38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

DELLのプリンタ。

2006年06月30日 | 農と暮らしの日記
写真は、プリンタ(って、言わなくてもわかるでしょうが)。
ついに購入しました。blogを書いているノートパソコンと同じ、DELLの通販。従来はCanonの電話&FAXを使っていたのだが、諸々事情があり、”新規参入”以来、6馬力の管理機に次ぐ(いや、胡瓜の支柱20mセットのほうが安いか)大型投資をした次第。もう何日も前に届いていたのだが、セッティングする時間がなく、返品の期限が迫ってきたので、やっとこさ開梱した。ネットのカタログで見た印象とは異なり、”値段相応”の質感。やさしく使おう。



朝から野菜セットの収穫と荷造り。
あちこちからありがたい注文をいただき、そのうちいくつかを週末に合わせて出荷することになった。

参考までに(?)出荷の手順はこんな感じ。
ほとんどの野菜は「朝どり」がいいと言われるので、日のまだ高くない、涼しいうちに収穫。いまと採れる野菜のほとんどは「小学校横の畑」にあるので、家から「コン助」というアルミ製の一輪車にプラスチックのコンテナを2~3個載せて出かける。

国道をわたり、約5分で畑に到着。
収穫は鮮度の劣化が遅いもの、収穫に時間のかかるものから始め、鮮度が失われやすいもの、ささっと収穫できるものを最後にとる。「小学校横の畑」は何枚かに別れていて、人参は「いたりあ畑」、大玉&中玉トマトは「壱番の畑」、モロヘイヤ、胡瓜などは「四番の畑」、茄子・ピーマン類は「五番の畑」といった具合。キャベツ2品種とブロッコリは壱番と弐番に分けてある。

「いたりあ畑」の隣は、カボチャなどを植えた「ろんどん畑」。
その南には春先の葉物があった「はわい畑」と薩摩芋などを植えてある「にっぽん畑」がある。その隣にある3枚を将来借りることができるようになったら、「ほんこん畑」「へるしんき畑」「とうきょう畑」と名付けることにしてある(というのはうそで、いま考えた)。

で、収穫の次は調製。
「こさえる」とか「つくる」とかいう作業で、人参の葉を包丁で切り落としたり、虫に食われた葉を手で摘み取ったり。キャベツはいま外葉をかなり虫に食われているので、これは畑であらかた落としてくる。

調製の次、または並行して計量と振り分け。
その日の出荷形態、または野菜セットの場合はお客さんの人数などに応じて、「このキャベツは大きめだから○○さんに」とか「トマトは2kgあったから、5人で均等に分けて400gずつ」という具合に。どのお客さんに何をどれだけ入れたかはそのつどメモしておく。値段が決まっている場合は、途中の金額を計算してみて、分量を塩梅しやすい野菜で調整したり、「何かほかに入れるものないかなー」などと考えたりする。

それが済んだら、荷造り。
計量・振り分けと同時に袋詰めするものもあるが、最後に新聞紙に包んだり、紐で結わえたりするものもある。そのうえで、段ボール箱などに詰めてできあがり。



午後、”米糠スポンサー”の大西さんが来訪。
田んぼを見ていただき、今後の実践研究(?)の打ち合わせ。田植えも終わったし、米糠もまいたし、おしまいおしまい、という気分だったのだが、米糠除草その他の資料もあれこれ持ってきてくださったので、いましばらく勉強しなければならない。さすがにスポンサーは厳しいのである。

今年も、半分終わったそうだ。
明日の予報はまた雨だが、このへんの人は誰も信じてはいまい。朝方曇って、あとは大方かんかん照りに違いない。
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田植え終了、米糠散布。

2006年06月29日 | 農と暮らしの日記
曇りの予報は、やはり外れて青空の一日。

田植え2日目だが、その前に出荷。
今日は野菜セットに初めてモロヘイヤが入った。真が幼稚園に行く前に収穫と配達を済ませ、9時頃から薫と二人で田植えを再開する。水は昨夕の状態からさほど変わらず、植えていない部分にまだ水が貯まっていて、田ころがしでつけた印がまだ見えない部分もある。しかし、ここまで来たらもう植えるしかない。見えない碁盤の目を心の目で見てなんとか終了。一部、水口あたりなどがまだだが、ここは後日。

ポンプで水を少しずつ出しながら、今度は米糠まき。
草抑えに効果があるとされるもので、田植え直後、水が入る前に泥の表面を覆うように米糠を散布するのがよいと言われる。ただ、昨日から水をはいたままで、そろそろ乾きかけてきた部分もあるので、水を入れるのと並行作業とした次第。

米糠はJAで購入済み。
ふだんボカシ肥などに使う場合は自動精機からいただいてくるが、今回は分量が多いのと、なんとスポンサーがいることから、購入となった。スポンサーは正確にはどこになるのかよくわからないが、地区の青年農業者の団体のなかに米麦の実践研究の班があり、今年のテーマが米糠除草だということで、僕も仲間に入れていただいたところ、「米糠買うなら、領収証もらっといて」と言われたのである。

というわけで、60kgを惜しげもなく投入。
約1反、一枚だけの田んぼで研究も何もないわけだが、それではあんまりなので、一応、「たくさんまいたところ」と「ほとんどまいてないところ」を区別しておく。願わくば、「あー、全面たくさんまいておけばよかった」というような効果が出てほしい。

2日間の田植えで腕がかなり灼けた。
明日からはまた長袖生活だ。
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ようやく、田植え。

2006年06月28日 | 農と暮らしの日記
予報通り、曇り空の夜明け。

5時に田んぼの排出口を開きに行く。
どうも均平(の不十分さ)が気になり、また、排出口への水の流れが悪いので、レーキで泥を押したり引いたりしていると、隣の田んぼのおばあさんが遠くから叫ぶ。「今日、植えるん? ほしたらもう、いろわれん(触るな)。ようこれだけ均したわね。手で植えるんだったら、もうこれで上等じゃ」。と言われれば、僕だってしんどい作業はできるだけしたくないのでこれ幸い、さっさと畦に上がる。

朝食は日本男児の田植え前の腹ごしらえにふさわしく、スコーンだ。
どうやら昨日僕が精米に行くのをさぼったためらしいが、”こな好き”の子どもたちは喜んでいる。割れて商品にならない中玉トマトと、今朝は1本しか成らなくて同じく商品にならない胡瓜をオープンサンドにする。やっぱりトマトは完熟、胡瓜は採れたてに限る。これぞ農家の幸せだ。

写真の道具(「田ころがし」または「八角ころがし」?)をコロコロと転がしながら後ずさりしていくと、水の引いた泥状の田の上に、一尺の碁盤の目がきれいに描かれる。先日手伝いに行った小学校の田植えで使っていたのがあまりに便利そうだったので、その場で借りて帰ってきたものだ。

が、自分ですべてやってみると、けっこう難しい。
そもそも田が均平になっていないのと、そのために水が十分にはけていないのとで、まっすぐ進んでいるつもりが少しずつ曲がってしまっており、気がつくとひとマスまるごとずれている、なんてことになっていて、まあひとマスずれているなら、それはそれでぴったりってことなので、ずれてなかったことにしてそのまま進む(あとで植えるときに困るということは、いまは考えない)。

昼食と3時のお茶を挟んで正味7時間ていど。
プラス、薫が3時間ていど加わる。曇りのはずが、いつの間にか雲は晴れ、じりじりと照りつける陽射しで、肌は痛いけれど、田の水は温泉状態でなんとも言えず気持ちよい。

結局、約1反の7割ほどまで終了。
水が十分に引かないために田ころがしの線が見えにくいところをあとまわしにしたので、ジグソーパズルのように苗が植わっていない部分があちこちに散在する恥ずかしい状態で明日に持ち越す(すぐ日没なので大して人目にはつかないはず)。

明朝は出荷もあるので、続きは日が高くなってからの予定。
予報は曇り。早い時間に終わって、畑の面倒も見ないと……。
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真の恐竜Tシャツ。

2006年06月27日 | 農と暮らしの日記
梅雨の中休みというには暑すぎる一日。
こんな日はいつもの長袖を脱ぎ捨てて、Tシャツ1枚で畑に出たい……けれど、やはり陽射しがあるときは皮膚をさらけ出すわけにはいかない。というわけで、僕がTシャツで農作業をするのは朝の早い時間か夕食後、あるいはどんよりと曇っていて、とくに怪我や虫刺されなどを心配しなくていい作業のときに限られる。

のだけれど、Tシャツを着たい。
この春まで住んでいた神奈川県・三浦半島の葉山では、5月の連休頃になるとTシャツ、ビーサンは当たり前だった。そんな葉山から、Tシャツが届いた(写真)。絵はもちろん三度の飯より恐竜が好きな真の作品で、以前から本人と薫はこの絵柄のTシャツを着て楽しんでおり、要するにそれが羨ましかったので追加注文していたのが、いよいよできあがったという次第。白いほうはオーガニックコットン100%、渋いグリーンのはHanesだ。

製作は彼の地でお世話になったKさん。
渚と真が通った「おひさま保育室」(渚の時代は「にこにこくらぶ」)で、添加物なし、有機野菜と地魚中心のおいしい給食を作ってくださった。

……というわけで、この恐竜Tは、たぶん「よそいき」。
例えばバスに乗るとか、地区の寄り合いに出るとか、雨の日にお客さんが来るとか、そういうときに抽斗から出すのだ。



晴天の間にできる作業を一気に進める。
薫が担当しているハーブ類(今日はルッコラとイタリアンパセリ)の定植、ピーマン第二弾(カラーピーマンを含む)の定植、幼稚園近くの茄子と里芋の畑の除草、人参の除草などなど。気温プラス、湿気をたっぷり含んだ大地からの蒸した空気で息が詰まりそうだが、風が吹くと以外に涼しい。

夕刻、JA水都市で意外な遭遇。
市内で無農薬・無化学肥料(有機JAS認証)のブルーベリーを栽培されているイトウさんだ。
日本有機農業研究会の『全国有機農業者マップ』に市内唯一の生産者として掲載されているほか、就農に当たって関係各方面の方々からよくお名前を聞いていた方なのだが、僕の顔をどこで知ったか、あるいはちょうど出荷のキャリーを引き上げていたときだったのでわかったのか、先方から声をかけてくださった。軽トラ脇でしばし有機農業談義(?)。今日の当方の売れ行きはいま一つ芳しくなかったが、そんな気持ちを吹き飛ばし、元気を与えてくれた。お互いの農場見学を約して別れる。



明日はいよいよ田植え。
予報は曇りで格好の日和。朝一番で水を抜く予定。
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日本農業新聞、です。

2006年06月26日 | 農と暮らしの日記
雨模様の月曜日。

午前中、近所のお客さんに野菜セットを納品。
そのあと、雷雨のなか軽トラを飛ばして市街地へ。元農家の伯父のところと種屋さんに、挨拶代わりに野菜を届ける。帰るついでに、大雨で田んぼがあふれそうなので、出口の栓をしばらく開ける。

午後、真を迎えに自転車で幼稚園へ。
車で迎えに来たお友だちのおばあさまが「載せて帰ったげよか。雨の日は大変だろ」と声を掛けてくださる。「ありがとうございます。でも、雨の日に濡れて帰るのも勉強になりますから」と笑顔で答え(てしまってから、「うわ、なんだかいやな言い方」と思ってしまった。反省……)、合羽のズボンのほうを持ってきてなかった真を後ろに載せてペダルを漕ぐ。雨の日によその方に載せて帰っていただくのも勉強になるのです。

そうこうしている間に、来客あり。
JAのハギオさん。先日取材に来られた『日本農業新聞』の掲載号をわざわざ持ってきてくださった。「四国版」の連載「生粋人(いきいきと)~新しい担い手たち」の6月18日(日)の記事。カラー写真つき(ハギオさん撮影。その時の他の写真も一緒に持ってきてくださいました)。記事は就農に至る過程や現在の経営状況などが整然とまとまっており、なんだか自分がとても計画的で堅実な経営者のように見える(が、見えるだけです、もちろん)。

記事の出だしは、こうだ。
「愛媛県西条市飯岡の藤田敏さん(38)は、神奈川県から引っ越してきて、まだ4カ月の新規参入農家」。ハギオさんの原稿では「まだ4カ月の新米農家」だったのだが、編集段階で業界用語の”新規参入”に直されたようだ(農家出身でない人が就農すること。農家・非農家の区別をしないときは「新規就農」という、んだったと思う)。

個人的には”新米”のほうが素人っぽくて好きだ。
が、考えてみれば、新米は立派に収穫に至っているのに対して、”新規参入”は参入しただけであとはどうなることやら……という言葉だから、実はこっちのほうが正しいのである。これからは自ら「新規参入農家」を自称する。でも、いつまで「新規」なんだろう。「1年間」だとすると、あと8か月しかない。急がなければ! 何をだ!?

予報では明日は曇り。
降らなければ、草取り中心に畑あちこちの整理を予定。
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雨降り続く、日曜日。

2006年06月25日 | 農と暮らしの日記
ほぼ終日雨の日曜日。

田んぼの水嵩を時折り見回りながら、キャベツの収穫と出荷。
先日に続き、神奈川県の相原農場のご厚意でセットに入れていただくもの。約50個をクール便で発送する。クロネコヤマトというと何でもできそうなイメージがあるが、日曜日は「翌日午前に首都圏着」という発送ができず、早くても14-16時の指定。一応、「早ければ早いほど助かります」とメモしておく。

市内を流れる加茂川は、上流の黒瀬ダムが放流とのこと。
小さいころ、ダムが放流となるとよく父親とすぐ近くの土手に上がり、水煙を立てる黄色い濁流を見に行ったものだ。

畑も畝間が田んぼのように水に浸かっている。
排水路をちゃんと作らないまま梅雨を迎えてしまったので、いくら高畝にしてあるとはいっても、根腐れなどが心配だ(写真はスイートコーン、枝豆など)。

雨が小やみになる合間を見て細かい作業。
トマトの整枝、生育初期の様々な野菜たちの除草など。最近芽を出したのは、生姜、つるむらさき、空芯菜、胡麻など。これからはどんどん生育が進む。

明日もまた雨の予報。
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やっと、代かき終了。

2006年06月24日 | 農と暮らしの日記
朝から小雨の土曜日。
松山に住む兄が手伝いに来てくれたので、真の世話をかねて、里芋畑の除草(まだ終わってなかったのです)をお願いする。

僕はその隣の田んぼで、ようやく二度目の代かき(植え代)。
水がたっぷり入りすぎていて地面が見えないので、ある程度抜けたところでトラクタを始動させていたところ、お隣の田んぼのおばあちゃんが叫んでいる。「水、入れんかい!」。どうやら、この水の量では泥をこねるだけで代かきにならないらしい。急いでポンプのスイッチを入れる。

たっぷり入ったところでトラクタ再開。
地面が見えず、どこを走ったかがわかりにくい。最初に横を往復、次に縦を往復、最後にまわりを3回ほど回ってUターンのタイヤ跡を消すという手順で、往復のときはすぐ隣りに入るのではなく、ロータリ幅(120cm)の7割程度をあけるかたちで大きく旋回して次のところへ入り、あけたところはあとで少し重ねながら走るというのが、周辺の方複数に教えていただいた代かき時のトラクタの使い方。

しかし、「7割程度」あけた跡が泥水で見えない。
両端のUターン跡を頼りに入っていくが、ぬかるんでタイヤが足をとられることもあって真っ直ぐに進めない部分もあり、かなり適当な走り方になってしまう(重なりすぎがあれば、かき残しもありそう)。

別の隣の田んぼのおじさんが水を入れに来たので挨拶。
「初めてなもんで、こなんことになってしもて……」と頭をかきかき(実際にはかいてないが)話すと、「いやー、みなつい(同じ)よ」。先ほどのおばあちゃんも「まあ稲はとにかく植えといたら、どうばりこうばり、できるわね。植えんかったら、できんけん、早よ植えないかん」。みなさんに慰められ、励まされ、パンや飲み物の差し入れまでいただき、約1反を3時間ほどもかかってなんとか終了。

午後は兄と人参除草。
いつの間にか雲がすっかり晴れ、強い日差しが照りつける。たっぷりと水を吸った畑はほかほかと温かい。4条×1列を1時間ほどで終わって帰ると、朝から庭木の剪定をしていた借家の大家さんもひと休み中。しばらく隣に座り、この地の田んぼにまつわる昔話に耳を傾ける。

渚は農作業そっちのけ(?)で従姉妹2人(ともに小学生)と遊ぶ。
同世代の女の子が3人集まると、さすがに楽しくてしかたがないようだ。真はちょっと不完全燃焼気味。

夕方、今朝出荷したJA水都市の引き取り。
キャベツ、ミニトマト、ブロッコリィそれぞれ少量ずつながら完売。

明日はまた雨の予報。
晴れては雨、降っては晴れ。野菜にとってはいい循環。草にとっても……。
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野菜セット、こんな感じ。

2006年06月23日 | 「藤田家族」の野菜の購入
ブラジル戦のラジオ実況のノイズに雨音が重なる。

前半終了後、収穫に出る。
施設給食用とJA水都市用に、グリーンボールとブロッコリィ。

帰り際に田んぼの見回り。
この雨で水嵩が増し、コンクリート畦畔を超えそうなので、排水口の栓を開ける。今日は代かきを予定していたが、午後になっても水が思うように引かないので明日に延期する。

久しぶりに「農」の仕事から離れ、自宅作業。
網戸の張り替え仕上げに続き、台所の網戸取り付け(上下のレールを糊付けするお手軽なタイプ)。



野菜セット販売開始の追加情報です。
かっちりした販売要項は作成中ですので、概略のみ。週1または隔週くらいのお届けを想定していますが、「とりあえず1回だけ」のご注文も喜んでお受けしております。

6月下旬現在のセット内容は写真のような感じ(イメージ)。
中央は人参で、ミニトマトから時計回りに、茄子、間引き人参、枝豆、ピーマン、ブロッコリィ、キャベツ。今後はトマト(中玉、大玉)、モロヘイヤなど夏の顔も入ってきます。

分量、金額の目安、お届け日などはご指定、ご相談ください。
「とりあえずお任せ」ということでしたら、大サイズ1,500円、小サイズ1,000円前後のセットを組んでみます。クロネコヤマトを利用し、当面は到着日の前日収穫&発送。配送料は関西方面500円、関東方面700円の予定(高温期のクール料金追加なし)。

※上記の予定金額を訂正します(2006/07/17)
 関西740円、関東950円(ただし、すでにご注文をいただいている分は除く)
※<2007/04追記>
 宅配料金は少し安くなり、現在、関西640円、関東850円などとなっています。

郵便振込用紙を同封しますので、商品到着後にご入金ください(手数料なし)。代金引換は研究中です。
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小学校の田植え。

2006年06月22日 | 農と暮らしの日記
予報通り、昼頃から本格的に降り始める。

午前中、個人単位の出荷をいくつか。
並行して田んぼに水を足す。いまのところ、ひと晩で3cmほど減り、それをポンプで1時間ほどかけて補うという感じだろうか。昼まで網戸の張り替えなど。

午後は小学校の田植え。
毎年、5~6年生が約1反に餅米を手植えし、秋に刈り取って餅搗きをするという学習を続けており、世話をされているのは、地域の健全育成協議会という組織のようだ。来週に田植えを控える僕も、予行演習として手伝いをさせていただくことにした。

きれいに代かきされた田に、先生が田ころがしを操る。
苗を植える目印となる碁盤の目がきれいにつけられるのを見て、僕も早速やらせてもらうが、ちょっと気を抜くとすぐに1cmくらいずつずれてしまう。

しかし……。そんな些細なずれなど心配無用だったのである。
田植えが始まると子どもたちは野生を存分に発揮。雨で碁盤の目が見えにくくなってきたこともあるが、それ以前にそもそもそんな印など眼中にないのではないかと思われるようなフリースタイルの田植えが展開され、苗がなくなったら畦に戻って補給するという事前のルールでは、行き交う足でますます田んぼがすごいことになってきているので、僕は苗を持って田んぼに入っていき、「稲、くださ~い」と叫ぶ子らに補給してまわる最前線部隊となったのである。

約1時間後、なんとか終了。
みなずぶ濡れ、泥まみれで目の前の田んぼを眺める。子どもたちは満足そうに、大人たちは、ややあきれ顔で……。まあしかし、この速さはなかなか貴重である。「やっぱり数がいると違いますね。うちの田んぼも頼もうかな」と言うと、その田を世話してくださっている方が、ハハ……と力無く笑った。まずかったか。

子どもの動員はともかく、田ころがしは手植えの貴重な味方だ。
そのままお借りすることにし、軽トラに積んで帰る。

お茶をしたあとも、強い雨は続く。
畑のあちこちを見ながら、畦際の草取りや病気っぽい株の抜き取りなど、ふだん後回しにしている作業をちょこちょことして回る。

明日も予報は雨。
ようやく梅雨らしくなってきた。
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夏至。夏空の一日。

2006年06月21日 | 農と暮らしの日記
5時前から収穫に向かう。
今日はまず市内の施設の給食用、個人注文の野菜各種を採って荷造りする。主な野菜は、グリーンボール、枝豆、ミニトマト、人参。その合間に田んぼに水を入れる。約1時間半ポンプを稼働させ、昨夜のうちに減った数㎝分の水かさを上げる。

朝食後に配達を済ませてから、もうひとつの出荷の準備。
グリーンボウルを約50個で、これは昨年度約10か月にわたって研修させていただいた神奈川県藤沢市の相原農場に送るもの。同農場のご厚意でその消費者のみなさんに、”卒業生”である僕の近況を知らせていただく意味も込めてお届けする。クロネコヤマトの「早出し便」というのを使い、明日午前着のクール宅急便で送る。

遅昼のあと、いくつかの畑をトラクタで耕耘。
その後、トマトの整枝・誘引、人参の除草など、ちょこちょこと動き、本日の作業終了。

昨日の予報では今夜から雨だったが、明日朝からとなった模様。
降り始めまで時間があるようなら、やり残しの畑仕事ができるのだが……。
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青年農業者、飯岡へ。

2006年06月20日 | 農と暮らしの日記
今日も朝から気温が高い。

5時前に田んぼに行き、水栓を開け、ポンプを回す。
その足で人参の収穫。JA水都市に出荷するもので、大きめの(と想像される)もののを間引くかたちで抜いていく。今日は様子見なので少なめの約300gに組み、本店と隣市の新居浜店に10袋ずつ出荷。水を入れ始めて約1時間後にポンプを止める。

午前中、薩摩芋の植え付け(写真)。
といってもうちの畑ではなく、西条市青年農業者協議会という組織の活動に初参加するもの。秋の産業祭などで出店する焼き芋用とのことで、近年恒例になっているようだ。その圃場がたまたま僕の使わせていただいている畑の一つ(茄子、ピーマン、豆類など)のすぐそば(徒歩1分)ということで、気合いを入れ地下足袋で出出かける。

約1500本の苗を畝立て含めて2時間ほどで植え付け終了。
今回は市内の福祉施設の方々も「体験実習」で多数参加され、さすがに人数がいれば速いということを実感する(途中、今日は午前保育のみだった幼稚園から真も連れてきたが、お疲れの様子で芋は植えず)。終了後、情報交換を兼ねてみんなで昼食。米麦、畜産など営農の部門や形態は様々だが、地域的なつながりのある若い農業者たちの話を聞き、また体を動かす様子を見ることができ、有意義な時間となる。

午後は再び田んぼに水を入れる。
天候のせいもあるのかどうか、その辺りは稲作初心者の自分にはわからないことだらけだけれど、このところ1日2回は水を入れに行かないと、均平がうまくとれていない(僕の技術&労働不足による)田んぼはすぐに部分的に土が顔を出してしまう。

日が暮れるまで、こま切れの作業。
茄子・ピーマンの畝間の中耕除草(管理機)、次作に向けたトラクタ耕耘、人参除草など。JA水都市に引き取りに行くと、人参の成果は予想外にふるわず。価格か、荷姿か、それとも……。これからどんどん出していこうという初日の苦戦に、明日以降の計画の見直しを迫られる。

天気予報では晴れは明日日中まで。
本格的な梅雨に突入となるか、どうか。
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野菜セット、開始。

2006年06月19日 | 「藤田家族」の野菜の購入
野菜セットを、一応開始します。
まだ品揃えが不安定ですが、頻度(週1、隔週など)、分量などご相談のうえ柔軟にお届けしたいと思いますので、お気軽にお問い合わせください。代金は単価(時価)×分量で計算し、遠方の方には宅配便料金が加算されます。

今日はご近所の方に自転車で配達。
キャベツ(@200円/kg)、ブロッコリ(@500円/kg)、枝豆(枝つき3本で120円)、人参(@400円/kg)、ミニトマト(@1,000円/kg)など。6月下旬あたりからは、ジャガ芋、トマト、茄子、ピーマンなど夏の顔が次々に加わる見込み。



午前中は上記を含め、本日分の収穫と配達など。
おかげさまでブロッコリはほぼ終了。大きくなりきらないうちに仕上がってしまい、収量としては計画よりかなり少なめになってしまったが、JA直売所でも、出せば毎回ほぼ完売、加えてタイミングよく大口の注文も頂いた。ありがたいことです。次回はしっかりと大きく育てることが課題。(我が家でも、花が咲き始めて出荷不適のを茹でていただきました=写真。トマトはミニの不適分と中玉の味見)

午後、里芋の除草(株間が終わったので、畝間に着手)。
隣の田んぼの水が減ってきたので、また1時間ほど様子を見つつ入れながら鎌を使う。水源のポンプを共同で使わせていただいている方(おじいさん)と立ち話。にこりともしない風貌、僕のつまらない世間話には無言……。「百姓は見よるほど楽じゃないぞ。わしなんか、ハナ垂れの頃からしよるけど」という経験を踏まえたあれこれの助言と、「まあ、がんばってやらんかい」の言葉を頂く。

軽トラがやっと1,000kmを超えたので、エンジンオイルの交換と点検に出す。
約4か月、あちこちぶつけたが、大きな事故はなし。これからも余裕を持って安全運転に務めなければならない。

明日もまた降水確率0%の晴天予報。
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父の日、露天風呂。

2006年06月18日 | 農と暮らしの日記
日曜日、朝のうちは雲があるが、のち晴れてくる。
(写真は我が飯岡地区。左奥が小学校、手前はJRの線路)

このところ田んぼの準備で畑の管理が疎かになっていたので、各圃場を見て回る。とくにトマトはどこもあっという間に丈を伸ばしており、支柱への誘引が後手後手にまわりがちなので、この期にかっちりと固定してやる。

昼食後、市街にある「武丈の湯」へ。
JA西条大町支所にある温泉施設で、直売所「水都市」の支店も同じ敷地内で営業している。「雨が降ったら骨休めに行こう」と前々から家族で話していたのだが、梅雨入りしてからなかなか本格的な雨にならず延び延びになっていた。今日は青空が広がっているが、夕方からみんなで実家に立ち寄る予定があったので、ついでに行っちゃおう!ということになったもの。露天風呂もあったりして、こんな日に鍬を置いて出かけてくるようなところではないのだが、まあ何事もメリハリが必要、ということで割り切る。

湯上がり後、家族はそのまま実家へ、僕は爽やかに軽トラで畑に戻る。
徒長しかけている枝豆の苗を100本ほど植え、その他の管理をあちこちで済ませたうえでバスに乗り、再び汗くさくなってしまった体で家族に合流すべく再び市街へ向かう。

到着後、「父の日」を祝う夕食。
一応、畑の野菜も少し持ってきた。薫も台所に立ち、「うちのグリーンボールと豚バラ薄切りを炊いたの」も並ぶ。実家に住んでいる頃、父の日を祝うなんてことはなかった(あの頃はみなそうだったろう)。

明日も晴れる予報。
週の前半は畑、田んぼの仕事が進みそう。
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幼稚園で、弁当作り。

2006年06月17日 | 農と暮らしの日記
土曜の朝は曇り空。
5時前に田んぼに行く。昨日途中までしか水を入れられなかったので、朝一番でポンプを動かそうと思ったのだが、もう先に使っている方がいる。隣の田んぼのおばあさんだ。「あ、すぐ終わるけん、そっち開けとかんかい。うちが終わったらそっちに流れるようにしとこわい。水も入り過ぎんように見といたげるけん」という言葉に甘え、あとは任せて収穫へ。

今日もグリーンボウルとブロッコリ。
JA水都市には、本店を含めて4店舗に出荷することにする。ブロッコリは生育がどんどん進んでいるので、小さくても仕上がっていると思われるものは残らず採っていく。家に戻ると子どもたちも起きているが、朝食は待ってもらい、薫とともに荷造り。

6時半頃に出荷を終え、7時前に帰宅。
天気予報に反して、雨が降り始めている。食事を済ませてすぐに、再び田んぼへ。水はいい感じで入っており、トラクタで荒かきを再開する。雨が激しくなり、全身びしょ濡れだが、ネクタイ姿で雨に濡れるのとは違って、このうえなく気持ちいい。

9時半にいったん上がり、シャワーをして真の幼稚園へ。
今日は土曜参観と「弁当づくり」のイベント。参観を終えた薫と渚に代わり、イベントには僕が参加。この幼稚園の給食を作っている「ハローランチいけちゃん」の社長以下スタッフがホールに調理器具をセットし、親たちは4班に分かれて「鶏の唐揚げ」「鯖の味噌煮」「おから」「焼きスパ」を調理する。僕は焼きスパ班。要は焼きそばなのだが、麺にパスタを使うと冷めても食感が保たれるのだそうだ。

土曜日ということで、父親の参加も多い。
顔は見かけたことがあるけれど話はしたことがないという方ばかりだったのだが、向こうから声をかけてくださる方が多数おり、遅ればせながらのデビュー? 何年か前に当地に新規就農された方もたまたまいて(お名前は聞いていたが)今度、飲み会があるというので誘ってくださる。

できあがった弁当を真と一緒に教室で食べ、昼過ぎに解散。
雨が激しくなっているが、再び田んぼに戻り、トラクタの続き。しかし、水の入ったところにトラクタをきれいに入れるのは難しい。耕耘した跡が見えないので、耘い残しや、逆にむだな重なりがあるに違いない。4時頃にとりあえず終了し、JA水都市に荷物の引き取りに向かう。

今日の結果は、かなりの苦戦。
本店に出したブロッコリは完売したが、グリーンボウルは残が多い。予想外の悪天ということもあったのかもしれないが、やはり品物がだぶつき気味なのだろう。明日は人手の多い日曜日なので大量出荷をしたいところだが、判断が難しい。

夕食のひと皿に、ピーマン一番果の試食。
まだ味が薄い。そのほかは、グリーンボウルをふんだんに使った料理が複数。おいしいんだけどなー。

明日は終日曇りの予報。
あれこれの果菜の世話をしておきたい。
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祖母の命日、田に水。

2006年06月16日 | 農と暮らしの日記
昨日の雨が霧となって大地から立ち上る朝。

久しぶりにJA水都市に出荷する。
朝一番でグリーンボウルとブロッコリを収穫。急いで「本日の朝どりは……」の手書きポップを作って直売所へ。

帰宅しての朝食はサンドイッチ。
薫の手作りパンに、うちのリーフレタス(固くて商品にならない)、中玉トマト(一番果の試食)などを挟んだもので、枝豆(同じく試食)、ブロッコリ(の芯だけ。出荷の残り)が添えてある。あー贅沢、贅沢。

午前中、いよいよ田んぼに水を入れる。
ポンプの扱いを教えていただきバルブを開けると、勢いよく放水。しばらく水の広がる様を眺めながら、畦の水の漏りがちだというところを泥で押さえたり、四隅にたまった土を内側へ掻き出したりしておく。

時間がかかるので、その間、トマトの整枝と誘引。
あちこちに分けて作付けてあるトマトはいずれも2~3日見ないと、あっという間に主枝と脇芽が伸び、その重みでぐにゃりと頭を垂れてしまっている。このところの「晴れ続き、週一で適度の雨」という天候が、乾燥に強いこの果菜に勢いを与えているようだ。

約1時間おきに田んぼに水の様子を見に行く。
しかし、当初見積もった4~5時間を過ぎても水はまだトラクタの耕耘跡の溝をようやく潤す程度。一度目の代かきを今日中にという思惑は捨てて畑仕事に専念、夕刻、直売所へ売れ残り野菜の引き取りに急ぐ。

結果は、本店で8個出したグリーンボウルが半分以上の残。
店内でたぶんうちだけだったブロッコリは11袋(2個組み)出して1袋の残。ただ、今日は本店以外に2つの店舗にも出しており、それが帰ってきていないので結果はなんともいえない。週末の出荷をどうするか、判断が難しい。

そのついでに実家に立ち寄る。
祖母の仏前に、命日には似つかわしくないがキャベツとグリーンボウル、ブロッコリを供える。小さい頃、借家の小さな裏庭で菜っぱを育てていた祖母。「鍬は水につけてから使うたら、木がふくれて抜けんようになるんぞ」と教わったこともある。思えば僕の農の原風景といえるかもしれない。

さて、田んぼに戻ると、まだ水は十分でない。
土地の世話をしてくださっている方の指示に従い、とりあえず水の入っている部分からトラクタを入れ始め、暗くなったところで途中終了(写真)。水もいったん止めて、明朝早くから再開することとする。

週間予報がまた変わり、次の雨は一週間後。
田植えまで作業は順調に進みそうだ。



【お知らせ?】
今日の写真は携帯で撮りました。ついにデジカメが完全に故障(この数日、画面がなんだか変だったでしょう? 今日は撮影自体が不可の状態)。我が愛機はパナソニックLUMIXのDMC-FX1で、第1号機は昨年の研修中に堆肥の踏み込み作業中に落として数ヶ月後に発掘された。今回故障した2号機はそれと色違いの中古。第3号機を探すか? (どなたか不要のデジカメお持ちではありませんか?)
コメント (2)
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