あれこれの苗の移植、育苗の種播きなどなど、やっぱり春は忙しい。優先順位を考えても、何が優先というわけでもなく、「いまこれをやってしまえれば気持ちいい!」という感覚を大切に?して、とにかくどんどんやっつけてしまう毎日。雨は木曜頃からの予報。
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ネズミ出現、温室整理。

2008年04月19日 | 農と暮らしの日記
温室の中にある果菜類の苗。
手前がトマト、奥が茄子。(4/21、写真入れました)



土曜、今日も雨はないけれど、太陽も隠れたまま。
朝:5時半起き、収穫、ごはん、出荷作業。
午前:市街出荷などのあと、温室内の片付けに着手。
午後:温室内の片付け続き。薫は畑で人参の除草。
夕方:畑であれこれ作業(じゃが芋の手除草、追肥散き、三角ホーで除草など)。
夜:地域(小学校区)の農業者の花見(花は終わっているので室内で)。22:30帰宅。



温室内の片づけは育苗の利便のため。
茄子やトマトなどの移植が進み、スペースを確保する必要があるのと、去年までは出なかったネズミが出てきて、播いたばかりの種を食い散らす被害が出たので、その対策など。

ネズミには、まいっている。
家の中も転居2年がたって次第にネズミが増えてきて(というか、もともと多かったらしいのだが、引っ越してしばらくは陰を潜めていたようす)、いろいろと対策をしているのだけれど、温室でも主に瓜系の種が狙われている。先日のズッキーニに続いて、昨日播いたばかりの胡瓜が今朝やられていてショック……。まあ、播いたばかりの種がやられるのはまだましかも。やり直しても一日遅れで済むから。



明日もすっきりしない空模様の予報。
畑も乾かないし、温室もナメクジだらけ。こういう季節なのだから仕方がないけれど、そろそろ晴れてくれないと、苗もあふれてきたし、草も……。
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絹さや、そろそろ?

2008年04月18日 | 農と暮らしの日記
絹さやエンドウの初もの。
同じくこの春初めての筍と煮て、晩ごはん。絹さやはまだ小さく、出荷はもう少し先の見込み。しかし、同じところに播いてあるスナックエンドウも含めて、豆類の収穫、いったいどこまでできるのやら。

種を播いたのはちょうど5か月前
主に野菜セットの端境対策で育てているのだけれど、去年はセットの数も豆の本数も少なかったのに、とても時間がかかり、最後のほうはもう、他の野菜があればそっちでいいや!っていう感じで、放棄してしまった気がする。



金曜、今日も曇り空。
朝:6時から出荷の仕上げ、市街出荷あちこち。
午前:追加の収穫と、レタス類の追加の植え付け、少し。
午後:温室内であれこれ育苗の種播き。
夕方:明朝出荷ぶんの一部を収穫、手除草など、18時戻り。



遅れていた育苗の種播きを少し。
かぼちゃ、胡瓜、ゴーヤ、つるむらさき、枝豆、いんげんなど。これより先に育苗が進んでいる茄子、ピーマン、トマト類に比べて、育苗のスケジュールが適当になってしまうこの野菜たち。暖かくなってからの播種であり、また、発芽後の生育も比較的早い野菜なので、ちょっと遅れても焦燥感がない、のかもしれない。が、ちょっと今年は遅い。



<本日の野菜セット>例
里芋、葉つき玉葱、春キャベツ、小さい玉レタス、グリーンリーフ、まびき小松菜、サラダ水菜、トウ立ちほうれん草、など。
※春植のレタス類がようやく入り始め、セットづくりが楽になってきた。
※冬のほうれん草はトウが立ち始め、kg単価600円→400円に値引きして。
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人参終わり、まびき菜。

2008年04月17日 | 農と暮らしの日記
雨のなか収穫してきた、今日の野菜セットの素材。
左上から時計まわりに、葉つき新玉葱(赤玉葱は試しどり、まだ小さすぎた)、春キャベツ、水菜と小松菜のまびき菜、その下がグリーンリーフレタス(まだ小さいけれど、野菜が足りないので若どり)、人参まびき菜、冬越しの小さい玉レタス、晩抽性の葱。

火曜日に冬の人参が終わった。
そして今日、人参のまびき菜を入れ始める。これはトンネルの人参。人参は玉葱、じゃが芋と並んで周年求められる野菜だけれど、藤田家族ではやはり途中、切れてしまう。夏の人参がある程度の大きさでセットに入り始めるのは6月から(そして7月いっぱいで終わる)。4~5月は人参がない。8~10月もない。

だから、せめてもこの「まびき菜」。
人参の代わりにはならないけれど、お客さんに、人参の栽培の周期がどんなものなのかをイメージしてもらう助けになるかな、と思って。



木曜、予報どおり朝から雨、しかし降ったり止んだりの小雨。
朝:6時台にごはんのあと、収穫。
午前:野菜セット中心に、調製・荷造り。
午後:いつもよりかなり遅くスーパー出荷、そのまま所用で丹原へ。
夕方:帰路、ちろりん農園に寄って肥料用の鶏糞を分けていただく。いくつかある平飼いの鶏舎のうち、そこはもう取り壊す予定だというひと小舎に堆積している鶏糞を袋詰めして。

<本日の野菜セット>例
(上の写真参照)里芋、葉つき新玉葱、太葱、春キャベツ、レタス類、まびき菜各種(小松菜、はくさい菜、水菜、人参などから)、など。
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春の雨、なお続く。

2008年04月16日 | 農と暮らしの日記
トンネルの枝豆。
まだ植えたばかりで、植えたときに畝が乾いていたので、今日の雨を利用してトンネルを開け、株もとにしっかりと雨があたるようにしてみた。写真のときはまだ降り始めで、このあとたっぷり畝が濡れたところでトンネルを閉め、あとは保温・保湿。



野菜セットのない水曜、予報より早く朝から雨が降り始める。
朝:7時からトラクタで耕耘作業。昨夕時間切れでやり残したところ。
午前:市街のスーパー出荷ののち、雨音を聞きながら温室内で育苗の床土配合。
午後:トマトの移植の続き。全然終わらない。
夕方:育苗していた春の葉ものを30分ほど定植作業。



今日の雨はさほど強くなく、降ったりやんだり。
そこで夕方、小雨のなか、セルトレイで育苗していた葉もの3種類それぞれ約100株ずつを畑に定植。所要30分。雨の中で植え付けをすることはめったにないけれど、苗がもう限界に近いほど仕上がっていたのと、畑がほどよく湿る程度の雨で畝のコンディションがよかったので。



明日も終日雨の予報。
果菜類の移植が待ったなし、その他の育苗の種播きも取り返すチャンスだが……。
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