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38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

トンネル内は、ひと足早く春。

2012年03月31日 | 農と暮らしの日記
春一番の小松菜が、トンネルからあふれ出さんばかりの勢いで生育中。
野菜不足で3月いっぱいセットを休ませていただき、いよいよ4月、トンネル栽培の葉ものがなんとか間に合うかなとやきもきしていたこの一週間ほどの間に、間に合うどころではなく完全に「仕上がり」段階になった。ほんの10日ほど前はまだこんな様子だったのに。こうなるとおそらく出荷のほうが生育の速度に間に合わず、そうしている間に次のトンネルからも「仕上がり!」の声が聴こえてくる。

それでも、「足りない……」よりはいい。
よもや「足りない」ということがないように「多め」「早め」に作付けたのだから。「余る」か「足りない」かのどちらかしかないのだから。



土曜、予報通り昨夜遅くか未明からの雨が、昼前にはあがった。
あとは晴れたり曇ったり、南風は夕方頃まで強く吹いた。

朝:8時台、畑の見回りついでにスーパー出荷分の収穫。
強風の影響は幸いにしてさほどなく、トンネルもほぼ無事。

午前:出荷には薫に行ってもらい、僕は机しごとと温室の管理。

午後:風が相変わらず強いので、畑の見回り、そして日差しが出てきたからトンネルの裾上げなど。
机しごとやら家のことなどして、夕方また畑に出てトンネルのはがれたのを直したり、裾上げしたのを閉めたり、明日出荷分の収穫したり。17時過ぎ、真がちょうどバレーが終わって畑を通りかかったから、菜の花を収穫する間だけ待ってもらって軽トラで一緒に帰宅。



内閣府が「南海トラフ」の巨大地震についての検討結果を公表。
当地・西条でも最大震度が「7」の可能性あり、高知県では最大30mを超える津波がありうるとのこと。それは今夜かもしれないし明朝かもしれない。



明日から、ついに4月。
偶数月恒例、青空マーケットは10時~15時、いつものように西条市丹原町の野島さんちで。藤田家族もテントひとつ張って出店します。野菜は写真の小松菜のほか、蕪まびき菜、菜の花あたりを予定。あとはおなじみの焼き菓子類、小麦全粒粉、豆類など。
お天気よく気温も高そうなので、ぜひお出かけください。
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強い南風、20℃超え。

2012年03月30日 | 農と暮らしの日記
一昨日植えた春どりのミニ白菜。
写真のように、ポリトンネルの中で、さらに不織布を被せられて厳重に保温されている。過保護の極み。だけれど、低温に敏感な代表格(寒さに当たるとトウ立ちしやすい)といえる白菜を、こんな若苗でこの季節に戸外に出そうというのだから、これくらいはしてやらないと不安だ。ただし、これも例によって経験に基づいた確信的なものではなく、今年もまだ「試験」の域を出ない。



金曜、強い南風。予報は晴れ時々曇り、ところにより夜は雨。
その雨は夜には降らなくても、明日未明からはほぼ確実に降る予報だから、またいつもの「雨の前の畑しごと」日和。

朝:8時台に市街に出てスーパー出荷、今日は蕪まびき菜と、この春初の小松菜、菜の花(白菜)。
帰りに種屋さんで買い物少し。

午前:あれこれの定植を少しずつ。
3日前に植えたズッキーニを畑を変えて40本ほど。2月下旬に播いたレタス類を200穴プラグトレイから生育の早いものを300本ほど。同じトレイの苗は一気に植えてしまいたいところだけれど、どうもばらつきが多くて困る。残りはまた後日。その他、スイスチャード、ルッコラもトレイ1~2枚を定植。

レタス定植中に新居浜のお客さんSさん来訪。
お互い近況報告やら何やら。草の少ない春の畑は珍しい光景だったようで、「いつもと違う、なんかきれい」とのこと。うちだって、こんな畑のときもあるのです。ルッコラ定植中にはJAの方が通りがかりに寄ってくださり、僕は作業しながら気候のことやら何やら情報交換。
なんとなく野菜畑に立ち寄りたくなる陽気なのかもしれない。

14時頃に終了、戻って温室の水やりなどしてから昼ごはん。

午後:15時頃から畑に戻り、先ほど植えたズッキーにホットキャップを被せる。
先日と同じく短いダンポールで支柱を立ててキャップを被せて裾を土に埋めて。風が強く、畑のあちこちのトンネルや寒冷紗が外れかけたりするのを直しながらで時間がかかる。

夕方:17時半頃から葱苗の種播き。
畑の地床育苗で、畝に垂直方向の筋播きで4種類。不織布と寒冷紗を被せて18時半頃、日没ぎりぎり終了。ブロッコリィに被せてある不織布が強風で飛びかけてブロッコリィの株を傷めそうなので撤去。最後にトンネルの強風対策で、大根、ほうれん草、蕪のトンネルは雨を当てるために完全に開放する一方、他の野菜は裾まできっちり閉める、の2種類で。

19時過ぎに畑の隣の小学校へ。
バレーボールの真のお迎え、戻って軽トラの荷物を片付け、20時前から晩ごはん。

強風が心配だけれど、救いは「南風」であること。
普段の強風は先日も書いたように西風で、南北畝のトンネルを直撃するのだけれど、四国山地から吹き下ろす南風(四国中央市では「やまじ風」)なら畝間をすり抜けていくので影響は軽減されるはず。

雨は夜まで降らず、畑仕事が進んで助かった。
気温は20℃を超えたようで、強風とあいまって畑はかなり乾いた。深夜から明朝の雨でまた野菜の生育が進みそう。
いよいよ春本番。



真と渚はそれぞれ小学校・中学校の離任式で登校した。
二人とも今年度の担任の先生が異動。真の担任だった先生は渚も卒業時の担任でお世話になったY先生。どんどん体を動かして学ぶ飯岡小の伝統をさらに色濃くしてくださった気がする。就農で西条に来た2月、渚の転入の挨拶で小学校に行ったら職員室にいた高校同級生のH先生も転任。翌年3年生の渚を受けもってくれた。今度は同窓会で会いましょう!
校長先生もご退職、ほか、お世話になった先生方、ありがとうございました。
畑にも響いてきていた太鼓の音は、やはり……。
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春の陽気、小麦の研究。

2012年03月29日 | 農と暮らしの日記
モノクロ写真は、愛媛県東予地方局の丹原庁舎内。
青年農業者の「西条地区連絡協議会」、その各実践班プロジェクト研究の発表会が15時からあった。僕は昨年に続いて「作物実践班」の発表者になっていて、今年は「加工で収益率を高める小規模経営の小麦栽培」をテーマに約10分の発表を行った。全粒粉、お菓子類、乾麺(うどん)それぞれの収益率などを分析し、次年度に生かすという観点で。

他の実践班の発表も興味深いものばかり。
野菜実践班はKさんが無農薬・無化学肥料での「媛かぐや」(たけのこ里芋)栽培について。花卉(かき)実践班はY園芸のS君がバラなどを用いて保育園や福祉施設でフラワーアレンジメントの出前体験をする「花育(はないく)」の実践について。畜産実践班は採卵養鶏のS君が「強制換羽」という方法で鶏の採卵寿命を延ばして収益率を高める工夫について。果樹実践班はY君がキウイの契約栽培におけるGAP(農業生産工程の適正な管理)導入の効果について。作物は違っても、勉強になることが多い。

雨予報の前に昼間出て行くのは正直なところつらい。
それでも明日の雨は夜からと予報が伸びたから少し気が楽になった。この時期に雨予報が出たら、その前の半日や1~2時間はとてつもなく貴重な時間になる。胃をキリキリさせながらの発表にならなくてよかった。



木曜、予報通り終日の快晴、そして高温。
朝は5℃前後だったが昼は15℃前後まで上がった。

朝:スーパー出荷は薫と真に行ってもらう。
午前:温室の管理などして、9時半頃からトラクタであちこち耕耘作業2時間半ほど。

薫は午前午後とも、トンネル内のほうれん草の中耕除草。

午後:13時前から、ほうれん草、小松菜、べか菜、わさび菜の種播き。
14時過ぎに家を出て、途中、里芋のことでS君ちに寄ってから冒頭の県地方局丹原庁舎へ。17時に発表会は終了、引き続いて役員会。来年度の人事のことが中心議題で、5月の総会に向けて大枠が決まり、18時頃に終了、帰り際に外で立ち話して18時半頃に解散。



明日の雨は夜からの予報。
昼間をフルに使えれば、いくつかの野菜の苗を植え付けることができそう。ただし、また風が強くなるそうだから、トンネルにしても不織布のべた掛けにしてもかっちりと仕上げなければならず、手間がかかりそうだ。
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不織布の下で、キャベツ順調。

2012年03月28日 | 農と暮らしの日記
2週間前に定植したキャベツ。
雨がよく降ったからか活着はよく、しかも不織布の保温効果もおそらくあって順調に生育している。キャベツはたいてい、植えてしばらくは葉も赤っぽくなって息絶え絶えの感じなのだけれど、今回のはかなりいい感じ。



水曜、予報通り晴れ時々曇り。風は今日も強め。
朝:7時台に市街に出てスーパーに出荷。
帰りに種屋さんに寄って、種とポリトンネルとを購入。

午前:温室の水やりなどしてから畑へ。
春どり白菜の定植。いわゆる「ミニ白菜」なので株間25cm、条間30cmくらいの密植で、水をやってから不織布をべた掛けし、その上にポリトンネルを掛けた。

午後:ズッキーニの定植。
昨日と同じ要領で、ホットキャップを被せ、さらに寒冷紗をトンネル掛け。明朝出荷分の収穫をして帰る。



週末の雨は少しずれて、金曜夜か土曜朝からの予報。
金曜が一日使えるとかなり作業が進む。逆に日中の早い時間から降り始めると痛い。ここから1~2週間は天気予報を見る人がかなり増える時期だろう。引越、花見、入学式、そしてもちろん、畑仕事。
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例年より早く、ズッキーニ。

2012年03月27日 | 農と暮らしの日記
ホットキャップというものを初めて使ってみた。
いわゆる「行灯(あんどん)」と同じようなもので、春先の果菜類の保温・霜よけがねらい。ちょうどこれにちょうどよい短い支柱を、以前に知り合いの農家さんが「ようけもろたけん、藤田くんもちょっともらってや」というので頂いていたのがあり、そのときは「何に使うかなー、使わないかもなー」と思いながら倉庫の奥のほうに置いておいたのが、うまく役に立った。

キャップの中はズッキーニ。
72穴のセルトレイで育苗したものを120cm間隔で植え付け、ホットキャップを被せた。そのままでは強風で飛ばされるおそれがあるので、写真のようにさらに支柱を立て、このあと寒冷紗をトンネル掛けした。例年よりひと月ほど早く第1回を定植したズッキーニ、手間のかかるぶんを取り戻すだけの収穫になるかどうか(「なるかどうか」というのが相変わらず素人っぽい。「なる」と計算できるから手間をかけるのが普通の順番)。



火曜、予報通り終日の快晴。朝は予報通り霜が降りた。
朝:7時台に市街スーパーに出荷、昨日までの菜の花に加えて今日は「かぶの葉」(蕪のまびき菜)も並べた。

午前:畑に出て葉ものや蕪のトンネルの裾上げ。
別の畑に移って茎ブロッコリィとキャベツを300~400本ずつ定植。先日畝立てしておいたのが大雨でかなり流れて低い畝になってしまったけど、気にせず植える。

薫は終日、葱の除草。

午後:ズッキーニの定植。
こちらも畝は立ててあり、苗を植え付けてホットキャップを被せ、寒冷紗のトンネルを掛けて終了。午前中に植えた茎ブロッコリィとキャベツの畝に、こちらは不織布をべた掛け。

明朝出荷分の収穫をして帰る。



真は初めてひとりで、自転車で図書館に行ってきた。
いまはまっているのが「三国志」のマンガで、今日も図書館にいる間に何巻か読み、その続きをまた何冊か借りてきた。これもたぶん2日くらいで読んでしまうだろう。
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就農見学と、お客さん見学。

2012年03月26日 | 農と暮らしの日記
小麦がこの1週間ほどで急に大きくなってきた。
一昨日から昨日の強い西風で東へ大きくなびいてしまっている(写真を撮った瞬間に風でなびいているのではなく、いまこの瞬間はほぼ無風なのにこんなふうに傾いています)。



月曜、予報は曇り時々雨、ところにより朝のうち雨か雪。
その「ところにより」が的中して午前中は降ったりやんだり。大雨でぐしゃぐしゃになった畑がせっかく一昨日昨日の強風で少し乾いてきたところだったのに、まさに元の黙阿弥。

朝:市街スーパーに今日も菜の花だけ出荷。
9時半過ぎにIさんご一行さま来訪。広島県在住、ママは西条出身の30代ご夫妻、ちびっこ3人とその従姉弟たちも一緒に。有機で就農される計画で先日の有機農業全国大会(広島県神石高原町)で初めてお会いして、これから一年間は広島で研修されるそうで、いろいろと情報交換。

午後:今度は野菜セットご希望の市内在住Fさん一家(3人)の初来訪。
いまはちょうどセットを休んでいるので4月からお届けすることになりそう。その前に畑を見に来ていただこうというわけで。

夕方:明朝出荷分の収穫とほうれん草の中耕作業。
戻って温室内で真と一緒にとうもろこしの種をポットに播く。



次の雨は金曜・土曜という週間予報。
木曜は午後から用事で出かけなければならないので、明日の火曜から水曜、木曜午前がこの春の種播き、植え付けの最盛期になりそう。今日みたいに予想外の雨が降らないよう祈るのみ。
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強風続き、果菜は移植開始。

2012年03月25日 | 農と暮らしの日記
またまたトンネルの写真で、今日はじゃが芋。
発芽が揃ったキタアカリ、畝の表面を手でガシャガシャっとかき混ぜて中耕・除草してあるので、今後しばらくは暖かいトンネルの中で生育するのを待つのみ。強い霜が降りるとちょっと心配だけれど、これだけ地上部が育っていれば地下の根も伸びているから致命的な被害にはならないはずだ。



日曜、予報は晴れだったけれど、雲も多く時々小雨。
相変わらず風が強いなかで晴れたり曇ったりだから、温室の温度管理に気が気でない。

朝:いつもより遅く7時過ぎからごはん。一年でいちばん遅いくらい。
というのは、渚と真がおばあちゃん(僕の母)と一緒に松山の従姉妹(お姉ちゃんがこんど高校進学)のところに出かけるので。出かけるのになぜゆっくりなのかというと、出かけるからバレーの練習に行かないので朝ごはんを急ぐ必要がない、というわけで。

午前:スーパー出荷に二人を載せて行き、市街のバス停で待ち合わせ。
10時前のバスで3人は松山へ。僕は戻って畑の見回り、強風で飛んだ不織布の掛け直し、トンネルの開放(閉め切りだと温度が高くなりすぎるので)などしてから家に戻り、温室内で果菜類の移植を開始。薫は畑で葱の草とり。

午後:引き続き果菜類の移植。
今日は茄子とピーマンの一部。床土は一度にたくさん配合ができないから、移植も少しずつ。

夕方:僕の実家に戻った渚と真を迎えに行く。
今日は松山でおばあちゃん、従姉妹とおじさん・おばさん(僕の兄夫婦)と一緒にお昼ごはんを食べたり買い物をしたりして楽しく過ごしたようだ。西条と松山は車で1時間ほどと近いけれど、従姉弟どうしで会うとなればその機会は年に一度か二度だ。



風は夕方になってようやく少し収まってきた。
まる二日間吹き荒れた強風でトンネルなどの手間はかかったけれど、畑は思いのほか乾いてきた。次の雨予報は金曜だから月・火・水・木とうまく時間を使って、遅れている春播き、春植えをどんどん進めたいところ。
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春の強風、旧のお節句。

2012年03月24日 | 農と暮らしの日記
未明からの強風で、定植したばかりのブロッコリィに被せていた不織布が飛んでしまった。
ブロッコリィそのものも風下に大きく傾き、なかには茎が折れたり葉がちぎれたりしまったものもある。

気象庁の記録を見ると、風速は最大10m、最大瞬間は19m。
不織布だけでなくトンネルも何本かが飛んだ。豌豆の支柱と網も垂直から20~30度ほど傾いている。

うちの畑はすべて南北に畝をとっている。
当地では西風が多く、それが今日のような強風だとトンネルなどはまともに風を受けてしまう。東西畝なら風は畝間をすり抜けていくけれど、日照を考えれば南北がいい。トンネルを掛けるものだけ東西にするというわけにもいかず、風の影響は織り込んでおかなければならない。



土曜、旧暦3月3日の雛祭り。
一日中、強い風が吹き、空は曇り時々晴れ、時々小雨。

朝:市街スーパーに出荷。
午前:薫と一緒に畑を見回り、支柱の一部が外れているだけというように被害の小さいトンネルから掛け直していく。不織布はべた掛けなのっで強風のなかで掛け直すそうとすると株そのものをさらに傷めてしまうおそれがあるので、とりあえず飛んでいるのを回収しておくだけ。1時間半ほどで終了。戻って机しごとしながら温室の管理も(強風のなかで晴れたり曇ったりなので温度管理が難しい)。

午後:再び畑に出て、トンネルと不織布の掛け直し。
風は思ったほど弱まらず、しかも今度は一人だから悪戦苦闘。2時間ほどでなんとかほとんどのトンネル・不織布を修復。春播き葱のところは多少寒くても大丈夫なので、明日完全に風が落ち着いてから掛け直すことにする。

1月下旬に植えたじゃが芋(キタアカリ)のトンネルも飛んだ。
それを直しながら手除草と中耕。本来ならトンネルをわざわざ裾上げしてする作業だから、飛んだついでにやってしまった。発芽がほぼ揃い、草もとれて最初の土寄せもできたから上々だ。

明日出荷分の収穫をして帰宅。



風はまだ収まらない。
明日は晴れて、月曜・火曜と朝は冷え込む予報。あれだけの強風にもかかわらず畑はまだ乾く兆しなし。
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終日大雨、机しごと。

2012年03月23日 | 農と暮らしの日記
セルトレイのトマトもそろそろ移植どき。
果菜類はもっと早い段階でポットに移植する人が多いようだ。セルトレイでなく苗箱に筋播きした場合はこんなに混み合う前に移植してしまうのが普通だろう。僕の場合はセル内である程度根が回って根鉢ができてから移植している。それでは遅いという人もいるし、セルの土が崩れるようでは早すぎるという人もいる。



金曜、予報通りほぼ終日の雨で、時折激しく降る。

朝:雨のなか収穫して戻り、荷作りしてから市街スーパーに出荷。
午前、午後とも温室の管理をしたりしながら机しごと。

夜:18時から市役所の支所で市グリーン・ツーリズム協議会の役員会。
来年度から行政の補助金がなくなることに伴い、組織・運営の体制や活動内容を改めて活動していくことについて話し合い、約2時間で終了。



雨は明日にはあがり、そのあとまた寒波の予報。
かなりの量が降ってしまい、そして寒くなるとなれば、春作の作業はまた遅れそう。

小中学校とも今日が修了式。
明日からは春休みで、渚は部活動のバレー三昧、真のバレーは学期中とほぼ同じだから昼間は暇をもてあましそう。

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卒業式は快晴、でも長靴で。

2012年03月22日 | 農と暮らしの日記
春播きの白菜も苗が生育中。
キャベツ、小松菜、ほうれん草、レタスなど他の葉もの野菜がたいてい夏秋播き(秋冬どり)と冬春播き(春・初夏どり)の両方を一定量するのに対して、白菜はほぼ秋冬どりのみで、例外的に「3月上旬播き・下旬トンネル定植の5月どり」だけ栽培している。

キャベツより育苗期間が短く早い時期に収穫できるので。
ただ、トウ立ちしやすく、毎年しっかり巻いて仕上がる率が低い(のはもちろん僕の技術不足)。収穫期間も半月ほどと短いから、「春のセットに白菜なんかありました?」というお客さんは多いはず。



木曜、予報通り雲は早朝にとれてほぼ一日中の快晴。気温も高め。
そして明日は大雨の予報が出ていて、となれば「畑でフル回転」の日和だ。

朝:8時前後に市街に出てスーパー出荷、種屋さん立ち寄り。

午前:温室で水やりなどして、9時半前に自転車で小学校へ。
今日は卒業式。飯盛会の代表で出席(今年も会長さんは仕事で出られないので代理で)。ワイシャツにネクタイしめてスーツ着て「さあ出発」と思ったら、革靴に紐を通しておくのを忘れていて、2~3分でそれくらいできるけど急いでいたから「えいや」で長靴はいて自転車に乗った。どのみち卒業式は屋内だから靴は関係ない。

急いだおかげで控室の校長室には一番乗り。
というか早すぎた。校長先生としばし歓談。他の来賓の方々も三々五々集まり、体育館に移動。10時から卒業証書授与式。昨年と同じく、ひとりずつ校長先生から卒業証書をもらい、その場で将来の夢や中学校での抱負をひとこと話す。卒業生、在校生(4・5年生)それぞれに別れの言葉と歌があり、いよいよ卒業生が退出する場面はやはり感動的だ。

今年は卒業生と在校生が一緒に歌った校歌がよかった。
毎年歌っているわけだけれど、いまの4年生が入学してから4年間、この4・5・6年生は何度一緒にこの校歌を歌っただろう。これがこの3学年で歌う最後だと意識した子がどれくらいいたかはわからないが、4年間の積み重ねが歌声の豊かさに感じられた。

校長先生が紹介された言葉。
「きみの中にはきみの知らないきみがいる。ぼくの中にはぼくの知らないぼくがいる」。いるいる、いっぱいいる。やっと小学校卒業、人生これからだもの。

11時半に式は終了。
見つからないように物陰で急いで長靴をはき、自転車でそのまま畑へ。トンネルを開放。かなり温度が上がっている。



午後:トラクタであちこち耕耘作業3時間ほど。
16時頃から管理機で畝立て、春のトンネルなし栽培一番手の葉ものと大根を少しずつ播いて日没。

あとは明日の雨を待つのみ。
降水確率100%。
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センバツ開幕、じゃが芋の除草。

2012年03月21日 | 農と暮らしの日記
毎日のようにトンネル栽培の写真でごめんなさい。
今日は朝から晴れて気温が上がったので、これまでは終日締め切ったままだったトンネルを初めて、日の高い3~4時間ほど写真のように裾上げした。手前の列は蕪、左(奥)の列は小松菜でそれぞれこの数日で急速に生育しているから、この勢いだと1週間後の3月末には「若どり」の葉もので出荷できるくらいになりそう。

何度か書いているように野菜セットは3月いっぱい休止中
就農以来初めての「端境(はざかい)休業」で藤田家族の野菜を継続的に使ってくださっているみなさんには本当に申し訳なく、そして勝手なこちらの都合にも、ひと月待って4月から「再開を楽しみにしてます」とご理解くださったみなさんに、本当に心から感謝感謝の早春、まずはこのトンネル栽培の「若どり小松菜」「若どり蕪の葉」も入れたセットをお届けできそうです。



水曜、ほぼ予報通り曇りのち晴れ。
朝は2℃前後の予報で霜注意報が出ていたけれど、幸い明け方は雲が多く当地では降霜なし。

高校野球の選抜大会が今日開幕。
残念ながら愛媛からの出場校はないが、しばらくは畑のラジオも野球三昧になりそう。

午前:7時台に市街に出てスーパーに出荷。
戻ってから畑に出て、冒頭のように小松菜と蕪のトンネル裾上げをしてから、じゃが芋の除草。トンネルを掛けてある一番手の作型で、こちらもトンネルを裾上げして、草をぐしゃぐしゃとかきまぜるやり方で。発芽率は60~70%ほどか。この段階で最初の草の始末ができれば、あとがかなり楽になる。

午後:引き続いてじゃがいもの除草作業。
途中で畑の見学というか打ち合わせというか来客あり。市内でフリーペーパーを発行されているHさん。就農当初からお付き合いさせて頂いているので、いろいろ話しているなかで盛りだくさんのエネルギーを頂く。

夜:19時半から市街の図書館会議室、ゆうき生協・地区会の運営委員会。
4/29の西条市産業文化フェスティバル出店に向けての話し合い。今年はテーマを絞り、「子どもたちに食べさせたい! 有機農産物&無添加の食材を扱う愛媛ゆうき生協が出店。パパ&ママ応援企画、プレママ&パパも来てね!」(仮)ということで準備を進めている。単に「ゆうき生協が出店を出します」というのでは弱いので、今回は対象を若いお父さんお母さんやこれから子どもを産み育てる人たち(世代)に、具体的な食品・食材を見てもらいながら、「食」についていろいろおしゃべりできる場を、という企画になった。

食べ物は「習慣」で選ぶというところが大きいと思う。
最初が大切で後々に行動を変えるのはとても大きなエネルギーがいる、ということは僕もよくわかる。僕なんか、ひとりだったらいつでもコンビニ&ファストフードの食生活に戻ってしまう可能性がある。

4/29当日の販売・展示等の内容はまたご案内します。



帰って来て、朝日新聞の別刷り「GLOBE」3/18号をようやく読んだ。
その中の単発記事に、先ほどのゆうき生協出店企画にも関係する記事があった。見出しは、「買い物で『おめでた』つつぬけ」。アメリカのあるスーパーの統計処理担当者が、店の客の購買記録からその人が妊娠している可能性を数値化するプログラムを開発し、それに基づいて出産・育児関連の商品を絞り込んで売り込むことで関連商品の売り上げが「爆発的に伸び」、店の増収にもつながったという記事。ネットの世界では最近のgoogleの件に限らずこんな仕組みの中で僕たちは生きている、という世の中になってしまっているようだ。

世界はかつての夢物語が現実のものになっている。
今日畑で聴いていたラジオでも、コンパクトデジタルカメラの通販の宣伝をやっていて、いろいろな便利な機能が満載ということがアピールされていたのだけれど、いちばんびっくりしたのは、たとえば子どもの写真を撮ろうとカメラを向けておけば、自動的にカメラが子どもの笑顔の瞬間を認知してシャッターを押してくれるという。子どもの顔が笑顔かどうかを、撮影者(たいていは親だろう)に代わってカメラが判断してくれるので撮り逃しがない、というのがこのカメラの「売り」なのだ。

この機能、実は驚くようなものではないのだろう。
おそらくすでにいろいろな場で施設の管理、セキュリティ機能として使われている技術で、僕が驚いたのはそれが「親が子を撮る」という極めてパーソナルな状況においてまで「売り」になるという「この世」に対して、だと思う。8,000円代+送料という価格で手に入る便利な機能。その代わりに何かが失われる、というような考えは完全に「時代遅れ」ということになっているのだろう、か?
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春分の日、渋谷系。

2012年03月20日 | 農と暮らしの日記
ズッキーニの苗が生育中。
今年は少し早めに種を播き、定植時はトンネルを掛ける予定。

ズッキーニは72穴のセルトレイで育苗している。
根が回るかどうかくらいの若苗で定植するやり方を4~5年続けていて、定植後の生育も収穫量もまずまずなのでこの方法でよいのだろうと思ってはいるのだけれど、同じ仲間の南瓜の種をカタログで見ていたら、「従来の○○(品種名)を改良し、セルトレイ育苗も可能になりました」というようなことが書かれているのを見つけた。ということは品種によってセルトレイに向くものとそうでないものとがあるということ。となると、ズッキーニも完璧に栽培できているわけではないから、育苗方法もセルトレイ利用で「問題なし」と決めつけるのは「問題あり」かも。



火曜、春分の日。曇り時々晴れ。
最近は祝日が月曜に移って3連休となることが多く、週の途中にぽんと休日が入るのは新鮮な感じがする。渚は部活動だが、真は体育館が卒業式準備で使えないのでバレーは休み。

朝:市街スーパーに出荷。
ついでに図書館によって本を返し、真の本を少し借り足す。

午前:温室の管理と育苗の種播き。
6月どりの玉レタス、7月どりの赤紫蘇(梅干し用)を200穴のプラグトレイに2枚ずつ。

午後:僕は温室内で育苗用の床土づくり。
携帯ラジオはNHK-FMの祝日特集「今日は一日○○三昧」で、今回は「渋谷系」。 僕は80年代末から90年代の初めまでの20代前半は渋谷区民でもあったのだけれど、その後の渋谷系全盛期(?)は中央線のほうに引っ越し(というのは全然関係ないが)、このジャンルの音楽もほとんど意識的には聴いていない。それでももちろん、曲がかかれば知っているものも多く、「おー、これがもう20年も前なんだっけ」と感慨にふけりつつレタスの種を播く。

ぽかぽかの 種播きに合う 渋谷系。



真と薫は内の小学生の歓迎送別ボウリング大会。
ボウリングは初めてという真は2ゲームの合計でグループ1位になり、商品を頂いてきた。



渚は夜、部活の先輩3年生たちのお別れ会で市内のお店へ。
保護者も3年生を中心に集まってにぎやかだったようだ。残る藤田家族3人組の晩ごはんは、渚の嫌いな食べ物ベスト2のアサリときのこをスパゲティにして。
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3/7~20.銀座三越フェアトレードカフェ。

2012年03月20日 | 農に関する情報
メキシコ・マヤ先住民生産者とのフェアトレードコーヒーのカフェが期間限定で出店されます。お食事は葉山の<3p.m.さんじ>さん。食材に藤田家族の野菜も少し使ってくださっています。ランチプレート、ランチBOX、デザートプレート・コーヒー付き、など。地下3階シェフズステージにて。
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雨続き、机仕事続き。

2012年03月19日 | 農と暮らしの日記
連日のトンネル内写真、今日のは大根。
10日ほど前にひと通りの草とりが終わり、この数日の暖かさもあってか生育が進んでいる。この時期の大根は上からトンネルを掛けるだけでなく畝にポリマルチを敷いて地温を確保するのが一般的だけれど、うちでは就農3年目頃からだったか、トンネルより傷みやすくて耐用年数の短いマルチは使うのをやめている。それなら、マルチのいらないくらい暖かくなってから播けばよい、かというとそれでは野菜セットに大根がない空白が生まれてしまうので(この大根があっても多少は空くかもしれない)、毎年この作型は続けている。



月曜、予報より雨雲がしっかりとかかり、昼過ぎまで雨。午後は曇り時々晴れ。

午前:菜の花を収穫して調製・荷造り、市街スーパー出荷。
ついでに図書館に本を返したりその他の用事も少しして帰宅。まだ雨なので机仕事。

午後:引き続いて机仕事。
青年農業者の作物別実践班の発表原稿を作っていて、普段あまり厳密にはしていない加工品の収支計算なんかで電卓を叩いていると、なかなかおもしろい。単価が高く利益率のよい儲かる商品だと思っていたものが諸々の経費を積んでいくと案外に利幅が薄く、一方でそっけない地味なものが手間もかからず確実に利益が出ている、というようなこともある。

うちの経営は基本的に野菜だから丼勘定になりがちだ。
野菜だから、などと言うと数字をしっかり見ている野菜農家さんたちには叱られそうだけど。資材をあまり使わない露地の有機栽培は草とりなどの労働費を考えなければ利幅は厚いという思い込みがある。だから、細かい金勘定よりとにかく品物を切らさずセットのお客さんに野菜を届けられるようにしっかり作ることのほうが大切だと考えていたけれど、安定的な生産のためにも無理なく働いて畑をうまく回していく計算が必要だということも、最近は考えるようになってきた(遅い)。



県内の公立高校では入学試験の合格発表があった。
今週は小中学校の卒業式もあり、また今年も巣立ちの季節。「秋入学」の動きも活発化しており、それはおそらくその方向で進んでいくのだろうけど、日本の春は本当に、社会的な区切りと季節感が合っているなと思う。
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雨、餅搗き、図書館。

2012年03月18日 | 農と暮らしの日記
トンネルのなかの小松菜が少しずつ大きくなっている。
ちょうど2週間前の写真と比べると、いっそう「小松菜」らしい姿になってきている。ただ、やはり葉の色が薄い。うちのトンネル栽培の葉ものはどうもこういう色になりがちで、生育後半に勢いがなくなってくる。今後はこまめにトンネルを開閉して順調に生育する環境を整えてやりたい。



日曜、予報では曇りのはずが、昼過ぎ頃まで雨。
雨の予報だった昨日は逆に晴れたから、そのぶん取り返すつもりかもしれない。気温は高い。

午前:7時台に市街に出て、スーパーに出荷。
帰りに畑によって蓬(よもぎ)を少し摘む。帰宅後、温室の管理は雨天だからさほど手間なく終わり、9時頃から餅搗きの準備。臼と杵を倉庫の奥から引っ張り出してきて洗っておく。

薫は渚のバレーボールの配車当番で今治に行ってとんぼ返り。
餅米を蒸したり餡子を用意したり。

11時過ぎから餅搗き
1升だから1回だけ。おおまかなところを僕が搗き、真とお友達の2人も小さな杵で手伝ってくれ、熱いうちに丸めてお昼頃までに片付けも含めて完了、そのまま試食も兼ねて昼ごはん。蓬餅も少しだけできた。



午後:真と一緒に市街に出て図書館へ。
小学校は卒業式の準備で体育館が使えず、しばらくはバレーボールの練習が休みになっているから真は暇でしょうがない。宿題も終わって、外は雨で遊びにいけないし、図書館で借りていた本も読み尽くし……ということで。滞在20分ほどでざっと本を選び、とって返す。真が借りたのはほとんどが歴史もののマンガ。織田信長、三国志、日本の歴史(弥生時代)、などをこたつにもぐって読みふける雨の午後。

僕も明日返さないといけない本を急いで読んでしまう。
薫はバレーボールのお迎え配車でまた今治へ。

夕方:晩ごはんの用意。
畑に残った冬のキャベツで回鍋肉、菜の花のおひたしを作り、昨日買ってきた鰆(さわら)のアラは薫が大根と炊いてある。
みんな帰って来て、いつもより少し早く19時前から晩ごはん。



明日は傘マークはないものの、週の前半は雲が多そう。
気温が高いわりには畑は乾きにくいかもしれない。次の雨までに春一番のトンネルなしの葉ものや葱苗などを播いてしまいたいのだけれど、もしかするとそれができないまま3月最終週に入るかもしれない。
そうなると、少し焦る。
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