38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

雨のあいまに、秋作急ぐ。

2017年09月26日 | 農と暮らしの日記
庭先の苗床がにぎやかになってきた。
にぎやかになってくるだけではだめで、次々に畑に出していかなければならない。

ところが、先週の台風とその直後にまた降ってしまった雨で畑がなかなか乾かない。
というところに、またあす水曜から雨の予報が出ているので、もう完璧の状態はあきらめて、半乾きの田をトラクタで耕耘。さらさらにはほど遠く、だまだまになりながらの整地は泣きそうになるけど仕方ない。これを逃せば9月が終わってしまう。

きのうは荷造りを仕上げたあと、配達を薫に行ってもらい、まず秋じゃがをどうにかこうにか植え付け。
きょうも、朝一番できのうの秋じゃがの残り畝に在庫のミニミニじゃが芋を植えてから荷造り、配達を薫に委ねてあちこち耕耘。
そこにキャベツ、レタス類を植え、大根も播いた。なんとか日没までに最低限。

それでも、この時期のアブラナ科はかなりの部分を虫にやられる可能性が高い。
だからといって9月の作付けゼロで10月を迎えるのは背負う荷物が大き過ぎるので、作業が終わってもいまひとつ晴れ晴れ感がない。
まあ、きょう半日の余裕があってよかった。これできょうの昼から雨だったら、虫にやられるやられない以前のことになってしまうわけなので。



日、月、火は出荷作業と上記の作付けとでばたばたと。
畑はいよいよ端境期の様相が濃くなってきた。胡瓜、三尺ささげがほぼ終了し、オクラと茄子も台風以降は収量が大幅にへっている。
そして、秋の野菜は最初に書いたとおり作付けが始まったばかりだから、形になるのはまだまだ先だ。

<最近の野菜セットの例>
じゃが芋、島オクラ、つるむらさき、モロヘイヤ、人参まびき菜。
セットにより、さつま芋、南瓜、長茄子、胡瓜B品、空芯菜などから。


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彼岸花咲き、金木犀香る。

2017年09月23日 | 農と暮らしの日記
この数日で、畦の彼岸花が一斉に咲いた。
秋分の日で彼岸の中日。春の桜もそうだけど、植物の季節感覚(?)には本当に感心させられる。

奥の緑は先日も状況を載せた人参。
台風の大雨で叩かれたが、どうにか乗り切って生育が進んでいる。
赤い根の部分がもう5cmを超え、太さが2、3mmmというものもあり、まびきが追いつかない。

台風18号は高知から徳島、兵庫から北陸、日本海へと進んだ。
今回も石鎚のおかげで当地の被害はかなり抑えられたように思われる。ただ、これほど長く吹き降りが続いたのは久しぶりで、市内全域に避難準備情報が出た。翌日、翌々日も冠水したままの田んぼも街中では見かけたが、飯岡あたりはやはり丘陵だからか、水はわりと早くひいたようす。

翌朝、田んぼ(畑)を見に行ったら、すでに水は引いていた。
どこから流れて来たのかと思うようなあれこれが圃場内に散らかっていたけど、まあまあこの程度で済めばいいほうだ。このあたりの言葉でいえば「ことなかった」。胡瓜と三尺ささげの支柱が一部倒れたけど、そろそろ収穫も終わりだし、オクラや茄子も樹そのものが大きく傾いたが、しばらく眠ったあと、たぶんまた目を覚まし、少しずつ実をつけ始めるだろう。
空芯菜は風雨に叩かれて葉が切り刻まれ、新葉が伸びるまでひと休み。



台風で延びた町内の大般若と一斉清掃が今朝(土曜)あった。
8時開始。いつもは日曜なので若い人も多いのだけど、きょうは働き盛りの参加が少なく(50になった僕が一番若いくらい)、代わりにその親世代が出てきてくれているから、般若さんを担ぐのもちょっと大変。
清掃は台風で川や水路が自然にきれいになったので、全体的には楽な作業。

今朝、金木犀がほのかに香った。

この1週間弱、天気はおおむね曇り時々晴れ。
きのう金曜は昼前後に雨という予報だったのが朝から降り始め、夕方までしとしと降ったあと、夜にまた大雨となった。台風の畑が乾かないうちにまたたっぷりと水を吸ってしまったから、秋作の準備が進まない。といって、台風の前に植えていたらたぶんめちゃくくちゃになっていただろうし。
早い秋の訪れで喜んでいたが、なかなかうまくいかないものだ。



北朝鮮をめぐる国際情勢は予断を許さない日が続く。
対話か圧力かという議論もにぎやかだが、いずれにせよ各国が彼の国に何を求めているのかが素人の自分にはよくわからない。核兵器の開発をやめろといっても、圧力がかかればかかるほど向こうは身の危険を感じるわけだから開発をやめるわけにいかないだろうし、対話をいう国も何を求めて(何を譲って)対話しようというのか、これはメディアの責任かもしれないが、どうも情報が少ない。

相手が悪いのだと責めても賠償金がとれるわけでもなく、自分がけがをしたのでは仕方がない。
狂っていると評価する相手の行動を圧力で変えさせようというのは無理がある気がするが、それでもそれしか方法がないのだろうか。

<最近の野菜セットの例>
じゃが芋、胡瓜B品、長茄子、島オクラ、つるむらさき、モロヘイヤ、人参まびき菜。
セットにより、さつま芋、南瓜、三尺ささげ、空芯菜、穂じそなどから。
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世の中3連休、台風18号。

2017年09月17日 | 農と暮らしの日記
モロヘイヤ。
60g入りで税込み128円、フジグラン西条にて。

花が咲き始めているので収穫時にひとつひとつとるのだけど、つぼみがあって、出荷後にそれが咲いてしまう。
調理するときに摘んでください。

あちこちのレシピを見ると、葉を摘んで使うとされているけど、茎も食べられます。
包丁で葉も茎も細かく刻み、トロトロしてくると、それがモロヘイヤの栄養分。



きのう、17日(日)に台風18号が四国を通過。
当初の予報から南寄り(東寄り)に進んでくれたので、またまた石鎚山のおかげで当地への影響は軽減された。
ありがたや、ありがたや。

日曜、午前中はほとんど雨も風もなし。
翌日出荷の野菜を前もって収穫。畑の台風の備えをあれこれ。まあそんなにやることはない。自然が相手なので。

最接近は午後3時頃から7時頃まで。
家にも北東から雨がたたきつけた。西条、新居浜では1時間に70mmか80mmくらいだったらしい。

夜9時を過ぎると、再び静穏。
加茂川の水位が上がってくると実家がちょっと心配なので待機(飲まないという意味)。
ネットで情報を見つつ机しごとして、23時頃、まあ大丈夫そうかなということで晩ごはん。



薫は遅い夏休みで大阪の実家にかけあし帰省中。
部活が台風でなくなった真も予定変更で同行し、たぶん中ノ島でブリューゲル展とかに行っている。

ひとりだとごはんが適当になるな。
小鯵を醤油で炊いたのと、モロヘイヤのスープと冷奴。
ひとり居酒屋状態。これもなかなかよい。

朝はサンドイッチにした。
冷蔵庫にB品の胡瓜があり、夏に無理やり栽培したちょっと苦いレタスがある。無えんせきのベーコンを買ってきて。
ひとり新聞読みながらカフェオレで。これもかなりよい。

<最近のフジグラン西条>
モロヘイヤ、つるむらさき、空芯菜。
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葉ものに新顔、台風接近。

2017年09月16日 | 農と暮らしの日記
最近の野菜セットに入っている、葉ものたち。
左上のつるむらさき、下がモロヘイヤ右で右が空芯菜。これがいわゆる「夏の葉もの3兄弟」で、7月から10月まで入り続ける。
うちの食卓にも入れかわり登場し、まあしょうがないから、繰り返し食べる。

朝晩が少し涼しくなった8月末から9月上旬頃、いったん虫にやられた。
バッタの子どもみたいなのや親みたいなのや。毎年のことなので、もうあんまり採れないかなと思っていたら、この数日は再びきれいになってきた。
果菜類が疲れてきたところなので、助かる助かる助かる!

そこにさらに新顔、右下の人参まびき菜。
昨日あたりから入れ始め、野菜セットがほんの少し彩りにぎやかに。
助かる助かる助かる助かる!

8月頭に播いて、草をとりながらどうにか発芽が揃い、初期の段階ではとりあえず草にも負けず、いまがまさに、まびきどき。
だけど、作業が追いつかない。出荷だけだとさばききれないので、まびくだけで捨てるものも当然あるわけだけど、それでも作業時間が足りない。
ここでしっかりまびき、後から出た草もしっかりとれば、いい人参がとれるんだけど。

3兄弟はフジグラン西条でも並べています。
いずれも1袋128円。つるむらさきは㎏単価800円、空芯菜は1,200円、モロヘイヤは2,000円。
飲食店など業務用に単品販売もしております。お気軽にお声かけください。



金曜、世の中3連休の初日。9月も前半が終わった。
台風18号が接近しており、今回は西日本を縦断して日本海に出る進路予報のようだ。

前回書いた11日からの記録。
畑仕事は、11日の夜に大雨が降ったからほとんどできず、出荷が中心。

きょう15日は、朝から小雨が降ったりやんだり。風はほとんどなし。
台風はあす九州のどこかに上陸し、四国にもかなり接近または上陸する見込み。

作業場まわりや苗床など家の周辺を片づけて台風に備える。
フジグランの出荷のあと、ほぼ終日の机仕事、夕方に収穫。



ソフトバンクが優勝、広島は破れて同日Vならず。
みなさま、台風には油断せず、くれぐれもお気をつけください。
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秋来る。人参とりあえず。

2017年09月11日 | 農と暮らしの日記
今回は派手に休みました。
3週間近く。そろそろまずい感じなので、久々の更新です。
みんな元気です。さぼっていただけです。



人参の本葉が伸びてきて、テントウムシも元気に活動中。
ナナホシテントウは野菜畑にとっては大歓迎の客。肉食なので、草食の優しいニジュウヤホシやアブラムシをやっつけてくれる。というか、単に美味しく食べてるだけだと思いますが。

この人参は2度目に播種したもの。
7月に播いた1回目のは結局発芽が揃わず混ぜかえし、その跡地に8月上旬に播き直したのがこれ。その次に別の畑に播いたのは連日の水やりの甲斐なく、まったく発芽せず。

そして、4回目の人参を今朝播いた。
これはもう年が明けてから、たぶん2、3月に収穫・出荷するもの。上記の写真の人参がこの秋冬の前半分、今日播いたのが後半分という感じ。量としてはぎりぎりだけど、まあ仕方がない。
夏播きの人参は本当に難しい。



8月下旬から今日までの変化をざっと。
いよいよ本当に秋になったこと。朝番本当に涼しい。空気が乾いている。

この夏は暑かったといえば暑かった。
だけど、雲が多く、畑がからからに乾いてどうしようもないというようなことはなかった。人参の発芽の水やりを除いて、収穫中の野菜に水やりをすることなどはほとんどなかったから、体力的にも時間的にも助かった。
そして、こんな早くに秋らしくなり、なんだか単純に生き物として喜びである。

ブログ休み中もたまには写真を撮っている。
もし時間があったらだけど、ちょこちょことアップしておこうか。無理か。
まあ、ちょこちょこのぞいてみてください。



米国の同時多発テロから16年。

<最近の野菜セットの例>
果菜は胡瓜、長茄子、オクラ、三尺ささげ、枝豆から3~5種。
葉ものはつるむらさき、モロヘイヤ、空芯菜から2~3種。
セットによってほかに、じゃが芋、さつま芋の試し掘り。

<最近のフジグラン西条>
モロヘイヤ、空芯菜、オクラなどから。
よく売れた78円の胡瓜はいったん終了。ありがとうございました。
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強力小麦の全粒粉、できました。

2017年09月01日 | 「藤田家族」の野菜の購入
愛媛県産(西条市飯岡産)の強力小麦「ゆめかおり」の全粒粉、販売開始します。

藤田家族の他の野菜・大豆などと同じく無農薬・無化学肥料栽培。ただし、有機JAS認証は取得していません。
1kg・税込1,000円(送料別。販売単位は1kgより。個人の方でお試しの場合は500gも可)。要冷蔵保存。

パン用に開発された品種ですが、スコーンや焼き菓子など様々な用途にお使いいただけます。
なお、白く製粉した「ゆめかおり」、中力の「農林61号」(全粒粉)も販売予定。お問い合わせください。
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