38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

じゃが芋、発芽目立つ。

2008年03月31日 | 農と暮らしの日記
じゃが芋の芽が出始めている。
2月下旬に植えたもののうち、品種によって発芽の早いものがこの数日でほぼ発芽が揃ってきた感じ。もう少し葉が伸びるのを待って畝間に管理機を入れ、除草と最初の軽い土寄せをする予定。ただこの「待って」いるうちに草はどんどん伸びてくる。そうこうしている間に他の仕事が次々に出てきて、いつの間にかその作業が“後手後手”になってしまっている、というのが昨年、一昨年、だった。



月曜、3月最終日。
朝:6時過ぎから出荷準備、ごはん、市街出荷、納品、買い物(種など)。
午前:夏の果菜類を追加で種播き(温室内での育苗)。
午後:明朝出荷ぶんの収穫、調整など。19時前あがり、ごはん。



4月に入ったら播こうと思っていた種を一気に購入。
市内の種屋さん2軒を“はしご”。欲しい品種が必ずそこにあるわけではなく、あればそれを買い、なくても店に並ぶ種袋を手にとって説明書きを読んだり種屋さんの話を聞いたりして「それなら」というものがあればそれを買い、それでも「やっぱりあれが欲しいからネットで買おう」というものもある。

予報はくもり、実際には小雨が時々。
明日から土曜までは安定した天気のようだが、月はじめは出荷が多いので、畑しごとはあまりはかどらない見込み。それでもそろそろ晴れが続いてほしい季節になってきた。温室内も苗の占める面積が増えてきている。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、葉つき新玉葱、ほうれん草、春キャベツ、菜の花(白菜または小松菜)、ブロッコリィ側花蕾、サニーレタス、リーフレタス、など。
※春キャベツ、まだ小さいけれど端境対策で出荷開始。
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日曜、雨、セットなし。

2008年03月30日 | 農と暮らしの日記
枝豆の芽が出始めた。
6月にビールのつまみになる予定の枝豆。あ、豆ごはんでもいいですが。温室内の育苗箱で。



日曜、目が覚めると、外は予報通りの雨。
朝:ごはんのあと、まずスーパー出荷用の収穫に出て、遅めの市街出荷。
午前:明朝出荷ぶんの収穫、荷造り。終日雨の予報なので泥だらけになる前に。
午後:伝票書き、経理関係の机しごと、など。



野菜セットのない日曜、そして雨。
この組み合わせはかなり気持ちがよい。正月を除いて休みなく出荷のある藤田家だが、それでも野菜セットがないというのはかなり気分的に余裕が出る。しかもそれが日曜なら子どもたちも休みだし、そのうえに雨となれば、少なくとも日中でも2~3時間は畑しごとから離れられる。

予報では雨は明朝いったんあがり、また夕方に降るらしい。
3月も明日が最終日。
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ニュース、あれこれ。

2008年03月30日 | 農に関する情報
■3/30(日)有機農業入門講座(東京・渋谷)。懇親会あり!
■3/28(金)~30(日)全日本中学生バドミントン選手権(福岡)に西条北中から選手出場!
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早播き人参、除草。

2008年03月29日 | 農と暮らしの日記
保温用のトンネルの中で発芽した人参。
種を播いてすぐにトンネルを被せ、今日までずっとそのままにしていたのだが、いよいよどうやら草も出てきて、そろそろ……というところで今日の午後、時間が少しできたので、約2時間の除草作業。手前が草をとったところ、そしてその奥はずっとまだ草だらけ、である。



土曜日、明日は「終日雨」の予報が出ている。
朝:朝食のあと、8時台にいつも通りの市街出荷、納品。
午前:雨を前に里芋を植える予定の畑の耕耘、畝立て、マルチ張り。
午後:早播き人参(トンネル)の除草。
夕方:明朝出荷ぶんの収穫。18時半あがり、晩ごはん。



3月後半は2~3日おきに雨が降る。
この季節がこれほど雨の多い季節だというのは、農業を始めて(家庭菜園を含めて)から知った。4月に雨が多く、入学したばかりの一年生が、慣れない道を慣れない制服で通う朝、この春の雨が憂鬱さを増しているんじゃないかと思ったのは、社会人一年生の頃に、慣れない革靴で地下鉄の階段を上り下りし、その狭い地上の出入り口で折り畳み傘を扱うときだった……ような気もする。



とにかく雨が降り出す前にと、里芋畑の準備。
すでに何度かトラクタを入れている畑で仕上げの耕耘をし、管理機で畝を立て、そのうえで薫とマルチを張る(去年と同じ感じ)。約2時間で6列ぶん、のべ150mをとりあえず。まだまだ残りがあるが、それはまた後日。子どもたちは別の畑で土筆をとってきて戻り、かたわらでその袴とり。昼をだいぶん過ぎるので、薫が持ってきたおにぎりで腹をつなぐ。



<本日は野菜セットなし>
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果菜苗の、草とり。

2008年03月28日 | 農と暮らしの日記
トマトの苗の草をとる。割り箸で。
育苗土の状態や、苗箱を置いた温床の温度や日照などが均一でないためだろう、発芽がばらばらだったが、ようやくなんとか出る芽は出た(出ない芽はもう出そうにない)というところまで来た。

そしたら、今度は草だ。
昨日の雨で畑にはすぐ入れないので、温室内でこのトマトのほか、茄子、ピーマン類の苗箱を一斉に除草する。畑の土を混ぜているので草はしょうがない。あらかじめ熱消毒などして草の種もやっつけてしまうのが本当なのかもしれないけれど。

育苗に、割り箸は便利だ。
種播きのときにもセルトレイに植え穴をあけるのに使う。ごはんを食べるときと同じように箸2本を普通に持ち、2粒ぶんずつ開けていく。幅や深さを思い通りに調節できるのがいい。トマトの草をとっていたら、こんなに小さいのにもう、トマトの香りがした。



金曜、雨上がりで快晴の予報。
朝:市街出荷、納品は保育園、スーパー、野菜セット。ついでに買い物。
午前:野菜セットの出荷。毎日のことだが、合間に温室の管理。
午後:果菜類の苗の除草。
夕方:キャベツ、ブロッコリィ、レタス類の定植。明朝ぶんの収穫。



この季節は、温室の苗が次々に仕上がってくる。
一方で外の天気は3日続けて晴れない菜種梅雨。畑が乾くのを待って耕耘、畝立て、そして苗の植え付けまでやってしまわなければまたすぐ次の雨が来る。雨のあとに植えてもいいけれど、直後では土をこねてしまうので、しばらく待ったほうがいい……けれど、そのタイミングだと次の耕耘、畝立て、マルチ張りと重なってしまい、苗がたまってきてしまう。

今日は2月中旬に播いたキャベツ、ブロッコリィ、下旬に播いたレタス類。
早めに耕耘して畝立てしておいたキャベツの畝は、その後の強雨でたたかれ、表面が塗り壁のように固くなってしまっている。いちどレーキでそれをほぐしてから、植え穴をあけて植える。

ブロッコリィは一昨日畝立てしたところ。
こちらは昨夜の弱い雨でほどよく湿り、最高の状態。レタスもきのう畝立てしてマルチをはったあと。ただ、こちらはマルチのために雨が十分に乾かず、植え穴がかなり湿っていて若干こねる感じの植え付け。今日は結局、キャベツ、ブロッコリィ、レタス類あわせて約500本。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、葉つき玉葱、ほうれん草、白菜の花、サニーレタス、リーフレタス、など。
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冬の葱の種を播く。

2008年03月27日 | 農と暮らしの日記
藤田家族、春の食卓の定番、菜の花のスパゲティ。
これは小松菜の花で、茎の食感がしっかりしていておいしい。小松菜の花はまだまだとれるはずなのだけれど、春夏作に備えて畑を早めに片付けておきたいので、うちとしては珍しく、かなり早めにトラクタを入れてしまった。



木曜、今日は昼過ぎか夕方から雨、という予報。
朝:春休みに入ってややのんびりした朝食のあと、市街出荷、納品。
午前:雨が降り出す前にと、セット出荷を薫に任せてトラクタの作業。
午後:人参の追加の種播き、葱の育苗の種播き、レタスの畝のマルチ敷き。
夕方:明朝ぶんの収穫、あちこちの畑のこまごまとした手入れ。
夜、予報よりやや遅れたが、雨が降り始める。



雨が降る、というと仕事がはかどる。
ふだん気が抜けているわけではないと思うけれど、「雨の前に」と思うとむだな動きが少なくなる気がする。あるいは、必要最低限のことを割り切って、8割がたの仕事で妥協する、というような部分もあるかもしれない。

とにかく、人参と葱の種を播くことができてよかった。
とくに、葱は昨年、一昨年より少し遅れていたので、この期を逃して4月に入ってしまうと、ちょっと焦るところ。今日は昨年のメインの品種と、他に2品種を播いた。苗床にして、のべ300メートル。1cmで1本の苗がとれるとして、3万本……という計算だが、さてさてどうなるか。7月に移植、収穫の本番は冬である。

もう1品種、きょう播きたい葱があった。
だけれどそれは種をネットで注文して、なかなか来ないと思っていたら一緒に頼んだ種の準備が遅れている、というので、それはあとでいいから先に葱だけでも送ってほしいといったら、今夜になって届いた。ひと足違い。これは後日また別のところにでも播くことにする。



県の農政普及課から2件の調査。
ひとつは「有機農業者」としての、もうひとつは「担い手」としてのもの。いずれも経営面積や販売実績などを聞かれる。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、葉つき玉葱、ほうれん草、ブロッコリィ側花蕾、菜の花、サニーレタス、リーフレタス、など。
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地産の春の食卓。

2008年03月27日 | 農と暮らしの日記
今夜の食卓、季節の天ぷら、である。
手前から「まんがら農園」野満さんの椎茸、「ちろりん農園」西川さんのカリフラワー、うちのブロッコリィ(と、添えもののサニーレタスもうちの)、そして、レモンは有機JASブルーベリーで有名な伊藤さんの。すべて西条産・有機、である(地粉、油、塩は違います…)。あ、衣にたまご入ってた? としたら西川さんのです。



水曜、今日から渚も春休み。
朝:ごはんのあと8時発で市街出荷、納品(保育園、スーパー)。
午前:管理だけさせてもらっている畑の草とり。
午後:育苗の種播き、レタス類の定植、明朝出荷ぶんの収穫。18時半あがり。
夜:ごはんのあと、明朝の出荷準備、机しごとなど。
日中ほぼ晴れ、夕方から強風。



レタスを植えようとしたら思わぬ強風。
マルチが浮き上がって植えにくいし、苗にも条件がよくないのでやめようかとも思ったけれど、とりわけレタスは苗が老化しないうちにさっさと植えたほうがいいようだし、明日以降もばたばたしそうだし、ということで決行。サンチュとグリーンリーフを少しずつ。

明日は夕方からまた雨の予報。
いよいよ3月中に済ませておきたい仕事がタイムリミット……。あす木曜は忙しくなりそう。
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地域の農地を、みんなで。

2008年03月25日 | 農と暮らしの日記
『土と健康』という月刊誌。
日本有機農業研究会が発行しており、僕も就農前から購読している。その最新号(3月号)は、一般の方にもおすすめの内容です。

特集のテーマが「地域の農地をみんなで耕そう」。
グループで田んぼを借りて米を作る人々、休耕地で有機野菜を育て、スーパーやレストランに出荷する仲間たち、共同生活しながら就農めざして腕を磨く若者たち……。また、ふだんは野菜セットを宅配してもらう農場に時どき手伝いに行く米国の事例(Community-Supported Agriculture)も。

有機農業はプロの農家だけの仕事ではない、と思う。
「食の自立」の観点から、食べる人たち自身が「農」にもっと関わることがいま求められている。有機農業、とくに少量多品目の露地野菜づくりは消費者にも最も身近な農のスタイル。みなさん、一緒に耕しましょう!

なお、この号には藤田家族の紹介もしていただいてます。
「熱き心くん」という新規就農者や研修中の方が登場するページ。40歳すぎて「くん」でもないだろうけど、就農2年終わったところ、ということで、ぎりぎりセーフ?



火曜日、渚は小学校の修了式。
朝:市街の保育園、スーパーなど出荷、納品。
午前:収穫・調整、荷造り~野菜セット配達(新居浜)。
午後:来客(近隣市の市政関係の方々)、トラクタ作業、明朝分の収穫。
日中は晴れ、日没後に予報通りの小雨。



新居浜への配達は新規のお客さんあり。
職場への配達だったので立ち話しかできなかったけれど、畑の見学に近々来ていただけそうなので楽しみだ。

午後の来客はこちらもとても勉強になった。
どうやら地域の農業の後継者を育てるために行政としてはどんな施策が求められているかの調査の一環、のようだ。その市は産業全体に占める農業の比重が西条市より小さい。休耕地も増えているようだが、「大規模化」のしにくい地形であり、さりとて他産業があれば農業はいらないということはありえないので、いまここで何か手を打たなければ……という危機感があるように思われた。

就農2年たったばかりの僕がとくに訴えるようなことはない。
ただ、畑も見ていただきながらちょっとしゃべったのは、最近あちこちで言っていることだけれど、兼業農家というシステム、初期投資の少ない新規就農、地域自給、といったことが大切だということ。そして、必要なのは農業政策よりも消費者意識の変革のための政策であること。地元の農産物、地元の農地、地元の農業者が「宝」であると思ってもらえるように、ということ。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、葉つき新玉葱、ほうれん草、ブロッコリィ側花蕾、サニーレタス、リーフレタス、など。
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春の息吹、草の勢い。

2008年03月24日 | 農と暮らしの日記
冬のほうれん草、小松菜、蕪の畑の現在。
2月上旬にはこんな感じだったところ。中央が先週までに蕪を取り終えた畝で、右側はそれと同時、11月上旬に種を播いたほうれん草と小松菜。いずれも大半を出荷することができた(花が見えるところは小松菜の生育不良だった部分)。

左側の緑濃く見えるところはいま収穫中のほうれん草が2列。
その合間に小松菜。いずれも11月下旬播きだけれど、小松菜のほうはかなりとり残したままトウ立ちしてしまい、今日、とりあえず地上部分だけ刈り腹っておいた。とにかく草の勢いが強い。このほうれん草も早めにとってしまって、畑全体をきれいに片付けたいところだが、春播きのほうれん草がまだまだ先のようなので、トウ立ちをおそれながら、少しずつ出荷する毎日である。

野菜の状態が最良のときに一気に出荷するのが一般的な農家のスタイル。
だとすると、できるだけ浮き沈みなく野菜を届けたい藤田家族のような「提携」のスタイル(野菜セット)では、野菜の状態を多少犠牲にすることもある。もちろん、「浮き沈みなく」「最良の状態で」を両立させることが目標なのだが、どちらかというと、「浮き沈みなく」のほうに比重を置くのがうちのスタイルだと思う。



月曜の朝、市街出荷のあとは今週も市内西部、小松方面の配達。
その流れで今日は、「まんがら農園」の野満さんのところにおじゃまする。考えてみると、クルマで行くのは初めてだ。とするとかなり久しぶり。まだ就農する前に、自転車で1時間以上もかけて行ったんだっけ。だけど就農してからも行ったことがあるような気がする。

とにかく、まんがら農園は気持ちのいいところ。
とくに今回は、椎茸や山菜を栽培したり、果樹にも取り組んでいるという裏の山も見せていただいた。休耕していた昔からの棚田を開墾した不耕起の田畑や、古い家を夫婦ふたりで手入れして素敵な空間にした住まい、そしてその裏山……。すべてが気持ちよくつながっている。「有機」って、本当はこういうことなんだろうなと思う。農薬や化学肥料を使わないというのは本当に限られた一面。突然の来客になんともいえない笑顔を振りまいてくれた聡太くんも、ありがとう。



午後、明朝出荷ぶんの収穫。
戻って温室内でまた育苗の播種。日没前にまた畑に出て、レタスの畝で若干の手入れをする。植えた苗が小さいため、ビニルマルチの穴の中に葉がうずもれてしまっているのを引っ張り出す。畝をきれいに均して、しかもマルチをしっかり引っ張って敷けばよいのだが、畝はでこぼこ、マルチの張り方もルーズ、ということでマルチが風に浮き上がってしまい、小さな苗がテントに入り込むようになってしまう。そのままでは蒸し焼きになってしまいそうなので、葉をひとつひとつ引っ張り出しておく。



<本日の野菜セット>例
人参、里芋、大根(最終)、ほうれん草、ブロッコリィ(小)、花白菜、菜の花(小松菜)、サニーレタス&リーフレタス、葉つき新玉葱、など。
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ニュース、あれこれ。

2008年03月24日 | 農に関する情報
■3/24(月)昼11:55~日本テレビ系「思いっきりイイ!!テレビ」の「食材バカ一代」で、1粒300円のイチゴ「レッド・パール」(西条市の築山隆明さん)登場! 西条市青年農業者協議会の会長です。予告編?は、ここ
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雨の日曜、ゆったりと。

2008年03月23日 | 農と暮らしの日記
育苗中の茄子(手前)とピーマン(奥)。
発芽したばかりの頃は茄子、ピーマン、さらにトマトもほとんど見分けがつかないのに、本葉が出始めると、もうそれなりの姿と色になってきている。takeさんも書いているように、あの小さな種から、この小さな苗から、ひと夏にあれほどたくさんの実を成らせるまでになるのだから、野菜というのは本当にすごい。



日曜の朝、ごはんの前に7時からトラクタで約1時間。
予報では午前中に降り始めるというので、きのう急用が入ってできなかった畑の片付けに。朝起きて降っていたら諦めようと思って布団に入ったが、幸い予定の場所を片付け終えて帰る頃にしっかりと降り始めた。

ごはんのあと市街出荷。
戻って、今日はこのあとも雨がわかっているので、濡れながら明朝ぶんの収穫を早めに済ませる。数時間の鮮度の差より、泥つきが激しくなる前に。昼をはさんで調整、荷造りまで済ませ、お茶の時間にはあがって机しごと。大相撲の千秋楽は横綱どうしの決戦を朝青龍が制す。

甲子園は、雨は大丈夫なのだろうか。
ネットでようすを見てみると、いまは「一球速報」というのが見られるようだ。あすはいよいよ、愛媛の今治西が登場(第4試合、相手は長野日大)。夜通し降ったら、試合は難しいかも。



<本日、野菜セットなし>
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初夏のキャベツ、定植。

2008年03月22日 | 農と暮らしの日記
初夏どりのキャベツ、定植開始。
これのひとつ前、春どりのキャベツは冬越しの栽培で4月から5月上旬の収穫予定、このところ急速に巻いてきた、それを追いかけるように育っていくのがこの春播き、初夏どりのキャベツ。2月上旬に温床で種を播いて、ひと月後のいまごろに植え付け、収穫は6月いっぱいの予定。

去年はもう少し早く植えたようだ。
苗の感じはいまこうして写真を見ると似ている。けれど今年のほうが葉の数はしっかり4枚半くらいまで育っていて、しかもセルトレイにしては大きくなっている。肥料分が多すぎたのかもしれない、いずれにしてもやや徒長気味で、軟弱な感じ。今日は2品種あわせて約250本植え付け。キャベツはまだ育苗中の苗もあり、またブロッコリィもこれから。



土曜の朝、ごはんの前に市街出荷、納品。
このところのスーパーはほうれん草と菜の花、人参、里芋(親芋、小芋)というシンプルな品揃え。葉ものは毎日ほぼ完売、根菜類は日によって波があるけれど、売れ残れば翌日か翌々日には売れるという感じで、鮮度のいいうちに、わりとうまく回転している。

朝食後、午前中は温室内で種播き。
レタス類をまた少しずつ追加して播き、その他あれこれ初めてつくるものやら何やかやを少しずつ。ラジオは春のセンバツ甲子園の開会式。愛媛からは今治西である。



午後、冒頭の定植。
キャベツと一緒に先日の続きでレタス類もまた少し植える。薫と真は隣の畑で人参の収穫。そろそろ人参も終わりの季節だが、畑にはまだまだある。足りない野菜は足りないといって困り、余る野菜は余るといって困る。

植え付け終了後、明朝ぶんの収穫へ。
スーパーの葉ものと、明日からの雨を見越して里芋を数日ぶんの見積もりで、コンテナ軽く4つぶん掘り上げて帰宅、したら、お好み焼きのいいにおいがしている。いい音も。冬のキャベツは出荷が終わり、1個200gほどの小さくて出荷用にならないのを3つ4つ最後にとってきていたので、冬の終わりの記念みたいな感じでお好み焼きなのである。次のお好み焼きはいつだろう。春キャベツの終わるGWごろ?



予報の雨は明日昼から午前中へと前倒し気味。
トラクタを入れたい畑がまだいくつかあるが、それがかなうかどうかは、明日朝起きてみてのこと。夕方、畑を見回っていると、じゃが芋がいくつか発芽していた。
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雨の谷間、温室しごと。

2008年03月21日 | 農と暮らしの日記
トンネルの中で成育中の蕪(かぶ)。
トンネルの中なので種を播いてからほとんど見てなかった。そしたら、発芽はまばら、草もけっこう出てる、おまけに虫喰いまである……。とくに発芽が……、というかたぶん播種機の具合があまりよくなくて、種がしっかり落ちてなかったのだろう。間引きの手間はいらないようだが、これでは収量も上がらなそう。



金曜、朝はいつも通りの市街出荷、納品。
戻って今日はほぼ終日、温室内での作業。外は青空なのだが、一昨日の雨がかなりの量だったので畑に機械は入れられず、また、明日は土曜で出荷はスーパーと保育園だけで収穫も夕方にささっと済ませられるので、こんなときしかできない(こんなときでもないと、やる気が起きない)、“片付け系”のしごと、である。育苗のトレイを並べる場所がだんだん足りなくなってきたので、温室の北側の列をきれいにして、また、育苗土を配合しておく(畑の土、赤玉土、一昨年の温床の腐葉土、ボカシ肥料など)。

温室の外では真がごぼうを掘っている。
なぜだかここにごぼうが自然に生えていて、暖かくなったらまた葉が伸びてきたのを真が見つけ、せっせと掘り出す。おかげでお昼はキンピラごぼうが食卓に乗った。畑に種を播いたら草に負けたりしてうまくできないごぼうが、この端境期に勝手にできてくれてありがたい。

野菜セットの受け取りに、援農Sさん来訪。
落花生をやってみたいというので、僕もやってみようと真似して計画中。そろそろ種をどこかで手に入れなければ。落花生は千葉が本場だそうで、その千葉でも落花生といえば八街(やちまた)で、八街といえば僕にとってはここ、中村自然農園である。一度1時間ほど訪ねただけ、一度お会いしただけ、それも「サラリーマンの仕事」で、だったのだけれど、いまの「藤田家族」の“デザイン”に大きなヒントをくれた有機菜園である。

日記も読み出したら大変。
自分のブログ書いてる場合じゃなくなってしまう。僕のブログの「百姓志願」も、そうだ、どうやらここから来ているのだ、『百姓志願』(自然食通信社)。

午後は温室で育苗の種播き。
レタス類をまた追加で少しずつ、枝豆(6月にとるつもりの早生の茶豆)、それと、takeさんのブログを見て「やってみようかなぁ」と思った鷹の爪も初めて少し播いてみる。ま、自家用ですが。

種を播きながら、ラジオは大相撲だ。
昨日1敗した朝青龍が28連勝中の琴光喜に破れて連敗。琴光喜は愛媛ではなく愛知県出身だけど小結になったくらいからなぜだか応援しているので、素直にガッツポーズ。横綱には「強いやつ」でいてほしいけれど、場所の終盤はやっぱり、優勝争いがおもしろいほうがいい。



夕方、薫、渚、真はお出かけ。
渚のバレーボールの年度末の打ち上げ?とかで。なので僕はいつもより長く畑しごと。6時まで上記の種播きをしてから明朝出荷ぶんの収穫に出る。7時前まで収穫して、さすがに暗くて見えなくなったので終了。

晩ごはんは、だからひとりである。
ひとりの晩ごはん、何がいいかって、そりゃ、食べながらじゃなくて、まず酒が飲めることだ。圧力鍋で玄米炊きながら、パソコンでブログ打ちながら飲める。って、酒飲みみたいに読めてしまうかもしれないが、そうではなく、先にちょっと飲んでから、のんびり食卓を調え、うきうきと箸を進めるわけである。みんなで「いただきま~す!」ももちろんいいけど、これもいい。「いいこと」って、ひとつだけじゃない。あ、長くなりました、記事が長くなるのはいいことじゃないかも。
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キケンな、“早どり”セット。

2008年03月20日 | 農と暮らしの日記
今週の野菜セットの一例。
早春の端境で苦しいセットが続いているのは事実なのだが、いよいよ苦しまぎれの“早どり”“試しどり”セットになってきた。だから一見にぎやかでも、あとで野菜が足りなくなって困るかもしれない、“キケン”なセットである。

ちなみに内容はこんな感じ。
写真下の人参0.5kg250円(雨で泥だらけのため例外的に洗った)、下の里芋0.5kg250円、以下なんとなく時計まわりに、大根(状態悪いので値引き)1.0kg100円、ブロッコリィ側花蕾0.2kg120円、ほうれん草2束分0.6kg360円、リーフレタスとサニーレタスの小さいのセットO.4kg320円、葉つき新玉葱5個0.9kg360円、花白菜0.5kg100円、菜の花0.15kg120円、以上で約2,000円。



木曜、春分の日の朝もいつも通りの市街出荷、配達。
帰りに薫が役員をしている子ども会の行事で予約していたシュークリームを受け取り、会場に届ける。午前中、野菜セットの調整、荷造り、追加の収穫、セットの仕上げ。午後も続き。

畑はとくに大きな問題なし。
今朝までの大雨で畝間の谷の部分が浸水しているところもあるが、用水から流れ込んだりしている箇所はない模様でひと安心。ただ、この周辺の田んぼはけっこう水に浸かっていて、そのまま代掻きができそうなくらい。……とか思いながら軽トラを走らせていたら、本当に代掻きが始まっている田んぼがある。3月下旬、もう早生の田んぼはそんな頃合いである。うちは6月田植えなので、まだまだです



<本日の野菜セット>例
ほぼ冒頭の通り。
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2008年早春の野菜セット。

2008年03月20日 | 「藤田家族」の野菜の購入
春の端境期のセットの例です。
大根はそろそろ終わり、4月に入ると人参、里芋も少なくなります。代わりに春キャベツや各種のまびき菜が入り始める予定。ご注文方法やセットの仕組みについてはこのカテゴリの他の記事をご覧ください。また、お気軽に当園までお問い合せください。
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